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第三章「聖都攻略編」
第五十八話「決着:中篇」
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魔導王オードは炎魔神の足元にいた。
周囲は高温に曝されて地面は焼けただれ、更にラントの策によって台風並みの暴風が吹き荒れている。
人族であれば、まともに動くこともできず、熱にやられて炎魔神に吸収されるしかないが、オードはいつも通りの泰然さを見せていた。
彼の目の前には大きな木箱が置かれており、炎魔神はそれを見下ろしながらゆっくりと近づいてくる。
(そろそろ転移するタイミングか……)
炎魔神が足を踏み出す瞬間、オードは木箱を収納魔法で消すと、転移魔法を使って瞬間移動を行った。その場所は僅かに五十メートルほど。
炎魔神は何が起きたのか分からず、戸惑ったかのように足を止めるが、すぐにオードが木箱を取り出したため、そこに向けて進んでいく。
そんなことを数度繰り返すと、炎魔神は苛立ったかのように炎の塊を大量に射ち出していく。
しかし、オードの作り出す結界はその炎をものともせず、それまでと同じように転移を繰り返していった。
十分ほど鬼ごっこを続けると、炎魔神もオードを捕らえることはできないと諦めたのか、オードには見向きもせず、人族に向かい始めた。
(うむ。これはよくない状況だ……知性は感じられぬが、本能的に判断しているのだろう。だとすれば、やりようはある……)
オードは即座に方針を転換した。
足元に転移し木箱を取り出した後、小さな魔力結晶を炎魔神に向けて飛ばす。魔力結晶は吸収され、炎魔神はオードに視線を向けた。
オードは最高強度の結界を展開し、挑発するかのように小さな魔力結晶を飛ばしていく。
炎魔神は半信半疑ながらもオードを踏み潰すために足を振り出した。しかし、オードは逃げることなく、その場に立ち続ける。
餌が逃げないと確信した炎魔神は嬉々とした感じでオードを踏みつける。
その様子を見ていたラントたちは思わず声を上げた。
「何をしているんだ!」
「逃げろ!」
そんな声が響いているが、強風と炎が上げる轟音でオードの耳には届いていない。もっとも届いていたとしても彼の行動は変わらなかっただろう。
炎魔神はようやく捕らえられたと歓喜の炎を上げる。しかし、すぐにそれは落胆に変わった。
炎魔神は足の下に渇望する魔力があることを感じていたが、それを吸収しようとしてもなかなか吸収できない。苛立ちが募った頃に少量ではあるが、間欠的に吸収できているため、足を退けることなく、その場に留まっていた。
この時、オードは強力な結界を展開しつつ、時々、少量の魔力を炎魔人に与えていた。
(収支の計算ができるとは思えぬ。膨大な魔力があり、僅かずつでも吸収できる状態を維持すれば、この場を離れるという決断はできぬはずだ。陛下から聞いた話が役に立ったようだ……)
オードは以前ラントからギャンブルの話を聞いていた。
『……この世界にもあると思うが、賭け事で身を崩す者が多い。その理由だが、成功体験だと私は思っている。失敗を続けても、稀にそれを取り戻せる。そうなると、次はもっと大きく当ててやると考えて、更に掛け金を増やす。そして、同じように時々当たる……冷静に計算すれば、収支がプラスになることはほとんどないと分かっているのだが、成功体験が希望的観測を生み、やがて破滅する。これを戦略に使えないか考えているんだ……』
オードはそのことを思い出し、自分に向けて魔力を消費させつつも、僅かに返すということを繰り返していった。
彼自身が危険に曝されることになるが、自らの結界に絶対の自信を持っており、この策に出たのだ。
彼の結界は勇者の攻撃すらある程度防げる。膨大な魔力を持つ炎魔神とはいえ、エネルギー密度は勇者の攻撃より低く、何時間でも耐えることが可能であった。
