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2章 竜騎士団編
62.浄化
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王は寝室で眠っていた。青白い顔で生気がない。
これは逆恨みなのかもしれない。
この人は騙されたのだ。母上に。この私に。
自分の息子だと思い込まされて。第二皇太子の地位まで与えて。
そのうえでまさか反逆されるなんて思いもよらなかっただろう。
思えば長かった。少しづつ兄上を手伝うふりをして公務を奪って行った。
出来るだけ貧困層が多い地域を厳選し反乱がおこる要因を植え付けた。
民からの陳情も握りつぶした。わたしは非道になったのだ。
父だと信じていた時期もあった。私が真実を知るまでは。
父上は身分や種族、分け隔てなく接する人だった。
だが、私が青龍の命を奪ってからはよそよそしくなってしまった。
まるで腫れ物にでも触るようになってしまった。
あえてその時の記憶がないようにふるまっていたせいか痛まし気に見られる時もあった。
屈辱的だった。すべての原因は貴方にもあるのに。
野心を捨てきれてない男の傍に母上を置いた自分自身を呪え!
あの男は自分の血筋を王家に混じらせようとした。男は先王の息子という呪縛に繋がれていた。
そして私は先王の野心と切望という呪いを受け継いでしまった。
王族を破滅させ自分が王になるという闇の呪いだ。
だがそれも今日で終わる。
王の寝るベットに近づこうとしたその時。
「遅かったな」
「っ!起きてらしたのですか?」
「お前が来るのを待っていた」
「そうですか。私の手にかけられたくて待っていたのですか?」
ラドゥは皮肉気に嫌味を言ったつもりだった。
「そうだ」
「え?存じて……いたのですか?」
「何をだ?わたしに毒を飲ませていた事か?王都を破滅させようとしたことか?」
「ぐっ……全部知っていたのですね?」
「全部ではない。獣人を魔物にするとは思っていなかった」
「それは?!はッ!密偵ですか?ツッツファーレですね?!」
「そうだ。ツッツは王族の影で手足だ。知りたくないことまで教えてくれるのが玉に瑕だがな」
「知りたくない事?まさか母上やわたしのことも?」
「あぁ。そうだ。伴侶に何があったのかも知っていた。知っていて産んでくれと言ったのだ」
「何故だ!そんなむごいことを!!!」
「それでもかまわないと思った。できた命を壊すことなどできない」
「貴方は身勝手だ!そのせいでどれだけ私たちが苦しんだかっ!!」
「すまない。ラドゥ」
「何をいまさら!!今になって謝るのか!?」
「お前の好きにしてもいい。だが、これ以上犠牲者を出したくはない」
「わたしとて、こんな大ごとにはしたくなかった。それもこれももう全部終わりだ!!」
ラドゥが王の首に手をかけようとする。
「兄貴っ!やめろ!早まるな!」
ふいにラドゥは後ろからエドガーに羽交い絞めにされた。
「なっ?!離せ!離すんだ!!エド?!」
いつの間にか寝室にはエドガー達が入り込んでいた。
移転ルートを通って最短距離で駆け付けたのだ。
「アキトの言った通りだったな。兄貴は親父のところに向かうはずだって」
「何故止めるのです!?兄上は?!エドっ!わたしは父上を手をかけようとしたのですよ?!」
「してねえだろ?手をかけてねえじゃねえか!!!」
「はっ!離せ!バカ!来るのが早すぎます!っ」
「早いってどういう意味だ?」
「王殺しの罪ということで消してほしかったのですね?」
アキトの後ろにいたクロードが顔を出した。
「クロ?お前なんだかワイルドな顔立ちになったな?」
エドガーに言われ慌ててクロードは口元を隠す。
「そうだ!その獣のようにコーネリアスも魔物になってしまうのですよ!」
「僕の伴侶を獣呼ばわりするなんてっ。そんなに消してほしいなら消してあげる!」
「え?!アキト?よせ!」
「エド。離れて」
アキトはそのまま指先に力を集め弓を引くポーズをとった。
「な?!本気か?おいっ!お前?!っ」
「エドガーわたしから離れなさいっ!」
「ちょっ!兄貴暴れるな!!」
「アキト!エドガーは打たないでくれ!!」
ラドゥが叫ぶと同時にアキトが光の矢を放った。
光の矢はラドゥとエドガーを貫いた。ぱああっと光を放ちラドゥの胸に吸い込まれていく。
「ぐぅううっ!」
ラドゥが地面に膝をつき倒れ込む。
「ぐ……あ?あれ?痛くないぞ」
エドガーが自分の胸の辺りをさすりながら首を傾ける。
「おい。どうなってるんだ?」
「エド。僕は攻撃魔法は使えないんだよ」
アキトがにっこりとほほ笑んで見せる。
「え?いや、だって兄貴は……」
アキトはそのままラドゥに治癒と浄化を交互にかけはじめた。
「僕が貫いて消したのは闇の部分だよ。念のため浄化の重ねがけをしておくよ」
