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2章 竜騎士団編
41.*魔力の循環***
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「おかえりなさいませ。湯殿の支度が出来ております」
エドガーの部屋に戻るとバレットが湯を沸かしてくれていた。通常は大浴場にみんなで入るのだが、この部屋だけ浴室があるのだそうだ。
「団長には王族が任命されてたからな。ところどころ王都仕様が残ってるんだろう」
エドガーはそのままバレットを下がらせた。
「今日は初日なのにいろいろあって疲れただろう?一緒に入ろうぜ」
「え?いや。別々に。その……恥ずかしいじゃんか」
「なあに赤い顔してんだよ」
ニヤニヤした顔が憎らしい。エドガーはアキトの手を引くと風呂場へ向かった。
エドガーのバカバカッ。だって今の僕は身体に熱がこもっている。さきほど食堂で皆に治癒をしたが、人数が多かったからかなり魔力を使ってしまったんだろう。その反動が来てるんだ。
失った分魔力は作られるけど、僕の身体は魔力の相性の良い精を媒介にしないと吸収できないんだ。
だからきっと一緒に風呂なんか入ると……。本当は伴侶二人と愛し合いたい。でも今クロードは黒猫の姿なんだ。そんなクロードの前でエドガーと二人で愛し合う姿を見せつけるのは嫌なんだ。
「お前の嫌がる事はしねえよ。とりあえず汗を流そうぜ」
ひょえ~。エドガー僕の心が読めるの?ほんとは僕もお風呂に浸かってリラックスしたい。
「わ……わかった。でも浴槽ではシないからな」
「はっはは。わかった、わかった。さあ入ろうぜ」
「さすが王族仕様だね」
思ったよりも浴室は広かった。浴槽も大人二人が充分足を伸ばせて入れる広さだ。
「みゃあ」
黒猫のクロも浴室に入ってきた。
「クロも一緒に入る?」
僕が笑顔で尋ねると 浴槽のふちを器用に歩きじっとエドガーを見つめている。
「なんだよ?お前見張りにきたんだな?」
「にやあ」 クロが笑ったように見えた。
だが、ふいに黒猫のクロの身体がブレたように見え、ぐにゃりと視界が揺れると引き締まった裸体が現れる!
バッシャーン!!
そのまま浴槽の中に倒れ込むと、エドガーに頭突きが直撃した。
「いってぇ!!」
「やっと戻れた!!」
「クロ!?クロード!!」
「あぁ!アキト!!抱きしめさせてください!!」
アキトはギュウっとクロードに抱きしめられて濃厚な口づけを交わされる。
「こらっ!クロ!また抜け駆けしやがって!アキトっ浴槽じゃシないんじゃなかったのかよ!」
「エドガーすみません。堪えきれなくて。」
「クロ!よかった。心配したんだよ!」
「ちょっと待て。暴れるな。湯がなくなる~」
アキトが喜んでクロに抱きつき、エドガーがそれを剥がそうとして結局お湯のほとんどがあふれて流れてしまった。
「へっくしょん!」
「ごめんごめん」
「すまない。エド」
「この石頭め!それで?体は何ともないのか?」
エドガーは頭をさすりながらクロードを横目でみる。
「あぁ。少し違和感が残るが、移転前の。以前と同じ感じだ」
そうだ、元居た世界でもクロードは深夜だけ人型に戻れていたと言っていた。
だが顔色が悪い。それにクロードに触れられるところからアキトはぞくりと甘い刺激を感じ、熱がまた上がったようだった。
「お前……それ。なんだよ!元気そうじゃねえか?」
「ん?なに?」
僕はエドガーが指差す先をみた。
そこにはクロードの雄がそそり立っていた。ひゃあ?もう臨戦態勢じゃん!
「エド。悪い。わたしはすぐにでもアキトを抱きたい。」
「ったく!人型に戻った途端にかよ?まぁその方が俺も堂々とアキトを抱けるしな」
「ぼ……僕も二人にこの熱をとって欲しい」
「アキトっ」
「その……さっき、力を使ったから……その」
顔が熱い。本当は僕もずっと抱いて欲しかったんだ。馬車に乗ってた時から。
でも抱かれるならわだかまりなく三人同じ条件で抱かれたかったんだ。
「よし!クロ!いくぞ!」
エドガーが僕を浴室から抱き上げ、寝室に行くまでにクロードが風魔法であっという間に水分を飛ばした。こういう時は本当に二人のコンビネーションは完璧だ。
寝室のベットに三人でなだれ込むとアキトは二人に体中を撫でまわされる。
「はっ。ぁあっ」思わず甘い吐息を漏らした。触られた場所が敏感に感じてしまう。
三人とももちろん裸だ。今からする行為に服を着る必要がないからだ。
エドガーが後ろから抱えるようにアキトをベットの上に座らせた。
その手は首元から胸へとアキトの柔らかな肌をすべるように降りてきて乳首をつまみ上げると軽く捩じってきた。
「あっ。いたっ。ぅん。はぁ……」
軽い痛みと同時に快感が湧き上がってくる。
正面でほほ笑みながらクロードが口づけをしてきた。戸惑うことなくアキトは口を開きその熱い舌を受け入れる。巧みにクロードの舌技は歯列をなぞり、歯茎を舐め上げ口内を蹂躙する。あまりの心地よさに身体の力が抜け、エドガーに背中を預けると後ろからうなじを甘噛みされた。
「うぁんっ」
ぴくっと身体が反応するとクロードは唇を外し、愛しそうに見つめてきた。
「アキト。愛してます」
その間にもクロードの手は太腿の内側を撫で、すでに勃ちあがりかけているアキトの雄を握り愛撫を始めた。優しく上下に擦られ完全に硬くそそり上がるとクロードがアキトの股間に顔をうずめた。
「ぁあっつ!クロっ!!……んぁ。……いい」
「俺も負けちゃいられねえな」
その様子をみて、エドガーがアキトの後蕾に香油を塗り込んできた。ゆっくりと長い指を差し込み、ほぐし始める。剣だこのある節くれだった指が徐々に本数を増やしながらアキトの後蕾の中を暴れまわる。
「あ。。エド。。はぁあ」
アキトは押し寄せてくる快感に中腰になると、すかさず、エドガーの膝が太腿の間に割って入ってきた。双丘に硬いものがあたる。すでにエドガーの雄も勃起している。
「ぁんっ!……はぁ。クロ!ぁっ!だめっそこっ!ぁんっ」
クロードの舌が執拗にアキトの雄に絡みつき吸い上げる。双袋をやわやわと揉みあげられると、急速に射精感が高まってくる。
背後に居るエドガーもその様子がわかるのかアキトのイイ場所にポイントを定めて指で擦り上げてきた。
同時にクロが鈴口に舌先を差し込む。一つの流れのような2人の連係プレーに堕とされた。
「ぁああっ!イッ……!イクっ!ぁあ」
あっけなくクロードの口内へ射精してしまうとゴクリと音をたててそれを飲み込む。
「……はぁ。甘い。極上のフルーツのようです」
ぺろりと舌なめずりするとちゅっちゅと愛しそうにアキトの雄にキスをふらす。
クロードの金色の目に光が灯った。魔力がその身に戻ってきたようだった。
やはり、出発前の寿命合わせの契約はクロードの魔力をかなり使ったのだろう。
その後の馬車の中でも禁欲状態で、やっとアキトから魔力補充が出来たのだ。
アキトの精には魔力が宿っている。交わったものにだけ循環し互いの魔力を高めあうことが出来る。それも相性の良いものだけだ。
