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第一章「帝国掌握編」
第五話「準備」
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ラントは明日の朝の演説の骨子を書き始めた。
既に日は落ち、執事兼護衛である魔獣族のキースが用意したランプが灯されている。
「お食事はいかがなさいますか?」と遠慮気味にキースが確認する。
ラントは集中していたため、空腹を感じておらず、時間の感覚もあいまいだった。
「もうこんな時間か。休憩兼ねて食事を摂るか……」と呟くと、キースに視線を向ける。
「簡単な食事をお願い……頼む」と慣れない口調で命じた。
「承知いたしました」と言ってキースは下がり、一人になったラントは大きく伸びをした。
(この世界最初の食事か。異世界だと不味い可能性が高いんだけど、いい意味で裏切ってほしいなぁ)
すでに用意してあったのか、一分もしないうちにキースは戻ってきた。彼の後ろにはエンシェントエルフのメイドがワゴンを押して付いてきている。
クラシックなロングのメイド服だが、エルフにしては豊満な肉体を持つということで、ラントの視線は彼女の胸元に釘付けになった。
「陛下のお世話を命じられております、エレンと申します」
メイドはそう言いながらお辞儀をする。エンシェントエルフらしく絶世の美女ではあるものの、親しみやすさもあり、ラントは肩の力を抜いた。
「軽い食事をとのご指示でしたので、“サンドイッチ”をお持ちしました。飲み物はいかがなされますか?」
エレンが置いた皿には食パンのサンドイッチがきれいに並んでいた。サンドイッチという名もエレンは別の言葉を使っていたが、自動翻訳のスキルがサンドイッチと訳している。
「まだ仕事をするので、アルコールの入っていないものを。できれば冷たいものがいい」
敬語を使いたくなるのを抑えながら、飲み物を頼む。
ワゴンの下から美しいカットが入ったグラスとオレンジ色の液体が入ったポットが現れる。
「オレンジの搾り汁に世界樹の葉を少量加えたものでございます。疲労回復効果がございます」
キースが説明すると、エレンがグラスにオレンジジュースを注ぐ。
柑橘の爽やかな香りがラントの周囲に広がっていく。
「いい香りだ。ありがとう」と言って、メイドからグラスを受け取った。
口に含むと、上質なオレンジの甘みと酸味が口に広がり、更にミントのような爽やかな香りが追いかけてくる。
「美味い!」と思わずラントは叫んでいた。
(これでカクテルを作ったら、もっと美味いんだろうな……)
ラントは新卒で入った会社を辞めた後、大学時代の先輩が始めたバーで手伝いをした経験があり、ある程度だが酒に関する知識は持っていた。
更にサンドイッチに手を伸ばし、一口かじる。
パンはしっとり柔らかく、レタスのようなシャキシャキした葉野菜と仄かに燻製香のするハムが内側に塗ったバターとマスタードと相まって、最高に美味いサンドイッチに仕上がっていた。
「普段食べていたコンビニのものとは全然違う。これも美味い!」
「お褒めにあずかったこと、料理長に伝えておきます」
一心不乱にサンドイッチを食べ、ジュースを飲む。
(いい方に転んでよかった。サンドイッチでこれほど美味しければ、他の料理も大丈夫なはずだ)
十分ほどで食べ終える。
後ろに控えていたキースが「追加なさいますか?」と確認してきた。
美味かったのでまだ食べたいところだが、明日の準備に時間を取りたいため諦める。
それから演説の骨子を書き上げ、納得したところで、原稿に取り掛かった。
(まずは僕自身のことを説明すべきだな。幹部クラスは鑑定のスキルを持っているから、不安に思っているだろう……)
演説をイメージしながら原稿を書いていく。
(次に目的だ。これは世界樹を守ること、ひいては世界を守るという崇高な目的があるとすればいいだろう。その次はこの戦いが彼ら個人の目的に合っているかの説明だ。そして、最後に褒美の話という流れで問題はないな……)
骨子を見ながら、言葉に落とし込んでいった。
その作業は思いのほか時間が掛かり、深夜になっていた。
自分の作業に没頭していたため、キースがずっと立っていたことに今更ながらに気づいた。
