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第八部:「聖王旗に忠誠を」
第三十七話
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宇宙暦四五二五年六月六日
統合作戦本部次長ウィルフレッド・フォークナー中将は、自身が非常に危うい立場に追い込まれたことに愕然としていた。
(ナタリーがすべて話しただと……なぜ発覚したのだ……)
彼はナタリー・ガスコイン少佐がすべてを告白したため、任意で軍警察の取り調べを受けている。
フォークナーの行動に不審な点があったため、ガスコインが拘束された情報は最高レベルの極秘とされていた。
そのため、統合作戦本部の次長であっても全く気づいていなかった。
しかし、前日に国王護衛戦隊が改造商船の襲撃を受けたという情報が入り、彼は自分のところに捜査の手が伸びると考えたが、それが思った以上に早く、手を打つことができないまま拘束された。
「航路情報を敵の工作員に漏らせば、このような事態になることは誰にでも分かるはず。国王陛下のお命が危ぶまれる状況を作ったことに関し、中将の考えをお聞きしたい」
軍警察の捜査官が鋭い視線を向ける。
「私は情報など流しておらん。そもそも陛下の航路情報にアクセスなどしておらんのだ。渡しようがないだろう」
フォークナーは航路情報を手に入れる際、細心の注意を払っていた。自身のIDでは証拠が残ると考え、メンテナンス用のIDを密かに入手した。そして、それを使ってシステムにアクセスし、情報を入手していたのだ。
「中将がメンテナンス用IDを不正に使用されたことは分かっています」
「でたらめだ」
フォークナーは心の中で愕然とするが、それを見せずに言い放った。しかし、捜査官は否定してくることを予想しており、ニヤリと笑う。
「システム担当の二等兵曹が、あなたがアクセスしたログを見つけ、コンソールを操作しているあなたの姿が映った監視カメラの映像と共に提出してくれました。最初は何のためか分かりませんでしたが、ガスコイン少佐の証言でようやく繋がったのです。あなたは下士官たちに相当嫌われているようですね」
フォークナーは反乱を防止するという理由で、下士官たちが密かに使っているシステムを取り上げようと画策していた。そのことに危機感を持った下士官たちはフォークナーの弱みを握ろうといろいろと調べていたのだ。
「私はやっていないぞ! その二等兵曹のでっち上げだ!」
「でっち上げかどうかは軍司法局が判断します。これだけではないようなので、いろいろと話していただきますよ」
フォークナーは捜査官の嗜虐的な目に恐れを感じていた。
それでもここで認めれば、国家反逆罪で極刑の可能性もあるため、黙秘する。
「ダンマリでも構いませんよ。ガスコイン少佐は協力的ですし、諜報部では帝国工作員の残したデータも解析していますから、そろそろすべてが明らかになるはずですので」
フォークナーは自分が絶望的な状況にあることに目の前が真っ暗になっていた。
■■■
宇宙暦四五二五年六月七日
キャメロット防衛艦隊司令長官ジークフリード・エルフィンストーン大将は、諜報部と軍警察からもたらされた情報に頭を抱えていた。
「陛下への襲撃と反乱計画がリンクしていただと……それも統合作戦本部の次長がその謀略に関与していた……フレッチャーといい、フォークナーといい、王国軍人としての矜持は持ち合わせておらんのか!」
最後は報告書の束をデスクに叩き付けるように投げ、怒りを見せる。
オズワルド・フレッチャー大将が第二特務戦隊のスヴァローグ帝国行の情報を漏洩し、それが発覚したのは昨年の十一月とまだ半年しか経っていない。
それにもかかわらず、総参謀長という要職を経験したウィルフレッド・フォークナー中将が国王のスケジュールと航路情報という重大な機密を敵国の情報員に流したこと、更には反乱を誘発させようとしたという事実に、エルフィンストーンは言いようのない怒りを覚えたのだ。
「起きたことは仕方ありません。頭が痛い話ですが、この事実をどう公表するかです」
