129 / 386
第三部:「砲艦戦隊出撃せよ」
第四十九話
しおりを挟む
宇宙暦四五一八年九月二日。
乗艦レディバード125号を失ったクリフォードは第四砲艦戦隊の旗艦グレイローバー05号で故郷キャメロット星系に帰還した。
レディバードの乗組員たちも艦を失ったショックから立ち直り、砲艦支援艦でのんびりとした時間を過ごしていた。
唯一重傷を負った機関長のラッセル・ダルトン機関少尉は右脚を切断したものの、順調に回復している。
義足は第三惑星ランスロットの軍病院で装着する予定であり、今は車椅子生活を余儀なくされていた。順調に回復しているものの、ダルトンが退役することは確実だった。
義足により歩行に支障はないものの、元々砲艦という評価の低い艦種の機関長であり、更に四十八歳という年齢がネックとなったのだ。
彼が乗るべき艦が見つからない可能性が高く、半給の予備役となるしかない。また、彼は十年前に妻と子を事故で失っており、生き甲斐がなくなることも心配の種だった。
(機関長は優秀な人なんだが……軍艦以外に就職先を見つけるといっても難しいだろうな。それに艦が家みたいな人だ。予備役は辛いだろうな……)
クリフォードは可能な限り力になろうと心に誓い、キャメロット帰還後、多方面に働きかけた。その結果、航宙艦の機関専門学校の講師の職を得た。
ダルトンは若い世代への教育を生きがいに感じ、多くの優秀な機関士を育てることになる。
ジュンツェン星系からの航宙の間に戦死した下士官兵の遺族への手紙を書き、更に生き残った乗組員たちの勤務評定と叙勲申請書を作成していく。
特に副長のバートラム・オーウェル大尉は救助のため最後まで艦に残っただけでなく、損傷していくレディバードの応急処置を的確に指揮し戦闘継続に寄与している。
同様に掌帆長のフレデイ・ドレイバー兵曹長も冷却系の調整で職人技を見せている。
更に掌砲長のジーン・コーエン兵曹長も駆逐艦二隻を戦闘不能にするなど叙勲に相応しい働きを見せていた。
(本当なら全員を推薦したいくらいなんだが……副長と機関長、掌帆長と掌砲長の四人から選ぶしかないか。操舵長も推薦したいところだが、難しいだろうな……)
艦長として初めて部下の評価を行うため、中々決められない。
そんな時、グレイローバーの艦長であり砲艦戦隊司令のエルマー・マイヤーズ中佐が彼の下を訪れた。
損傷した艦の補修と救助した砲艦乗組員の対応で常に忙しいマイヤーズが訪れたことに、クリフォードは驚く。
マイヤーズはいつもの真面目な表情を崩すことなく、
「部下の評定で悩んでいるのだろう?」と声を掛ける。
クリフォードが頷くと、「大した助言はできないが」と断った上で話し始めた。
「事実を誇張することなく報告すればいい。叙勲の推薦も人数を制限する必要はないぞ。君が必要だと思えば何人だろうと推薦すればいい」
「そうなのですか? 上級士官コースでは少佐に推薦できる枠は二名と習いましたが」と疑問を口にする。
そこでマイヤーズは初めて笑みを浮かべた。
「真面目なことはいいことだが、その慣習はあくまで慣習にすぎんのだよ。それに司令部がすべて受理することはないんだ。だから、多めに推薦しておけ」
クリフォードが頷くと、彼の肩を軽く叩き、
「君が推薦したことは部下たちに必ず伝えておけ。叙勲できるかは分からないが、指揮官が評価してくれていると知れば彼らの励みになる。それに彼らはこれから別の艦に移っていくのだ。君が評価したという事実は次の艦での評価に繋がる」
クリフォードは笑みを浮かべながら、「ありがとうございます」と頭を下げた。
キャメロットに帰還後、五名の叙勲申請を行った。その結果、オーウェルとコーエンは勲功章《メダル》を授与された。もちろん、ダルトンと戦死者には名誉戦傷章が授与されている。
この叙勲については多くの軍関係者から驚きの声が上がった。
そもそも砲艦の准士官が叙勲の申請対象になること自体稀であり、砲艦の掌砲長が勲章を授与されたことはアルビオン軍の長い歴史の中でも初めてのことだった。
この叙勲は砲艦乗りたちに歓迎された。
鼻つまみ者と蔑まされていた自分たちを軍が正当に評価してくれることに驚くと共に、自分たちの存在が認められたと自分のことのように喜んでいた。
