46 / 84
2章 竜騎士団編
38.竜の城(ドラゴン城)
しおりを挟む
「ミャアーオ!」
「ク……クロ?クロだよね?」
「ンミャア~ッ」
「クロ!どうしたの?急に元の姿に戻っちゃったの?」
いや、正確には僕がこちらに移転される前の姿だ。クロードは僕を守り育てるためにずっと黒猫の姿でそばにいてくれたのだ。こちらに移転されて初めて獣人の姿を現してくれてた。
「ミャミャッツ」
黒猫のクロはジャンプしてアキトに飛びついた。抱きしめた途端、飼い猫に会えてうれしいという気持ちのほうが勝ってしまった。
「クロ!あぁクロだ。この毛並み。この抱き心地」
モシャモシャと耳の後ろから喉にむけて揉みほぐすとゴロゴロと喉を鳴らす。
久しぶりに会えた飼い猫にアキトは嬉しくって思いっきりモフりまくった。
「あ~アキト。おい。そのくらいにしとけ」
エドガーに声をかけられてハッとする。そうだ、これはクロードだった。モフられ過ぎたクロ猫は腕の中でとろけていた。
傍に追いついたバレットがあわあわしながら近づいてきた。
「いきなりクロード様がこのようなお姿になられたのです!」
後方にいたバレットの目にはクロードが猫になった瞬間が映ったらしい。
そうだった。黒猫のクロはクロードなんだ。どうして急に猫に戻ってしまったんだろう。不思議に思っていると前方からばらばらと人が集まってきた。そのうちの1人が駆け寄ってくる。
「お早いお着きで。出迎えが間に合いませんで申し訳ありません」
ゼイゼイと息をからして年配の騎士が頭を下げる。
「私はこちらで騎士達の教育係を務めておりますマイヤー・ロッテンと申します。以後お見知りおき下さい」
「いや、こちらもきちんと時間を伝えてなかったのが悪かった。気にしないでくれ」
エドガーが営業スマイルで答える。
遠巻きに騎士達が様子を伺っている。
「こらっ!貴様ら!ご挨拶せぬか!」
「へいへ~い。お初にお目にかかります。私めはレッドと申します。以後よろしゅうに!」
ゆるやかなウェーブの赤髪を揺らして筋肉隆々の男が近寄ってきた。
芝居がかったように右手を胸にあておじきをする。
「これでいいのかい?」とマイヤーを睨む。
「ぶっ無礼者!もっとちゃんと挨拶せぬか!皇太子さまだぞ!」
マイヤーが赤い顔をして怒鳴る。
「ふぁっはは!いいなそういうの。俺はエドガーだ。もう堅苦しいのは抜きだ。普通にしゃべってくれ」
「へぇ。あんた王族っぽくないんだな」
「こっ!こら!なんという口の聞きかた!」
マイヤーは今度は青い顔になったが、エドガーはニヤニヤしていた。
「あぁ!よく言われるさ。王族ったって人間さ。上も下もありゃしないんだ。あるのは愛と勇気と冒険だ!」
レッドが目を見張るとニヤリと笑った。
「面白い!正直に言おう。俺はなんでユリウスじゃねえんだと思ってたが、あんたも面白そうだ!」
「そうか、兄貴のがいいか。まぁ。親父にそっくりだしな」
「あぁそうだ。ユリウスはドラクルにそっくりだったからな。皆んな気に入ってたんだよ」
「そんなに親父はみんなに人気があったのか」
エドガーとレッド。2人のやりとりを見てた騎士達がわらわらと集まってきた。
「レッド隊長!隊ごとにまとめでご挨拶をされてはいかがでしようか?」
「おうっそのほうが手っ取り早いな!よし!中庭に集めろ!」
「ん?お前は?」レッドがエドガーの後ろに居たアキトに気づく。
「僕はアキトと言います。よろしくお願いします。」
アキトの胸から黒猫のクロが顔をだしている。
「お前……ま……じょ?」レッドは眼を大きく瞬いた。
「アキトは俺の伴侶だ!」
エドガーがアキトの肩を抱き寄せた。
「……そうか」とだけ言いレッドは口を閉じた。
先に荷物を置きに行きましょうとマイヤーに勧められ、僕らは城の奥へと案内された。