総参謀長のウォーレン・キャニング中将が冷静に指摘する。しかし、普段飄々としている彼のこめかみにも血管が浮き出ており、怒りを抑えていることは明らかだった。
「まずはナイジェルとアデルに相談するが、頭が痛い話だ。最終的には政府から発表になるだろうが、王国軍の歴史に消しようのない汚点を残したことは間違いない」
アルビオン王国軍は高い規律と強い愛国心から、今まで反乱が起きたことはなかった。
もちろん、これまでも横暴な艦長に下士官たちが反抗し、要求を突きつけたことはある。
しかし、国王の護衛という重大かつ名誉ある任務中に旗艦の戦闘指揮所を占拠しようとするなど、考えられないことだった。
また、キャメロット星系で絶大な人気を誇るエドワード八世を危険に晒したことを公表すれば、市民たちの軍への批判はこれまでとは比べ物にならないほど大きなものになることは容易に想像できた。
統合作戦本部の会議室ではキャメロット星系の制服組トップ、統合作戦副本部長のナイジェル・ダウランド大将が司令長官のエルフィンストーン、行政府の代表パーシバル・フェアファックス軍務卿、第九艦隊司令官“賢者”アデル・ハース大将と協議を行っていた。
ダウランドが諜報部での調査結果を報告する。
「諜報部で調査した結果だが、マイク・シスレーという名の帝国工作員が参謀本部運用班のナタリー・ガスコイン少佐と第十一艦隊の掌帆手ゴードン・モービー一等兵曹に接触したことが分かっている。ガスコイン少佐はフォークナー中将との不倫関係で脅され、フォークナー中将に国王陛下の護衛戦隊の増派とモービーが乗るエクセター225を旗艦とし、フレーザー少将を指揮官とすることを提案させた……」
ガスコインは六月四日に軍警察に拘束され、取り調べを受けていた。当初は黙秘を貫いていたが、国王が襲撃を受けたと聞いてショックを受け、六月六日にすべてを告白している。
「国王護衛戦隊のスケジュールと航路情報だが、フォークナー中将が入手し、ガスコインを通じてシスレーに渡っている。シスレーからロンバルディア船籍の商船に情報が渡り、陛下の出発に合わせて出港する段取りだったようだ……」
更に反乱計画についても報告される。
「モービー一等兵曹は薬物による洗脳の可能性が高いそうだ。取り調べを行っているが、反乱について問い質すと支離滅裂な答えしか返ってこない。シスレーの家を調査したところ、既に逃亡した後で、五月二十一日に宇宙港に入ったところまでは追えたのだが、それ以降の足取りは掴めていない。恐らくヤシマに向かっているのだろうが、今からでは情報通報艦でも間に合わん」
キャメロット星系からヤシマ星系までは約二十二パーセク(約七十二光年)で、高速商船であれば三十一日で移動できる。一方情報通報艦を使ったリレー方式での情報伝達では二十二日で済むが、半月以上先行しているため、シスレーがヤシマに入った後にしか情報は届かない。
ヤシマは多くの商人が集まる交易国家であり、ヤシマ情報部の能力の低さもあって、紛れ込まれたら見つけ出すことはまず不可能だ。
「薬物を使った洗脳はゾンファが得意とするところではなかったですか? 帝国の工作員がそのような手を使ったという記憶がないのですが?」
ハースが質問した。
「ハース提督の認識で間違いない。どうやら今回は帝国とゾンファが共謀したか、どちらかがもう一方を利用した可能性が高いと考えている」
ダウランドの答えにエルフィンストーンが唸る。
「うむ……明確に共闘関係にあるかは分からないが、帝国とゾンファの両方が陛下のお命を狙ったということか……厄介な……」
その呟きに全員が頷く。
「いずれにせよ、現在調査中だ。話を戻すが、フォークナー中将については既に任意で取り調べを行っている。まだ、黙秘を続けているが、今日中には正式に逮捕状を取って取り調べるべきだと考えている。それに加え、ガスコイン少佐から重大な情報が出てきた」
「重大な情報ですか?」
ハースの問いにダウランドは大きく頷く。
「元作戦部長のルシアンナ・ゴールドスミス女史に相談に行ったそうだ。それも国王護衛戦隊が出港する前に。そのタイミングで情報が軍に入れば、国王陛下に出発を見合わせていただくこともできた。しかし、ゴールドスミス女史からは一切情報は来ていない。元作戦部長がこの情報の重要性に気づかないはずはない。何らかの意図があったのだろうが、これも大きなスキャンダルだろう」
