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異世界に転移してしまいました。
説明よろしく!
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問題だなんだと言いうこの男。
そばにいる者達にも気に食わない。
私達は双子の姉妹。しかも日本人。
同じ髪色で何が悪い!瞳も一緒。顔もそっくり。
しかも、性格は、妹の方が超可愛いのだ。
一緒上等。お揃いで無茶苦茶嬉しい。
まぁ、高校は別だったけどね…
少し遠い目になる。
うん。あれは私にとって苦渋の選択だったよ。多分…
それは良いとしてだ、この世界の事や、諸事情を簡単に説明されてもピンとは来ないけど、『問題』と言われても困る。妹の顔色が悪くなるから、姉としては心配なわけだ。
「私達は、双子の姉妹です。『問題』と言われても困りますし、ハッキリ言って迷惑です!」
無茶苦茶ムカつくから、強い口調で言い切った。
何か文句でもある!!って感じで。
だいたい、自分たちの世界の都合で、勝手に召喚(拉致)して、『問題』とか、どう言う事だ!!
妹もイライラしている感じだけど、可愛いから、この姉に任せなさい!
相手が一瞬表情が強張ったが、直ぐに元の表情に戻っている。
これが王族ってものか??
「殿下」
そう言って、背後に控えたローブ姿の男性が小声で声をかけていた。
何を話しているのだろうか…
「そうか…」
そう言って、こちらに向きをかえ、コホンと咳払いしながらこう言ってきた…
「聖女様のお部屋の準備ができたようだ。ひとまず今日はそちらで休んで欲しい。明日、また話をしよう」
そう言って、なんで私の手を取る。
ちょっと、妹を置いて行けるわけないだろう!!
そう思い、暴れようとしたが、この男、日本の優男どもと違う。鍛えている。
有無も言わさず連れ去るようにエスコートで連行された。
絶えず振り向き、どんどん遠ざかる妹が残された部屋を気にするが、ええい!
思いっきり足を踏んでやろうと思ったら、相手の足にかすりもしない。
するっという感じで抱き上げられて運ばれた。
担がれたのならまだしも、横抱きだ。
しかも、拘束付きで。
「暴れても無駄ですよ。この国、この世界で必要とされる聖女はただ一人。貴方だけです。」
そう言いながら、開かれたドアをくぐった。
入ると同時に何か歌うような詠唱を唱え、さらに部屋の奥、ベットまで連れて行かれた。
「あなたは聖女として、皆に感謝されながら尽くされる。誰もがあなたを護るだろう。この国、この世界を救っていただかないといけないのでね。」
そのままベットに降ろされた。
「だがしかし、あの者は、あなたについて来ただけの異邦人としてみなされるだろう。あなたと同じ色を持つあの者は、あなたの代わりにと命さえも搾取される可能性がある。あの者があなたにとって大切な者ならば、なおさらだ。だから取引しよう。あなたがこの世界を救ってくれるのならば、あの者は私が助けよう。あの席で密かに会話を聴こうとしている者が仕掛けていた。だから詳しい事は言えないし、あの者自身も屈辱的な事もあえて言われるだろう。私の事を恨むかも知れないが、それはあの者のためとだけ言っておこう。さて、どうする?私の手を取って、この世界を守るか?それとも、あの者を危険に晒せて他を選ぶか?」
この男のことを信じても良いのか?
妹に、現在ひどいことを言っているのだろう?
それは許せないが…不審なことを今言っていなかったか?
