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聖女巡礼の旅
聖女巡礼(エドワード)
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彼女がゆっくりと近づいて、水辺にしゃがみ込み、不快に感じるであろう水にそっと触れたとたん、そこから光が広がっていった。
光り輝き始めた場所から水が清浄化するのか澄んでいく。
私を含めて同行しているもの達は、固唾をのんで見守っていた。
いつ見ても不思議な感覚。
あたり一面が光り輝き……
その時点までは、大丈夫たと確信したのに、彼女が…
身体が傾げ、倒れかけた。
急いで側に行き抱き込むようにして受け止めた。
スーッと彼女の魔力が抜けていく。
そして、彼女の意識が途絶えた。
どういう事だ。これはまずい。
急いで魔力を送り込む。
私の魔力は他のもの達以上に馴染むはずだ。
巡礼メンバーも、気付いたようで、急いで馬車に戻る準備を始めた。
一部ここの状態を観察するために残してだ。
采配は、リシャール・ロザリアンがおこなった。
この巡礼においての主催国第二皇子であるから、当然だと思う。
神官職でもあるからね。
メンバーのオズバン・スペラルフと、同行の者数名を残してこの場を後にした。
抱いたまま馬車に乗り込み、膝の上に座らせ自分にもたれさせる。
そのまま抱き込み、魔力を送り込み続けた。
拠点としている場所に戻ると、伝達が届いていたのだろう。
直ぐに彼女の部屋に運び込み、ベットに休ませて医師の診察を受けていた。
彼女の侍女として、薬師としてエルフのエレン・ガードナーが側につき世話をしていた。
ここにくるまで、半分以上は回復させれたのは感じた。
だから、そばを離れ、任せたのだが、気になる事がある。
なぜ、まだ余裕があったはずの彼女の力が枯渇状態まで減ったのだろうか…
あの場に一体何があった?
起こったんだ?
他のもの達はその事は理解していない。
ただ、浄化して力を多いに使って倒れたぐらいに感じただろう。
まぁ、聖女が倒れた事に対して恐怖は感じたのだろうが…
調べる必要がある。
ドアが開き、医師とエレンが出て来た。
医師からの説明は、『魔力の使いすぎによる一時的な枯渇状態』だった。
私の処置と、ポーションを飲ませたから、安静にしていれば元の状態に直ぐ戻るだろうと言われた。
いつも以上の瘴気溜まりを浄化したから、力の調節が上手くいかず、使い過ぎた可能性もあるとか。
引き続き、エレンが世話をするから、魔力譲渡が必要であれば呼ぶとの事だった。
皆んなでそっと部屋に入り、顔色だけ確かめて直ぐに部屋を出た。
追い出されたという方がいいだろう。
メンバーのオズバン・スペラルフと、同行の者数名からの報告がくるまで、確実休む事になった。
なら…行くか…
彼らの調査能力を疑う訳ではないが、魔術•魔法を駆使して彼らより詳しく調査が必要だ。
急がなければ、僅かな残滓も消え去り詳しい疑問に対しての調査ができない可能性がある。
浄化の力で、それらも消え去り残らない可能性が…
一度行った場所に移動は私なら可能だ。
しかも、あのくらいの距離なら今の魔力量でも十分だ。
宛てがわれた自室から急いで飛んだ。
光り輝き始めた場所から水が清浄化するのか澄んでいく。
私を含めて同行しているもの達は、固唾をのんで見守っていた。
いつ見ても不思議な感覚。
あたり一面が光り輝き……
その時点までは、大丈夫たと確信したのに、彼女が…
身体が傾げ、倒れかけた。
急いで側に行き抱き込むようにして受け止めた。
スーッと彼女の魔力が抜けていく。
そして、彼女の意識が途絶えた。
どういう事だ。これはまずい。
急いで魔力を送り込む。
私の魔力は他のもの達以上に馴染むはずだ。
巡礼メンバーも、気付いたようで、急いで馬車に戻る準備を始めた。
一部ここの状態を観察するために残してだ。
采配は、リシャール・ロザリアンがおこなった。
この巡礼においての主催国第二皇子であるから、当然だと思う。
神官職でもあるからね。
メンバーのオズバン・スペラルフと、同行の者数名を残してこの場を後にした。
抱いたまま馬車に乗り込み、膝の上に座らせ自分にもたれさせる。
そのまま抱き込み、魔力を送り込み続けた。
拠点としている場所に戻ると、伝達が届いていたのだろう。
直ぐに彼女の部屋に運び込み、ベットに休ませて医師の診察を受けていた。
彼女の侍女として、薬師としてエルフのエレン・ガードナーが側につき世話をしていた。
ここにくるまで、半分以上は回復させれたのは感じた。
だから、そばを離れ、任せたのだが、気になる事がある。
なぜ、まだ余裕があったはずの彼女の力が枯渇状態まで減ったのだろうか…
あの場に一体何があった?
起こったんだ?
他のもの達はその事は理解していない。
ただ、浄化して力を多いに使って倒れたぐらいに感じただろう。
まぁ、聖女が倒れた事に対して恐怖は感じたのだろうが…
調べる必要がある。
ドアが開き、医師とエレンが出て来た。
医師からの説明は、『魔力の使いすぎによる一時的な枯渇状態』だった。
私の処置と、ポーションを飲ませたから、安静にしていれば元の状態に直ぐ戻るだろうと言われた。
いつも以上の瘴気溜まりを浄化したから、力の調節が上手くいかず、使い過ぎた可能性もあるとか。
引き続き、エレンが世話をするから、魔力譲渡が必要であれば呼ぶとの事だった。
皆んなでそっと部屋に入り、顔色だけ確かめて直ぐに部屋を出た。
追い出されたという方がいいだろう。
メンバーのオズバン・スペラルフと、同行の者数名からの報告がくるまで、確実休む事になった。
なら…行くか…
彼らの調査能力を疑う訳ではないが、魔術•魔法を駆使して彼らより詳しく調査が必要だ。
急がなければ、僅かな残滓も消え去り詳しい疑問に対しての調査ができない可能性がある。
浄化の力で、それらも消え去り残らない可能性が…
一度行った場所に移動は私なら可能だ。
しかも、あのくらいの距離なら今の魔力量でも十分だ。
宛てがわれた自室から急いで飛んだ。
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