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本編第五章:宴会編
第九十三話「国王と鉄板焼き」
しおりを挟む1年終わりまた1年と始まりを迎える。
年も変わり未だ肌に突き刺さるような雪が降りしきっている。
今日、俺は20歳の成人式を迎えた。
晴れて大人の仲間入りだ。
辺りを見渡すとスーツ、袴を着て騒ぐ男子
振袖を身に纏い写真を撮り合う女子
それを見て嬉しそう泣く親達。
「俺も今日から大人か。にしてもほんと寒むいなぁ。」そう思った。
俺の名前は 白銀淳
高校を卒業してからはすぐに就職した。
近所の知り合いの人に頼んで入れてもらった
小さな整備工場に勤めている。
成人式の1ヵ月前、会社の上司からは
「淳、成人式の日休みにしといたからな~。」
と言われた。
そして今日である。
仕事を休みにしてもらい成人式に来ているのだ。
正直言って
「もう帰りたい。」
中学、高校と仲の良い奴はあまりいなかった。
唯一1人だけ高校の時に仲の良かった奴も県外へと出て行ってしまった。
「ここへ来ても退屈でしかない」
俺はそう思った。
深い溜息をつき
「もうやる事ないし帰るか…。」
そう呟き、家へと歩みを進める。
アスファルトには雪の結晶が降り積もっている。
何気なく
周りの通行人達を見て歩く。
途中、俺は
「ちょっと温かい飲み物でも買って帰ろうか。」
そう思い近くにあったコンビニへと向かう。
コンビニに着く。
コンビニの自動ドアが開いた。
20代後半であろう
男店員のやる気のない
「いらっしゃせ~。」
と聞こえてくる。
俺はコンビニの中を意味も無く一周回り
「これでいいか。」
ホットコーヒーを手に取り
そのままレジへと歩いた。
俺は何気なく
レジに出したホットコーヒーを「ピッ」と
バーコードリーダーで読み込もうとしている
店員の前で
瞳を閉じた。
「128円で~す。」
そして俺は目を開ける。
その男性店員の頭上には「残54年」
「あの~」
店員は困った顔で言ってくる。
「あ、すいません!」
慌てて俺は財布から小銭を取り出し
店員に渡した。
「ありがとうございます!」
と俺は会釈をした。
店員はまた
「ありがとうございやした~」
やる気のない挨拶で俺に返してくれた。
今、俺が店員の何を見たか
何をしたか説明をしていく。
俺は、物心ついた時から普通の人には見えないあるものが視えている。
それは「寿命」
現在の日本人の平均寿命は大体
男性 81.64歳
女性 87.74歳となっている。
またこれからも日本人の寿命は更に延びるのではないかと言われてる。
この世にいる全ての人の寿命が視える。
あれは物心ついた幼稚園年長の時だった。
いつの間にか微かに霞んで視えるようになっており自分以外の人の頭上には「残○年」
と記されていた。
まだ俺はなんの事かもわからないまま
通りすがりの人の頭の上を見るや否や
「おかあさん、あのひとのあたまのうえに4ってかいてあるよ!」なんて言った事もあった。
その時、親は「うん?なんの数字かなあ?」と困惑していた記憶がある。
まだ漢字が読めなかった為、当時の俺は数字だけしか読めなかった。
それから小学生になり漢字を徐々に覚えていくに連れてやっとその見えている数字の意味を理解する事が出来たのだ。
当時の俺は理解したけどしたくはなかった。
もう見たくないとも思った。
「人の残りの寿命を視る事ができる」
その人が後何年で死亡するのかは見えても
その人がのちにどういった死に方で亡くなるのかまでは俺には分からない。
だが、もう見たくもないと思った俺だったが
小学生になった俺は自分のこの能力に興味が出てしまいどうやって「寿命を視る」事が出来るのかと色々試した。
でもそれは意外と簡単な事だった。
対象人物の目の前で
その人の「寿命」を見たいと思い目を閉じる。
時間にして僅か「5秒」程度。
そうする事によって対象人物の残りの寿命を見る事が出来るのだ。
この能力に俺なりに名前をつけた。
視える命
「視命」
まあ、そのまんまだ。
自分だけ分かって使えれば良いと
そのぐらいの気持ちで考えただけだ。
その視命の使い方を覚えてからは
気になる他人の寿命を見る事も暫しあった。
だが、見てから後悔するのが殆どだった。
自分の親では試していない。
小学生の俺でも絶対してはいけないとそんな事はわかっていた。
そして、もう1つ。
能力?がある。
それはある日のこと。
既に身に付いていた能力かもしれない。
俺が中学から高校に上がる前
大好きだった、ばあちゃんが倒れた。
もう歳も歳だったけど老衰だろうと診断され
もういつ亡くなってもおかしくない状態だった。
俺は本当にばあちゃんに死んでほしくなかった。
生きていてほしかった。
休みの日は絶対にばあちゃんが入院している病院へと足を運んだ。
眼を虚ろとさせ
「淳また来てくれたんだねぇ。」と
ばあちゃんは言った。
日に日に変わり果てていく姿が
俺の眼に映る。
「ううん、いいんだよ今日休みだし。それより体調は大丈夫?」
「わたしはもういいんだよ。やり残した事もないしこうやって淳達が毎日見舞いに来てくれるから。それだけで嬉しくてたまらないんだよ。」
「わたしも早くじいちゃんとこ行かなきゃならんねぇ。」
「長いこと生きて皆に迷惑かけれんもんねぇ。」
俺はその言葉聞き涙を浮かべる。
「ばあちゃん… 俺さぁ…ばあちゃん…俺ね…」
「俺はばあちゃんに後一年、一年でも良いからさ…生きててほしいよ…」
俺はばあちゃんに縋り手を握る。
俺はその時目を閉じた。
「寿命」を視ようと。
ばあちゃんの頭上を視てみる。
「残??年」
俺は頭を抱え泣き崩れた。
「なんで視えないんだよ…。」
どういった事か見た寿命が「??」になっている。
ふと脳内に嫌な考えがよぎる。
「もうばあちゃんの寿命が1年も残っていないからか……?」
寿命を見る事しかできない俺は悔しかった。
ほんとうに悔しかった。
ただただ悔しかった。
こんな能力ならいらないほしくなかった。
人の寿命が視えるだけで
その人のことは助けられない
ただ見ているだけの傍観者に過ぎない。
「くそッッ!!!!!!!!」
「なんでだよッッ!!!」
「だったらこんな能力いらねぇよ!!!!!」
そう嘆いた。
「俺に自分の寿命をあげる事ができたなら。」
「その人に生きる時間を与える事ができたなら。」
ばあちゃんの手を握り締め願った。
「お願いします…。」「1時間でもいい。」
「1週間でもいい。」「1ヵ月でもいい。」
そう強く願いながら
俺はまた強く手を握り締めた。
すると
「あつし…?」
自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
ふと、顔を上げばあちゃんの顔を見る。
ばあちゃんの顔色が少しだが良くなった気がした。
「ばあちゃん?」
その姿を見て戸惑いながらも俺は声をかけた。
「淳…。わたしは夢でも見てるみたいだ。」
「どういったらいいか分からないけど元気になった気分だよ。身体も少し軽くなった。」
「何でだろうねぇ。淳が思ってくれたからかもしれないねぇ。」
淳の手を握り返し言った。
その瞬間淳の身体には異変があった。
経験した事のない様な心臓に突き刺さる痛み。
「うッッ」淳は我慢できず胸を押さえた。
だがその痛みは直ぐに収まったのだ。
「何だったんだろう…。」
でも俺はすぐに痛みを忘ればあちゃんの顔を見て笑顔を見せる。
「良かった。」俺はそう思った。
俺の頭を撫でながらばあちゃんはこう言った。
「淳、ありがとうね。」
「淳のおかげやねぇ。」
その後、病院の先生にも奇跡と言われ
ばあちゃんと俺だけの秘密にした。
そうして、ばあちゃんは
俺が高校を卒業と同時期に天国へと旅立った。
あれから3年は生きた。
これで良かったと俺は思う。
その時に何となく気づいた。
俺には
「人の寿命が視える」能力と
「人に自分の寿命を与える」能力
2つの能力があることを。
だが、2番目の「人に自分の寿命を与える」能力は
俺がその人に自分の寿命を何年分与えたいと
決める事はできないと知った。
そして「人に自分の寿命を与える」能力には
「与える命」
「与命」
と名付けた。
俺の寿命が何年減ったかも
あと何年生きれるのかもわからない。
他人の寿命は視えても
自分の寿命は視ることができない。
残り「60」
年も変わり未だ肌に突き刺さるような雪が降りしきっている。
今日、俺は20歳の成人式を迎えた。
晴れて大人の仲間入りだ。
辺りを見渡すとスーツ、袴を着て騒ぐ男子
振袖を身に纏い写真を撮り合う女子
それを見て嬉しそう泣く親達。
「俺も今日から大人か。にしてもほんと寒むいなぁ。」そう思った。
俺の名前は 白銀淳
高校を卒業してからはすぐに就職した。
近所の知り合いの人に頼んで入れてもらった
小さな整備工場に勤めている。
成人式の1ヵ月前、会社の上司からは
「淳、成人式の日休みにしといたからな~。」
と言われた。
そして今日である。
仕事を休みにしてもらい成人式に来ているのだ。
正直言って
「もう帰りたい。」
中学、高校と仲の良い奴はあまりいなかった。
唯一1人だけ高校の時に仲の良かった奴も県外へと出て行ってしまった。
「ここへ来ても退屈でしかない」
俺はそう思った。
深い溜息をつき
「もうやる事ないし帰るか…。」
そう呟き、家へと歩みを進める。
アスファルトには雪の結晶が降り積もっている。
何気なく
周りの通行人達を見て歩く。
途中、俺は
「ちょっと温かい飲み物でも買って帰ろうか。」
そう思い近くにあったコンビニへと向かう。
コンビニに着く。
コンビニの自動ドアが開いた。
20代後半であろう
男店員のやる気のない
「いらっしゃせ~。」
と聞こえてくる。
俺はコンビニの中を意味も無く一周回り
「これでいいか。」
ホットコーヒーを手に取り
そのままレジへと歩いた。
俺は何気なく
レジに出したホットコーヒーを「ピッ」と
バーコードリーダーで読み込もうとしている
店員の前で
瞳を閉じた。
「128円で~す。」
そして俺は目を開ける。
その男性店員の頭上には「残54年」
「あの~」
店員は困った顔で言ってくる。
「あ、すいません!」
慌てて俺は財布から小銭を取り出し
店員に渡した。
「ありがとうございます!」
と俺は会釈をした。
店員はまた
「ありがとうございやした~」
やる気のない挨拶で俺に返してくれた。
今、俺が店員の何を見たか
何をしたか説明をしていく。
俺は、物心ついた時から普通の人には見えないあるものが視えている。
それは「寿命」
現在の日本人の平均寿命は大体
男性 81.64歳
女性 87.74歳となっている。
またこれからも日本人の寿命は更に延びるのではないかと言われてる。
この世にいる全ての人の寿命が視える。
あれは物心ついた幼稚園年長の時だった。
いつの間にか微かに霞んで視えるようになっており自分以外の人の頭上には「残○年」
と記されていた。
まだ俺はなんの事かもわからないまま
通りすがりの人の頭の上を見るや否や
「おかあさん、あのひとのあたまのうえに4ってかいてあるよ!」なんて言った事もあった。
その時、親は「うん?なんの数字かなあ?」と困惑していた記憶がある。
まだ漢字が読めなかった為、当時の俺は数字だけしか読めなかった。
それから小学生になり漢字を徐々に覚えていくに連れてやっとその見えている数字の意味を理解する事が出来たのだ。
当時の俺は理解したけどしたくはなかった。
もう見たくないとも思った。
「人の残りの寿命を視る事ができる」
その人が後何年で死亡するのかは見えても
その人がのちにどういった死に方で亡くなるのかまでは俺には分からない。
だが、もう見たくもないと思った俺だったが
小学生になった俺は自分のこの能力に興味が出てしまいどうやって「寿命を視る」事が出来るのかと色々試した。
でもそれは意外と簡単な事だった。
対象人物の目の前で
その人の「寿命」を見たいと思い目を閉じる。
時間にして僅か「5秒」程度。
そうする事によって対象人物の残りの寿命を見る事が出来るのだ。
この能力に俺なりに名前をつけた。
視える命
「視命」
まあ、そのまんまだ。
自分だけ分かって使えれば良いと
そのぐらいの気持ちで考えただけだ。
その視命の使い方を覚えてからは
気になる他人の寿命を見る事も暫しあった。
だが、見てから後悔するのが殆どだった。
自分の親では試していない。