「闇の部分って?」
「エド。アキトは浄化したのですよ。ラドゥ様の中の呪いを解いたのです」
「そっか。兄貴が無事ならよかった!あ!クロっ!お前歯が戻ってるぞ!びよ~んって伸びてたのが元に戻ってる」
「え?本当ですか?よかった。闇魔法がとけ……なんですか?そのびよ~んって?牙ですよ!」
「ふふっ。こんな時でも二人は変わらないね。僕は二人を伴侶にしてよかったよ」
「アキト?ラドゥは?」
横になっていた王がゆっくりと状態を起こそうとしている。
「おやじ!いや、父上。無理するなよ」
「ふっ。オヤジでかまわんさ。どうもわたしは子育てを間違えたらしい」
エドガーが王の手を取り座位にし腰の辺りに枕を入れてやる。
「ラドゥさんは大丈夫ですよ。気を失ってるだけです」
「そうか。アキト、今のは癒しのチカラなのか?」
「まあ、その応用みたいなもんです。僕は人を攻撃する闇魔法が使えないんです」
「俺ごと射抜いたときはびっくりしたぞ」
「エドは僕を信じてなかったの?ショックだな~」
「え?いや。その。そんなことないが。あ~すまん」
「王様。ラドゥ様は恐らく内なる部分に呪いをかけられてたんじゃないでしょうか?」
「呪い?そうか。わたしはそんなことすら気づいてやれてなかったのか」
「僕はラドウさんは本来は跳躍型の魔力の持ち主だと思います」
「王様。アキトの言うとおりだと思います。ラドゥ様は本来持っている魔力ではない力も持っていた。しかし魔物に変えるほどの禍々しい闇魔法は、よほどの魔力の持ち主か闇の部分に侵されているものにしか使えません」
「クロ。そうだとしたらラドゥさんはかなり前から呪われていたの?」
「おそらくは。長い時間をかけてじわじわと内側から浸食していったのではないかと」
「でも、王様。ラドゥさんは本当は優しい方だと思います」
「アキト。ありがとう。すべては私が悪いのだ」
「誰が悪いとかよりもこの後どうするかを考えないといけませんね」
「クロ。それはわかるけど、ラドゥさんはエドガーと僕には酷いことをしなかったんだよ」
【わたしラドゥは可愛い弟とその伴侶を守る事を誓う】
「以前僕がドリスタンって貴族に襲われたときにラドゥさんが誓ってくれたじゃない?その言葉を守ってたんだと思うよ。それにひょっとしたら、次期王にエドガーをって思ってたんじゃないかな?」
「はあ?なんで俺が?!ユリウス兄貴がいるじゃねえか」
「そのユリウス様がコーネリアス様と共に命を落とされていたら?」
「クロ!冗談が過ぎるぞ!」
「例えばの話ですよ。そうなったら残る王家の血筋はエドしかいないでしょう?」
「まさか。そんな。ラドゥ兄貴……」
「ラドゥはお前をとてもかわいがっていたからな」
「なんだよ!親父までっ!!!」
「事実だよ。エドガー。ラドゥにとってお前は唯一の希望だったのかもしれない。きっとあの子は。ラドゥは自分が王になろうとは思っていなかったに違いない」
「そんなっ。俺は王になんかなりたくねえっ!」
「エド。なりたくないならならなくてもいいよ」
「アキト……」
「ふむ。それもそうですねぇ。血統の違う者に代替わりしてもいいのではないでしょうかね?」
「そうだよ!クロの言う通り!前の世界の歴史でも、世代交代は頻繁にあったし!」
「ふはははっ!!はぁ。さすがは魔女だ。まいった。我が息子の伴侶は豪快な考え方をする」
「へ?僕が豪快?そうかなぁ??」
「はは。アキト。我が王族は竜と心を交わすために何世代かごとに竜の子孫と契りを交わしていたのだ。それによって絶えず竜の血を血脈にいれるようにしていた。だが、こうまでも面と向かって否定してくるとは!面白い!!」
「ん~?僕としてはまだまだ王様に現役でいて欲しいんだ。だからこれからは移転通路を使って治癒に通う事にします!」
「なんと、またわたしに治療をしてくれるというのか?」
「当たり前です!エドのお父さんは僕の義父さんでもあるんですから」
これは逆恨みなのかもしれない。
この人は騙されたのだ。母上に。この私に。
自分の息子だと思い込まされて。第二皇太子の地位まで与えて。
そのうえでまさか反逆されるなんて思いもよらなかっただろう。
思えば長かった。少しづつ兄上を手伝うふりをして公務を奪って行った。
出来るだけ貧困層が多い地域を厳選し反乱がおこる要因を植え付けた。
民からの陳情も握りつぶした。わたしは非道になったのだ。
父だと信じていた時期もあった。私が真実を知るまでは。
父上は身分や種族、分け隔てなく接する人だった。
だが、私が青龍の命を奪ってからはよそよそしくなってしまった。
まるで腫れ物にでも触るようになってしまった。
あえてその時の記憶がないようにふるまっていたせいか痛まし気に見られる時もあった。
屈辱的だった。すべての原因は貴方にもあるのに。
野心を捨てきれてない男の傍に母上を置いた自分自身を呪え!