先日まで居た王宮よりもこちらのほうが洗練されてる気がする。
それはきっと城中に刻まれている竜のレリーフや竜の旗や竜の壁画の数々のせいかもしれない。
「凄い。中のデザインも全部竜なんだね。本当に竜の城って感じだ」
「そうだな。昔からこの城は竜の為に建てられた城だって言われてたんだ」
エドガーが言いながら天井に目をやると大きなシャンゼリアが飾られていた。
「竜はキラキラしたものや美しいものが好きなのですよ」
マイヤーが話し出した。
「この城は竜好みに作られております。この世界を守ってくれた竜に感謝をして建てられたと聞いております」
荷ほどきをバレットに任せて僕らは中庭に急いだ。
竜騎士団はいくつかの隊に分かれていて、それぞれ隊長がその隊を束ねている。その隊長を束ねるのが団長の役目というわけだ。
現在はレッド、コバルト、アンバー、ホワイトの4つの隊がある。
中庭に出ると隊員達が隙のない整列を見せていた。
それだけで統制のとれた関係だというのがわかる。
「敬礼!休め!」
指揮官らしく男が声をかけると、ザツ!と言う音と共に、団員達は一斉に腕を後ろにまわし、背筋を伸ばした。
足は歩幅に開いた状態だ。
「体育大会みたいだ」
アキトは学生の時に体育祭で整列の練習を何度もやらされたのを思い出した。
「なにのほほんしてるんだ。あの中にはいるんだろ?」
エドガーに言われてハッとする。そうだ!そうだった。僕大丈夫かな?!
「新しく騎士団長になられたエドガー・ヴラド・ポーツラフ皇太子様だ!」
マイヤーが大声で言い放つ。
皆視線だけはこちらに向けたままで無言だ。発言が許されてないのだろうか?
「エドガーだ。これからよろしく頼む。俺は無駄話は嫌いだ。言いたい事は言うし、わからない事は聞く。だから皆も普通に話しかけてくれ!以上!」
団員達の顔が一瞬綻んだように見えた。
「えっと僕はアキトと言います。エドガーの伴侶です。こちらには身体を鍛えてもらいたく、しばらく練習生として参加させていただきます。よろしくお願いします!!」
微妙な空気が感じられる。あれ?やっぱり僕みたいなヒョロヒョロが何しにきたと思われてるんだろうな。
「おっと!俺はアキトを愛している。アキトを馬鹿にしたり、手をを出したヤツはただじゃおかねえ!それだけは覚えておいてくれ!」
ひえ!エドガー、恥ずかしいよ。
「プツ!クックックッ!」
横で見ていた指揮官らしい男が笑い出した。あれ?この人見たことある?
「いや、すみません。私は副団長のアランといいます。お二人には、団……王様と謁見された時にお会いしました」
ああ!そうだ。確かユリウス派にいた人だ。副団長だったのか!
「今は、アンバー隊とホワイト隊は偵察に出てるのでここには半分の人数しかおりません。また戻り次第ご挨拶させてください」
表面上はにこやかにしているが、その目は品定めをしてる目だった。
敵意はないようだが、いきなり信用しろというのも難しいんだろうな。
この後、レッド隊とコバルト隊が挨拶をした。
レッド隊の隊長は先ほど会ったレッドだった。緩やかなウェーブに燃えるような赤髪。鍛えられた肉体は服の上からでもわかる。
コバルト隊の隊長は濃紺の髪と鋭い目つきで精悍な顔立ち。寡黙そうな様子で物静かな印象だった。彼はコバルトと名乗った。
ん?隊長の名前が隊の名称だったのか。ちなみに隊長格は得意魔法があり、レッドが炎。コバルトが水。ホワイトが氷。アンバーは土だそうだ。
「では、明日から訓練には俺も参加する。よろしく頼む!」
「よし!解散っ!」
副団長のアランの一言で皆一斉に解散となる。
「エドガー様、ここでの一日の日課と規律についてご説明をさせていただきます」
マイヤーとアランにはさまれてエドガーは忙しそうだ。
解散後、じっと自分を見る男の冷たい視線に気づいた。濃紺な髪。あれはコバルト?だっけ?
