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第三章「聖都攻略編」
第五十七話「決着:前篇」
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ラントとローズの無謀な攻撃は上空で旋回する天翔兵団たちからも見えていた。
神龍王アルビンは敬愛する魔帝と愛する娘の命が危険に曝されていることに驚き、ラントに向けて強い念話を送った。
『何をしているのだ! 今すぐやめろ! 囮なら俺がやってやる!』
念話を送りながら、持ち場を離れようと翼を翻す。
それに対し、ラントから念話が返ってきた。
『私でなくてはならないんだ! 命令に従え!』
いつになく強い意志を感じ、アルビンは動きを止める。
『ここで奴が燃え切ってくれなければ大陸中が危険に陥るんだ! 頼む! 私の命令に従ってくれ!』
ラントの覚悟にアルビンは従うことに決めた。
そして、全軍にそのことを伝える。
『陛下の言葉が聞こえたと思う! 命令に従い、奴を燃やし尽くすまで風を送り続けよ!』
その念話に魔術師たちは応え、更に強い風を送り始めた。
その結果、風速は更に上がり、炎魔神の炎は大きく上がっていく。
アルビンは持ち場に戻るが、ある人物が目に入り、念話を送った。
『アデルフィよ』
アデルフィはアルビンが自分の名を呼んだことに驚く。それまで人族である自分のことを歯牙にもかけておらず、一度も名を呼ばれたことがなかったためだ。
返事をする前に更にアルビンから念話が届く。
『貴様は陛下が戦の天才と言うほどの参謀なのだろう。この事態をどうにかする策をすぐに立ててくれ。頼む』
今度は念話が聞こえていた周囲の者たちが驚く。プライドが高く、歴代の魔帝にすら頭を下げなかったと言われるアルビンが、頼むという言葉を付け加えたことに驚いたのだ。
アデルフィも驚くが、すぐに我に返り、「ぜ、全力を尽くします!」とだけ答えた。
しかし、内心ではどうしていいのか分からず、困惑している。
(これは戦術の問題ではないんだ。魔法や魔道具の専門家でなければ、策など思いつかない……)
その時、炎魔神に果敢に攻撃するローズの姿が目に入る。
(陛下は我ら人族のために命を賭けてくださっている。それに応えねばならない……)
アデルフィは必死に考え、あることを思いついた。
そして、騎獣であるアークグリフォンに依頼する。
「魔導王様のところに連れていってください。今すぐに」
魔導王オードはラントの命令を受け、上昇気流を作るための“筒”を作っていた。直径一キロメートルという巨大なものを天魔女王アギーと共に制御しており、アークグリフォンは邪魔をすることをためらった。
『魔導王様は手が離せないはずだ。どうしても必要なことなのか』
「はい。陛下を助けるために必要です」
きっぱりと言い切られて、アークグリフォンもラントを助けるために必要だと判断する。そして、すぐにオードの下に向かった。
オードは人族であるアデルフィが近づいてきたことに疑問を感じたが、そのことは口にせず、黙って筒の制御を行っていた。
「陛下をお助けする策を考えました。ですが、その前に魔導王様に確認したいことがございます」
アデルフィの問いにオードは静かに頷く。
「実験用の魔力結晶をお持ちでしょうか。お持ちであれば、どの程度ございますか?」
『もちろん持っている。収納魔法で保管している故、どの程度あるかは把握しておらんが』
その答えを聞き、アデルフィの表情が明るくなる。
「その魔力結晶はすぐに出せ、更にすぐに収納できるものでしょうか?」
その問いでオードはアデルフィの策が何か悟った。
『なるほど……面白い! 暫し待て』と念話を送ると、アギーに念話を送る。
『人族の参謀が陛下を助けるために面白い策を思いついた』
『それはどのような!』とアギーが興奮気味に聞く。
『我の持つ魔力結晶を餌にあの炎の巨人を引き寄せる。但し、あれが魔力結晶を吸収する前に収納魔法で回収し、転移魔法で移動した後に同じことを繰り返すのだ。あれにとって魔力結晶は何としてでも手に入れたい物。それを餌にすれば、必ず食いつく』