マイヤーズが去った後、部下たちと別れるという事実を改めて噛み締める。
(レディバードはもうないんだ。みんなともこの航宙が終われば別れることになる……一年ちょっとだったが、随分長く一緒にいるような気がする……)
しんみりとした雰囲気でデスクに向かっていると、オーウェルが現れた。
「今ちょっといいですか?」と言って答えも聞かずに入ってくる。
クリフォードは苦笑しながらも「何だ?」と尋ねる。
「いや、戦闘の前に言っていた、パーティの件ですよ。艦も沈んじまいましたし、とりあえず、入港してもすぐに配属先は決まらんでしょう。それにあれだけの戦闘の後なんですから、一ヶ月やそこらの休暇はもらえるはずですよね。というわけで、その相談をしにきたんです」
そう言ってクリフォードをレディバードの乗組員たちの溜り場に連れ出した。オーウェルは全員がいることを確認すると、
「よし! 全員いるな。それではこれから帰還後の戦勝パーティについて話し合いを行う」
オーウェルの言葉にお調子者の操舵長トリンブルが勢いよく手を上げる。
「ド派手なパーティを希望します! ドンちゃん騒ぎで三日ほど飲みまくりたいです!」
その言葉に「そりゃいい!」という声が上がる。
クリフォードは「三日は勘弁してくれ」と笑い、
「まあ派手に破目を外すのもいいか。場所をどこにするかな。まあ、メディアが入り込まない静かなところがいいんだが」
オーウェルがニヤリと笑いながら、大きく頷く。
「そうなんですよ。何といっても、有名な “崖っぷち”と一緒にパーティなんですからね。下手な場所でやったら大変なことになります。でも、私らじゃそんな場所を知りませんから。艦長ならいいところをご存知じゃないかと」
オーウェルが初めての指揮艦を失った自分の気持ちを考え、明るく振舞っていることに、クリフォードは気づいていた。そして、彼に合わせるように明るい口調で応える。
「義父に頼んでみよう。何といっても財務卿閣下だからな。いい場所に一つや二つあるはずだ。このくらいの公私混同は許されるだろ?」とおどけるように彼の義父ノースブルック伯爵の伝手を使うと言った。
乗組員たちはその言葉に「オウ!」という歓声を上げ、大袈裟に喜ぶ。
「そりゃいいですね。ノースブルック家は名家ですから。でも、あんまり立派なところは勘弁してくださいよ。こっちはガサツな砲艦乗りなんですから」
オーウェルもそう言って大きな声で笑い出す。
クリフォードは「それを言ったら私も砲艦乗りだぞ」と言い、すぐに釣られるように笑い出した。
翌日、グレイローバーは第四惑星ガウェインの衛星軌道上にある兵站衛星プライウェンに入港した。レディバードの乗組員たちはグレイローバーから下りると、大型艇に乗り換えて第三惑星ランスロットに向かった。
ランスロットの衛星軌道上にある要塞衛星アロンダイトに入ると、レディバードの乗組員たちは熱烈な歓迎を受ける。
既に情報通報艦からの情報でレディバードの活躍が伝えられており、砲艦で駆逐艦を沈めたという快挙に惜しみない賞賛が贈られた。
普段馬鹿にされることが多い砲艦乗りたちは慣れない賞賛に戸惑うが、自分たちが正当に評価されたことに誇らしさを感じていた。
キャメロット防衛艦隊の各艦隊が入港してくると、要塞は祝勝ムード一色になる。
翌日、全ての艦が入港を果たすと、ランスロットの首都チャリスにいる王太子エドワードが祝辞を述べに要塞に入った。
「アルビオンの誇りである艦隊将兵諸君! 諸君らの活躍によりゾンファの野望は打ち砕かれた!……散っていった勇者たちに哀悼を捧げるとともに、諸君らの忠誠と献身に心から感謝の意を表すものである!」
正装に身を包んだ王太子の厳かな演説は万雷の拍手を呼んだ。
乗艦レディバード125号を失ったクリフォードは第四砲艦戦隊の旗艦グレイローバー05号で故郷キャメロット星系に帰還した。
レディバードの乗組員たちも艦を失ったショックから立ち直り、砲艦支援艦でのんびりとした時間を過ごしていた。
唯一重傷を負った機関長のラッセル・ダルトン機関少尉は右脚を切断したものの、順調に回復している。
義足は第三惑星ランスロットの軍病院で装着する予定であり、今は車椅子生活を余儀なくされていた。順調に回復しているものの、ダルトンが退役することは確実だった。
