異世界で聖女活動しています。〜シスコン聖女の奮闘記〜

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聖女巡礼の旅

聖地巡礼

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「大丈夫か?」

そう言って、ゆっくりと起こされる。
体を支えられて起き上がり、ふわふわと浮かび上がって移動してきた水が入ったコップを受け取り一口飲む。

さっきのは何だったのだろうか?
全然訳がわからなかった。
ただ、分かった事は、この世界の神の事情で妹も呼ばれた事。
そして、二神以外のものが妨害をしているという事。
妹は、今は危機的状態であろうが、それは無事助けられるという事だけだった。

妨害されたから、詳しいことを教えてもらえれなかったのだろう。
浄化さえ上手くできれば…多分、二神の力が強くなり、もっと詳しい事を教えてくれるのだろうと確信した。


後は、『加護』とか言っていた様だが…
今とは別の力を受けられたのか?もしくは今あるものが強化された??

全然わからない…

「サヤカ、さっき映像が見えたのは??」
「ん??」

エドワードが『映像』と言った。もしかして見えたのか?

「多分、サヤカが倒れて急いでベットに移動させて…魔力を送っていた時に同調したんだと思う。『運命の番』の場合、時々そういう現象があると報告されているから…」

そう気恥ずかしそうに伝えてきた。
わざと覗いたわけではないとも付け足されて…

なら…

「なら、エドワードはさっき私が見たものをどう感じた?私はどうしたら…」

そこまで一気に言って、エドワードの腕の中にもたれかかり、見上げる。
別の人の視点で考えたら、もっと違う見方もできるかもしれないという期待を込めてだ。


「そうだな…まずは、二神の願い通りに浄化に集中していこう。妹君の事は、僕の方でも手を尽くすことを約束する。そして、あの男にも協力を惜しまない。あの男が最も重要だろうからね。そして、君の事は私が全力で守るし、何があっても頼って欲しい。君の憂いを晴らすのは私の役目だとも自負している。」

そっか…ん?今さっき何かサラッと言わなかった??

「そう言えば、『運命の番』って?もしかして私と…」
「そう、今までしっかりとした確証を君に与えられないと思ったから伝えていなかったが、君と私の事だ。だが、『運命の番』出なくても私は君に、そうサヤカに惚れている。」

そう真剣に見つめられて告白された。



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