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第六部:「ヤシマ星系を死守せよ」
第二十八話
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宇宙暦四五二三年六月五日。
第六艦隊を迎えたアルビオン艦隊では司令官たちによる情報のすり合わせと今後の方針を確認する会議が行われていた。
司会は最先任の司令官、第七艦隊のオズワルド・フレッチャー大将で、これまでに得られた情報が整理された資料の説明を行っている。
「……ゾンファ共和国はジュンツェン星系に十五個艦隊を用意している。そして、重要なことは先のイーグンジャンプポイント会戦はヤシマ攻略のための前哨戦と位置づけられていたということだ」
その言葉に第六艦隊司令官のジャスティーナ・ユーイング大将が独特の鼻に掛かった、少し間延びする話し方で疑問を口にする。
「前哨戦ですか? 我が軍を集中的に狙っていたと聞いておりますけど、どのような考えなのでしょうか?」
「鹵獲した艦から得られた情報では連合艦隊をJPに誘い出し、我がアルビオン艦隊の戦力を削ることで、タカマガハラでの決戦を優位に進めるつもりのようだ」
「その情報は正しいのでしょうか? ゾンファ軍の情報管理は厳格であったと記憶しているのですけど?」
その問いに第九艦隊の司令官アデル・ハース大将が答えた。
「その認識で間違いありません。ですが、今回は状況が異なるようです」
「状況が異なるとはどういったことなのですか?」と言ってユーイングは首を傾げる。
「ゾンファ艦隊の士官と准士官以下の間に強い軋轢があるようなのです。今回入手した情報は不自然に士官が全員戦死していた艦から得られたものでした。その艦で反乱が起きたと我々は考えています」
反乱という言葉におっとりとしたユーイングも思わず声を高める。
「反乱が起きたのですか! ゾンファの支配体制は堅固であったはずですが?」
そこでフレッチャーがハースに代わり、「この資料を見てほしい」と言ってゾンファの戦艦の艦内図を映し出す。
「今回鹵獲した戦艦の内部だが、防御スクリーン発生装置、副砲などが増強されている。一方で兵士たちの居住区画がないのだ」
「居住区画がないのですか? それではどこで身体を休めるのでしょう?」
「脱出ポッドの仮設寝台を使っていたそうだ」
「脱出ポッド……」とユーイングは絶句する。
「他にも調理室がない。食事は調理が不要な戦闘用糧食に近いものらしい。ゾンファらしいと言えばらしいのだが」
フレッチャーは呆れ気味にそう言うと、第十一艦隊のサンドラ・サウスゲート大将が話に加わる。
「そうは言ってもそれによって得られた戦闘力は脅威だ。特に防御力が飛躍的に向上していることは頭が痛い問題だ」
イーグンJP会戦で最も苦戦したため、苦々しい表情で話している。
「防御力も脅威ですが、攻撃力も今までのゾンファ艦より強力でした」
第八艦隊のノーラ・レイヤード大将が静かな口調で付け加える。
僅かな沈黙の後、フレッチャーが話し始めた。
「話を戻すが、ゾンファ軍の総司令官、シオン・チョンはジュンツェン星系に戻り、艦隊の再編を行った後に第二次攻略部隊を送り込む戦略を立てている。イーグンJP会戦で傷ついた艦は多いが、動員可能な最大数、十個艦隊で侵攻してくるだろう。それも最短で半月後だ」
フレッチャーの言葉に、ユーイングは目を大きく見開く。
「八個艦隊を運用した直後に十個艦隊ですか? ゾンファの補給能力では不可能ではありませんこと?」
ユーイングの疑問はこれまでのアルビオン軍の常識であった。元々ゾンファ軍は補給を軽視する傾向が強く、これまでも三万隻以上の艦隊を運用したことはほとんどなかった。
「いや、入手した計画書を見る限り充分に可能だ。一年以上前から備蓄を行い、ジュンツェンのJ5要塞には充分な物資があるらしい。輸送艦も本国に残る艦隊の物を含め、集められるだけ集めているようだ」
フレッチャーはこめかみを抑えてそう言った。
「では、それにどう対応されるのでしょうか? ヤシマが二個艦隊未満、我々が三個艦隊強では、僅か五個艦隊しかありませんが」
ユーイングがフレッチャーに確認する。
「ロンバルディアから艦隊が派遣されることは間違いない。それに加えシャーリアからも。まあ、シャーリアは運が良ければだが。ただ、どれだけの艦隊が送られてくるかはまだ情報がないのだ」
フレッチャーはどうしようもないという感じでそれだけを告げる。
「では、我々はどうするのでしょうか? それだけの戦力差であれば、撤退も選択肢の一つだと思うのですが?」
ユーイングは再びフレッチャーに問うが、その視線はハースに向いていた。
「敵艦隊が現れてから判断するしかあるまい。もっともロンバルディアが全艦隊を送ってきたとしても、ゾンファが十個艦隊なら我々に勝ち目はない。その場合、撤退しかあり得ないのだがな」
フレッチャーはそう言うと静かに目を瞑った。
ユーイングはフレッチャーの言葉に何も言わず、「ハース提督のお考えは?」と確認する。
「ヤシマから撤退することは祖国を危うくします」
ハースは決然とした口調で断言する。その言葉にユーイングはニコリと微笑んだ。
「そうは言っても我々が全滅すれば、戦力を無為に失うだけでなく、その後のヤシマ奪還すら不可能になる。この話は何度もしたはずだ」
憮然とした表情でフレッチャーが告げる。
「ええ、私も何度もご説明しました。ここでヤシマを見捨てれば、ゾンファは労せずしてこの星系と技術を手に入れてしまうのです。その結果、我が国は建国以来の危機的な状況に陥ってしまうでしょう」
その言葉にフレッチャーが反論しようとしたが、その前にユーイングが「それほどの危機と言えるのですか?」とのんびりとした口調で尋ねる。
「ヤシマの国民性を考えた場合、ここで我々が見捨てれば抵抗することなく、降伏するでしょう。更に言えば、五年前と同じようにジュンツェン星系に進攻したとしても、敵も充分に学習しているでしょうから、ジュンツェン星系を奪うことは困難です。そうなると、ここヤシマに攻め込まなければなりませんが、ヤシマ国民を人質に取られた状態では我々が勝利することは不可能だと断言できます」
フレッチャーは不機嫌そうに反論する。
「だからと言って、我々が玉砕する必要はない。キャメロットで防衛に徹すれば、我が国が敗れることはないのだからな」
ハースはその言葉に小さく首を横に振り、真面目な表情で反論を始めた。
「確かに短期的にはそうでしょう。ですが、ヤシマが加われば、ゾンファの国力は我が国を大きく凌駕します。帝国と潰し合ってくれればよいですが、今の状況では帝国に期待できません。我が国と帝国が手をこまねいている間に自由星系国家連合のすべての星系を手に入れたら、ゾンファに対抗する術はなくなるのです」
「だが、ここで我々が玉砕しても結果は同じだ」とフレッチャーは即座に否定する。
「ですが、小官の提案した策であれば、ゾンファに勝利することは難しくありません。少なくとも時間を稼ぐことはできるはずです」
「あれは策とは言わん」とフレッチャーは吐き捨てるように言った。
ハースは決然とした顔でフレッチャーを見つめ、サウスゲートは苦々しい表情を浮かべている。レイヤードはほとんど表情を変えていないが、フレッチャーの考えに賛同しているようには見えない。
(これは困ったことになっているようね。強力な敵と戦わなければならないというのに……)
ユーイングはフレッチャーと三人の提督の関係が悪化していることに心の中で溜息を吐いていた。
第六艦隊を迎えたアルビオン艦隊では司令官たちによる情報のすり合わせと今後の方針を確認する会議が行われていた。
司会は最先任の司令官、第七艦隊のオズワルド・フレッチャー大将で、これまでに得られた情報が整理された資料の説明を行っている。
「……ゾンファ共和国はジュンツェン星系に十五個艦隊を用意している。そして、重要なことは先のイーグンジャンプポイント会戦はヤシマ攻略のための前哨戦と位置づけられていたということだ」
その言葉に第六艦隊司令官のジャスティーナ・ユーイング大将が独特の鼻に掛かった、少し間延びする話し方で疑問を口にする。
「前哨戦ですか? 我が軍を集中的に狙っていたと聞いておりますけど、どのような考えなのでしょうか?」
「鹵獲した艦から得られた情報では連合艦隊をJPに誘い出し、我がアルビオン艦隊の戦力を削ることで、タカマガハラでの決戦を優位に進めるつもりのようだ」
「その情報は正しいのでしょうか? ゾンファ軍の情報管理は厳格であったと記憶しているのですけど?」
その問いに第九艦隊の司令官アデル・ハース大将が答えた。
「その認識で間違いありません。ですが、今回は状況が異なるようです」
「状況が異なるとはどういったことなのですか?」と言ってユーイングは首を傾げる。
「ゾンファ艦隊の士官と准士官以下の間に強い軋轢があるようなのです。今回入手した情報は不自然に士官が全員戦死していた艦から得られたものでした。その艦で反乱が起きたと我々は考えています」
反乱という言葉におっとりとしたユーイングも思わず声を高める。
「反乱が起きたのですか! ゾンファの支配体制は堅固であったはずですが?」
そこでフレッチャーがハースに代わり、「この資料を見てほしい」と言ってゾンファの戦艦の艦内図を映し出す。
「今回鹵獲した戦艦の内部だが、防御スクリーン発生装置、副砲などが増強されている。一方で兵士たちの居住区画がないのだ」
「居住区画がないのですか? それではどこで身体を休めるのでしょう?」
「脱出ポッドの仮設寝台を使っていたそうだ」
「脱出ポッド……」とユーイングは絶句する。
「他にも調理室がない。食事は調理が不要な戦闘用糧食に近いものらしい。ゾンファらしいと言えばらしいのだが」
フレッチャーは呆れ気味にそう言うと、第十一艦隊のサンドラ・サウスゲート大将が話に加わる。
