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聖女巡礼の旅
聖女巡礼(エドワード)
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彼女には、特別にわかりやすく、簡単に使用できるように説明した。
理論とかを教えていくとかなりの時間がかかるし、魔法を使う者達が使う詠唱を全部覚えるのも大変だ。
だから、私の研究の結果で少しの詠唱又は無詠唱での発言方法を教える事にした。
彼女自身の魔力量は十分ある。
下手な魔法師達よりもかなり多いから大丈夫だ。
それに、飲み込みも早く、彼女が優秀な事も理解できた。
魔法はイメージが大切で、本当は詠唱は必要ない事をまず伝えた。
実際の詠唱は、自分の中でイメージして具現化しやすくするためだ。
使う魔力量を整える時間でもあるが、イメージさえしっかりしていたら、そこは自然と上手く調節できる。
イメージがとにかく大事だ。よって、例えば頭の中でイメージすれば無詠唱できる。見た事ない物や、見た事がないがしたい事はイメージ出来にくいから、思った事を口に出してた方が良いと教えた。
教えるのは楽しかった。
コロコロ変わる彼女の表情が可愛らしく、上手くできたら私に飛びついて喜んでいた。
抱きしめれたら良いけれど、そこは笑顔で頭を撫でるだけに留めた。
今の彼女は、自室の部屋で反復練習するならって、指先に火を灯している。
イメージは蝋燭に灯る火。これは頭の中でイメージできると無詠唱で行い上手くできている。
『出来た!!』って飛びついて来た時は、すぐに消した。
『火』は間違って使ったら危険だ。
『危ないよ』って苦笑いしてしまった。
すぐに謝ってきたから、頭を撫でたら驚いていた。
その後は、コップに水を張ってみたり、風で本を浮かべてみた。
本を浮かべる時、少しぐらついていたけれど、直ぐに彼女のイメージを口に出して上手くいった。
これぐらいにした方がいいだろう。
治癒も気にしていたが、あれは結構魔力と体の構造とかの知識がいる。
向こうの世界でかなりの学業を積んでいる彼女には直ぐ理解できるかもしれないが、無理はいけない。
「明日、晴れたら外で少ししてみよう」
とだけ言って終了とした。
「やり過ぎは良くないから、今日はここまでにして欲しい」
もう少しやりたいみたいだね。そうそう…
クスクスと笑いながら『もしやり過ぎても、これが調整してくれるから』と言って彼女の左手に巻かれている腕輪のチェーンに唇が触れてみた。彼女を護りますようにと祈りを込めて。
一瞬ドキッとしたのか、頬が紅く染まって満足した。
「それじゃ、また夕食の時に」
そう言って空のカップ二つを持って出て行く。
いつの間に廊下に立っていたのか、エレンがいた。
少し浮かれすぎて、彼女の気配を気にしなかったのか…
「後はよろしく」
とだけ伝え、それに頷き返してエレンが彼女の部屋に入って行った。
周りを確認して空間魔法でカップをしまい、自室に戻った。
理論とかを教えていくとかなりの時間がかかるし、魔法を使う者達が使う詠唱を全部覚えるのも大変だ。
だから、私の研究の結果で少しの詠唱又は無詠唱での発言方法を教える事にした。
彼女自身の魔力量は十分ある。
下手な魔法師達よりもかなり多いから大丈夫だ。
それに、飲み込みも早く、彼女が優秀な事も理解できた。
魔法はイメージが大切で、本当は詠唱は必要ない事をまず伝えた。
実際の詠唱は、自分の中でイメージして具現化しやすくするためだ。
使う魔力量を整える時間でもあるが、イメージさえしっかりしていたら、そこは自然と上手く調節できる。
イメージがとにかく大事だ。よって、例えば頭の中でイメージすれば無詠唱できる。見た事ない物や、見た事がないがしたい事はイメージ出来にくいから、思った事を口に出してた方が良いと教えた。
教えるのは楽しかった。
コロコロ変わる彼女の表情が可愛らしく、上手くできたら私に飛びついて喜んでいた。
抱きしめれたら良いけれど、そこは笑顔で頭を撫でるだけに留めた。
今の彼女は、自室の部屋で反復練習するならって、指先に火を灯している。
イメージは蝋燭に灯る火。これは頭の中でイメージできると無詠唱で行い上手くできている。
『出来た!!』って飛びついて来た時は、すぐに消した。
『火』は間違って使ったら危険だ。
『危ないよ』って苦笑いしてしまった。
すぐに謝ってきたから、頭を撫でたら驚いていた。
その後は、コップに水を張ってみたり、風で本を浮かべてみた。
本を浮かべる時、少しぐらついていたけれど、直ぐに彼女のイメージを口に出して上手くいった。
これぐらいにした方がいいだろう。
治癒も気にしていたが、あれは結構魔力と体の構造とかの知識がいる。
向こうの世界でかなりの学業を積んでいる彼女には直ぐ理解できるかもしれないが、無理はいけない。
「明日、晴れたら外で少ししてみよう」
とだけ言って終了とした。
「やり過ぎは良くないから、今日はここまでにして欲しい」
もう少しやりたいみたいだね。そうそう…
クスクスと笑いながら『もしやり過ぎても、これが調整してくれるから』と言って彼女の左手に巻かれている腕輪のチェーンに唇が触れてみた。彼女を護りますようにと祈りを込めて。
一瞬ドキッとしたのか、頬が紅く染まって満足した。
「それじゃ、また夕食の時に」
そう言って空のカップ二つを持って出て行く。
いつの間に廊下に立っていたのか、エレンがいた。
少し浮かれすぎて、彼女の気配を気にしなかったのか…
「後はよろしく」
とだけ伝え、それに頷き返してエレンが彼女の部屋に入って行った。
周りを確認して空間魔法でカップをしまい、自室に戻った。
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