~~~~~~~~~~~~
続きは土曜日0時更新
「ク……クロ?クロだよね?」
「ンミャア~ッ」
「クロ!どうしたの?急に元の姿に戻っちゃったの?」
いや、正確には僕がこちらに移転される前の姿だ。クロードは僕を守り育てるためにずっと黒猫の姿でそばにいてくれたのだ。こちらに移転されて初めて獣人の姿を現してくれてた。
「ミャミャッツ」
黒猫のクロはジャンプしてアキトに飛びついた。抱きしめた途端、飼い猫に会えてうれしいという気持ちのほうが勝ってしまった。
「クロ!あぁクロだ。この毛並み。この抱き心地」
モシャモシャと耳の後ろから喉にむけて揉みほぐすとゴロゴロと喉を鳴らす。
久しぶりに会えた飼い猫にアキトは嬉しくって思いっきりモフりまくった。
「あ~アキト。おい。そのくらいにしとけ」
エドガーに声をかけられてハッとする。そうだ、これはクロードだった。モフられ過ぎたクロ猫は腕の中でとろけていた。
傍に追いついたバレットがあわあわしながら近づいてきた。
「いきなりクロード様がこのようなお姿になられたのです!」
後方にいたバレットの目にはクロードが猫になった瞬間が映ったらしい。
そうだった。黒猫のクロはクロードなんだ。どうして急に猫に戻ってしまったんだろう。不思議に思っていると前方からばらばらと人が集まってきた。そのうちの1人が駆け寄ってくる。
「お早いお着きで。出迎えが間に合いませんで申し訳ありません」
ゼイゼイと息をからして年配の騎士が頭を下げる。
「私はこちらで騎士達の教育係を務めておりますマイヤー・ロッテンと申します。以後お見知りおき下さい」
「いや、こちらもきちんと時間を伝えてなかったのが悪かった。気にしないでくれ」
エドガーが営業スマイルで答える。
遠巻きに騎士達が様子を伺っている。
「こらっ!貴様ら!ご挨拶せぬか!」
「へいへ~い。お初にお目にかかります。私めはレッドと申します。以後よろしゅうに!」
ゆるやかなウェーブの赤髪を揺らして筋肉隆々の男が近寄ってきた。
芝居がかったように右手を胸にあておじきをする。
「これでいいのかい?」とマイヤーを睨む。
「ぶっ無礼者!もっとちゃんと挨拶せぬか!皇太子さまだぞ!」
マイヤーが赤い顔をして怒鳴る。
「ふぁっはは!いいなそういうの。俺はエドガーだ。もう堅苦しいのは抜きだ。普通にしゃべってくれ」
「へぇ。あんた王族っぽくないんだな」
「こっ!こら!なんという口の聞きかた!」
マイヤーは今度は青い顔になったが、エドガーはニヤニヤしていた。
「あぁ!よく言われるさ。王族ったって人間さ。上も下もありゃしないんだ。あるのは愛と勇気と冒険だ!」
レッドが目を見張るとニヤリと笑った。
「面白い!正直に言おう。俺はなんでユリウスじゃねえんだと思ってたが、あんたも面白そうだ!」
「そうか、兄貴のがいいか。まぁ。親父にそっくりだしな」
「あぁそうだ。ユリウスはドラクルにそっくりだったからな。皆んな気に入ってたんだよ」
「そんなに親父はみんなに人気があったのか」
エドガーとレッド。2人のやりとりを見てた騎士達がわらわらと集まってきた。
「レッド隊長!隊ごとにまとめでご挨拶をされてはいかがでしようか?」
「おうっそのほうが手っ取り早いな!よし!中庭に集めろ!」
「ん?お前は?」レッドがエドガーの後ろに居たアキトに気づく。
「僕はアキトと言います。よろしくお願いします。」
アキトの胸から黒猫のクロが顔をだしている。
「お前……ま……じょ?」レッドは眼を大きく瞬いた。
「アキトは俺の伴侶だ!」
エドガーがアキトの肩を抱き寄せた。
「……そうか」とだけ言いレッドは口を閉じた。
先に荷物を置きに行きましょうとマイヤーに勧められ、僕らは城の奥へと案内された。
先日まで居た王宮よりもこちらのほうが洗練されてる気がする。
それはきっと城中に刻まれている竜のレリーフや竜の旗や竜の壁画の数々のせいかもしれない。
「凄い。中のデザインも全部竜なんだね。本当に竜の城って感じだ」
「そうだな。昔からこの城は竜の為に建てられた城だって言われてたんだ」
エドガーが言いながら天井に目をやると大きなシャンゼリアが飾られていた。
「竜はキラキラしたものや美しいものが好きなのですよ」
マイヤーが話し出した。
「この城は竜好みに作られております。この世界を守ってくれた竜に感謝をして建てられたと聞いております」
荷ほどきをバレットに任せて僕らは中庭に急いだ。
竜騎士団はいくつかの隊に分かれていて、それぞれ隊長がその隊を束ねている。その隊長を束ねるのが団長の役目というわけだ。
現在はレッド、コバルト、アンバー、ホワイトの4つの隊がある。
中庭に出ると隊員達が隙のない整列を見せていた。
それだけで統制のとれた関係だというのがわかる。
「敬礼!休め!」
指揮官らしく男が声をかけると、ザツ!と言う音と共に、団員達は一斉に腕を後ろにまわし、背筋を伸ばした。
足は歩幅に開いた状態だ。
「体育大会みたいだ」
アキトは学生の時に体育祭で整列の練習を何度もやらされたのを思い出した。
「なにのほほんしてるんだ。あの中にはいるんだろ?」
エドガーに言われてハッとする。そうだ!そうだった。僕大丈夫かな?!