「すまなかった。先に休んでくれていい」
「お気遣いなく。私は数日間起きていても問題ございませんので。それよりも陛下もそろそろお休みになられた方がよろしいのではありませんか?」
心配そうな表情でキースが進言する。
「大丈夫です……大丈夫だ。それよりも明日の準備を終えてしまいたい。ここにいても構わないが、私が落ち着かないから座ってくれ。それに休みたくなったらいつでも休んでくれていい」
それだけ言うと、ラントは再び作業に没頭していく。
日が昇る頃、ようやく原稿が完成した。
「ふわぁぁ……」とラントは大きなあくびをし、首をコキコキと鳴らす。
「これから仮眠を取られますか?」とキースが聞いてきたので、ラントは首を大きく横に振る。
「今から寝たら起きられなくなる。それよりも朝食と身支度の準備を頼みたい」
「承りました」と言って、いつの間にか控えていたメイドのエレンに指示を出す。
ラントはあまり眠気を感じていなかった。彼はまだ気づいていないが、魔帝は不老不死であるだけでなく、本来睡眠や食事も必要としていない。
魔帝もそうだが、古の者の多くは魔素から活動に必要なエネルギーを得ている。特に世界樹に近い帝都フィンクランでは魔素が多いことから、娯楽としての食事は摂るものの、必須の行為ではなかった。
食事はメイドのエレンの手で、すぐに用意された。
繊細な細工が施された白いカップに注がれた薄い黄金色の液体に、厚切りのトースト。
絶妙な半熟のスクランブルエッグ。太めの焼きソーセージに粒マスタード。
更に葉野菜とトマトのような赤い野菜が盛り付けられ、一流ホテルのブレックファーストのようだとラントは思った。
「飲み物は世界樹の葉の茶を用意いたしました。仄かに甘みが付いております、お好みで砂糖をお加えください」
エレンはそれだけ言うと、後ろに控える。
ラントはその対応にも慣れ始めており、すぐに食事に取り掛かった。
見た目通り、朝食も素晴らしい味だった。
(この食事を摂れただけでも魔帝になった甲斐はあるな。そんなことより、この後のことだ……)
食事を終えると、キースを呼ぶ。
「身支度の準備を頼みたいが、服装は最初の謁見に相応しいものを頼む。それから用意してほしいものがある……」
ラントはキースに演説で使う小道具を頼んだ。
キースはすぐにエレンに準備を命じ、ラントを浴室に案内する。
浴室は大理石で作られた豪華なもので、優に十人は入れるくらいの大きな浴槽がある。そこには常に新しい湯が流れ込み、ハーブのような爽やかな香りを仄かに感じた。
更にエンシェントエルフの湯女が控えていたが、ゆっくりしたいからと言って下げさせた。キースは護衛の意味もあると言って難色を示したが、ラントが頑なに拒絶するので仕方なく認めた。
身体を洗い、浴槽に浸かると、ふぅぅと大きく息を吐き出した。
(この待遇を受ければ、皇帝だというのが実感できる。だけど、この後の謁見に失敗すれば、それで終わりだ。何としてでも成功させないと……)
さっぱりしたところで浴槽から上がる。
高級ホテルで使われるような滑らかなバスタオルをキースから受け取り、身体を拭く。更にドライヤーまであり、ラントはそのまま謁見用の服に着替えさせられていた。
謁見用の服はそれまで着ていたものに似ており、黒を基調とした軍服風のものだが、肩や袖の飾りが豪華になり、更に肩から胸にかけて金色の飾り紐が付けられている。
そして不思議なことに着る前には少し大きいのではないかと思ったが、着ると計ったようにぴったりとフィットした。
(魔法の力を使っているんだろうか……)
そんなことを考えるが、すぐに鏡に映る自分の姿を見て苦笑が浮かぶ。
(全く似合わないな。もっと背が高くて貫禄があれば似合うんだろうけど、出来損ないのコスプレにしか見えないよ……)
執務室に戻ると、そこにはエンシェントエルフの長、エスクが待っていた。
「準備が整いました。謁見の間にご案内いたします」
エスクが説明している間にキースがラントの腰に剣を吊るす。更に純白のマントと黄金と宝石でできた王冠が用意されていた。
ずっしりと重い王冠を被ると、ラントは思わずよろめいた。
(お、重い……何キロあるんだ? こんなのを被っていたら肩が凝って仕方がないぞ……)
そんなことを考えたが、すぐに意識を戻す。