アデルフィの策はオードの説明通りだった。
魔法や魔道具の研究を何より好むオードなら、研究用に大量の魔力結晶を持っていると考えた。また、オードクラスの魔術師であれば、転移魔法を何度も使え、ギリギリまで粘っても安全に移動できる。
『確かにそれでしたら、あれも陛下を無視して魔力結晶に向かいますわ』
『これは我がやらねばならぬ。よって、今の魔法を解除せねばならん。天魔女王よ、そなた一人に負担が掛かるが、任せてもよいだろうか』
『問題ございませんわ』
アギーは即座に答えるが、悔しさを滲ませる。
『本来でしたら私がその任をやりたいのですけど、魔導王殿の方が適任ですのでお任せいたしますわ。こちらの方は私にお任せを』
『うむ。よろしく頼む』
オードはそれだけ答えると、アデルフィに視線を向ける。
『よく考えたな。アデルフィよ』
それだけ言うと、筒を維持する魔法を解除し、一瞬にして消える。
アデルフィはすぐに視線を下に向けた。
距離が遠くてゴマ粒のようにしか見えないが、炎魔神の足元近くに真っ黒なローブ姿のオードの姿があった。
アデルフィはこれ以上自分にできることはないと思い、アークグリフォンに持ち場に戻るよう指示した。
炎魔神の足元、距離にして五十メートルほどの場所に転移したオードは、人族なら耐えがたい高温に曝されながらも平然としていた。更に彼に気づいた炎魔神が炎の塊で攻撃を始めるが、それも防御結界によって易々と防いでいる。
(とりあえずはこの場所でよかろう)
そこで左手を僅かに掲げた。
その直後、長さ二メートル、幅一メートル、高さ一メートルの頑丈そうな木箱が現れる。
木箱が現れた瞬間、炎魔神の動きが止まった。
それまではローズの攻撃に対し煩わしげに対応していたが、攻撃を受けても反応せず、オードが出した木箱に意識を向けている。
そして、炎魔神はゆっくりと動き始めた。
■■■
ラントとローズは暴風が吹き荒れる中、炎魔神が放つ攻撃を避けながら冷気のブレスによる攻撃を行っていた。
既に三分近く攻撃を受け続けており、エンシェントドラゴンのローズであっても疲労の色が見え始めている。
その疲労が二人を危機に陥らせる。
決して油断していたわけではないが、ローズの右の翼の先端に炎の塊が命中する。
「ローズ!」とラントは思わず叫ぶ。
『だ、大丈夫よ。これくらいで飛べなくなるわけじゃないわ!』
ローズは気丈に答えるが、粘着性のある炎は強い風を受けても消えず、翼の先端部分を焼いていく。
その間にも炎魔神の攻撃は続いており、それを避けるために翼に負荷が掛かる。
『くっ……』と苦痛を堪える念話がラントにも聞こえた。
「一旦離れるぞ!」
『まだ大丈夫よ。ここで逃げたら、また人族の方に向かってしまうわ』
「そうだが、別の手を打つ。このままじゃ、直撃を食らうのは時間の問題だ」
ローズも同じ考えであり、ラントを危険に曝すことになると考え直す。
『分かったわ……えっ? 攻撃が来ない……』
その言葉でラントも攻撃が止まったことに気づくが、何が起きたのか分からなかった。
「何が起きているんだ?」とキョロキョロと周囲を見回すが、原因が掴めなかった。
視力がいいローズはすぐに理由を見つける。
『魔導王が何かするみたいよ。奴の足元を見てごらんなさい』
そう言われてラントが視線を下に向けると、オードと木箱が見えた。
「あれは何なんだ?」と言うものの、意識を引き戻す。
「ここは魔導王に任せる。一旦、上空に行き、炎を消して怪我の治療を行うぞ」
ローズはその言葉に従い、上昇気流に乗って舞い上がっていった。
上空では母親であるシャーロットが待ち構えており、即座に魔法で炎を消し、治療を行った。
「何が起きているんだ?」と、ラントはシャーロットの近くにいたアルビンに尋ねる。
『詳しくは知らんが、アデルフィが策を思いつき、魔導王がそれに従って何かをするようだ』
「アデルフィが……」
ラントはアデルフィを呼び出し、作戦の内容を聞く。
聞き終えた後、ラントは思いつかなかった自分を情けなく思っていた。
