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第二部:「重巡航艦サフォーク05:孤独の戦闘指揮所(CIC)」
第十六話
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宇宙暦四五一四年五月十五日 標準時間〇一〇〇。
タウン級ファルマス型十三番艦、軽巡航艦ファルマス13でも、突然の内部破壊者対応訓練と通信系故障対応訓練の開始に戸惑っていた。
戦闘指揮所には、艦長のイレーネ・ニコルソン中佐が偶然来ており、指揮官席で小さく毒づいている。
(モーガン艦長もいい加減にして欲しいわ。せめて、各艦の責任者には、事前に一報を入れるべきよ。確かに抜打ち訓練は有効だと思うけど、もし、私がここにいなかったら、艦長が指揮権を使えない状況になったのよ……)
それでも彼女は通常の訓練であると疑いを持たず、CIC要員に不満気な表情を見せなかった。しかし、情報士官サミュエル・ラングフォード少尉の声に、思わず身を浮かせる。
「ハイフォン側ジャンプポイントに艦影あり! 防御スクリーンスペクトル解析により、ゾンファ共和国艦隊の可能性九十九パーセント以上……」
サミュエルの声は更に続いていく。
「……当艦隊との相対距離約三十光分。現針路との交差角十二・三度、相対速度約〇・四C……現状を維持すれば、四十五分後にゾンファ艦隊と接触します」
そこでようやく、ニコルソン艦長が「ゾンファ艦隊の規模は!」と声を発した。
サミュエルは落ち着いた声で、報告を続ける。
「四等級艦一、五等級艦三、六等級艦七。人工知能の解析では、四等級艦は武器級、五等級艦は鳥級、六等級艦は昆虫級及び花級の混成です」
艦長は当直長である戦術士のアンソニー・ローズ大尉に命令を伝える。
「私が指揮を引き継ぎます。アンソニーは戦闘準備を。サミュエル、あなたは敵の状況とサフォークの行動を注視しなさい」
「「了解しました、艦長」」と二人が答え、コンソールに向かう。
ニコルソン艦長は指揮官用コンソールを眺めながら、
(戦力的にはこちらの二倍ね。モーガン艦長はどうするつもりなんだろう。少なくとも、この訓練はすぐに中止するはずなんだけど……サフォークに動きがないわね……)
彼女がそんなことを考えていると、機関科兵曹から上擦った声で報告が上がる。
「防御スクリーンに高エネルギーが反応あり! サ、サフォーク05から攻撃を受けています!」
「正確に報告しなさい! 攻撃の規模、使用兵器を特定しなさい!」とニコルソン艦長は叫ぶ。
しかし、内心ではサフォークからの攻撃という言葉に動揺していた。
(突然の訓練とゾンファ艦隊の出現。タイミングが良すぎるわ。それに未だに訓練中止の連絡がないし……それにこの攻撃。もしかしたら、サフォークが乗っ取られた?)
彼女は疑問を感じながらも報告を待った。
「……使用兵器は対宙パルスレーザー砲一門。攻撃規模は……百キロワット……です」
機関科兵曹の戸惑いを含んだ声に艦長も「百キロワット?」と疑問を声に出す。
「はい、艦長。サフォークの十ギガワットパルスレーザーの最小出力で照射されています」
艦長はサフォークの意図が分からず、黙り込む。
(何がしたいの? サフォークで何が起こっているの? せめて、通信だけでも回復させればいいのに!)
その時、サミュエルはサフォーク05の当直について考えていた。
(確か、今のシフトならCICにクリフがいるはずだ。この状況でサフォークからの攻撃、何か理由があるはずだ……敵がいるのに訓練が継続されている。サフォークのCICが占拠された? それなら、パルスレーザーなんて豆鉄砲じゃなく、主砲を撃つはずだ。この距離で主砲を撃ち込まれれば、ファルマスは一撃で行動不能になる。なら、なぜ……)
彼はサフォークの攻撃におかしなところがないか考えながら、防御スクリーンの状態を確認していた。そして、二十秒ほど見たところであることに気づいた。
(パルスレーザーの照射が断続的だ……いや、パターンがある! もしかしたら!)