義足により歩行に支障はないものの、元々砲艦という評価の低い艦種の機関長であり、更に四十八歳という年齢がネックとなったのだ。
彼が乗るべき艦が見つからない可能性が高く、半給の予備役となるしかない。また、彼は十年前に妻と子を事故で失っており、生き甲斐がなくなることも心配の種だった。
(機関長は優秀な人なんだが……軍艦以外に就職先を見つけるといっても難しいだろうな。それに艦が家みたいな人だ。予備役は辛いだろうな……)
クリフォードは可能な限り力になろうと心に誓い、キャメロット帰還後、多方面に働きかけた。その結果、航宙艦の機関専門学校の講師の職を得た。
ダルトンは若い世代への教育を生きがいに感じ、多くの優秀な機関士を育てることになる。
ジュンツェン星系からの航宙の間に戦死した下士官兵の遺族への手紙を書き、更に生き残った乗組員たちの勤務評定と叙勲申請書を作成していく。
特に副長のバートラム・オーウェル大尉は救助のため最後まで艦に残っただけでなく、損傷していくレディバードの応急処置を的確に指揮し戦闘継続に寄与している。
同様に掌帆長のフレデイ・ドレイバー兵曹長も冷却系の調整で職人技を見せている。
更に掌砲長のジーン・コーエン兵曹長も駆逐艦二隻を戦闘不能にするなど叙勲に相応しい働きを見せていた。
(本当なら全員を推薦したいくらいなんだが……副長と機関長、掌帆長と掌砲長の四人から選ぶしかないか。操舵長も推薦したいところだが、難しいだろうな……)
艦長として初めて部下の評価を行うため、中々決められない。
そんな時、グレイローバーの艦長であり砲艦戦隊司令のエルマー・マイヤーズ中佐が彼の下を訪れた。
損傷した艦の補修と救助した砲艦乗組員の対応で常に忙しいマイヤーズが訪れたことに、クリフォードは驚く。
マイヤーズはいつもの真面目な表情を崩すことなく、
「部下の評定で悩んでいるのだろう?」と声を掛ける。
クリフォードが頷くと、「大した助言はできないが」と断った上で話し始めた。
「事実を誇張することなく報告すればいい。叙勲の推薦も人数を制限する必要はないぞ。君が必要だと思えば何人だろうと推薦すればいい」
「そうなのですか? 上級士官コースでは少佐に推薦できる枠は二名と習いましたが」と疑問を口にする。
そこでマイヤーズは初めて笑みを浮かべた。
「真面目なことはいいことだが、その慣習はあくまで慣習にすぎんのだよ。それに司令部がすべて受理することはないんだ。だから、多めに推薦しておけ」
クリフォードが頷くと、彼の肩を軽く叩き、
「君が推薦したことは部下たちに必ず伝えておけ。叙勲できるかは分からないが、指揮官が評価してくれていると知れば彼らの励みになる。それに彼らはこれから別の艦に移っていくのだ。君が評価したという事実は次の艦での評価に繋がる」
クリフォードは笑みを浮かべながら、「ありがとうございます」と頭を下げた。
キャメロットに帰還後、五名の叙勲申請を行った。その結果、オーウェルとコーエンは勲功章《メダル》を授与された。もちろん、ダルトンと戦死者には名誉戦傷章が授与されている。
この叙勲については多くの軍関係者から驚きの声が上がった。
そもそも砲艦の准士官が叙勲の申請対象になること自体稀であり、砲艦の掌砲長が勲章を授与されたことはアルビオン軍の長い歴史の中でも初めてのことだった。
この叙勲は砲艦乗りたちに歓迎された。
鼻つまみ者と蔑まされていた自分たちを軍が正当に評価してくれることに驚くと共に、自分たちの存在が認められたと自分のことのように喜んでいた。
マイヤーズが去った後、部下たちと別れるという事実を改めて噛み締める。
(レディバードはもうないんだ。みんなともこの航宙が終われば別れることになる……一年ちょっとだったが、随分長く一緒にいるような気がする……)
しんみりとした雰囲気でデスクに向かっていると、オーウェルが現れた。
「今ちょっといいですか?」と言って答えも聞かずに入ってくる。
クリフォードは苦笑しながらも「何だ?」と尋ねる。
「いや、戦闘の前に言っていた、パーティの件ですよ。艦も沈んじまいましたし、とりあえず、入港してもすぐに配属先は決まらんでしょう。それにあれだけの戦闘の後なんですから、一ヶ月やそこらの休暇はもらえるはずですよね。というわけで、その相談をしにきたんです」
