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第一章「帝国掌握編」
第四話「方針検討」
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ラントはエンシェントエルフのエスクからグラント帝国の状況を聞き、この国が危険だと感じた。
彼は神聖ロセス王国の侵攻という外部からの直接的な脅威よりも、戦略の欠如、情報の軽視、組織の不完全さなど内的な要因に、より強い危険を感じていた。
「エスクさんにお願いがあります」と真面目な表情で言い、
「明日の朝いちばんに、八人の長とここにいる各部族の主だった人たちを集めてください。私から話したいことがあります。それから戦場に赴く部隊の編成を急いでください。できれば高速で移動できる飛行部隊と地上部隊を分ける形で」
エスクはやる気になったラントに安堵し、「承りました」と言って、即座に頷く。
「あと、筆記用具がほしいのですが、用意できますか」
「筆記用具ですか?……すぐに用意いたします」
そう言うと、テーブルの上に置いてあったベルを鳴らし、使用人を呼び出す。
現れたのは執事のような燕尾服を身に纏った銀髪の男性で、落ち着いた雰囲気を持っていた。ラントは何となく誰かに似ているなと感じていた。
「キース、陛下が筆記用具をご所望です。すぐに用意なさい」
「はっ!」と言ってきびきびと頭を下げ、すぐに部屋を出ていった。
キースを見送った後、エスクは真面目な表情でラントに話しかける。
「陛下にお願いがございます」
「何でしょうか?」
「魔帝陛下はグラント帝国の至高の存在でございます。私ども臣下に対し、敬語をお使いになることはおやめください」
ラントも神に選ばれた支配者であるなら、彼女の言うことも分かるが、明らかに自分よりも年長で力のある相手に対し、敬語以外の選択肢が取れなかった。
「ですが、私には何の力もありません。力を持ち、先達である皆さんに敬意を払うことはおかしなことではないと思うのですが」
「いいえ」とエスクはきっぱりと否定する。
ラントが反論する前にその理由を話し始めた。
「魔帝陛下は神に選ばれた特別な存在です。神に次ぐ権威を持つお方と言っていいでしょう。そのお方が遜ることは神の権威を貶めることにも繋がりかねません」
ラントは彼女の言いたいことが理解できなかったが、口を挟む雰囲気になく、静かに聞くしかなかった。
「我が国は五千五百年の歴史を誇りますが、単純な力でいえば、各部族に優劣がございます。その部族が対等でいられるのは魔帝陛下の下に集う同士であるという事実があるからなのです。その要である陛下が我らに遜れば、部族間の関係が崩れ、帝国が崩壊する恐れすらございます」
ラントは魔帝の権威がそれほど強いとは思えなかった。
「それにしては、アルビンさんは魔帝である私に対して、敬意を抱いているようには見えませんでしたが?」
「いいえ。本来の彼はもっと不遜な態度を取ります。あれでも敬意をもって話していたのですよ」
ラントが疑わしそうな表情でいると、エスクはクスッと笑う。
「陛下がお持ちの“情報閲覧”というスキルでアルビンを見てください。彼の忠誠度が分かるはずです。スキルを強くイメージしていただければ、確認できると歴代の魔帝陛下より聞いております」
「忠誠度が分かる?……」と言いながら、情報閲覧と強く念じる。
すると、彼の目の前に透明なタブレットのような画面が浮かび上がった。
そこにはゲームにあるようなメニュー画面があり、国の基本情報、軍に関する情報、地理や財政に関する情報と共に“配下情報”というボタンがあった。
それを指で押すと、閲覧可能な人物のリストが現れる。それは膨大な長さで、帝国の臣民全員の情報が載っていた。
ラントは検索バーを見つけ、そこにアルビンと念じる。
すると、画面が切り替わり、アルビンの本来の龍の姿と人化後の画像が現れる。更に“ステータス”というボタンがあり、それを押すと、ステータスが表示された。
(STRにINT……まるでゲームみたいだな……あった! これが忠誠度か……四十五しかないが……)
四十五という数字にがっくりと肩を落とすが、忠誠度の説明を読み安堵する。
(忠誠度が三十一から五十は“従属”状態か。一応、支配者を受け入れている状態のようだな。ゴインも四十六しかないが、他は五十以上で“信頼”か“尊敬”か。エスクに至っては七十六で“敬愛”に達している。なるほどな……)