あの男は自分の血筋を王家に混じらせようとした。男は先王の息子という呪縛に繋がれていた。
そして私は先王の野心と切望という呪いを受け継いでしまった。
王族を破滅させ自分が王になるという闇の呪いだ。
だがそれも今日で終わる。
王の寝るベットに近づこうとしたその時。
「遅かったな」
「っ!起きてらしたのですか?」
「お前が来るのを待っていた」
「そうですか。私の手にかけられたくて待っていたのですか?」
ラドゥは皮肉気に嫌味を言ったつもりだった。
「そうだ」
「え?存じて……いたのですか?」
「何をだ?わたしに毒を飲ませていた事か?王都を破滅させようとしたことか?」
「ぐっ……全部知っていたのですね?」
「全部ではない。獣人を魔物にするとは思っていなかった」
「それは?!はッ!密偵ですか?ツッツファーレですね?!」
「そうだ。ツッツは王族の影で手足だ。知りたくないことまで教えてくれるのが玉に瑕だがな」
「知りたくない事?まさか母上やわたしのことも?」
「あぁ。そうだ。伴侶に何があったのかも知っていた。知っていて産んでくれと言ったのだ」
「何故だ!そんなむごいことを!!!」
「それでもかまわないと思った。できた命を壊すことなどできない」
「貴方は身勝手だ!そのせいでどれだけ私たちが苦しんだかっ!!」
「すまない。ラドゥ」
「何をいまさら!!今になって謝るのか!?」
「お前の好きにしてもいい。だが、これ以上犠牲者を出したくはない」
「わたしとて、こんな大ごとにはしたくなかった。それもこれももう全部終わりだ!!」
ラドゥが王の首に手をかけようとする。
「兄貴っ!やめろ!早まるな!」
ふいにラドゥは後ろからエドガーに羽交い絞めにされた。
「なっ?!離せ!離すんだ!!エド?!」
いつの間にか寝室にはエドガー達が入り込んでいた。
移転ルートを通って最短距離で駆け付けたのだ。
「アキトの言った通りだったな。兄貴は親父のところに向かうはずだって」
「何故止めるのです!?兄上は?!エドっ!わたしは父上を手をかけようとしたのですよ?!」
「してねえだろ?手をかけてねえじゃねえか!!!」
「はっ!離せ!バカ!来るのが早すぎます!っ」
「早いってどういう意味だ?」
「王殺しの罪ということで消してほしかったのですね?」
アキトの後ろにいたクロードが顔を出した。
「クロ?お前なんだかワイルドな顔立ちになったな?」
エドガーに言われ慌ててクロードは口元を隠す。
「そうだ!その獣のようにコーネリアスも魔物になってしまうのですよ!」
「僕の伴侶を獣呼ばわりするなんてっ。そんなに消してほしいなら消してあげる!」
「え?!アキト?よせ!」
「エド。離れて」
アキトはそのまま指先に力を集め弓を引くポーズをとった。
「な?!本気か?おいっ!お前?!っ」
「エドガーわたしから離れなさいっ!」
「ちょっ!兄貴暴れるな!!」
「アキト!エドガーは打たないでくれ!!」
ラドゥが叫ぶと同時にアキトが光の矢を放った。
光の矢はラドゥとエドガーを貫いた。ぱああっと光を放ちラドゥの胸に吸い込まれていく。
「ぐぅううっ!」
ラドゥが地面に膝をつき倒れ込む。
「ぐ……あ?あれ?痛くないぞ」
エドガーが自分の胸の辺りをさすりながら首を傾ける。
「おい。どうなってるんだ?」
「エド。僕は攻撃魔法は使えないんだよ」
アキトがにっこりとほほ笑んで見せる。
「え?いや、だって兄貴は……」
アキトはそのままラドゥに治癒と浄化を交互にかけはじめた。
「僕が貫いて消したのは闇の部分だよ。念のため浄化の重ねがけをしておくよ」
「闇の部分って?」
「エド。アキトは浄化したのですよ。ラドゥ様の中の呪いを解いたのです」
「そっか。兄貴が無事ならよかった!あ!クロっ!お前歯が戻ってるぞ!びよ~んって伸びてたのが元に戻ってる」
