145 / 145
番外編第五章:「料理人ジン・キタヤマ:大成編」
あとがき
しおりを挟む
「【ラスボスグルメ外伝】 ジン・キタヤマ一代記~異世界に和食と酒を普及させた伝説の料理人~」をお読みいただき、ありがとうございました。
本作品はアルファポリス様にて書籍化されました「迷宮最深部から始まるグルメ探訪記」の外伝として生まれました。
本編で主人公たちを感動させた料理人マシュー・ロスの師匠であり、主人公たちが飲みまくった日本酒を広めた人物を描いたのですが、相変わらず予定より大幅にオーバーしました。
当初の予定では30話15万文字の中編でしたが、楽しく書いたため、最終的に72話、40万文字と倍以上になっています。
本編に対する外伝というのは割と書いているのですが、今回は完全に過去の話であり、本編側と矛盾がないようにするのが大変でした。
特にちょっとした話、例えば、「この酒はマシューの師匠が関係した」という記載が本編にあり、それを出そうとした時にそれまでの話と微妙にずれたり、王都ブルートンでは和食がブームになったのに、本編側の舞台である迷宮都市グリーフでは珍しい料理となっていたりと、つじつまを合わせるのに苦労しました。
あと苦労した点としましては、私自身は料理をほとんどしないので、調理場面の描写が難しかったということです。
食べる方は割と書けるのですが、作るという観点で“取材”に行っていなかったので、料理に関する本をたくさん読み、カウンター席から覗き見る形で勉強させていただきました(笑)。
今回のキャラクターで気に入っているのはダスティンです。
ジンと一緒の時には食べることが大好きなただのオッサンですが、見えないところではやり手の官僚というギャップが面白いなと思っていました。もう少し、その点を書ければよかったと今になって思っています。
反省点でもないですが、今回もヒロイン不在という感じになりました。
一応、ジンの妻マリーがヒロインと言えないこともないですが、エピローグ以外では出番が少なく、一脇役という感じになっています。
本編自体、趣味全開で書いており、この作品も同じく趣味全開なので、その辺りはあまり気にせず書いたことが原因かなと思っていますが、これはこれでありかなと特に後悔などはしていません。
この後、本編の続編を書くか、魔銃無双の続編としてゴウたちと絡めた作品を書くかは決めていません。
他にもいっぱい書きたいものがあり、どうしようか悩んでいるところです。
いつも通り、とりとめのない話ですみません。
また別の作品でお会いできることを楽しみにしております。
愛山雄町
本作品はアルファポリス様にて書籍化されました「迷宮最深部から始まるグルメ探訪記」の外伝として生まれました。
本編で主人公たちを感動させた料理人マシュー・ロスの師匠であり、主人公たちが飲みまくった日本酒を広めた人物を描いたのですが、相変わらず予定より大幅にオーバーしました。
当初の予定では30話15万文字の中編でしたが、楽しく書いたため、最終的に72話、40万文字と倍以上になっています。
本編に対する外伝というのは割と書いているのですが、今回は完全に過去の話であり、本編側と矛盾がないようにするのが大変でした。
特にちょっとした話、例えば、「この酒はマシューの師匠が関係した」という記載が本編にあり、それを出そうとした時にそれまでの話と微妙にずれたり、王都ブルートンでは和食がブームになったのに、本編側の舞台である迷宮都市グリーフでは珍しい料理となっていたりと、つじつまを合わせるのに苦労しました。
あと苦労した点としましては、私自身は料理をほとんどしないので、調理場面の描写が難しかったということです。
食べる方は割と書けるのですが、作るという観点で“取材”に行っていなかったので、料理に関する本をたくさん読み、カウンター席から覗き見る形で勉強させていただきました(笑)。
今回のキャラクターで気に入っているのはダスティンです。
ジンと一緒の時には食べることが大好きなただのオッサンですが、見えないところではやり手の官僚というギャップが面白いなと思っていました。もう少し、その点を書ければよかったと今になって思っています。
反省点でもないですが、今回もヒロイン不在という感じになりました。
一応、ジンの妻マリーがヒロインと言えないこともないですが、エピローグ以外では出番が少なく、一脇役という感じになっています。
本編自体、趣味全開で書いており、この作品も同じく趣味全開なので、その辺りはあまり気にせず書いたことが原因かなと思っていますが、これはこれでありかなと特に後悔などはしていません。
この後、本編の続編を書くか、魔銃無双の続編としてゴウたちと絡めた作品を書くかは決めていません。
他にもいっぱい書きたいものがあり、どうしようか悩んでいるところです。
いつも通り、とりとめのない話ですみません。
また別の作品でお会いできることを楽しみにしております。
愛山雄町
0
お気に入りに追加
3,543
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(220件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
グライフトゥルム戦記~微笑みの軍師マティアスの救国戦略~
愛山雄町
ファンタジー
エンデラント大陸最古の王国、グライフトゥルム王国の英雄の一人である、マティアス・フォン・ラウシェンバッハは転生者である。
彼は類い稀なる知力と予知能力を持つと言われるほどの先見性から、“知将マティアス”や“千里眼のマティアス”と呼ばれることになる。
彼は大陸最強の軍事国家ゾルダート帝国や狂信的な宗教国家レヒト法国の侵略に対し、優柔不断な国王や獅子身中の虫である大貴族の有形無形の妨害にあいながらも、旧態依然とした王国軍の近代化を図りつつ、敵国に対して謀略を仕掛け、危機的な状況を回避する。
しかし、宿敵である帝国には軍事と政治の天才が生まれ、更に謎の暗殺者集団“夜(ナハト)”や目的のためなら手段を選ばぬ魔導師集団“真理の探究者”など一筋縄ではいかぬ敵たちが次々と現れる。
そんな敵たちとの死闘に際しても、絶対の自信の表れとも言える余裕の笑みを浮かべながら策を献じたことから、“微笑みの軍師”とも呼ばれていた。
しかし、マティアスは日本での記憶を持った一般人に過ぎなかった。彼は情報分析とプレゼンテーション能力こそ、この世界の人間より優れていたものの、軍事に関する知識は小説や映画などから得たレベルのものしか持っていなかった。
更に彼は生まれつき身体が弱く、武術も魔導の才もないというハンディキャップを抱えていた。また、日本で得た知識を使った技術革新も、世界を崩壊させる危険な技術として封じられてしまう。
彼の代名詞である“微笑み”も単に苦し紛れの策に対する苦笑に過ぎなかった。
マティアスは愛する家族や仲間を守るため、大賢者とその配下の凄腕間者集団の力を借りつつ、優秀な友人たちと力を合わせて強大な敵と戦うことを決意する。
彼は情報の重要性を誰よりも重視し、巧みに情報を利用した謀略で敵を混乱させ、更に戦場では敵の意表を突く戦術を駆使して勝利に貢献していく……。
■■■
あらすじにある通り、主人公にあるのは日本で得た中途半端な知識のみで、チートに類する卓越した能力はありません。基本的には政略・謀略・軍略といったシリアスな話が主となる予定で、恋愛要素は少なめ、ハーレム要素はもちろんありません。前半は裏方に徹して情報収集や情報操作を行うため、主人公が出てくる戦闘シーンはほとんどありません。
■■■
小説家になろう、カクヨム、ノベルアップ+でも掲載しております。
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた
黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。
その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。
曖昧なのには理由があった。
『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。
どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。
※小説家になろうにも随時転載中。
レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。
それでも皆はレンが勇者だと思っていた。
突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。
はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。
ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。
※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
巻き込まれた薬師の日常
白髭
ファンタジー
商人見習いの少年に憑依した薬師の研究・開発日誌です。自分の居場所を見つけたい、認められたい。その心が原動力となり、工夫を凝らしながら商品開発をしていきます。巻き込まれた薬師は、いつの間にか周りを巻き込み、人脈と産業の輪を広げていく。現在3章継続中です。【カクヨムでも掲載しています】レイティングは念の為です。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
私はお酒が飲めませんが、楽しく読ませて頂きました。飲んでみたくなるような物語です。
そう言っていただけるのが、一番うれしいです。
ありがとうございました!
美味しい
是非続きを
3卷よろしく頼みます
私も第三巻を出したいと思っております!
応援いただければ、出せるかもしれませんので、よろしくお願いします。
最新2巻購入しました。
やはり垂涎の料理の数々、3巻が待ち遠しいです。
是非とも皆様購入して頂き3巻発売に向け御協力のほど宜しくお願い致します。
お買い上げ、ありがとうございました!
是非とも3巻は書きたいので、皆さまご協力お願いします!