ラントが確認している間、エスクは静かに見ていたが、ある程度確認が終わった頃に話しかける。
「お分かりいただけましたでしょうか?」
そこでラントは大きく頷いた。
「分かりました……いや、分かった。私が魔帝であることを皆が受け入れていることは理解した。使い慣れない口調だから、時々変に聞こえるかもしれない。だが、可能な限り魔帝に見えるように努力する」
ラントは映画やアニメで見た王をイメージするが、話し辛いことに変わりはなかった。
「ありがとうございます。魔帝陛下の威厳は充分に出ております」と言って、エスクは安堵の表情を見せた。
ラントはそれに頷くが、彼女の忠誠度を知っているため、話半分で聞いておこうと思った。
そんな話をしていると、キースが紙の束と羽ペン、インク壺が載ったトレイを持って戻ってきた。
それを受け取ったエスクはキースに命令を伝える。
「私は陛下のご命令によって長たちのところに行きます。陛下のご命令に従いなさい」
キースにそう言うとエスクはラントに顔を向ける。
「この者はキースと申します。魔獣族に属する、フェンリルでございます」
「フェンリル? ダランさん……ダランの縁者か?」
「はい。息子でございます。父ダランより、陛下にお仕えするよう命じられております」
真面目な表情でそう言い、大きく頭を下げる。
エスクがすぐに補足する。
「彼は陛下の身の回りのお世話をするだけでなく、護衛でもあります。彼の父やアルビンには劣りますが、帝国でも屈指の戦士ですので、常におそばに置いていただきますようお願い申し上げます」
ラントは「分かった」と言いながら、情報閲覧でキースの能力を確認する。
(確かに戦闘力はさっき見た八人の長と比べても上から数えた方がいいくらい高かった。それに忠誠度も七十と高い。戦闘力皆無の僕にとっては命綱みたいなものだな……)
ラントはキースに「よろしく頼む」と言い、笑顔を見せる。
「はっ!」とキースは短く答え、すぐに後ろに下がった。
エスクが他の七人に会いに部屋を出ていったので、ラントは執務用の机に向かう。机はマホガニーのような高級感あふれるもので、何となく落ち着かない。
それでも用意された紙にこれからすべきことを書き連ねていった。
(まずは情報の整理だ。エスクの説明では曖昧なところが多かったが、情報閲覧を使えば正確な情報が手に入る。ただ、これに時間を掛け過ぎると他のことができなくなってしまう。今優先すべきは長たちの掌握だ。そのためには……)
それから日が落ちるまでの四時間ほどで情報の収集と整理を行った。
(思ったより得られる情報が少ないな……)
ラントは凝った首をコキコキと回しながら、これまでの作業を振り返る。
(情報閲覧で見ることができた情報は戦略系のSLGとRPGを合わせたような感じだな。国や軍隊に関することはSLGに近いし、個人の情報はステータスとスキルでRPGのようだ。それに略歴も分かった。それぞれの性格とか、長同士の関係とかが分かればよかったんだが、略歴から想像するしかないな……)
彼が得た情報は紙に書き写されていた。そこには各部族の人口と戦力、年ごとの生産量と消費量などが手書きの表にまとめられている。
他にも各部族の長の能力も表にまとめられ、更にステータスとスキルの簡単な説明が記されていた。
(漠然とだけど、この国の強みと弱みが見えてきた。それに“魔帝”という存在に期待していることも。先代の魔帝が死んでから三百年くらい経つのに、“尊敬”という結果は凄いものだと思う)
魔帝に対する忠誠度は国民全体、部族単位など、集団でも確認ができるようになっていた。そして、その数値はいずれも六十を超えており、魔帝という存在に対し、帝国の民たちが尊敬の念を抱いていることを知った。
(何の実績もない僕には正直重いけど、これを利用しない手はない……)
そこまで考えたところで、新しい紙を用意する。
(明日の朝、長と各部族の主だった者たちに演説を行わなければいけない。研修のテキストにあった言葉が通用すればいいんだが……)
彼は派遣先の人材育成関係の会社で、企業のリーダー向けセミナーのサポートの仕事をしていた。
もちろん、彼自身は講師でも何でもなく、機材の準備やアンケート結果の集計などを行っているだけだったが、研修に使うテキストなどの教材には必ず目を通しており、その中に部下のやる気を引き出すという項目があったことを思い出した。
(僕には関係ないと思っていたけど、こんなところで使うとはな……幸い、リーダーに必要な尊敬される人物っていう部分は最初からクリアしているから、これを失わないように気を付けないと……まずは“組織の目的を明確にする”だったな。次は……)