「え?本当ですか?よかった。闇魔法がとけ……なんですか?そのびよ~んって?牙ですよ!」
「ふふっ。こんな時でも二人は変わらないね。僕は二人を伴侶にしてよかったよ」
「アキト?ラドゥは?」
横になっていた王がゆっくりと状態を起こそうとしている。
「おやじ!いや、父上。無理するなよ」
「ふっ。オヤジでかまわんさ。どうもわたしは子育てを間違えたらしい」
エドガーが王の手を取り座位にし腰の辺りに枕を入れてやる。
「ラドゥさんは大丈夫ですよ。気を失ってるだけです」
「そうか。アキト、今のは癒しのチカラなのか?」
「まあ、その応用みたいなもんです。僕は人を攻撃する闇魔法が使えないんです」
「俺ごと射抜いたときはびっくりしたぞ」
「エドは僕を信じてなかったの?ショックだな~」
「え?いや。その。そんなことないが。あ~すまん」
「王様。ラドゥ様は恐らく内なる部分に呪いをかけられてたんじゃないでしょうか?」
「呪い?そうか。わたしはそんなことすら気づいてやれてなかったのか」
「僕はラドウさんは本来は跳躍型の魔力の持ち主だと思います」
「王様。アキトの言うとおりだと思います。ラドゥ様は本来持っている魔力ではない力も持っていた。しかし魔物に変えるほどの禍々しい闇魔法は、よほどの魔力の持ち主か闇の部分に侵されているものにしか使えません」
「クロ。そうだとしたらラドゥさんはかなり前から呪われていたの?」
「おそらくは。長い時間をかけてじわじわと内側から浸食していったのではないかと」
「でも、王様。ラドゥさんは本当は優しい方だと思います」
「アキト。ありがとう。すべては私が悪いのだ」
「誰が悪いとかよりもこの後どうするかを考えないといけませんね」
「クロ。それはわかるけど、ラドゥさんはエドガーと僕には酷いことをしなかったんだよ」
【わたしラドゥは可愛い弟とその伴侶を守る事を誓う】
「以前僕がドリスタンって貴族に襲われたときにラドゥさんが誓ってくれたじゃない?その言葉を守ってたんだと思うよ。それにひょっとしたら、次期王にエドガーをって思ってたんじゃないかな?」
「はあ?なんで俺が?!ユリウス兄貴がいるじゃねえか」
「そのユリウス様がコーネリアス様と共に命を落とされていたら?」
「クロ!冗談が過ぎるぞ!」
「例えばの話ですよ。そうなったら残る王家の血筋はエドしかいないでしょう?」
「まさか。そんな。ラドゥ兄貴……」
「ラドゥはお前をとてもかわいがっていたからな」
「なんだよ!親父までっ!!!」
「事実だよ。エドガー。ラドゥにとってお前は唯一の希望だったのかもしれない。きっとあの子は。ラドゥは自分が王になろうとは思っていなかったに違いない」
「そんなっ。俺は王になんかなりたくねえっ!」
「エド。なりたくないならならなくてもいいよ」
「アキト……」
「ふむ。それもそうですねぇ。血統の違う者に代替わりしてもいいのではないでしょうかね?」
「そうだよ!クロの言う通り!前の世界の歴史でも、世代交代は頻繁にあったし!」
「ふはははっ!!はぁ。さすがは魔女だ。まいった。我が息子の伴侶は豪快な考え方をする」
「へ?僕が豪快?そうかなぁ??」
「はは。アキト。我が王族は竜と心を交わすために何世代かごとに竜の子孫と契りを交わしていたのだ。それによって絶えず竜の血を血脈にいれるようにしていた。だが、こうまでも面と向かって否定してくるとは!面白い!!」
「ん~?僕としてはまだまだ王様に現役でいて欲しいんだ。だからこれからは移転通路を使って治癒に通う事にします!」
「なんと、またわたしに治療をしてくれるというのか?」
「当たり前です!エドのお父さんは僕の義父さんでもあるんですから」
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