「ここでの会話は防音と遮音。防御結界を張っておいたから大丈夫だ。怪しい者には聞かれない。この国の権力者の一人である私の手を取った方が妹だろう?あの者のためになると思うが…」
「クッ…わかった。あなたのいう通りに。だけど、妹に手出ししたら許さないからね」
「ふっ…姿ぐらいは変えさせてもらうよ。同じ色は具合が悪いと言っただろ。それだけでも、君の妹に魔の手が伸びにくくなるからな。詳しい事は明日話そう。聖女にこの世界を知ってもらうためとか何だとかで時間を作る。そこでもう少し詳しく説明しよう。今は休め。」
そう言うと、勝手に人の額に指が触れ、意識が消えかけた。
落ちていく瞼に、上掛けをかけて、少し心配そうに覗き込む憎たらしい男の顔が…
そこで意識が途絶えた。
そばにいる者達にも気に食わない。
私達は双子の姉妹。しかも日本人。
同じ髪色で何が悪い!瞳も一緒。顔もそっくり。
しかも、性格は、妹の方が超可愛いのだ。
一緒上等。お揃いで無茶苦茶嬉しい。
まぁ、高校は別だったけどね…
少し遠い目になる。
うん。あれは私にとって苦渋の選択だったよ。多分…
それは良いとしてだ、この世界の事や、諸事情を簡単に説明されてもピンとは来ないけど、『問題』と言われても困る。妹の顔色が悪くなるから、姉としては心配なわけだ。
「私達は、双子の姉妹です。『問題』と言われても困りますし、ハッキリ言って迷惑です!」
無茶苦茶ムカつくから、強い口調で言い切った。
何か文句でもある!!って感じで。
だいたい、自分たちの世界の都合で、勝手に召喚(拉致)して、『問題』とか、どう言う事だ!!
妹もイライラしている感じだけど、可愛いから、この姉に任せなさい!
相手が一瞬表情が強張ったが、直ぐに元の表情に戻っている。
これが王族ってものか??
「殿下」
そう言って、背後に控えたローブ姿の男性が小声で声をかけていた。
何を話しているのだろうか…
「そうか…」
そう言って、こちらに向きをかえ、コホンと咳払いしながらこう言ってきた…
「聖女様のお部屋の準備ができたようだ。ひとまず今日はそちらで休んで欲しい。明日、また話をしよう」
そう言って、なんで私の手を取る。
ちょっと、妹を置いて行けるわけないだろう!!
そう思い、暴れようとしたが、この男、日本の優男どもと違う。鍛えている。
有無も言わさず連れ去るようにエスコートで連行された。
絶えず振り向き、どんどん遠ざかる妹が残された部屋を気にするが、ええい!
思いっきり足を踏んでやろうと思ったら、相手の足にかすりもしない。
するっという感じで抱き上げられて運ばれた。
担がれたのならまだしも、横抱きだ。
しかも、拘束付きで。
「暴れても無駄ですよ。この国、この世界で必要とされる聖女はただ一人。貴方だけです。」
そう言いながら、開かれたドアをくぐった。
入ると同時に何か歌うような詠唱を唱え、さらに部屋の奥、ベットまで連れて行かれた。
「あなたは聖女として、皆に感謝されながら尽くされる。誰もがあなたを護るだろう。この国、この世界を救っていただかないといけないのでね。」
そのままベットに降ろされた。
「だがしかし、あの者は、あなたについて来ただけの異邦人としてみなされるだろう。あなたと同じ色を持つあの者は、あなたの代わりにと命さえも搾取される可能性がある。あの者があなたにとって大切な者ならば、なおさらだ。だから取引しよう。あなたがこの世界を救ってくれるのならば、あの者は私が助けよう。あの席で密かに会話を聴こうとしている者が仕掛けていた。だから詳しい事は言えないし、あの者自身も屈辱的な事もあえて言われるだろう。私の事を恨むかも知れないが、それはあの者のためとだけ言っておこう。さて、どうする?私の手を取って、この世界を守るか?それとも、あの者を危険に晒せて他を選ぶか?」
この男のことを信じても良いのか?
妹に、現在ひどいことを言っているのだろう?
それは許せないが…不審なことを今言っていなかったか?
「ここでの会話は防音と遮音。防御結界を張っておいたから大丈夫だ。怪しい者には聞かれない。この国の権力者の一人である私の手を取った方が妹だろう?あの者のためになると思うが…」
「クッ…わかった。あなたのいう通りに。だけど、妹に手出ししたら許さないからね」
「ふっ…姿ぐらいは変えさせてもらうよ。同じ色は具合が悪いと言っただろ。それだけでも、君の妹に魔の手が伸びにくくなるからな。詳しい事は明日話そう。聖女にこの世界を知ってもらうためとか何だとかで時間を作る。そこでもう少し詳しく説明しよう。今は休め。」
そう言うと、勝手に人の額に指が触れ、意識が消えかけた。
落ちていく瞼に、上掛けをかけて、少し心配そうに覗き込む憎たらしい男の顔が…
そこで意識が途絶えた。
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