小学生の俺でも絶対してはいけないとそんな事はわかっていた。
そして、もう1つ。
能力?がある。
それはある日のこと。
既に身に付いていた能力かもしれない。
俺が中学から高校に上がる前
大好きだった、ばあちゃんが倒れた。
もう歳も歳だったけど老衰だろうと診断され
もういつ亡くなってもおかしくない状態だった。
俺は本当にばあちゃんに死んでほしくなかった。
生きていてほしかった。
休みの日は絶対にばあちゃんが入院している病院へと足を運んだ。
眼を虚ろとさせ
「淳また来てくれたんだねぇ。」と
ばあちゃんは言った。
日に日に変わり果てていく姿が
俺の眼に映る。
「ううん、いいんだよ今日休みだし。それより体調は大丈夫?」
「わたしはもういいんだよ。やり残した事もないしこうやって淳達が毎日見舞いに来てくれるから。それだけで嬉しくてたまらないんだよ。」
「わたしも早くじいちゃんとこ行かなきゃならんねぇ。」
「長いこと生きて皆に迷惑かけれんもんねぇ。」
俺はその言葉聞き涙を浮かべる。
「ばあちゃん… 俺さぁ…ばあちゃん…俺ね…」
「俺はばあちゃんに後一年、一年でも良いからさ…生きててほしいよ…」
俺はばあちゃんに縋り手を握る。
俺はその時目を閉じた。
「寿命」を視ようと。
ばあちゃんの頭上を視てみる。
「残??年」
俺は頭を抱え泣き崩れた。
「なんで視えないんだよ…。」
どういった事か見た寿命が「??」になっている。
ふと脳内に嫌な考えがよぎる。
「もうばあちゃんの寿命が1年も残っていないからか……?」
寿命を見る事しかできない俺は悔しかった。
ほんとうに悔しかった。
ただただ悔しかった。
こんな能力ならいらないほしくなかった。
人の寿命が視えるだけで
その人のことは助けられない
ただ見ているだけの傍観者に過ぎない。
「くそッッ!!!!!!!!」
「なんでだよッッ!!!」
「だったらこんな能力いらねぇよ!!!!!」
そう嘆いた。
「俺に自分の寿命をあげる事ができたなら。」
「その人に生きる時間を与える事ができたなら。」
ばあちゃんの手を握り締め願った。
「お願いします…。」「1時間でもいい。」
「1週間でもいい。」「1ヵ月でもいい。」
そう強く願いながら
俺はまた強く手を握り締めた。
すると
「あつし…?」
自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
ふと、顔を上げばあちゃんの顔を見る。
ばあちゃんの顔色が少しだが良くなった気がした。
「ばあちゃん?」
その姿を見て戸惑いながらも俺は声をかけた。
「淳…。わたしは夢でも見てるみたいだ。」
「どういったらいいか分からないけど元気になった気分だよ。身体も少し軽くなった。」
「何でだろうねぇ。淳が思ってくれたからかもしれないねぇ。」
淳の手を握り返し言った。
その瞬間淳の身体には異変があった。
経験した事のない様な心臓に突き刺さる痛み。
「うッッ」淳は我慢できず胸を押さえた。
だがその痛みは直ぐに収まったのだ。
「何だったんだろう…。」
でも俺はすぐに痛みを忘ればあちゃんの顔を見て笑顔を見せる。
「良かった。」俺はそう思った。
俺の頭を撫でながらばあちゃんはこう言った。
「淳、ありがとうね。」
「淳のおかげやねぇ。」
その後、病院の先生にも奇跡と言われ
ばあちゃんと俺だけの秘密にした。
そうして、ばあちゃんは
俺が高校を卒業と同時期に天国へと旅立った。
あれから3年は生きた。
これで良かったと俺は思う。
その時に何となく気づいた。
俺には
「人の寿命が視える」能力と
「人に自分の寿命を与える」能力
2つの能力があることを。
だが、2番目の「人に自分の寿命を与える」能力は
俺がその人に自分の寿命を何年分与えたいと
決める事はできないと知った。
そして「人に自分の寿命を与える」能力には
「与える命」
「与命」
と名付けた。
俺の寿命が何年減ったかも
あと何年生きれるのかもわからない。
他人の寿命は視えても
自分の寿命は視ることができない。
残り「60」
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