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未来のために
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「父上!!」
一番乗りでやって来たのは次男のダミアン。
魔塔の長、魔当主である彼は、以前自分も使用していたものと同じ馴染みのローブをひるがえしながら姿を現した。我が兄から団長職を引き継いだ長男ケインズ。そして、国政をある程度終わらせてやって来た娘のセレスティン。
まぁ、言いたい事はわかるがな…
「何で母上を引き留めてくださらなかったんですか?会ってほんのわずかでも声をお聞きしたかったのに。」
「父上ばかり狡いです。」
「必死で国政を任されてるのに!」
『まぁまぁ』と宥めながら苦笑いだ。
母親に会いたい気持ちもわかるからな。
身体はここで横たわって、まるで眠っているように…ここに来れば会えるが、実際に会話したい気持ちも理解できるのだから…
「サヤカも忙しいようだったからな。だが、後少しだ。例の扉を完全に閉め消失させる。そしてあの神にこの世界から去っていただく。その為に、今が最も大切な時期なんだ。しかも、君たちの従兄弟が窮地に晒されているからね。」
それだけ告げれば、子供達も理解できる。
彼等なりに情報を得ながら、お互いに情報交換し、いかに有利に事を運ぶか模索して実行支援しているのだから。
「今回現れた場所は、今まで継承して来た記録とは全く違いうからな。」
「今までは上空だっただろう?確か父上の時もそうだったはず。」
「あぁ、私の時も上空だったよ。海上であったけれどね。」
「確か、湿原や山脈地帯上空と言うのは有りましたが、洞窟内は初めてだと記憶しています。」
そう、今回出現したのは我が国南東部に位置するアルングスト山脈内の洞窟だ。
なぜそこに出現したのかはわからないが…
「現在、聖女の活躍で…と言うか、従兄弟殿の活躍のおかげで多くの地域が浄化されているから、魔獣被害はかなり減少されている。魔素溜まりが減って来たお陰だがな。だが、洞窟内は魔素が溜まりやすい絶好な場所であるから…」
「扉が開きかけているのか?」
「あぁ、報告では現在三割ほど開いているらしい。魔塔や騎士団から魔術師や魔導士。そして、騎士団からは、魔人族の者を重点に配備させてある。」
「あぁ、その方が良いだろう。もし急激に開いた場合にまず小悪魔供が飛び出てくるからな。そしてやがては大物が…魔人族の方が対処しやすいだろう。」
過去を思い出してそう伝えた。
あの時も急激に開き出した。
ユウリと沙也加のおかげで対処できたが、もし彼女達がいない時にあの様に開き始めていたら…
背筋がゾッとする。
「で、母上からの情報ですが…」
「あぁ、これだ。」
彼女が持って来た物から複製した物を懐から出して見せる。
彼女に以前渡しておいた記録を写す魔道具で、例のノートを取っておいてくれていた。
それを私が複製本とした。元はノートだったらしいが…今手に持つのは…立派な本だな。
「これは…」
ダミアンがペラペラとページを捲り速読していく。
それを横から二人が覗き込み、読み取っていく。
「不思議な内容ですね。実際に起こっていることと類似している箇所が多い。横に描き直しているのは、修正した箇所でしょうか?」
「あぁ、サヤカが言うには、カルロスの前世の記憶を先に年代別…時の流れの様に記録して、実際に起こったことなどを横に記録されているらしい。カルロスはサヤカと同じ異世界の知識を持つ『転生者』らしい。」
「『転生者』ですか?そう言えば、過去の魔塔の記録保管庫の禁書区域の中の一冊に『転生者』の記録がありました。その中に記載されていたのは、一つはこの世界の『転生』とされる物です。人生のやり直しと言いましょうか…後は、全くの異世界からの『転生』です。異世界で生まれ育った者がそこで亡くなり、その記憶を持ってこの世界に生まれ落ちた。ただ、従兄弟殿…カルロスの様に詳しくは記憶していなかった様です。まるで虫食いの様な感じで記憶されていて…そのおかげで魔道具研究や魔法陣研究が飛躍的に発展しましたが…」
そう言えば、そんな記録があったか…だが、今回のとは全くの別物と言えるだろう。
それぐらい大きな差があった。
「気になる箇所は数箇所ありますが…まず最初はこの未遂事件ですね。この通りにならずに済んで良かったと思いますよ。この様な事をしようと考えそうな人物ではありますが、実際に行われていたとしたら…そく極刑にしてやりたいぐらいです。」
「あぁ、そうだな。」
「後、他にも気になる点は多いにありますが…この洞窟。これは例の?」
「多分そうだろう。」
「こちらの掴んでいる情報では、従兄弟…カルロスが現在濡れ衣を着せられて姿を隠している…と言うか、消えてしまって消息が掴めておらず、それに関連して彼の国の王弟であるジャディール殿下が魔力暴走を起こして消息が途絶えています。その時、聖女アイが側に居たようですが…彼女の力は使われていない様です。その場面がこの文章の場面に類似していますね。」
そう言って指さしているのは、洞窟内でカルロスが魔に取り憑かれた行動をし、番であるジャディール殿下に打ち捨てられる場面だ。それにより魔力暴走を引き起こして、聖女の力で癒される場面。聖女を番とし、共に扉に向かうか…だが実際は、あのディアブロがカルロスを何処かに連れ去り、居なくなった番に悲観してジャディール殿下が魔力暴走。何故その場に姿を現せられたのかはわからないが、聖女アイが姿を現せた。ただ、聖女の力を使う前にジャディール殿下が姿を消したらしい。聖女アイは、同じ巡礼メンバーであるルディウス•ロザリアンと共に戻ったらしいが…
「だとしたら、この場面にかなり近づいていると言う事ですよね。なら、洞窟近くに私も待機して、いざという時の対応を!」
「いゃ、俺が行こう。お前は城で待機だ。女帝であるお前に何かあれば困る。」
「そうですよ。兄上の言う通りです。勿論私も行きますけどね。父上は?」
「そうだな…もしそうであれば…」
「そうであれば?」
確かあの未来視では…妻が、沙也加が目覚める…
「時が来れば私も行こう。テントにはクッション多めの休める場所…そうだな、ベッドが必要か~」
「え?ベッドですか??」
「あぁ、その辺りは私が準備して持っていけば良いか。ならば…」
ニヤッと笑って、各々ですぐさま行動する様に子供達に言い聞かせた。
少し不平不満な表情を見せたが、そこは父親としての権限を行使させてもらおう。
一番乗りでやって来たのは次男のダミアン。
魔塔の長、魔当主である彼は、以前自分も使用していたものと同じ馴染みのローブをひるがえしながら姿を現した。我が兄から団長職を引き継いだ長男ケインズ。そして、国政をある程度終わらせてやって来た娘のセレスティン。
まぁ、言いたい事はわかるがな…
「何で母上を引き留めてくださらなかったんですか?会ってほんのわずかでも声をお聞きしたかったのに。」
「父上ばかり狡いです。」
「必死で国政を任されてるのに!」
『まぁまぁ』と宥めながら苦笑いだ。
母親に会いたい気持ちもわかるからな。
身体はここで横たわって、まるで眠っているように…ここに来れば会えるが、実際に会話したい気持ちも理解できるのだから…
「サヤカも忙しいようだったからな。だが、後少しだ。例の扉を完全に閉め消失させる。そしてあの神にこの世界から去っていただく。その為に、今が最も大切な時期なんだ。しかも、君たちの従兄弟が窮地に晒されているからね。」
それだけ告げれば、子供達も理解できる。
彼等なりに情報を得ながら、お互いに情報交換し、いかに有利に事を運ぶか模索して実行支援しているのだから。
「今回現れた場所は、今まで継承して来た記録とは全く違いうからな。」
「今までは上空だっただろう?確か父上の時もそうだったはず。」
「あぁ、私の時も上空だったよ。海上であったけれどね。」
「確か、湿原や山脈地帯上空と言うのは有りましたが、洞窟内は初めてだと記憶しています。」
そう、今回出現したのは我が国南東部に位置するアルングスト山脈内の洞窟だ。
なぜそこに出現したのかはわからないが…
「現在、聖女の活躍で…と言うか、従兄弟殿の活躍のおかげで多くの地域が浄化されているから、魔獣被害はかなり減少されている。魔素溜まりが減って来たお陰だがな。だが、洞窟内は魔素が溜まりやすい絶好な場所であるから…」
「扉が開きかけているのか?」
「あぁ、報告では現在三割ほど開いているらしい。魔塔や騎士団から魔術師や魔導士。そして、騎士団からは、魔人族の者を重点に配備させてある。」
「あぁ、その方が良いだろう。もし急激に開いた場合にまず小悪魔供が飛び出てくるからな。そしてやがては大物が…魔人族の方が対処しやすいだろう。」
過去を思い出してそう伝えた。
あの時も急激に開き出した。
ユウリと沙也加のおかげで対処できたが、もし彼女達がいない時にあの様に開き始めていたら…
背筋がゾッとする。
「で、母上からの情報ですが…」
「あぁ、これだ。」
彼女が持って来た物から複製した物を懐から出して見せる。
彼女に以前渡しておいた記録を写す魔道具で、例のノートを取っておいてくれていた。
それを私が複製本とした。元はノートだったらしいが…今手に持つのは…立派な本だな。
「これは…」
ダミアンがペラペラとページを捲り速読していく。
それを横から二人が覗き込み、読み取っていく。
「不思議な内容ですね。実際に起こっていることと類似している箇所が多い。横に描き直しているのは、修正した箇所でしょうか?」
「あぁ、サヤカが言うには、カルロスの前世の記憶を先に年代別…時の流れの様に記録して、実際に起こったことなどを横に記録されているらしい。カルロスはサヤカと同じ異世界の知識を持つ『転生者』らしい。」
「『転生者』ですか?そう言えば、過去の魔塔の記録保管庫の禁書区域の中の一冊に『転生者』の記録がありました。その中に記載されていたのは、一つはこの世界の『転生』とされる物です。人生のやり直しと言いましょうか…後は、全くの異世界からの『転生』です。異世界で生まれ育った者がそこで亡くなり、その記憶を持ってこの世界に生まれ落ちた。ただ、従兄弟殿…カルロスの様に詳しくは記憶していなかった様です。まるで虫食いの様な感じで記憶されていて…そのおかげで魔道具研究や魔法陣研究が飛躍的に発展しましたが…」
そう言えば、そんな記録があったか…だが、今回のとは全くの別物と言えるだろう。
それぐらい大きな差があった。
「気になる箇所は数箇所ありますが…まず最初はこの未遂事件ですね。この通りにならずに済んで良かったと思いますよ。この様な事をしようと考えそうな人物ではありますが、実際に行われていたとしたら…そく極刑にしてやりたいぐらいです。」
「あぁ、そうだな。」
「後、他にも気になる点は多いにありますが…この洞窟。これは例の?」
「多分そうだろう。」
「こちらの掴んでいる情報では、従兄弟…カルロスが現在濡れ衣を着せられて姿を隠している…と言うか、消えてしまって消息が掴めておらず、それに関連して彼の国の王弟であるジャディール殿下が魔力暴走を起こして消息が途絶えています。その時、聖女アイが側に居たようですが…彼女の力は使われていない様です。その場面がこの文章の場面に類似していますね。」
そう言って指さしているのは、洞窟内でカルロスが魔に取り憑かれた行動をし、番であるジャディール殿下に打ち捨てられる場面だ。それにより魔力暴走を引き起こして、聖女の力で癒される場面。聖女を番とし、共に扉に向かうか…だが実際は、あのディアブロがカルロスを何処かに連れ去り、居なくなった番に悲観してジャディール殿下が魔力暴走。何故その場に姿を現せられたのかはわからないが、聖女アイが姿を現せた。ただ、聖女の力を使う前にジャディール殿下が姿を消したらしい。聖女アイは、同じ巡礼メンバーであるルディウス•ロザリアンと共に戻ったらしいが…
「だとしたら、この場面にかなり近づいていると言う事ですよね。なら、洞窟近くに私も待機して、いざという時の対応を!」
「いゃ、俺が行こう。お前は城で待機だ。女帝であるお前に何かあれば困る。」
「そうですよ。兄上の言う通りです。勿論私も行きますけどね。父上は?」
「そうだな…もしそうであれば…」
「そうであれば?」
確かあの未来視では…妻が、沙也加が目覚める…
「時が来れば私も行こう。テントにはクッション多めの休める場所…そうだな、ベッドが必要か~」
「え?ベッドですか??」
「あぁ、その辺りは私が準備して持っていけば良いか。ならば…」
ニヤッと笑って、各々ですぐさま行動する様に子供達に言い聞かせた。
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