(僕が気づくべきだ。アデルフィは帝国軍に入って日が浅いし、八神王とはほとんど話していなかったはずだ……)
それでも気を取り直し、オードが上手くやってくれることを祈りながら、上空で指揮を執り始めた。
神龍王アルビンは敬愛する魔帝と愛する娘の命が危険に曝されていることに驚き、ラントに向けて強い念話を送った。
『何をしているのだ! 今すぐやめろ! 囮なら俺がやってやる!』
念話を送りながら、持ち場を離れようと翼を翻す。
それに対し、ラントから念話が返ってきた。
『私でなくてはならないんだ! 命令に従え!』
いつになく強い意志を感じ、アルビンは動きを止める。
『ここで奴が燃え切ってくれなければ大陸中が危険に陥るんだ! 頼む! 私の命令に従ってくれ!』
ラントの覚悟にアルビンは従うことに決めた。
そして、全軍にそのことを伝える。
『陛下の言葉が聞こえたと思う! 命令に従い、奴を燃やし尽くすまで風を送り続けよ!』
その念話に魔術師たちは応え、更に強い風を送り始めた。
その結果、風速は更に上がり、炎魔神の炎は大きく上がっていく。
アルビンは持ち場に戻るが、ある人物が目に入り、念話を送った。
『アデルフィよ』
アデルフィはアルビンが自分の名を呼んだことに驚く。それまで人族である自分のことを歯牙にもかけておらず、一度も名を呼ばれたことがなかったためだ。
返事をする前に更にアルビンから念話が届く。
『貴様は陛下が戦の天才と言うほどの参謀なのだろう。この事態をどうにかする策をすぐに立ててくれ。頼む』
今度は念話が聞こえていた周囲の者たちが驚く。プライドが高く、歴代の魔帝にすら頭を下げなかったと言われるアルビンが、頼むという言葉を付け加えたことに驚いたのだ。
アデルフィも驚くが、すぐに我に返り、「ぜ、全力を尽くします!」とだけ答えた。
しかし、内心ではどうしていいのか分からず、困惑している。
(これは戦術の問題ではないんだ。魔法や魔道具の専門家でなければ、策など思いつかない……)
その時、炎魔神に果敢に攻撃するローズの姿が目に入る。
(陛下は我ら人族のために命を賭けてくださっている。それに応えねばならない……)
アデルフィは必死に考え、あることを思いついた。
そして、騎獣であるアークグリフォンに依頼する。
「魔導王様のところに連れていってください。今すぐに」
魔導王オードはラントの命令を受け、上昇気流を作るための“筒”を作っていた。直径一キロメートルという巨大なものを天魔女王アギーと共に制御しており、アークグリフォンは邪魔をすることをためらった。
『魔導王様は手が離せないはずだ。どうしても必要なことなのか』
「はい。陛下を助けるために必要です」
きっぱりと言い切られて、アークグリフォンもラントを助けるために必要だと判断する。そして、すぐにオードの下に向かった。
オードは人族であるアデルフィが近づいてきたことに疑問を感じたが、そのことは口にせず、黙って筒の制御を行っていた。
「陛下をお助けする策を考えました。ですが、その前に魔導王様に確認したいことがございます」
アデルフィの問いにオードは静かに頷く。
「実験用の魔力結晶をお持ちでしょうか。お持ちであれば、どの程度ございますか?」
『もちろん持っている。収納魔法で保管している故、どの程度あるかは把握しておらんが』
その答えを聞き、アデルフィの表情が明るくなる。
「その魔力結晶はすぐに出せ、更にすぐに収納できるものでしょうか?」
その問いでオードはアデルフィの策が何か悟った。
『なるほど……面白い! 暫し待て』と念話を送ると、アギーに念話を送る。
『人族の参謀が陛下を助けるために面白い策を思いついた』
『それはどのような!』とアギーが興奮気味に聞く。
『我の持つ魔力結晶を餌にあの炎の巨人を引き寄せる。但し、あれが魔力結晶を吸収する前に収納魔法で回収し、転移魔法で移動した後に同じことを繰り返すのだ。あれにとって魔力結晶は何としてでも手に入れたい物。それを餌にすれば、必ず食いつく』
アデルフィの策はオードの説明通りだった。