「では、行こうか」
エスクはその言葉に頷くと、先導するように歩き始めた。
既に日は落ち、執事兼護衛である魔獣族のキースが用意したランプが灯されている。
「お食事はいかがなさいますか?」と遠慮気味にキースが確認する。
ラントは集中していたため、空腹を感じておらず、時間の感覚もあいまいだった。
「もうこんな時間か。休憩兼ねて食事を摂るか……」と呟くと、キースに視線を向ける。
「簡単な食事をお願い……頼む」と慣れない口調で命じた。
「承知いたしました」と言ってキースは下がり、一人になったラントは大きく伸びをした。
(この世界最初の食事か。異世界だと不味い可能性が高いんだけど、いい意味で裏切ってほしいなぁ)
すでに用意してあったのか、一分もしないうちにキースは戻ってきた。彼の後ろにはエンシェントエルフのメイドがワゴンを押して付いてきている。
クラシックなロングのメイド服だが、エルフにしては豊満な肉体を持つということで、ラントの視線は彼女の胸元に釘付けになった。
「陛下のお世話を命じられております、エレンと申します」
メイドはそう言いながらお辞儀をする。エンシェントエルフらしく絶世の美女ではあるものの、親しみやすさもあり、ラントは肩の力を抜いた。
「軽い食事をとのご指示でしたので、“サンドイッチ”をお持ちしました。飲み物はいかがなされますか?」
エレンが置いた皿には食パンのサンドイッチがきれいに並んでいた。サンドイッチという名もエレンは別の言葉を使っていたが、自動翻訳のスキルがサンドイッチと訳している。
「まだ仕事をするので、アルコールの入っていないものを。できれば冷たいものがいい」
敬語を使いたくなるのを抑えながら、飲み物を頼む。
ワゴンの下から美しいカットが入ったグラスとオレンジ色の液体が入ったポットが現れる。
「オレンジの搾り汁に世界樹の葉を少量加えたものでございます。疲労回復効果がございます」
キースが説明すると、エレンがグラスにオレンジジュースを注ぐ。
柑橘の爽やかな香りがラントの周囲に広がっていく。
「いい香りだ。ありがとう」と言って、メイドからグラスを受け取った。
口に含むと、上質なオレンジの甘みと酸味が口に広がり、更にミントのような爽やかな香りが追いかけてくる。
「美味い!」と思わずラントは叫んでいた。
(これでカクテルを作ったら、もっと美味いんだろうな……)
ラントは新卒で入った会社を辞めた後、大学時代の先輩が始めたバーで手伝いをした経験があり、ある程度だが酒に関する知識は持っていた。
更にサンドイッチに手を伸ばし、一口かじる。
パンはしっとり柔らかく、レタスのようなシャキシャキした葉野菜と仄かに燻製香のするハムが内側に塗ったバターとマスタードと相まって、最高に美味いサンドイッチに仕上がっていた。
「普段食べていたコンビニのものとは全然違う。これも美味い!」
「お褒めにあずかったこと、料理長に伝えておきます」
一心不乱にサンドイッチを食べ、ジュースを飲む。
(いい方に転んでよかった。サンドイッチでこれほど美味しければ、他の料理も大丈夫なはずだ)
十分ほどで食べ終える。
後ろに控えていたキースが「追加なさいますか?」と確認してきた。
美味かったのでまだ食べたいところだが、明日の準備に時間を取りたいため諦める。
それから演説の骨子を書き上げ、納得したところで、原稿に取り掛かった。
(まずは僕自身のことを説明すべきだな。幹部クラスは鑑定のスキルを持っているから、不安に思っているだろう……)
演説をイメージしながら原稿を書いていく。
(次に目的だ。これは世界樹を守ること、ひいては世界を守るという崇高な目的があるとすればいいだろう。その次はこの戦いが彼ら個人の目的に合っているかの説明だ。そして、最後に褒美の話という流れで問題はないな……)
骨子を見ながら、言葉に落とし込んでいった。
その作業は思いのほか時間が掛かり、深夜になっていた。
自分の作業に没頭していたため、キースがずっと立っていたことに今更ながらに気づいた。
「すまなかった。先に休んでくれていい」
「お気遣いなく。私は数日間起きていても問題ございませんので。それよりも陛下もそろそろお休みになられた方がよろしいのではありませんか?」