そこで立ち上がった。
「艦長! 気づいたことがあります!」
「気づいたこと? 報告しなさい」と報告を促す。
「サフォークからのパルスレーザー攻撃なのですが、何らかのパターンになっている気がします。防御スクリーンに当たるレーザーが何らかの通信になっているのではないでしょうか?」
「通信? なぜそんな面倒なことを?」
「理由は分かりませんが、サフォークのCICで何か起こっている可能性があります。そして、今のシフトなら、コリングウッド中尉がシフトに入っています。彼が何か思いついたのではないかと……」
「コリングウッド? ああ、あのクリフエッジね。そう言えば、あなたは彼と一緒の艦にいたって……分かりました。すぐに解析しなさい」
サミュエルはきれいな敬礼と共に「了解しました、艦長!」と言って、コンソールに向かった。
彼はパルスレーザーのパターンをグラフ化した。そして、すぐにあることに気づく。
(デジタル信号? そうか! パルスレーザーの特性を利用してレーザー通信機にしたのか!)
彼はすぐにAIを呼び出し、パルスレーザーのパターンを言語化する。
「艦長! 判明しました! サフォークはパルスレーザーを使って、通信を行おうとしているようです。通信文の解読中です!」
サミュエルの嬉しそうな声にニコルソン艦長も「少尉、完了次第、報告しなさい」と微笑みを浮かべた。
すぐにAIによる解読は完了する。サミュエルはその通信文を見た瞬間、血の気が引くのを感じていた。そして、震える声で通信文を読み始める。
「HMS-D0805005サフォーク05より、HMS-F0202013ファルマス13へ。本艦の指揮官、サロメ・モーガン大佐は〇〇三〇にスーザン・キンケイド少佐により殺害された。キンケイド少佐も自殺し、クリフォード・カスバート・コリングウッド中尉が指揮を引き継いだ……」
ファルマスのCICではサミュエルの震える声だけが響き、誰も言葉を発しない。
「……キンケイド少佐により開始された内部破壊者対応訓練及び通信系故障対応訓練については解除を行っているが、現在のところ復旧の目処は立っていない……」
この他に艦内連絡手段の提案と、敵の意図、そして、サフォークの搭載艇を発進させることなどが読み上げられていく。
「……現状ではゾンファ側の意図は不明であるが、戦闘が不可避になった場合、本哨戒艦隊は全力を持って敵を排除する。以上。第二十一哨戒艦隊指揮官代行クリフォード・カスバート・コリングウッド中尉」
ニコルソン艦長をはじめ、CIC要員たちは皆、言葉を失った。
(モーガン艦長が死亡、いえ、暗殺された……ゾンファはこちらが通信手段を失っていることを知っている。そして、戦闘の口実にしようとしている……確かに考えられるわ。しかし、敵は倍近い戦力。それにこちらは各艦の連携すらままならない状況……この状況でも“敵を全力で排除する”って言うの?)
その思いが言葉となって発せられた。
「サミュエル。コリングウッド中尉は本気なのかしら? あなたに分かる?」
艦長の問いにサミュエルは立ち上がり、
「クリフ、いえ、コリングウッド中尉なら、間違いなく本気でしょう。恐らく何か策を考えているはずです」
ニコルソン艦長は軽く頭を振った。
「敵は二倍よ。それにモーガン艦長が亡くなられた今、哨戒艦隊の指揮は最先任の私が執るべきだわ」
「いいえ、艦長」とサミュエルは言った後、クリフォードに指揮権があると主張する。
「敵からの攻撃の可能性がある以上、戦闘状態に移行したと判断されます。この状況下で指揮権を委譲された士官が旗艦の指揮を執っているのですから、指揮権はコリングウッド中尉にあると考えるべきです。もちろん、彼が艦長に指揮権を正式に移譲するなら別ですが、現状では通信機能が代替手段であるレーザーのみですから、正式な指揮権委譲は不可能です」
ニコルソン艦長は少し考えた後、「……そうね。少尉の言うとおりだわ」と呟き、
「サフォークがダメージを負わない限り、この状況では私が指揮を執るのは越権行為。でも、経験のないコリングウッド中尉に指揮を任せるのは……」