魔法や魔道具の研究を何より好むオードなら、研究用に大量の魔力結晶を持っていると考えた。また、オードクラスの魔術師であれば、転移魔法を何度も使え、ギリギリまで粘っても安全に移動できる。
『確かにそれでしたら、あれも陛下を無視して魔力結晶に向かいますわ』
『これは我がやらねばならぬ。よって、今の魔法を解除せねばならん。天魔女王よ、そなた一人に負担が掛かるが、任せてもよいだろうか』
『問題ございませんわ』
アギーは即座に答えるが、悔しさを滲ませる。
『本来でしたら私がその任をやりたいのですけど、魔導王殿の方が適任ですのでお任せいたしますわ。こちらの方は私にお任せを』
『うむ。よろしく頼む』
オードはそれだけ答えると、アデルフィに視線を向ける。
『よく考えたな。アデルフィよ』
それだけ言うと、筒を維持する魔法を解除し、一瞬にして消える。
アデルフィはすぐに視線を下に向けた。
距離が遠くてゴマ粒のようにしか見えないが、炎魔神の足元近くに真っ黒なローブ姿のオードの姿があった。
アデルフィはこれ以上自分にできることはないと思い、アークグリフォンに持ち場に戻るよう指示した。
炎魔神の足元、距離にして五十メートルほどの場所に転移したオードは、人族なら耐えがたい高温に曝されながらも平然としていた。更に彼に気づいた炎魔神が炎の塊で攻撃を始めるが、それも防御結界によって易々と防いでいる。
(とりあえずはこの場所でよかろう)
そこで左手を僅かに掲げた。
その直後、長さ二メートル、幅一メートル、高さ一メートルの頑丈そうな木箱が現れる。
木箱が現れた瞬間、炎魔神の動きが止まった。
それまではローズの攻撃に対し煩わしげに対応していたが、攻撃を受けても反応せず、オードが出した木箱に意識を向けている。
そして、炎魔神はゆっくりと動き始めた。
■■■
ラントとローズは暴風が吹き荒れる中、炎魔神が放つ攻撃を避けながら冷気のブレスによる攻撃を行っていた。
既に三分近く攻撃を受け続けており、エンシェントドラゴンのローズであっても疲労の色が見え始めている。
その疲労が二人を危機に陥らせる。
決して油断していたわけではないが、ローズの右の翼の先端に炎の塊が命中する。
「ローズ!」とラントは思わず叫ぶ。
『だ、大丈夫よ。これくらいで飛べなくなるわけじゃないわ!』
ローズは気丈に答えるが、粘着性のある炎は強い風を受けても消えず、翼の先端部分を焼いていく。
その間にも炎魔神の攻撃は続いており、それを避けるために翼に負荷が掛かる。
『くっ……』と苦痛を堪える念話がラントにも聞こえた。
「一旦離れるぞ!」
『まだ大丈夫よ。ここで逃げたら、また人族の方に向かってしまうわ』
「そうだが、別の手を打つ。このままじゃ、直撃を食らうのは時間の問題だ」
ローズも同じ考えであり、ラントを危険に曝すことになると考え直す。
『分かったわ……えっ? 攻撃が来ない……』
その言葉でラントも攻撃が止まったことに気づくが、何が起きたのか分からなかった。
「何が起きているんだ?」とキョロキョロと周囲を見回すが、原因が掴めなかった。
視力がいいローズはすぐに理由を見つける。
『魔導王が何かするみたいよ。奴の足元を見てごらんなさい』
そう言われてラントが視線を下に向けると、オードと木箱が見えた。
「あれは何なんだ?」と言うものの、意識を引き戻す。
「ここは魔導王に任せる。一旦、上空に行き、炎を消して怪我の治療を行うぞ」
ローズはその言葉に従い、上昇気流に乗って舞い上がっていった。
上空では母親であるシャーロットが待ち構えており、即座に魔法で炎を消し、治療を行った。
「何が起きているんだ?」と、ラントはシャーロットの近くにいたアルビンに尋ねる。
『詳しくは知らんが、アデルフィが策を思いつき、魔導王がそれに従って何かをするようだ』
「アデルフィが……」
ラントはアデルフィを呼び出し、作戦の内容を聞く。
聞き終えた後、ラントは思いつかなかった自分を情けなく思っていた。
(僕が気づくべきだ。アデルフィは帝国軍に入って日が浅いし、八神王とはほとんど話していなかったはずだ……)
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