その間にも上空では風を吹かせ続けているため、炎魔神の魔力は急激に減少していった。
身体を覆う炎に揺らぎが見え始めた。
そこで炎魔神も改めて危険を感じ、オードと共にある魔力結晶というご馳走を諦め、容易に吸収できる人族の軍隊、ポートカダム盟約軍に向かうことを決断した。そして、バイアンリーの町に向かって歩き始める。
この時、ラントが警告してからまだ三十分程度しか経っておらず、また、バイアンリーの町から五キロメートルほどしか離れていないため、十キロメートル以内に二十万人近い人族がいた。
ラントはここで決断した。
「奴の魔力は少ない! 一気に畳みかける! 氷を打ち出せる者は上空から、使えぬ者は肉薄しつつ、水系か風系の魔法で攻撃せよ! いずれの魔法も苦手とする者は結界を張り、味方の援護を行え!」
ラントはそれまで間断なく放たれていた炎の塊もなくなったこと、ローズが放った冷気のブレスが一定の効果を見せたこと、ブレスを受けた炎魔神の動きが活発になることはなかったことから、この機を逃すまいと攻撃が命令を出したのだ。
その命令を受け、上空で風を送っていた六千名以上の戦士たちが炎魔神に接近しつつ、魔法を放っていく。
炎魔神は近寄ってきた戦士たちを吸収しようと攻撃を繰り出すが、魔力が乏しいためか最初の頃のような激しいものではなく、魔術師が展開する結界に阻まれる。
「奴は弱っている! この機を逃すな!」
ラントの声に戦士たちは魔法を放つことで応える。
数千の魔法が炎魔神に殺到する。上空から見ていたラントはその数と威力に声を失った。
(これは凄いな。魔力を吸収できないなら、これで勝てるはずだ……)
更にグラント帝国軍で最高の魔法の使い手であるオードが地上から攻撃を加える。
彼は氷でも風でもなく、時空魔法を使った。転移魔法を使い、炎魔神の足付近の空間を炎ごと転移させたのだ。
炎魔神は足を魔力ごと消され、バランスを崩してよろめく。すぐに再生させるが、その再生した足も再び転移させられ、炎魔神の足は完全に止まった。
本来、転移魔法では物質の一部だけを切り取って転移させることはできないが、炎という現象と魔力であるため、空間ごと切り取ることができた。
但し、これが可能になったのは炎魔神の魔力が減ったためで、魔力が充実している時には膨大な魔力が転移魔法に干渉し、成功することはなかっただろう。
炎魔神は苦悶を表すかのように断続的に不安定な赤い炎を上げ、両腕を振り回す。しかし、帝国軍の戦士たちの動きには付いていけない。
「ローズ! 止めを刺すぞ!」
『分かったわ!』
ローズはそう答えると、上空から一気に降下する。
そして、炎魔人の頭に向けて、渾身のブレスを放った。
冷気のブレスは吸い込まれるように頭を貫き、炎魔神は再生することなく、ゆっくりと倒れていった。
そして、地面に横たわると、溶けるように静かに消えていく。
炎魔神が消え去った後、残されていたのは草が燃えたことによる人型の焼け跡だけだった。
「戦士たちよ! よくやった! 我らの勝利だ!」
ラントの言葉に龍や魔獣たちが雄叫びを上げ、妖魔族や死霊族は腕を振り上げてそれに呼応する。
「無茶をさせてごめん」とラントは小さな声でローズに謝罪する。
『あんたが謝るようなことはなかったわよ』とつっけんどんな念話で答える。
「そうか。なら、よく頑張ってくれたことに礼を言わないとな。ありがとう、ローズ」
感謝の言葉にローズは焦る。
『と、当然のことをしたまでよ! それよりこの後はどうするの?』
ローズに言われ、ラントは人族側の様子を見た。
まだ逃げ続けている兵士の姿もあるが、炎魔神が倒されたことをほとんどの者が見ており、その場で立ち尽くすか、へたり込むように座っている。
「そうだな……」
ラントはそう呟くと、勝利を喜ぶ戦士たちに命令する。
