魔王と呼ばれた俺!?

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魔王になる

下僕達ゲット

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三人に案内されたのは、何かひと昔の『日本の村』って感じだ。
藁葺き屋根?だったと思う。そんな屋根の建物がいくつも点在していた。

鶏のようなが柵に覆われた所で放し飼いされてて、犬っぽいのもいた。
でもなぁ…大きさがちょっと…
鶏のようなものは…でかい。人が一人乗れそうな大きさだ。犬っぽいのもだ。

「あれらは?」
「あぁ、あれはコッコとガロです。」
「コッコ?」
「はい。向こうのがコッコ。で、こっちがガロです。運搬とかによく使います。他にも色々と使い勝手が良い村の相棒ですね。」

そう言って指し示して教えてくれたのは、鶏のようなものが「コッコ」で、犬っぽいのが「ガロ」らしい。
この村では一般的に飼われているらしい。地域によっては飼われていないところもあるとか。だから地域によっては知らない人もいるらしく、不審がられる事はなかった。大賢者に聞く前についつい呟いてしまったんだけど、俺が知らなくても不審がられなかったならまぁいっか。下手に知らない事がバレて不審がられてもいけないしな…

『この三人においては、何を質問しても大丈夫かと。既に主従関係が結ばれているので、至って問題はありません。』

名付けの影響か!?凄いな名付け…

「おぉ、お前達戻ったのか?」
「薬草~ん?そのお方は?それに、若達のそのお姿は?」
「爺、この方はアクト様だ。俺達に名前を付けてくださって、今の俺は「アラン」と言う名を賜った。」
「私は「レオン」の名を賜りました。」
「私は「ティア」ですよ。」

白髪に白い髭。サムエのような物を着た老人にそう三人が次々と答えていた。
気さくに話しているのはここの村人同士が仲がいいのか?それとも?

「アクト様、この村の剣術などを教えている「爺」です。爺、こちらがアクト様だ。薬草を取りに行ってた時、魔獣に襲われて、助けていただいたんだ。で、名前まで付け下さった俺たちの主人だ。」
「なっ、なんと。若様方のお姿が変わられたのは、こっ、このお方のおかげだと。しっ、しかも助けていただいた!?これは大変じゃ!おーい。皆の衆、若達を助けていただき、主人となってくださった御方、アクト様が来られたぞ。急ぎお出迎えの準備を!!」

爺と呼ばれた老人が大慌てで転がる様に各家に伝えて行き、そこから更に大騒ぎとなった。
各家からワラワラと出て来た村人は、女性と老人。
後は、包帯を体の何処か巻いてふらふらしてる者達。

「アラン、お前達はもしかして?」
「はい。この村の統領の息子です。父達は今村を離れていますから、もと村一番の剣士だった爺とか、女衆が村を守ってます。」

レオンとティアは採取して来た薬草の袋を女性人の一人に渡して、この村で一番大きそうな屋敷?家?に入って行った。



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