ニコルソン艦長は頬をパーンと叩き、明るい声で話し始めた。
「さて、それじゃ、噂の“崖っぷち”君のお手並みを拝見させてもらいましょう。噂どおりであることを信じてね」
サミュエルは「了解しました、艦長!」と言って、敬礼した。
タウン級ファルマス型十三番艦、軽巡航艦ファルマス13でも、突然の内部破壊者対応訓練と通信系故障対応訓練の開始に戸惑っていた。
戦闘指揮所には、艦長のイレーネ・ニコルソン中佐が偶然来ており、指揮官席で小さく毒づいている。
(モーガン艦長もいい加減にして欲しいわ。せめて、各艦の責任者には、事前に一報を入れるべきよ。確かに抜打ち訓練は有効だと思うけど、もし、私がここにいなかったら、艦長が指揮権を使えない状況になったのよ……)
それでも彼女は通常の訓練であると疑いを持たず、CIC要員に不満気な表情を見せなかった。しかし、情報士官サミュエル・ラングフォード少尉の声に、思わず身を浮かせる。
「ハイフォン側ジャンプポイントに艦影あり! 防御スクリーンスペクトル解析により、ゾンファ共和国艦隊の可能性九十九パーセント以上……」
サミュエルの声は更に続いていく。
「……当艦隊との相対距離約三十光分。現針路との交差角十二・三度、相対速度約〇・四C……現状を維持すれば、四十五分後にゾンファ艦隊と接触します」
そこでようやく、ニコルソン艦長が「ゾンファ艦隊の規模は!」と声を発した。
サミュエルは落ち着いた声で、報告を続ける。
「四等級艦一、五等級艦三、六等級艦七。人工知能の解析では、四等級艦は武器級、五等級艦は鳥級、六等級艦は昆虫級及び花級の混成です」
艦長は当直長である戦術士のアンソニー・ローズ大尉に命令を伝える。
「私が指揮を引き継ぎます。アンソニーは戦闘準備を。サミュエル、あなたは敵の状況とサフォークの行動を注視しなさい」
「「了解しました、艦長」」と二人が答え、コンソールに向かう。
ニコルソン艦長は指揮官用コンソールを眺めながら、
(戦力的にはこちらの二倍ね。モーガン艦長はどうするつもりなんだろう。少なくとも、この訓練はすぐに中止するはずなんだけど……サフォークに動きがないわね……)
彼女がそんなことを考えていると、機関科兵曹から上擦った声で報告が上がる。
「防御スクリーンに高エネルギーが反応あり! サ、サフォーク05から攻撃を受けています!」
「正確に報告しなさい! 攻撃の規模、使用兵器を特定しなさい!」とニコルソン艦長は叫ぶ。
しかし、内心ではサフォークからの攻撃という言葉に動揺していた。
(突然の訓練とゾンファ艦隊の出現。タイミングが良すぎるわ。それに未だに訓練中止の連絡がないし……それにこの攻撃。もしかしたら、サフォークが乗っ取られた?)
彼女は疑問を感じながらも報告を待った。
「……使用兵器は対宙パルスレーザー砲一門。攻撃規模は……百キロワット……です」
機関科兵曹の戸惑いを含んだ声に艦長も「百キロワット?」と疑問を声に出す。
「はい、艦長。サフォークの十ギガワットパルスレーザーの最小出力で照射されています」
艦長はサフォークの意図が分からず、黙り込む。
(何がしたいの? サフォークで何が起こっているの? せめて、通信だけでも回復させればいいのに!)
その時、サミュエルはサフォーク05の当直について考えていた。
(確か、今のシフトならCICにクリフがいるはずだ。この状況でサフォークからの攻撃、何か理由があるはずだ……敵がいるのに訓練が継続されている。サフォークのCICが占拠された? それなら、パルスレーザーなんて豆鉄砲じゃなく、主砲を撃つはずだ。この距離で主砲を撃ち込まれれば、ファルマスは一撃で行動不能になる。なら、なぜ……)
彼はサフォークの攻撃におかしなところがないか考えながら、防御スクリーンの状態を確認していた。そして、二十秒ほど見たところであることに気づいた。
(パルスレーザーの照射が断続的だ……いや、パターンがある! もしかしたら!)