「人族の軍隊に降伏を勧告する! 神龍王よ! 逃げ出した聖王を捕らえてくれ!」
『承知!』とアルビンは短く答えると、高速で移動できるアークグリフォン隊を追撃隊として派遣した。
周囲は高温に曝されて地面は焼けただれ、更にラントの策によって台風並みの暴風が吹き荒れている。
人族であれば、まともに動くこともできず、熱にやられて炎魔神に吸収されるしかないが、オードはいつも通りの泰然さを見せていた。
彼の目の前には大きな木箱が置かれており、炎魔神はそれを見下ろしながらゆっくりと近づいてくる。
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炎魔神は何が起きたのか分からず、戸惑ったかのように足を止めるが、すぐにオードが木箱を取り出したため、そこに向けて進んでいく。
そんなことを数度繰り返すと、炎魔神は苛立ったかのように炎の塊を大量に射ち出していく。
しかし、オードの作り出す結界はその炎をものともせず、それまでと同じように転移を繰り返していった。
十分ほど鬼ごっこを続けると、炎魔神もオードを捕らえることはできないと諦めたのか、オードには見向きもせず、人族に向かい始めた。
(うむ。これはよくない状況だ……知性は感じられぬが、本能的に判断しているのだろう。だとすれば、やりようはある……)
オードは即座に方針を転換した。
足元に転移し木箱を取り出した後、小さな魔力結晶を炎魔神に向けて飛ばす。魔力結晶は吸収され、炎魔神はオードに視線を向けた。
オードは最高強度の結界を展開し、挑発するかのように小さな魔力結晶を飛ばしていく。
炎魔神は半信半疑ながらもオードを踏み潰すために足を振り出した。しかし、オードは逃げることなく、その場に立ち続ける。
餌が逃げないと確信した炎魔神は嬉々とした感じでオードを踏みつける。
その様子を見ていたラントたちは思わず声を上げた。
「何をしているんだ!」
「逃げろ!」
そんな声が響いているが、強風と炎が上げる轟音でオードの耳には届いていない。もっとも届いていたとしても彼の行動は変わらなかっただろう。
炎魔神はようやく捕らえられたと歓喜の炎を上げる。しかし、すぐにそれは落胆に変わった。
炎魔神は足の下に渇望する魔力があることを感じていたが、それを吸収しようとしてもなかなか吸収できない。苛立ちが募った頃に少量ではあるが、間欠的に吸収できているため、足を退けることなく、その場に留まっていた。
この時、オードは強力な結界を展開しつつ、時々、少量の魔力を炎魔人に与えていた。
(収支の計算ができるとは思えぬ。膨大な魔力があり、僅かずつでも吸収できる状態を維持すれば、この場を離れるという決断はできぬはずだ。陛下から聞いた話が役に立ったようだ……)
オードは以前ラントからギャンブルの話を聞いていた。
『……この世界にもあると思うが、賭け事で身を崩す者が多い。その理由だが、成功体験だと私は思っている。失敗を続けても、稀にそれを取り戻せる。そうなると、次はもっと大きく当ててやると考えて、更に掛け金を増やす。そして、同じように時々当たる……冷静に計算すれば、収支がプラスになることはほとんどないと分かっているのだが、成功体験が希望的観測を生み、やがて破滅する。これを戦略に使えないか考えているんだ……』
オードはそのことを思い出し、自分に向けて魔力を消費させつつも、僅かに返すということを繰り返していった。
彼自身が危険に曝されることになるが、自らの結界に絶対の自信を持っており、この策に出たのだ。
彼の結界は勇者の攻撃すらある程度防げる。膨大な魔力を持つ炎魔神とはいえ、エネルギー密度は勇者の攻撃より低く、何時間でも耐えることが可能であった。
その間にも上空では風を吹かせ続けているため、炎魔神の魔力は急激に減少していった。
身体を覆う炎に揺らぎが見え始めた。