「アキト。まだ身体が熱いですね……熱をとってあげないと。エド!」
「わかってるって!アキトそろそろいいか?」
「うん。ちよーだい」
エドガーがアキトの後蕾に熱く猛るものをあてがい、徐々に腰をすすめる。
「っ!ぁあっ!」
挿入時の圧迫感だけはどうしても慣れない。だけど、その後の快感を期待せずにはいられない。
「アキト。こちらも可愛がってあげましようね」
クロードがアキトの乳首に舌を這わせた。
「あっ!クロ……っ!」
膝立ちのまま後ろからエドガーに挿入され前からはクロードに翻弄される。たまらず目の前のクロードの首にしがみつく。自然と尻を突き出すような格好になり、エドガーがその腰を掴み、ゆっくりと抽挿を始めた。
「んぁっ!……っ。エド……ぁんっ……んっ」
クロードがアキトの髪に指を絡め優しく撫でる。自然現象で目じりから溢れた涙をクロードの舌が舐めとる。
「アキト……エドに突かれて気持ちいいんですね?もっと乱れて。もっと感じて。」
クロードが耳元で囁いた。僕はクロードの声に弱い。思わず自分の中のエドガーをぎゅっと締め付けてしまったようでエドガーの腰遣いが早くなった。
「ぁんっ!……ぁんっ……っ!はぁん……んんんっ!」
「アキト!いいぜ。ぁあ最高だ」
「んぁあっ……エドっ。ぁあ」
パンッパンッと肉塊を打ち付けてる音が響く。
その隙をついてクロードに口づけされ角度を変えて何度も舌を吸われ甘噛みをされる。
「ぅ……アキト……くぅっ!」
エドガーが背後からアキトの中へ熱い飛沫を注ぎ込んだ。
「ぅああっ。熱が……僕の中に入ってくる……」
身体の中で渦を巻いていた魔力がエドガーの精を媒体としてアキトの中に吸収されていく。それは同時にエドガーの中にも循環し互いの魔力が高まっていく。
はぁはぁと乱れた息を整えようとするアキトをそのまま見つめクロードが甘い声で囁いた。
「もう我慢できない。挿れたい。わたしもアキトの中で暴れたい」
こんな風にクロードに言われてしまったらもうアキトは嫌とは言えない。
それに身体の奥からまだ足りないと疼いて仕方がないのだ。
「うん。クロ来て。欲しいっ!」
背後のエドガーが片眉をあげて、己の分身をアキトの後蕾から抜いた。
それを合図にクロードがアキトを押し倒し膝裏を抱えて足を自分の肩にのせる。
必然にアキトの後蕾がクロードの前にさらされる。
「ヒクヒクしてます。誘っているようで……はぁ」
限界まで張り詰めたクロードの雄が先端からよだれを垂らしていた。
「あぁ。アキト。わたしを全部受け止めてっ」
ズン!とまだ柔らかい後蕾に一気に挿入すると堪らないとばかりに腰を使いだした。
「ぁああああっ!クロ!ぁんっあぁあ」
「ぁあ。アキト、貴方の中はこんなにも淫らでわたしに絡みついてきます」
「ふぁんっ……言わないでっ」
ずちゅっ。ずちゅっと濡れた音とアキトの喘ぎ声が混じる。
「わたしをもっと感じてっ!もっとです。もっと乱れてっ」
クロードが荒々しく腰を抽挿すると負けじとエドガーも手を出してきた。
「アキト。こっちもだ。ほら、これはどうだ?」
ぽってりと赤く色づいてきた乳首を指ではじかれ、つぶされ、クリクリと弄られる。
「ぁんっ!だめえっ!そんなにしたらっ……イッちゃう!ぁああっ!!」
アキトは白濁した液を飛ばし、クロードの雄を締め付けた。
「くっ!……アキトッ!!」
クロードもアキトの最奥に熱い飛沫を飛ばした。同時にクロードの中にも魔力が循環される。
