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扉
障壁の向こう
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今回はあの空間に行く事は出来なかったし、髪と名乗る二神にもお会いする事が出来なかったし。
勿論、同行してくれていたみんなもだ。
ただ神に祈り、心を落ち着かせてきただけとも言える。
まぁ、それも大切な事だとリシャールが言ってくれ、皆んなが頷いていたから、それでよしと言うことにした。
でも…
気になるのはあの…
はぁ…………
大きなため息を吐き、少し意気消沈している私を皆んなが宥めるように、少し街中を歩こうと言う話になって、散策することになった。
神殿周辺とあって、神殿関係の物。そう、捧げ物を取り扱う店が多かったが、中には飲食関係やお土産屋さんなども軒を並べていた。
建物内に店舗を構えている所もあれば、露店もある。
「これ、美味しいんですよね。」
そう言って、串焼きを人数分買ってきてくれて頬張りもした。
リシャールも聖職者であるが、旅慣れしているせいもあり、平気で立ち食いを楽しんでいた。
「これは、魔物の肉を塩胡椒で味付けしただけです。結構美味しいですよ。」
「こっちは果汁たっぷりのジュース。向こうに酒も売っていたな。」
うん、オズバンとディオルグが豪快に飲食している。
手に持っているのは、アルコールですね。
リシャールもちゃっかりアルコールですか…
私に持たされているのはりんごのジュース。
エレンのは…
「私のは、りんごの果樹酒です。」
「私だけジュースなのね…」
「そうですね。お酒飲ませて、もしもの事があれば、エドワードに殺されますから。」
「そうそう、酔って頬を染めていたなんて知れたら、後が恐ろしいからな…」
「エドワードが側にいたら、飲めたかもしれませんが、今はいないので、諦めてください。」
まぁ、ここでは成人年齢でも、向こうでは未成年。
飲んだことなはいけど…興味はあったのにな…
この世界で、皆んなが飲んでいても、勧められてもエドワードは飲ませてくれませんでした。
まぁ、一度やらかしたみたいですが、記憶にありません。
エレンが言うには、一度料理の中にお酒が使われていたらしく。お菓子の中だったか?
うん、そこの辺りも覚えていない。
美味しくいただいて、どうも頬を染めて笑顔を振り撒いていたらしい。
で、エドワードに回収されて部屋で介抱されていたとか…
着替えはエレンがしてくれたらしいんだけど、それ以外はエドワードが甲斐甲斐しくお世話をしてくれていたらしい。
それからは、料理もエドワードかエレンが毒味して、(アルコールの確認だろうね)食事が取れれる状態だ。
今もエレンがそうしてくれている。
まぁ、同じ物を食べているから、毒味という気もしないんだけどね…
そうこうしながら、今はいないエドワードのお土産も買って(彼の国でお土産も変かもしれないけど)城に戻った。
うん、楽しかったな…
今度はエドワードも一緒にと呟いた。
勿論、同行してくれていたみんなもだ。
ただ神に祈り、心を落ち着かせてきただけとも言える。
まぁ、それも大切な事だとリシャールが言ってくれ、皆んなが頷いていたから、それでよしと言うことにした。
でも…
気になるのはあの…
はぁ…………
大きなため息を吐き、少し意気消沈している私を皆んなが宥めるように、少し街中を歩こうと言う話になって、散策することになった。
神殿周辺とあって、神殿関係の物。そう、捧げ物を取り扱う店が多かったが、中には飲食関係やお土産屋さんなども軒を並べていた。
建物内に店舗を構えている所もあれば、露店もある。
「これ、美味しいんですよね。」
そう言って、串焼きを人数分買ってきてくれて頬張りもした。
リシャールも聖職者であるが、旅慣れしているせいもあり、平気で立ち食いを楽しんでいた。
「これは、魔物の肉を塩胡椒で味付けしただけです。結構美味しいですよ。」
「こっちは果汁たっぷりのジュース。向こうに酒も売っていたな。」
うん、オズバンとディオルグが豪快に飲食している。
手に持っているのは、アルコールですね。
リシャールもちゃっかりアルコールですか…
私に持たされているのはりんごのジュース。
エレンのは…
「私のは、りんごの果樹酒です。」
「私だけジュースなのね…」
「そうですね。お酒飲ませて、もしもの事があれば、エドワードに殺されますから。」
「そうそう、酔って頬を染めていたなんて知れたら、後が恐ろしいからな…」
「エドワードが側にいたら、飲めたかもしれませんが、今はいないので、諦めてください。」
まぁ、ここでは成人年齢でも、向こうでは未成年。
飲んだことなはいけど…興味はあったのにな…
この世界で、皆んなが飲んでいても、勧められてもエドワードは飲ませてくれませんでした。
まぁ、一度やらかしたみたいですが、記憶にありません。
エレンが言うには、一度料理の中にお酒が使われていたらしく。お菓子の中だったか?
うん、そこの辺りも覚えていない。
美味しくいただいて、どうも頬を染めて笑顔を振り撒いていたらしい。
で、エドワードに回収されて部屋で介抱されていたとか…
着替えはエレンがしてくれたらしいんだけど、それ以外はエドワードが甲斐甲斐しくお世話をしてくれていたらしい。
それからは、料理もエドワードかエレンが毒味して、(アルコールの確認だろうね)食事が取れれる状態だ。
今もエレンがそうしてくれている。
まぁ、同じ物を食べているから、毒味という気もしないんだけどね…
そうこうしながら、今はいないエドワードのお土産も買って(彼の国でお土産も変かもしれないけど)城に戻った。
うん、楽しかったな…
今度はエドワードも一緒にと呟いた。
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