そこで炎魔神も改めて危険を感じ、オードと共にある魔力結晶というご馳走を諦め、容易に吸収できる人族の軍隊、ポートカダム盟約軍に向かうことを決断した。そして、バイアンリーの町に向かって歩き始める。
この時、ラントが警告してからまだ三十分程度しか経っておらず、また、バイアンリーの町から五キロメートルほどしか離れていないため、十キロメートル以内に二十万人近い人族がいた。
ラントはここで決断した。
「奴の魔力は少ない! 一気に畳みかける! 氷を打ち出せる者は上空から、使えぬ者は肉薄しつつ、水系か風系の魔法で攻撃せよ! いずれの魔法も苦手とする者は結界を張り、味方の援護を行え!」
ラントはそれまで間断なく放たれていた炎の塊もなくなったこと、ローズが放った冷気のブレスが一定の効果を見せたこと、ブレスを受けた炎魔神の動きが活発になることはなかったことから、この機を逃すまいと攻撃が命令を出したのだ。
その命令を受け、上空で風を送っていた六千名以上の戦士たちが炎魔神に接近しつつ、魔法を放っていく。
炎魔神は近寄ってきた戦士たちを吸収しようと攻撃を繰り出すが、魔力が乏しいためか最初の頃のような激しいものではなく、魔術師が展開する結界に阻まれる。
「奴は弱っている! この機を逃すな!」
ラントの声に戦士たちは魔法を放つことで応える。
数千の魔法が炎魔神に殺到する。上空から見ていたラントはその数と威力に声を失った。
(これは凄いな。魔力を吸収できないなら、これで勝てるはずだ……)
更にグラント帝国軍で最高の魔法の使い手であるオードが地上から攻撃を加える。
彼は氷でも風でもなく、時空魔法を使った。転移魔法を使い、炎魔神の足付近の空間を炎ごと転移させたのだ。
炎魔神は足を魔力ごと消され、バランスを崩してよろめく。すぐに再生させるが、その再生した足も再び転移させられ、炎魔神の足は完全に止まった。
本来、転移魔法では物質の一部だけを切り取って転移させることはできないが、炎という現象と魔力であるため、空間ごと切り取ることができた。
但し、これが可能になったのは炎魔神の魔力が減ったためで、魔力が充実している時には膨大な魔力が転移魔法に干渉し、成功することはなかっただろう。
炎魔神は苦悶を表すかのように断続的に不安定な赤い炎を上げ、両腕を振り回す。しかし、帝国軍の戦士たちの動きには付いていけない。
「ローズ! 止めを刺すぞ!」
『分かったわ!』
ローズはそう答えると、上空から一気に降下する。
そして、炎魔人の頭に向けて、渾身のブレスを放った。
冷気のブレスは吸い込まれるように頭を貫き、炎魔神は再生することなく、ゆっくりと倒れていった。
そして、地面に横たわると、溶けるように静かに消えていく。
炎魔神が消え去った後、残されていたのは草が燃えたことによる人型の焼け跡だけだった。
「戦士たちよ! よくやった! 我らの勝利だ!」
ラントの言葉に龍や魔獣たちが雄叫びを上げ、妖魔族や死霊族は腕を振り上げてそれに呼応する。
「無茶をさせてごめん」とラントは小さな声でローズに謝罪する。
『あんたが謝るようなことはなかったわよ』とつっけんどんな念話で答える。
「そうか。なら、よく頑張ってくれたことに礼を言わないとな。ありがとう、ローズ」
感謝の言葉にローズは焦る。
『と、当然のことをしたまでよ! それよりこの後はどうするの?』
ローズに言われ、ラントは人族側の様子を見た。
まだ逃げ続けている兵士の姿もあるが、炎魔神が倒されたことをほとんどの者が見ており、その場で立ち尽くすか、へたり込むように座っている。
「そうだな……」
ラントはそう呟くと、勝利を喜ぶ戦士たちに命令する。
「人族の軍隊に降伏を勧告する! 神龍王よ! 逃げ出した聖王を捕らえてくれ!」
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