そんなことを考えながら、明日話すべきことを書き出していった。
彼は神聖ロセス王国の侵攻という外部からの直接的な脅威よりも、戦略の欠如、情報の軽視、組織の不完全さなど内的な要因に、より強い危険を感じていた。
「エスクさんにお願いがあります」と真面目な表情で言い、
「明日の朝いちばんに、八人の長とここにいる各部族の主だった人たちを集めてください。私から話したいことがあります。それから戦場に赴く部隊の編成を急いでください。できれば高速で移動できる飛行部隊と地上部隊を分ける形で」
エスクはやる気になったラントに安堵し、「承りました」と言って、即座に頷く。
「あと、筆記用具がほしいのですが、用意できますか」
「筆記用具ですか?……すぐに用意いたします」
そう言うと、テーブルの上に置いてあったベルを鳴らし、使用人を呼び出す。
現れたのは執事のような燕尾服を身に纏った銀髪の男性で、落ち着いた雰囲気を持っていた。ラントは何となく誰かに似ているなと感じていた。
「キース、陛下が筆記用具をご所望です。すぐに用意なさい」
「はっ!」と言ってきびきびと頭を下げ、すぐに部屋を出ていった。
キースを見送った後、エスクは真面目な表情でラントに話しかける。
「陛下にお願いがございます」
「何でしょうか?」
「魔帝陛下はグラント帝国の至高の存在でございます。私ども臣下に対し、敬語をお使いになることはおやめください」
ラントも神に選ばれた支配者であるなら、彼女の言うことも分かるが、明らかに自分よりも年長で力のある相手に対し、敬語以外の選択肢が取れなかった。
「ですが、私には何の力もありません。力を持ち、先達である皆さんに敬意を払うことはおかしなことではないと思うのですが」
「いいえ」とエスクはきっぱりと否定する。
ラントが反論する前にその理由を話し始めた。
「魔帝陛下は神に選ばれた特別な存在です。神に次ぐ権威を持つお方と言っていいでしょう。そのお方が遜ることは神の権威を貶めることにも繋がりかねません」
ラントは彼女の言いたいことが理解できなかったが、口を挟む雰囲気になく、静かに聞くしかなかった。
「我が国は五千五百年の歴史を誇りますが、単純な力でいえば、各部族に優劣がございます。その部族が対等でいられるのは魔帝陛下の下に集う同士であるという事実があるからなのです。その要である陛下が我らに遜れば、部族間の関係が崩れ、帝国が崩壊する恐れすらございます」
ラントは魔帝の権威がそれほど強いとは思えなかった。
「それにしては、アルビンさんは魔帝である私に対して、敬意を抱いているようには見えませんでしたが?」
「いいえ。本来の彼はもっと不遜な態度を取ります。あれでも敬意をもって話していたのですよ」
ラントが疑わしそうな表情でいると、エスクはクスッと笑う。
「陛下がお持ちの“情報閲覧”というスキルでアルビンを見てください。彼の忠誠度が分かるはずです。スキルを強くイメージしていただければ、確認できると歴代の魔帝陛下より聞いております」
「忠誠度が分かる?……」と言いながら、情報閲覧と強く念じる。
すると、彼の目の前に透明なタブレットのような画面が浮かび上がった。
そこにはゲームにあるようなメニュー画面があり、国の基本情報、軍に関する情報、地理や財政に関する情報と共に“配下情報”というボタンがあった。
それを指で押すと、閲覧可能な人物のリストが現れる。それは膨大な長さで、帝国の臣民全員の情報が載っていた。
ラントは検索バーを見つけ、そこにアルビンと念じる。
すると、画面が切り替わり、アルビンの本来の龍の姿と人化後の画像が現れる。更に“ステータス”というボタンがあり、それを押すと、ステータスが表示された。
(STRにINT……まるでゲームみたいだな……あった! これが忠誠度か……四十五しかないが……)
四十五という数字にがっくりと肩を落とすが、忠誠度の説明を読み安堵する。
(忠誠度が三十一から五十は“従属”状態か。一応、支配者を受け入れている状態のようだな。ゴインも四十六しかないが、他は五十以上で“信頼”か“尊敬”か。エスクに至っては七十六で“敬愛”に達している。なるほどな……)
ラントが確認している間、エスクは静かに見ていたが、ある程度確認が終わった頃に話しかける。
「お分かりいただけましたでしょうか?」
そこでラントは大きく頷いた。
「分かりました……いや、分かった。私が魔帝であることを皆が受け入れていることは理解した。使い慣れない口調だから、時々変に聞こえるかもしれない。だが、可能な限り魔帝に見えるように努力する」