そこで立ち上がった。
「艦長! 気づいたことがあります!」
「気づいたこと? 報告しなさい」と報告を促す。
「サフォークからのパルスレーザー攻撃なのですが、何らかのパターンになっている気がします。防御スクリーンに当たるレーザーが何らかの通信になっているのではないでしょうか?」
「通信? なぜそんな面倒なことを?」
「理由は分かりませんが、サフォークのCICで何か起こっている可能性があります。そして、今のシフトなら、コリングウッド中尉がシフトに入っています。彼が何か思いついたのではないかと……」
「コリングウッド? ああ、あのクリフエッジね。そう言えば、あなたは彼と一緒の艦にいたって……分かりました。すぐに解析しなさい」
サミュエルはきれいな敬礼と共に「了解しました、艦長!」と言って、コンソールに向かった。
彼はパルスレーザーのパターンをグラフ化した。そして、すぐにあることに気づく。
(デジタル信号? そうか! パルスレーザーの特性を利用してレーザー通信機にしたのか!)
彼はすぐにAIを呼び出し、パルスレーザーのパターンを言語化する。
「艦長! 判明しました! サフォークはパルスレーザーを使って、通信を行おうとしているようです。通信文の解読中です!」
サミュエルの嬉しそうな声にニコルソン艦長も「少尉、完了次第、報告しなさい」と微笑みを浮かべた。
すぐにAIによる解読は完了する。サミュエルはその通信文を見た瞬間、血の気が引くのを感じていた。そして、震える声で通信文を読み始める。
「HMS-D0805005サフォーク05より、HMS-F0202013ファルマス13へ。本艦の指揮官、サロメ・モーガン大佐は〇〇三〇にスーザン・キンケイド少佐により殺害された。キンケイド少佐も自殺し、クリフォード・カスバート・コリングウッド中尉が指揮を引き継いだ……」
ファルマスのCICではサミュエルの震える声だけが響き、誰も言葉を発しない。
「……キンケイド少佐により開始された内部破壊者対応訓練及び通信系故障対応訓練については解除を行っているが、現在のところ復旧の目処は立っていない……」
この他に艦内連絡手段の提案と、敵の意図、そして、サフォークの搭載艇を発進させることなどが読み上げられていく。
「……現状ではゾンファ側の意図は不明であるが、戦闘が不可避になった場合、本哨戒艦隊は全力を持って敵を排除する。以上。第二十一哨戒艦隊指揮官代行クリフォード・カスバート・コリングウッド中尉」
ニコルソン艦長をはじめ、CIC要員たちは皆、言葉を失った。
(モーガン艦長が死亡、いえ、暗殺された……ゾンファはこちらが通信手段を失っていることを知っている。そして、戦闘の口実にしようとしている……確かに考えられるわ。しかし、敵は倍近い戦力。それにこちらは各艦の連携すらままならない状況……この状況でも“敵を全力で排除する”って言うの?)
その思いが言葉となって発せられた。
「サミュエル。コリングウッド中尉は本気なのかしら? あなたに分かる?」
艦長の問いにサミュエルは立ち上がり、
「クリフ、いえ、コリングウッド中尉なら、間違いなく本気でしょう。恐らく何か策を考えているはずです」
ニコルソン艦長は軽く頭を振った。
「敵は二倍よ。それにモーガン艦長が亡くなられた今、哨戒艦隊の指揮は最先任の私が執るべきだわ」
「いいえ、艦長」とサミュエルは言った後、クリフォードに指揮権があると主張する。
「敵からの攻撃の可能性がある以上、戦闘状態に移行したと判断されます。この状況下で指揮権を委譲された士官が旗艦の指揮を執っているのですから、指揮権はコリングウッド中尉にあると考えるべきです。もちろん、彼が艦長に指揮権を正式に移譲するなら別ですが、現状では通信機能が代替手段であるレーザーのみですから、正式な指揮権委譲は不可能です」
ニコルソン艦長は少し考えた後、「……そうね。少尉の言うとおりだわ」と呟き、
「サフォークがダメージを負わない限り、この状況では私が指揮を執るのは越権行為。でも、経験のないコリングウッド中尉に指揮を任せるのは……」
ニコルソン艦長は頬をパーンと叩き、明るい声で話し始めた。
「さて、それじゃ、噂の“崖っぷち”君のお手並みを拝見させてもらいましょう。噂どおりであることを信じてね」
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