ダウランドの言葉にハースが発言を求めた。
統合作戦本部次長ウィルフレッド・フォークナー中将は、自身が非常に危うい立場に追い込まれたことに愕然としていた。
(ナタリーがすべて話しただと……なぜ発覚したのだ……)
彼はナタリー・ガスコイン少佐がすべてを告白したため、任意で軍警察の取り調べを受けている。
フォークナーの行動に不審な点があったため、ガスコインが拘束された情報は最高レベルの極秘とされていた。
そのため、統合作戦本部の次長であっても全く気づいていなかった。
しかし、前日に国王護衛戦隊が改造商船の襲撃を受けたという情報が入り、彼は自分のところに捜査の手が伸びると考えたが、それが思った以上に早く、手を打つことができないまま拘束された。
「航路情報を敵の工作員に漏らせば、このような事態になることは誰にでも分かるはず。国王陛下のお命が危ぶまれる状況を作ったことに関し、中将の考えをお聞きしたい」
軍警察の捜査官が鋭い視線を向ける。
「私は情報など流しておらん。そもそも陛下の航路情報にアクセスなどしておらんのだ。渡しようがないだろう」
フォークナーは航路情報を手に入れる際、細心の注意を払っていた。自身のIDでは証拠が残ると考え、メンテナンス用のIDを密かに入手した。そして、それを使ってシステムにアクセスし、情報を入手していたのだ。
「中将がメンテナンス用IDを不正に使用されたことは分かっています」
「でたらめだ」
フォークナーは心の中で愕然とするが、それを見せずに言い放った。しかし、捜査官は否定してくることを予想しており、ニヤリと笑う。
「システム担当の二等兵曹が、あなたがアクセスしたログを見つけ、コンソールを操作しているあなたの姿が映った監視カメラの映像と共に提出してくれました。最初は何のためか分かりませんでしたが、ガスコイン少佐の証言でようやく繋がったのです。あなたは下士官たちに相当嫌われているようですね」
フォークナーは反乱を防止するという理由で、下士官たちが密かに使っているシステムを取り上げようと画策していた。そのことに危機感を持った下士官たちはフォークナーの弱みを握ろうといろいろと調べていたのだ。
「私はやっていないぞ! その二等兵曹のでっち上げだ!」
「でっち上げかどうかは軍司法局が判断します。これだけではないようなので、いろいろと話していただきますよ」
フォークナーは捜査官の嗜虐的な目に恐れを感じていた。
それでもここで認めれば、国家反逆罪で極刑の可能性もあるため、黙秘する。
「ダンマリでも構いませんよ。ガスコイン少佐は協力的ですし、諜報部では帝国工作員の残したデータも解析していますから、そろそろすべてが明らかになるはずですので」
フォークナーは自分が絶望的な状況にあることに目の前が真っ暗になっていた。
■■■
宇宙暦四五二五年六月七日
キャメロット防衛艦隊司令長官ジークフリード・エルフィンストーン大将は、諜報部と軍警察からもたらされた情報に頭を抱えていた。
「陛下への襲撃と反乱計画がリンクしていただと……それも統合作戦本部の次長がその謀略に関与していた……フレッチャーといい、フォークナーといい、王国軍人としての矜持は持ち合わせておらんのか!」
最後は報告書の束をデスクに叩き付けるように投げ、怒りを見せる。
オズワルド・フレッチャー大将が第二特務戦隊のスヴァローグ帝国行の情報を漏洩し、それが発覚したのは昨年の十一月とまだ半年しか経っていない。
それにもかかわらず、総参謀長という要職を経験したウィルフレッド・フォークナー中将が国王のスケジュールと航路情報という重大な機密を敵国の情報員に流したこと、更には反乱を誘発させようとしたという事実に、エルフィンストーンは言いようのない怒りを覚えたのだ。
「起きたことは仕方ありません。頭が痛い話ですが、この事実をどう公表するかです」
総参謀長のウォーレン・キャニング中将が冷静に指摘する。しかし、普段飄々としている彼のこめかみにも血管が浮き出ており、怒りを抑えていることは明らかだった。
「まずはナイジェルとアデルに相談するが、頭が痛い話だ。最終的には政府から発表になるだろうが、王国軍の歴史に消しようのない汚点を残したことは間違いない」