ラントは映画やアニメで見た王をイメージするが、話し辛いことに変わりはなかった。
「ありがとうございます。魔帝陛下の威厳は充分に出ております」と言って、エスクは安堵の表情を見せた。
ラントはそれに頷くが、彼女の忠誠度を知っているため、話半分で聞いておこうと思った。
そんな話をしていると、キースが紙の束と羽ペン、インク壺が載ったトレイを持って戻ってきた。
それを受け取ったエスクはキースに命令を伝える。
「私は陛下のご命令によって長たちのところに行きます。陛下のご命令に従いなさい」
キースにそう言うとエスクはラントに顔を向ける。
「この者はキースと申します。魔獣族に属する、フェンリルでございます」
「フェンリル? ダランさん……ダランの縁者か?」
「はい。息子でございます。父ダランより、陛下にお仕えするよう命じられております」
真面目な表情でそう言い、大きく頭を下げる。
エスクがすぐに補足する。
「彼は陛下の身の回りのお世話をするだけでなく、護衛でもあります。彼の父やアルビンには劣りますが、帝国でも屈指の戦士ですので、常におそばに置いていただきますようお願い申し上げます」
ラントは「分かった」と言いながら、情報閲覧でキースの能力を確認する。
(確かに戦闘力はさっき見た八人の長と比べても上から数えた方がいいくらい高かった。それに忠誠度も七十と高い。戦闘力皆無の僕にとっては命綱みたいなものだな……)
ラントはキースに「よろしく頼む」と言い、笑顔を見せる。
「はっ!」とキースは短く答え、すぐに後ろに下がった。
エスクが他の七人に会いに部屋を出ていったので、ラントは執務用の机に向かう。机はマホガニーのような高級感あふれるもので、何となく落ち着かない。
それでも用意された紙にこれからすべきことを書き連ねていった。
(まずは情報の整理だ。エスクの説明では曖昧なところが多かったが、情報閲覧を使えば正確な情報が手に入る。ただ、これに時間を掛け過ぎると他のことができなくなってしまう。今優先すべきは長たちの掌握だ。そのためには……)
それから日が落ちるまでの四時間ほどで情報の収集と整理を行った。
(思ったより得られる情報が少ないな……)
ラントは凝った首をコキコキと回しながら、これまでの作業を振り返る。
(情報閲覧で見ることができた情報は戦略系のSLGとRPGを合わせたような感じだな。国や軍隊に関することはSLGに近いし、個人の情報はステータスとスキルでRPGのようだ。それに略歴も分かった。それぞれの性格とか、長同士の関係とかが分かればよかったんだが、略歴から想像するしかないな……)
彼が得た情報は紙に書き写されていた。そこには各部族の人口と戦力、年ごとの生産量と消費量などが手書きの表にまとめられている。
他にも各部族の長の能力も表にまとめられ、更にステータスとスキルの簡単な説明が記されていた。
(漠然とだけど、この国の強みと弱みが見えてきた。それに“魔帝”という存在に期待していることも。先代の魔帝が死んでから三百年くらい経つのに、“尊敬”という結果は凄いものだと思う)
魔帝に対する忠誠度は国民全体、部族単位など、集団でも確認ができるようになっていた。そして、その数値はいずれも六十を超えており、魔帝という存在に対し、帝国の民たちが尊敬の念を抱いていることを知った。
(何の実績もない僕には正直重いけど、これを利用しない手はない……)
そこまで考えたところで、新しい紙を用意する。
(明日の朝、長と各部族の主だった者たちに演説を行わなければいけない。研修のテキストにあった言葉が通用すればいいんだが……)
彼は派遣先の人材育成関係の会社で、企業のリーダー向けセミナーのサポートの仕事をしていた。
もちろん、彼自身は講師でも何でもなく、機材の準備やアンケート結果の集計などを行っているだけだったが、研修に使うテキストなどの教材には必ず目を通しており、その中に部下のやる気を引き出すという項目があったことを思い出した。
(僕には関係ないと思っていたけど、こんなところで使うとはな……幸い、リーダーに必要な尊敬される人物っていう部分は最初からクリアしているから、これを失わないように気を付けないと……まずは“組織の目的を明確にする”だったな。次は……)
そんなことを考えながら、明日話すべきことを書き出していった。
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