「ぁあ……もっと。もっと抱いて……。力が入ってくる」
「ぁあ、お前が望むなら何度でも」
「もちろんですよ。何度でも愛してあげます」
その後はクロードとエドガーに交互に愛され続け3人で眠りについたのは明け方だった。
エドガーの部屋に戻るとバレットが湯を沸かしてくれていた。通常は大浴場にみんなで入るのだが、この部屋だけ浴室があるのだそうだ。
「団長には王族が任命されてたからな。ところどころ王都仕様が残ってるんだろう」
エドガーはそのままバレットを下がらせた。
「今日は初日なのにいろいろあって疲れただろう?一緒に入ろうぜ」
「え?いや。別々に。その……恥ずかしいじゃんか」
「なあに赤い顔してんだよ」
ニヤニヤした顔が憎らしい。エドガーはアキトの手を引くと風呂場へ向かった。
エドガーのバカバカッ。だって今の僕は身体に熱がこもっている。さきほど食堂で皆に治癒をしたが、人数が多かったからかなり魔力を使ってしまったんだろう。その反動が来てるんだ。
失った分魔力は作られるけど、僕の身体は魔力の相性の良い精を媒介にしないと吸収できないんだ。
だからきっと一緒に風呂なんか入ると……。本当は伴侶二人と愛し合いたい。でも今クロードは黒猫の姿なんだ。そんなクロードの前でエドガーと二人で愛し合う姿を見せつけるのは嫌なんだ。
「お前の嫌がる事はしねえよ。とりあえず汗を流そうぜ」
ひょえ~。エドガー僕の心が読めるの?ほんとは僕もお風呂に浸かってリラックスしたい。
「わ……わかった。でも浴槽ではシないからな」
「はっはは。わかった、わかった。さあ入ろうぜ」
「さすが王族仕様だね」
思ったよりも浴室は広かった。浴槽も大人二人が充分足を伸ばせて入れる広さだ。
「みゃあ」
黒猫のクロも浴室に入ってきた。
「クロも一緒に入る?」
僕が笑顔で尋ねると 浴槽のふちを器用に歩きじっとエドガーを見つめている。
「なんだよ?お前見張りにきたんだな?」
「にやあ」 クロが笑ったように見えた。
だが、ふいに黒猫のクロの身体がブレたように見え、ぐにゃりと視界が揺れると引き締まった裸体が現れる!
バッシャーン!!
そのまま浴槽の中に倒れ込むと、エドガーに頭突きが直撃した。
「いってぇ!!」
「やっと戻れた!!」
「クロ!?クロード!!」
「あぁ!アキト!!抱きしめさせてください!!」
アキトはギュウっとクロードに抱きしめられて濃厚な口づけを交わされる。
「こらっ!クロ!また抜け駆けしやがって!アキトっ浴槽じゃシないんじゃなかったのかよ!」
「エドガーすみません。堪えきれなくて。」
「クロ!よかった。心配したんだよ!」
「ちょっと待て。暴れるな。湯がなくなる~」
アキトが喜んでクロに抱きつき、エドガーがそれを剥がそうとして結局お湯のほとんどがあふれて流れてしまった。
「へっくしょん!」
「ごめんごめん」
「すまない。エド」
「この石頭め!それで?体は何ともないのか?」
エドガーは頭をさすりながらクロードを横目でみる。
「あぁ。少し違和感が残るが、移転前の。以前と同じ感じだ」
そうだ、元居た世界でもクロードは深夜だけ人型に戻れていたと言っていた。
だが顔色が悪い。それにクロードに触れられるところからアキトはぞくりと甘い刺激を感じ、熱がまた上がったようだった。
「お前……それ。なんだよ!元気そうじゃねえか?」
「ん?なに?」
僕はエドガーが指差す先をみた。
そこにはクロードの雄がそそり立っていた。ひゃあ?もう臨戦態勢じゃん!
「エド。悪い。わたしはすぐにでもアキトを抱きたい。」
「ったく!人型に戻った途端にかよ?まぁその方が俺も堂々とアキトを抱けるしな」
「ぼ……僕も二人にこの熱をとって欲しい」
「アキトっ」
「その……さっき、力を使ったから……その」
顔が熱い。本当は僕もずっと抱いて欲しかったんだ。馬車に乗ってた時から。
でも抱かれるならわだかまりなく三人同じ条件で抱かれたかったんだ。
「よし!クロ!いくぞ!」
エドガーが僕を浴室から抱き上げ、寝室に行くまでにクロードが風魔法であっという間に水分を飛ばした。こういう時は本当に二人のコンビネーションは完璧だ。
寝室のベットに三人でなだれ込むとアキトは二人に体中を撫でまわされる。
「はっ。ぁあっ」思わず甘い吐息を漏らした。触られた場所が敏感に感じてしまう。
三人とももちろん裸だ。今からする行為に服を着る必要がないからだ。
エドガーが後ろから抱えるようにアキトをベットの上に座らせた。
その手は首元から胸へとアキトの柔らかな肌をすべるように降りてきて乳首をつまみ上げると軽く捩じってきた。
「あっ。いたっ。ぅん。はぁ……」
軽い痛みと同時に快感が湧き上がってくる。
正面でほほ笑みながらクロードが口づけをしてきた。戸惑うことなくアキトは口を開きその熱い舌を受け入れる。巧みにクロードの舌技は歯列をなぞり、歯茎を舐め上げ口内を蹂躙する。あまりの心地よさに身体の力が抜け、エドガーに背中を預けると後ろからうなじを甘噛みされた。
「うぁんっ」
ぴくっと身体が反応するとクロードは唇を外し、愛しそうに見つめてきた。
「アキト。愛してます」
その間にもクロードの手は太腿の内側を撫で、すでに勃ちあがりかけているアキトの雄を握り愛撫を始めた。優しく上下に擦られ完全に硬くそそり上がるとクロードがアキトの股間に顔をうずめた。
「ぁあっつ!クロっ!!……んぁ。……いい」
「俺も負けちゃいられねえな」
その様子をみて、エドガーがアキトの後蕾に香油を塗り込んできた。ゆっくりと長い指を差し込み、ほぐし始める。剣だこのある節くれだった指が徐々に本数を増やしながらアキトの後蕾の中を暴れまわる。
「あ。。エド。。はぁあ」
アキトは押し寄せてくる快感に中腰になると、すかさず、エドガーの膝が太腿の間に割って入ってきた。双丘に硬いものがあたる。すでにエドガーの雄も勃起している。
「ぁんっ!……はぁ。クロ!ぁっ!だめっそこっ!ぁんっ」
クロードの舌が執拗にアキトの雄に絡みつき吸い上げる。双袋をやわやわと揉みあげられると、急速に射精感が高まってくる。
背後に居るエドガーもその様子がわかるのかアキトのイイ場所にポイントを定めて指で擦り上げてきた。
同時にクロが鈴口に舌先を差し込む。一つの流れのような2人の連係プレーに堕とされた。
「ぁああっ!イッ……!イクっ!ぁあ」
あっけなくクロードの口内へ射精してしまうとゴクリと音をたててそれを飲み込む。
「……はぁ。甘い。極上のフルーツのようです」
ぺろりと舌なめずりするとちゅっちゅと愛しそうにアキトの雄にキスをふらす。
クロードの金色の目に光が灯った。魔力がその身に戻ってきたようだった。
やはり、出発前の寿命合わせの契約はクロードの魔力をかなり使ったのだろう。
その後の馬車の中でも禁欲状態で、やっとアキトから魔力補充が出来たのだ。
アキトの精には魔力が宿っている。交わったものにだけ循環し互いの魔力を高めあうことが出来る。それも相性の良いものだけだ。
「アキト。まだ身体が熱いですね……熱をとってあげないと。エド!」
「わかってるって!アキトそろそろいいか?」
「うん。ちよーだい」
エドガーがアキトの後蕾に熱く猛るものをあてがい、徐々に腰をすすめる。
「っ!ぁあっ!」
挿入時の圧迫感だけはどうしても慣れない。だけど、その後の快感を期待せずにはいられない。
「アキト。こちらも可愛がってあげましようね」
クロードがアキトの乳首に舌を這わせた。
「あっ!クロ……っ!」
膝立ちのまま後ろからエドガーに挿入され前からはクロードに翻弄される。たまらず目の前のクロードの首にしがみつく。自然と尻を突き出すような格好になり、エドガーがその腰を掴み、ゆっくりと抽挿を始めた。
「んぁっ!……っ。エド……ぁんっ……んっ」
クロードがアキトの髪に指を絡め優しく撫でる。自然現象で目じりから溢れた涙をクロードの舌が舐めとる。
「アキト……エドに突かれて気持ちいいんですね?もっと乱れて。もっと感じて。」
クロードが耳元で囁いた。僕はクロードの声に弱い。思わず自分の中のエドガーをぎゅっと締め付けてしまったようでエドガーの腰遣いが早くなった。
「ぁんっ!……ぁんっ……っ!はぁん……んんんっ!」
「アキト!いいぜ。ぁあ最高だ」
「んぁあっ……エドっ。ぁあ」
パンッパンッと肉塊を打ち付けてる音が響く。
その隙をついてクロードに口づけされ角度を変えて何度も舌を吸われ甘噛みをされる。
「ぅ……アキト……くぅっ!」
エドガーが背後からアキトの中へ熱い飛沫を注ぎ込んだ。
「ぅああっ。熱が……僕の中に入ってくる……」
身体の中で渦を巻いていた魔力がエドガーの精を媒体としてアキトの中に吸収されていく。それは同時にエドガーの中にも循環し互いの魔力が高まっていく。
はぁはぁと乱れた息を整えようとするアキトをそのまま見つめクロードが甘い声で囁いた。
「もう我慢できない。挿れたい。わたしもアキトの中で暴れたい」
こんな風にクロードに言われてしまったらもうアキトは嫌とは言えない。
それに身体の奥からまだ足りないと疼いて仕方がないのだ。
「うん。クロ来て。欲しいっ!」
背後のエドガーが片眉をあげて、己の分身をアキトの後蕾から抜いた。
それを合図にクロードがアキトを押し倒し膝裏を抱えて足を自分の肩にのせる。
必然にアキトの後蕾がクロードの前にさらされる。
「ヒクヒクしてます。誘っているようで……はぁ」
限界まで張り詰めたクロードの雄が先端からよだれを垂らしていた。
「あぁ。アキト。わたしを全部受け止めてっ」
ズン!とまだ柔らかい後蕾に一気に挿入すると堪らないとばかりに腰を使いだした。
「ぁああああっ!クロ!ぁんっあぁあ」
「ぁあ。アキト、貴方の中はこんなにも淫らでわたしに絡みついてきます」
「ふぁんっ……言わないでっ」
ずちゅっ。ずちゅっと濡れた音とアキトの喘ぎ声が混じる。
「わたしをもっと感じてっ!もっとです。もっと乱れてっ」
クロードが荒々しく腰を抽挿すると負けじとエドガーも手を出してきた。
「アキト。こっちもだ。ほら、これはどうだ?」
ぽってりと赤く色づいてきた乳首を指ではじかれ、つぶされ、クリクリと弄られる。
「ぁんっ!だめえっ!そんなにしたらっ……イッちゃう!ぁああっ!!」
アキトは白濁した液を飛ばし、クロードの雄を締め付けた。
「くっ!……アキトッ!!」
クロードもアキトの最奥に熱い飛沫を飛ばした。同時にクロードの中にも魔力が循環される。
「ぁあ……もっと。もっと抱いて……。力が入ってくる」
「ぁあ、お前が望むなら何度でも」
「もちろんですよ。何度でも愛してあげます」
その後はクロードとエドガーに交互に愛され続け3人で眠りについたのは明け方だった。
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BL
前触れもなく異世界転移したトップアイドル、アオイ。
路頭に迷いかけたアオイを拾ったのは娼館のガメツイ女主人で、アオイは半ば強制的に男娼としてデビューすることに。しかし、絶対に抱かれたくないアオイは初めての客である美しい男に交渉する。
「――僕を見てほしいんです」
奇跡的に男に気に入られたアオイ。足繁く通う男。男はアオイに惜しみなく金を注ぎ、アオイは美しい男に恋をするが、男は「私は貴方のファンです」と言うばかりで頑としてアオイを抱かなくて――。
愛されるには理由が必要だと思っているし、理由が無くなれば捨てられて当然だと思っている受けが「それでも愛して欲しい」と手を伸ばせるようになるまでの話です。
金を使うことでしか愛を伝えられない不器用な人外×自分に付けられた値段でしか愛を実感できない不器用な青年
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