心配そうな表情でキースが進言する。
「大丈夫です……大丈夫だ。それよりも明日の準備を終えてしまいたい。ここにいても構わないが、私が落ち着かないから座ってくれ。それに休みたくなったらいつでも休んでくれていい」
それだけ言うと、ラントは再び作業に没頭していく。
日が昇る頃、ようやく原稿が完成した。
「ふわぁぁ……」とラントは大きなあくびをし、首をコキコキと鳴らす。
「これから仮眠を取られますか?」とキースが聞いてきたので、ラントは首を大きく横に振る。
「今から寝たら起きられなくなる。それよりも朝食と身支度の準備を頼みたい」
「承りました」と言って、いつの間にか控えていたメイドのエレンに指示を出す。
ラントはあまり眠気を感じていなかった。彼はまだ気づいていないが、魔帝は不老不死であるだけでなく、本来睡眠や食事も必要としていない。
魔帝もそうだが、古の者の多くは魔素から活動に必要なエネルギーを得ている。特に世界樹に近い帝都フィンクランでは魔素が多いことから、娯楽としての食事は摂るものの、必須の行為ではなかった。
食事はメイドのエレンの手で、すぐに用意された。
繊細な細工が施された白いカップに注がれた薄い黄金色の液体に、厚切りのトースト。
絶妙な半熟のスクランブルエッグ。太めの焼きソーセージに粒マスタード。
更に葉野菜とトマトのような赤い野菜が盛り付けられ、一流ホテルのブレックファーストのようだとラントは思った。
「飲み物は世界樹の葉の茶を用意いたしました。仄かに甘みが付いております、お好みで砂糖をお加えください」
エレンはそれだけ言うと、後ろに控える。
ラントはその対応にも慣れ始めており、すぐに食事に取り掛かった。
見た目通り、朝食も素晴らしい味だった。
(この食事を摂れただけでも魔帝になった甲斐はあるな。そんなことより、この後のことだ……)
食事を終えると、キースを呼ぶ。
「身支度の準備を頼みたいが、服装は最初の謁見に相応しいものを頼む。それから用意してほしいものがある……」
ラントはキースに演説で使う小道具を頼んだ。
キースはすぐにエレンに準備を命じ、ラントを浴室に案内する。
浴室は大理石で作られた豪華なもので、優に十人は入れるくらいの大きな浴槽がある。そこには常に新しい湯が流れ込み、ハーブのような爽やかな香りを仄かに感じた。
更にエンシェントエルフの湯女が控えていたが、ゆっくりしたいからと言って下げさせた。キースは護衛の意味もあると言って難色を示したが、ラントが頑なに拒絶するので仕方なく認めた。
身体を洗い、浴槽に浸かると、ふぅぅと大きく息を吐き出した。
(この待遇を受ければ、皇帝だというのが実感できる。だけど、この後の謁見に失敗すれば、それで終わりだ。何としてでも成功させないと……)
さっぱりしたところで浴槽から上がる。
高級ホテルで使われるような滑らかなバスタオルをキースから受け取り、身体を拭く。更にドライヤーまであり、ラントはそのまま謁見用の服に着替えさせられていた。
謁見用の服はそれまで着ていたものに似ており、黒を基調とした軍服風のものだが、肩や袖の飾りが豪華になり、更に肩から胸にかけて金色の飾り紐が付けられている。
そして不思議なことに着る前には少し大きいのではないかと思ったが、着ると計ったようにぴったりとフィットした。
(魔法の力を使っているんだろうか……)
そんなことを考えるが、すぐに鏡に映る自分の姿を見て苦笑が浮かぶ。
(全く似合わないな。もっと背が高くて貫禄があれば似合うんだろうけど、出来損ないのコスプレにしか見えないよ……)
執務室に戻ると、そこにはエンシェントエルフの長、エスクが待っていた。
「準備が整いました。謁見の間にご案内いたします」
エスクが説明している間にキースがラントの腰に剣を吊るす。更に純白のマントと黄金と宝石でできた王冠が用意されていた。
ずっしりと重い王冠を被ると、ラントは思わずよろめいた。
(お、重い……何キロあるんだ? こんなのを被っていたら肩が凝って仕方がないぞ……)
そんなことを考えたが、すぐに意識を戻す。
「では、行こうか」
エスクはその言葉に頷くと、先導するように歩き始めた。
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