「新しく騎士団長になられたエドガー・ヴラド・ポーツラフ皇太子様だ!」
マイヤーが大声で言い放つ。
皆視線だけはこちらに向けたままで無言だ。発言が許されてないのだろうか?
「エドガーだ。これからよろしく頼む。俺は無駄話は嫌いだ。言いたい事は言うし、わからない事は聞く。だから皆も普通に話しかけてくれ!以上!」
団員達の顔が一瞬綻んだように見えた。
「えっと僕はアキトと言います。エドガーの伴侶です。こちらには身体を鍛えてもらいたく、しばらく練習生として参加させていただきます。よろしくお願いします!!」
微妙な空気が感じられる。あれ?やっぱり僕みたいなヒョロヒョロが何しにきたと思われてるんだろうな。
「おっと!俺はアキトを愛している。アキトを馬鹿にしたり、手をを出したヤツはただじゃおかねえ!それだけは覚えておいてくれ!」
ひえ!エドガー、恥ずかしいよ。
「プツ!クックックッ!」
横で見ていた指揮官らしい男が笑い出した。あれ?この人見たことある?
「いや、すみません。私は副団長のアランといいます。お二人には、団……王様と謁見された時にお会いしました」
ああ!そうだ。確かユリウス派にいた人だ。副団長だったのか!
「今は、アンバー隊とホワイト隊は偵察に出てるのでここには半分の人数しかおりません。また戻り次第ご挨拶させてください」
表面上はにこやかにしているが、その目は品定めをしてる目だった。
敵意はないようだが、いきなり信用しろというのも難しいんだろうな。
この後、レッド隊とコバルト隊が挨拶をした。
レッド隊の隊長は先ほど会ったレッドだった。緩やかなウェーブに燃えるような赤髪。鍛えられた肉体は服の上からでもわかる。
コバルト隊の隊長は濃紺の髪と鋭い目つきで精悍な顔立ち。寡黙そうな様子で物静かな印象だった。彼はコバルトと名乗った。
ん?隊長の名前が隊の名称だったのか。ちなみに隊長格は得意魔法があり、レッドが炎。コバルトが水。ホワイトが氷。アンバーは土だそうだ。
「では、明日から訓練には俺も参加する。よろしく頼む!」
「よし!解散っ!」
副団長のアランの一言で皆一斉に解散となる。
「エドガー様、ここでの一日の日課と規律についてご説明をさせていただきます」
マイヤーとアランにはさまれてエドガーは忙しそうだ。
解散後、じっと自分を見る男の冷たい視線に気づいた。濃紺な髪。あれはコバルト?だっけ?
~~~~~~~~~~~~
続きは土曜日0時更新
10
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説

完結·助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

女神の間違いで落とされた、乙女ゲームの世界でオレは愛を手に入れる。
にのまえ
BL
バイト帰り、事故現場の近くを通ったオレは見知らぬ場所と女神に出会った。その女神は間違いだと気付かずオレを異世界へと落とす。
オレが落ちた異世界は、改変された獣人の世界が主体の乙女ゲーム。
獣人?
ウサギ族?
性別がオメガ?
