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聖女巡礼の旅
聖地巡礼
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いきなりの告白に何とも言えない…
どう対応したら良いのだろうか…
確かに、他のメンバーよりも身直に(エレンさんを除いて)大切に接してもらっていたし、守られていた。
私が聖女としての業務遂行の為とも思っていた事も多々あった。
だけど、それが『運命の番』だから??
「サヤカ、『運命の番』だからだけではない。確かに『運命の番』で気になる者は多いし、それでパートナーとして求める者も多い。否定はしない。が、自分はそれだけでは無い」
そう言いながら、私の両頬を掌で捉えてるてじっくりと目を合わされた。
自国が今回も扉出現の脅威に晒され、過去の記録の様に瘴気が蔓延して、魔獣被害の増加が酷く、悪魔がこの地に降り立つ恐怖に震える国民を、国を代表として儀式に参加した事。そして、その時に降り立った自分に対して一目惚れしたと話した。それが『番』としての自覚でないとは言い切れないが、神からの巡礼メンバーに選出されて印をいただき『番』として接することができないと判断して一旦気持ちを封印したと話してくれた。
人族は他種族に魔力をスムーズに引き渡せる。下手すれば、番と勘違いされるぐらいにだ。
他種族から人族に渡す場合は、薬や魔法具で多少の緩和はされるがゼロではない。
それをベースとしての説明で、聖女が浄化中などで魔力枯渇や治療が必要時、巡礼期間中、神から贈られた印を持つ者は聖女に違和感なく魔力譲渡が可能であるから、『番』の説明が出来にくい。
よって、他の者達よりも魔力量が多い自分は、初めは見守る側に徹しようと考えたのだと言われた。
だが、私と接することでの思いが募り、私自身を……
言われて自分の中に落とし込みながら身悶えてしまう。
ここまで思われた事は初めてだ。
だから、他の人よりも多く側にいて見守り助けてくれて、私自身も………
ボンと音が鳴りそうなぐらい頭の中が混乱する。
嬉しいやら恥ずかしいやらだ。
妹も、あの男性と同じ様になって、感じて…
そうだ、今は私の事じゃなくて、妹の事だ。
ついつい…
恋愛初心者の私だから、どうしたら良いのかわからない。
小説や漫画、ドラマの様には…行かないから混乱が大きくなる。
「落ち着いて。」
そういうと、私の頬に額に瞼にと唇の雨が振り下ろされてくる。
チュッとリップ音をさせながら甘やかされて落ち着かす様に宥められ、最後に唇が重なった。
思わず両手で唇を押さえてしまう。
「ふっ…ファーストキス~~~」
「ふふっ、そうなんだ。嬉しい。」
そう言ってとろけそうに微笑んだ後、キリッと表情を引き締めた。
「だから、君の大切な妹の事も任せて」
そう言うと、ぎゅーっと抱きしめられて何やら呟かれた…
意識が………
そのまま瞼が重くなって、意識を飛ばした。
どう対応したら良いのだろうか…
確かに、他のメンバーよりも身直に(エレンさんを除いて)大切に接してもらっていたし、守られていた。
私が聖女としての業務遂行の為とも思っていた事も多々あった。
だけど、それが『運命の番』だから??
「サヤカ、『運命の番』だからだけではない。確かに『運命の番』で気になる者は多いし、それでパートナーとして求める者も多い。否定はしない。が、自分はそれだけでは無い」
そう言いながら、私の両頬を掌で捉えてるてじっくりと目を合わされた。
自国が今回も扉出現の脅威に晒され、過去の記録の様に瘴気が蔓延して、魔獣被害の増加が酷く、悪魔がこの地に降り立つ恐怖に震える国民を、国を代表として儀式に参加した事。そして、その時に降り立った自分に対して一目惚れしたと話した。それが『番』としての自覚でないとは言い切れないが、神からの巡礼メンバーに選出されて印をいただき『番』として接することができないと判断して一旦気持ちを封印したと話してくれた。
人族は他種族に魔力をスムーズに引き渡せる。下手すれば、番と勘違いされるぐらいにだ。
他種族から人族に渡す場合は、薬や魔法具で多少の緩和はされるがゼロではない。
それをベースとしての説明で、聖女が浄化中などで魔力枯渇や治療が必要時、巡礼期間中、神から贈られた印を持つ者は聖女に違和感なく魔力譲渡が可能であるから、『番』の説明が出来にくい。
よって、他の者達よりも魔力量が多い自分は、初めは見守る側に徹しようと考えたのだと言われた。
だが、私と接することでの思いが募り、私自身を……
言われて自分の中に落とし込みながら身悶えてしまう。
ここまで思われた事は初めてだ。
だから、他の人よりも多く側にいて見守り助けてくれて、私自身も………
ボンと音が鳴りそうなぐらい頭の中が混乱する。
嬉しいやら恥ずかしいやらだ。
妹も、あの男性と同じ様になって、感じて…
そうだ、今は私の事じゃなくて、妹の事だ。
ついつい…
恋愛初心者の私だから、どうしたら良いのかわからない。
小説や漫画、ドラマの様には…行かないから混乱が大きくなる。
「落ち着いて。」
そういうと、私の頬に額に瞼にと唇の雨が振り下ろされてくる。
チュッとリップ音をさせながら甘やかされて落ち着かす様に宥められ、最後に唇が重なった。
思わず両手で唇を押さえてしまう。
「ふっ…ファーストキス~~~」
「ふふっ、そうなんだ。嬉しい。」
そう言ってとろけそうに微笑んだ後、キリッと表情を引き締めた。
「だから、君の大切な妹の事も任せて」
そう言うと、ぎゅーっと抱きしめられて何やら呟かれた…
意識が………
そのまま瞼が重くなって、意識を飛ばした。
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