「そうは言ってもそれによって得られた戦闘力は脅威だ。特に防御力が飛躍的に向上していることは頭が痛い問題だ」
イーグンJP会戦で最も苦戦したため、苦々しい表情で話している。
「防御力も脅威ですが、攻撃力も今までのゾンファ艦より強力でした」
第八艦隊のノーラ・レイヤード大将が静かな口調で付け加える。
僅かな沈黙の後、フレッチャーが話し始めた。
「話を戻すが、ゾンファ軍の総司令官、シオン・チョンはジュンツェン星系に戻り、艦隊の再編を行った後に第二次攻略部隊を送り込む戦略を立てている。イーグンJP会戦で傷ついた艦は多いが、動員可能な最大数、十個艦隊で侵攻してくるだろう。それも最短で半月後だ」
フレッチャーの言葉に、ユーイングは目を大きく見開く。
「八個艦隊を運用した直後に十個艦隊ですか? ゾンファの補給能力では不可能ではありませんこと?」
ユーイングの疑問はこれまでのアルビオン軍の常識であった。元々ゾンファ軍は補給を軽視する傾向が強く、これまでも三万隻以上の艦隊を運用したことはほとんどなかった。
「いや、入手した計画書を見る限り充分に可能だ。一年以上前から備蓄を行い、ジュンツェンのJ5要塞には充分な物資があるらしい。輸送艦も本国に残る艦隊の物を含め、集められるだけ集めているようだ」
フレッチャーはこめかみを抑えてそう言った。
「では、それにどう対応されるのでしょうか? ヤシマが二個艦隊未満、我々が三個艦隊強では、僅か五個艦隊しかありませんが」
ユーイングがフレッチャーに確認する。
「ロンバルディアから艦隊が派遣されることは間違いない。それに加えシャーリアからも。まあ、シャーリアは運が良ければだが。ただ、どれだけの艦隊が送られてくるかはまだ情報がないのだ」
フレッチャーはどうしようもないという感じでそれだけを告げる。
「では、我々はどうするのでしょうか? それだけの戦力差であれば、撤退も選択肢の一つだと思うのですが?」
ユーイングは再びフレッチャーに問うが、その視線はハースに向いていた。
「敵艦隊が現れてから判断するしかあるまい。もっともロンバルディアが全艦隊を送ってきたとしても、ゾンファが十個艦隊なら我々に勝ち目はない。その場合、撤退しかあり得ないのだがな」
フレッチャーはそう言うと静かに目を瞑った。
ユーイングはフレッチャーの言葉に何も言わず、「ハース提督のお考えは?」と確認する。
「ヤシマから撤退することは祖国を危うくします」
ハースは決然とした口調で断言する。その言葉にユーイングはニコリと微笑んだ。
「そうは言っても我々が全滅すれば、戦力を無為に失うだけでなく、その後のヤシマ奪還すら不可能になる。この話は何度もしたはずだ」
憮然とした表情でフレッチャーが告げる。
「ええ、私も何度もご説明しました。ここでヤシマを見捨てれば、ゾンファは労せずしてこの星系と技術を手に入れてしまうのです。その結果、我が国は建国以来の危機的な状況に陥ってしまうでしょう」
その言葉にフレッチャーが反論しようとしたが、その前にユーイングが「それほどの危機と言えるのですか?」とのんびりとした口調で尋ねる。
「ヤシマの国民性を考えた場合、ここで我々が見捨てれば抵抗することなく、降伏するでしょう。更に言えば、五年前と同じようにジュンツェン星系に進攻したとしても、敵も充分に学習しているでしょうから、ジュンツェン星系を奪うことは困難です。そうなると、ここヤシマに攻め込まなければなりませんが、ヤシマ国民を人質に取られた状態では我々が勝利することは不可能だと断言できます」
フレッチャーは不機嫌そうに反論する。
「だからと言って、我々が玉砕する必要はない。キャメロットで防衛に徹すれば、我が国が敗れることはないのだからな」
ハースはその言葉に小さく首を横に振り、真面目な表情で反論を始めた。
「確かに短期的にはそうでしょう。ですが、ヤシマが加われば、ゾンファの国力は我が国を大きく凌駕します。帝国と潰し合ってくれればよいですが、今の状況では帝国に期待できません。我が国と帝国が手をこまねいている間に自由星系国家連合のすべての星系を手に入れたら、ゾンファに対抗する術はなくなるのです」
「だが、ここで我々が玉砕しても結果は同じだ」とフレッチャーは即座に否定する。
「ですが、小官の提案した策であれば、ゾンファに勝利することは難しくありません。少なくとも時間を稼ぐことはできるはずです」
「あれは策とは言わん」とフレッチャーは吐き捨てるように言った。
ハースは決然とした顔でフレッチャーを見つめ、サウスゲートは苦々しい表情を浮かべている。レイヤードはほとんど表情を変えていないが、フレッチャーの考えに賛同しているようには見えない。
(これは困ったことになっているようね。強力な敵と戦わなければならないというのに……)
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