訳のわからない異世界。
いきなり森に落とされ、さまよった。
はじめは、こんな世界に落としやがって! と女神を恨んでいたが。
この異世界でオレは。
熊クマ食堂のシンギとマヤ。
調合屋のサロンナばあさん。
公爵令嬢で、この世界に転生したロッサお嬢。
運命の番、フォルテに出会えた。
お読みいただきありがとうございます。
タイトル変更いたしまして。
改稿した物語に変更いたしました。
ふしだらな母親の娘は、私なのでしょうか?【第5回ツギクル小説大賞 AIタイトル賞】
イチモンジ・ルル
恋愛
奪われ続けた少女に届いた未知の熱が、すべてを変える――
「ふしだら」と汚名を着せられた母。
その罪を背負わされ、虐げられてきた少女ノンナ。幼い頃から政略結婚に縛られ、美貌も才能も奪われ、父の愛すら失った彼女。だが、ある日奪われた魔法の力を取り戻し、信じられる仲間と共に立ち上がる。
歪められた世界で、隠された真実を暴き、奪われた人生を新たな未来に変えていく。
――これは、過去の呪縛に立ち向かい、愛と希望を掴み、自らの手で未来を切り開く少女の戦いと成長の物語――
旧タイトル ふしだらと言われた母親の娘は、実は私ではありません
他サイトにも投稿。
2025/2/28 第5回ツギクル小説大賞 AIタイトル賞をいただきました
虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する
あかのゆりこ
BL
主人公のグレン・クランストンは天才魔術師だ。ある日、失われた魔術の復活に成功し、悪魔を召喚する。その悪魔は愛と性の悪魔「ドーヴィ」と名乗り、グレンに契約の代償としてまさかの「口づけ」を提示してきた。
領民を守るため、王家に囚われた姉を救うため、グレンは致し方なく自分の唇(もちろん未使用)を差し出すことになる。
***
王家に虐げられて不遇な立場のトラウマ持ち不幸属性主人公がスパダリ系悪魔に溺愛されて幸せになるコメディの皮を被ったそこそこシリアスなお話です。
・ハピエン
・CP左右固定(リバありません)
・三角関係及び当て馬キャラなし(相手違いありません)
です。
べろちゅーすらないキスだけの健全ピュアピュアなお付き合いをお楽しみください。
***
2024.10.18 第二章開幕にあたり、第一章の2話~3話の間に加筆を行いました。小数点付きの話が追加分ですが、別に読まなくても問題はありません。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
遅咲きの番は孤独な獅子の心を甘く溶かす
葉月めいこ
BL
辺境の片田舎にある育った村を離れ、王都へやって来たリトは、これまで知らなかった獣人という存在に魅せられる。
自分の住む国が獣人の国であることも知らなかったほど世情に疎いリト。
獣人には本能で惹き合う番(つがい)という伴侶がいると知る。
番を深く愛する獣人は人族よりもずっと愛情深く優しい存在だ。
国王陛下の生誕祭か近づいた頃、リトは王族獣人は生まれながらにして番が決まっているのだと初めて知った。
しかし二十年前に当時、王太子であった陛下に番が存在する証し〝番紋(つがいもん)〟が現れたと国中にお触れが出されるものの、いまもまだ名乗り出る者がいない。
陛下の番は獣人否定派の血縁ではないかと想像する国民は多い。
そんな中、友好国の王女との婚姻話が持ち上がっており、獣人の番への愛情深さを知る民は誰しも心を曇らせている。
国や国王の存在を身近に感じ始めていたリトはある日、王宮の騎士に追われているとおぼしき人物と出会う。
黄金色の瞳が美しい青年で、ローブで身を隠し姿形ははっきりとわからないものの、優しい黄金色にすっかり魅了されてしまった。
またいつか会えたらと約束してからそわそわとするほどに。
二度の邂逅をしてリトはますます彼に心惹かれるが、自身が国王陛下の番である事実を知ってしまう。
青年への未練、まったく知らない場所に身を置く不安を抱え、リトは王宮を訊ねることとなった。
自分という存在、国が抱える負の部分、国王陛下の孤独を知り、リトは自分の未来を選び取っていく。
スパダリ獅子獣人×雑草根性な純真青年
僕はもう貴方を独りぼっちにはしない。貴方を世界で一番幸せな王様にしてみせる
本編全30話
番外編4話
個人サイトそのほかにも掲載されています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる