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扉
扉から
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それはいきなり起こった。
あと数段登れば扉に手が届くぐらいに彼らが登り詰めた時、勢いよく扉が開いた。
バーンと大きな爆発音と共に開ききり、そこから無数の腕と思われる物が伸びていく。
ある腕は扉を掴み、体を這い出して出ようとし、ある腕は何かを掴もうと…
エドワード達は急いで剣を抜き応戦する。
ディアブロは、防御魔法を駆使しながら応戦していた。
あの場所では足場も悪く不利な状況だ。
だからと言って、扉を開けたままでは次々と…
隙間から出てきたのか、小さな黒い物が飛び出して、近くの騎士達に襲いかかっていく。
この映像は確か…
なら、どうするべきかは決まっている。
「ユーリ、私と一緒に来て。あれを締めないと。」
「閉めるってどうやって~~~」
妹の腕を掴み駆け足で階段を登る。
妹も訳がわからないけれど、とりあえず従ってくれていた。
「この世界の二神。お願いだから扉の所まで無事に行かせて!!」
思わず天を見上げて叫んでしまう。
この世界の住民は二神を祀っている。
光と闇の二神だ。黄金の髪にオパールの様な瞳の神が光の神と銀色の髪にオパールの瞳の神が闇の神。
光の神は自身をリーミエ。闇の神はカーミエ。
だが、この他にも現在二人の神が関与している。
その神の名を、他者は知らないから、あえて声をあげて祈らなかった。
そう、アルメルアとシルメール
アルメルア神は多分手助けしてくれるだろう。シルメール神は邪魔してくる可能性が高いが…
祈りが届いたのか、不思議なことに扉までの道が開いた。
エドワード達が応戦しているが、彼らの間に二人が駆け上がれるぐらいに…
間を駆け抜ける。
エドワード達が手を伸ばして私たちを庇おうとするが、それは叶わないようだった。
でも…
ディアブロは何となく理解してくれているようだった。
不思議だと思うが、今は…
扉に近づくと、不思議と伸び出してきていた手が引っ込んでいく。
少し暴れているようにも見えるが…
既に出てきてしまっている異様な物達。多分これが『悪魔』と呼ばれる物達だろう。それらはエドワード達を襲うが、私達を襲ってくる事はなかった。
多少腕とかにかすめる事はあってでもだ…
伸びてきていた手が扉の内側に戻ったところで、二人で扉を閉めようと頑張ってみる。
勢いよく開いたのに、閉める時はかなりの抵抗が…
しかも、自分達の魔力が奪われていくのか脱力感が半端なかった…
あと数段登れば扉に手が届くぐらいに彼らが登り詰めた時、勢いよく扉が開いた。
バーンと大きな爆発音と共に開ききり、そこから無数の腕と思われる物が伸びていく。
ある腕は扉を掴み、体を這い出して出ようとし、ある腕は何かを掴もうと…
エドワード達は急いで剣を抜き応戦する。
ディアブロは、防御魔法を駆使しながら応戦していた。
あの場所では足場も悪く不利な状況だ。
だからと言って、扉を開けたままでは次々と…
隙間から出てきたのか、小さな黒い物が飛び出して、近くの騎士達に襲いかかっていく。
この映像は確か…
なら、どうするべきかは決まっている。
「ユーリ、私と一緒に来て。あれを締めないと。」
「閉めるってどうやって~~~」
妹の腕を掴み駆け足で階段を登る。
妹も訳がわからないけれど、とりあえず従ってくれていた。
「この世界の二神。お願いだから扉の所まで無事に行かせて!!」
思わず天を見上げて叫んでしまう。
この世界の住民は二神を祀っている。
光と闇の二神だ。黄金の髪にオパールの様な瞳の神が光の神と銀色の髪にオパールの瞳の神が闇の神。
光の神は自身をリーミエ。闇の神はカーミエ。
だが、この他にも現在二人の神が関与している。
その神の名を、他者は知らないから、あえて声をあげて祈らなかった。
そう、アルメルアとシルメール
アルメルア神は多分手助けしてくれるだろう。シルメール神は邪魔してくる可能性が高いが…
祈りが届いたのか、不思議なことに扉までの道が開いた。
エドワード達が応戦しているが、彼らの間に二人が駆け上がれるぐらいに…
間を駆け抜ける。
エドワード達が手を伸ばして私たちを庇おうとするが、それは叶わないようだった。
でも…
ディアブロは何となく理解してくれているようだった。
不思議だと思うが、今は…
扉に近づくと、不思議と伸び出してきていた手が引っ込んでいく。
少し暴れているようにも見えるが…
既に出てきてしまっている異様な物達。多分これが『悪魔』と呼ばれる物達だろう。それらはエドワード達を襲うが、私達を襲ってくる事はなかった。
多少腕とかにかすめる事はあってでもだ…
伸びてきていた手が扉の内側に戻ったところで、二人で扉を閉めようと頑張ってみる。
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しかも、自分達の魔力が奪われていくのか脱力感が半端なかった…
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