アルビオン王国軍は高い規律と強い愛国心から、今まで反乱が起きたことはなかった。
もちろん、これまでも横暴な艦長に下士官たちが反抗し、要求を突きつけたことはある。
しかし、国王の護衛という重大かつ名誉ある任務中に旗艦の戦闘指揮所を占拠しようとするなど、考えられないことだった。
また、キャメロット星系で絶大な人気を誇るエドワード八世を危険に晒したことを公表すれば、市民たちの軍への批判はこれまでとは比べ物にならないほど大きなものになることは容易に想像できた。
統合作戦本部の会議室ではキャメロット星系の制服組トップ、統合作戦副本部長のナイジェル・ダウランド大将が司令長官のエルフィンストーン、行政府の代表パーシバル・フェアファックス軍務卿、第九艦隊司令官“賢者”アデル・ハース大将と協議を行っていた。
ダウランドが諜報部での調査結果を報告する。
「諜報部で調査した結果だが、マイク・シスレーという名の帝国工作員が参謀本部運用班のナタリー・ガスコイン少佐と第十一艦隊の掌帆手ゴードン・モービー一等兵曹に接触したことが分かっている。ガスコイン少佐はフォークナー中将との不倫関係で脅され、フォークナー中将に国王陛下の護衛戦隊の増派とモービーが乗るエクセター225を旗艦とし、フレーザー少将を指揮官とすることを提案させた……」
ガスコインは六月四日に軍警察に拘束され、取り調べを受けていた。当初は黙秘を貫いていたが、国王が襲撃を受けたと聞いてショックを受け、六月六日にすべてを告白している。
「国王護衛戦隊のスケジュールと航路情報だが、フォークナー中将が入手し、ガスコインを通じてシスレーに渡っている。シスレーからロンバルディア船籍の商船に情報が渡り、陛下の出発に合わせて出港する段取りだったようだ……」
更に反乱計画についても報告される。
「モービー一等兵曹は薬物による洗脳の可能性が高いそうだ。取り調べを行っているが、反乱について問い質すと支離滅裂な答えしか返ってこない。シスレーの家を調査したところ、既に逃亡した後で、五月二十一日に宇宙港に入ったところまでは追えたのだが、それ以降の足取りは掴めていない。恐らくヤシマに向かっているのだろうが、今からでは情報通報艦でも間に合わん」
キャメロット星系からヤシマ星系までは約二十二パーセク(約七十二光年)で、高速商船であれば三十一日で移動できる。一方情報通報艦を使ったリレー方式での情報伝達では二十二日で済むが、半月以上先行しているため、シスレーがヤシマに入った後にしか情報は届かない。
ヤシマは多くの商人が集まる交易国家であり、ヤシマ情報部の能力の低さもあって、紛れ込まれたら見つけ出すことはまず不可能だ。
「薬物を使った洗脳はゾンファが得意とするところではなかったですか? 帝国の工作員がそのような手を使ったという記憶がないのですが?」
ハースが質問した。
「ハース提督の認識で間違いない。どうやら今回は帝国とゾンファが共謀したか、どちらかがもう一方を利用した可能性が高いと考えている」
ダウランドの答えにエルフィンストーンが唸る。
「うむ……明確に共闘関係にあるかは分からないが、帝国とゾンファの両方が陛下のお命を狙ったということか……厄介な……」
その呟きに全員が頷く。
「いずれにせよ、現在調査中だ。話を戻すが、フォークナー中将については既に任意で取り調べを行っている。まだ、黙秘を続けているが、今日中には正式に逮捕状を取って取り調べるべきだと考えている。それに加え、ガスコイン少佐から重大な情報が出てきた」
「重大な情報ですか?」
ハースの問いにダウランドは大きく頷く。
「元作戦部長のルシアンナ・ゴールドスミス女史に相談に行ったそうだ。それも国王護衛戦隊が出港する前に。そのタイミングで情報が軍に入れば、国王陛下に出発を見合わせていただくこともできた。しかし、ゴールドスミス女史からは一切情報は来ていない。元作戦部長がこの情報の重要性に気づかないはずはない。何らかの意図があったのだろうが、これも大きなスキャンダルだろう」
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