そう言ってクリフォードをレディバードの乗組員たちの溜り場に連れ出した。オーウェルは全員がいることを確認すると、
「よし! 全員いるな。それではこれから帰還後の戦勝パーティについて話し合いを行う」
オーウェルの言葉にお調子者の操舵長トリンブルが勢いよく手を上げる。
「ド派手なパーティを希望します! ドンちゃん騒ぎで三日ほど飲みまくりたいです!」
その言葉に「そりゃいい!」という声が上がる。
クリフォードは「三日は勘弁してくれ」と笑い、
「まあ派手に破目を外すのもいいか。場所をどこにするかな。まあ、メディアが入り込まない静かなところがいいんだが」
オーウェルがニヤリと笑いながら、大きく頷く。
「そうなんですよ。何といっても、有名な “崖っぷち”と一緒にパーティなんですからね。下手な場所でやったら大変なことになります。でも、私らじゃそんな場所を知りませんから。艦長ならいいところをご存知じゃないかと」
オーウェルが初めての指揮艦を失った自分の気持ちを考え、明るく振舞っていることに、クリフォードは気づいていた。そして、彼に合わせるように明るい口調で応える。
「義父に頼んでみよう。何といっても財務卿閣下だからな。いい場所に一つや二つあるはずだ。このくらいの公私混同は許されるだろ?」とおどけるように彼の義父ノースブルック伯爵の伝手を使うと言った。
乗組員たちはその言葉に「オウ!」という歓声を上げ、大袈裟に喜ぶ。
「そりゃいいですね。ノースブルック家は名家ですから。でも、あんまり立派なところは勘弁してくださいよ。こっちはガサツな砲艦乗りなんですから」
オーウェルもそう言って大きな声で笑い出す。
クリフォードは「それを言ったら私も砲艦乗りだぞ」と言い、すぐに釣られるように笑い出した。
翌日、グレイローバーは第四惑星ガウェインの衛星軌道上にある兵站衛星プライウェンに入港した。レディバードの乗組員たちはグレイローバーから下りると、大型艇に乗り換えて第三惑星ランスロットに向かった。
ランスロットの衛星軌道上にある要塞衛星アロンダイトに入ると、レディバードの乗組員たちは熱烈な歓迎を受ける。
既に情報通報艦からの情報でレディバードの活躍が伝えられており、砲艦で駆逐艦を沈めたという快挙に惜しみない賞賛が贈られた。
普段馬鹿にされることが多い砲艦乗りたちは慣れない賞賛に戸惑うが、自分たちが正当に評価されたことに誇らしさを感じていた。
キャメロット防衛艦隊の各艦隊が入港してくると、要塞は祝勝ムード一色になる。
翌日、全ての艦が入港を果たすと、ランスロットの首都チャリスにいる王太子エドワードが祝辞を述べに要塞に入った。
「アルビオンの誇りである艦隊将兵諸君! 諸君らの活躍によりゾンファの野望は打ち砕かれた!……散っていった勇者たちに哀悼を捧げるとともに、諸君らの忠誠と献身に心から感謝の意を表すものである!」
正装に身を包んだ王太子の厳かな演説は万雷の拍手を呼んだ。
0
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/horror.png?id=d742d2f035dd0b8efefe)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
年下の地球人に脅されています
KUMANOMORI(くまのもり)
SF
鵲盧杞(かささぎ ろき)は中学生の息子を育てるシングルマザーの宇宙人だ。
盧杞は、息子の玄有(けんゆう)を普通の地球人として育てなければいけないと思っている。
ある日、盧杞は後輩の社員・谷牧奨馬から、見覚えのないセクハラを訴えられる。
セクハラの件を不問にするかわりに、「自分と付き合って欲しい」という谷牧だったが、盧杞は元夫以外の地球人に興味がない。
さらに、盧杞は旅立ちの時期が近づいていて・・・
シュール系宇宙人ノベル。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/sf.png?id=74527b25be1223de4b35)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる