異世界行ったらボクは魔女!

ゆうきぼし/優輝星

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1章 僕は魔女?

16.*ハロウィンナイト*2*3P**

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 エドガーが放った精を媒体として魔力がどんどん吸収されてくる。気持ちがいい。気分が高まる。あぁもっと。もっとだ! 僕は力が欲しいっ! 足りないっ。
「あぁ……もっと……もっと欲しいっ」
「なんだ?……魔力? 俺にも流れてくる」
 ハッとした。こんな自分をエドガーはどう思っただろうか? 大事な友達だったのに……。
「うぅ。ごめ……エドガー……」
「なんで泣くんだ?泣くな。お前は悪くない」
「だってこんな僕……はしたない」
「そんなことない。俺はお前が抱けて幸せなんだ。何度でも言うよ。お前が好きだ。アキトが好きなんだ。こんな風に悩んで泣くお前も妖艶で淫らなお前も。全部全部まとめて好きなんだ。だからもっと抱いてもいいか? 」
「……うん。ありがとう……」
「今すぐでなくてもいいよ。だから少しづつ俺の事も好きになって」
 エドガーの優しい言葉に涙があふれる。僕を甘やかしすぎないで……。

「あんっ……」
 エドガーがまた抽挿を再開した。
「アキト。キスしたい……」
「んんっ……んっ……ふっ」
 舌先を甘噛みされ強く吸われた。また快感がゾクゾクと上がってくる。背筋から腰にかけてゾクゾクする。僕が知ってるキスとはまた違う。そう僕が知ってるキスは……。
 視線を巡らすと端にいたクロードと目が合う。つらそうな表情をしている。そんな顔しないで。
 そうだ。今なら魔力が循環してる。治癒が使えるかもしれない。助けてあげたい。

 僕の様子に気づいたのかエドガーが体勢を変えた。
「あぁんっ……ぬ……抜かないで」あられもない言葉が口から出てしまう。
「すぐ……すぐだから」
 エドガーが僕の身体を反転させ腰を高くあげるとすぐにバックで挿入してきた。
「あぁっ……はぁあ。もっとぉ……」
 僕の身体と頭はリンクしていない。身体は快感を追って喘ぎまくっている。
 この体勢で僕はクロードと真正面になる。手を思いっきり伸ばして彼の手を握った。
「アキ……ト? 」
【クロの麻痺が治りますように】そう願うとぱあっと淡く白い光が放ち消えた。
「アキトッ!!! 」
 クロードが僕の傍に寄り口づけをしてくれた。よかった。麻痺が解除されて……。

 パンッ!! パンッ!! 突然エドガーの抽挿が激しくなり腰を強く叩きつけてきた。
「あぁあぁぁああああっ!!! 」
 快感で目の前がチカチカする。もう喘ぎ声しかでない。気持ち良すぎてなんだかわからない。
 僕は何度目かの精を吐き出していた。でもまだ足らないんだ。
 身体の奥からどんどん熱が放射され続けている。
 「くっ……」エドガーが精を放つとまた身体の中で渦がおこり吸収されていくのがわかる。


「エドガー交代してくれ」
 クロードの声が聞こえる。黙ってエドガーが身体を離した。ぽっかり穴が開いたようで寂しい。早く埋めて欲しい。熱く燃えたぎるモノでさすって思いっきり暴れて欲しい。
「アキト。待たせてすみませんでした」
「クロ……? だいじょ……ぶ? 」
 背後でいるエドガーの表情は見えないがクロードが僕に覆いかぶさって来た。
 優しく熱いキス。甘い。甘くて濃いキスをくれた。
 そのまま下にさがり僕の腹や雄についた精を舐めとってくれる。
「もったいない。貴方の体液は私のごちそうでもあるのに」
 え? なに? ちょっと怖いことが聞こえた気がしたけど? 僕がごちそうなの?
「まだまだ足りないでしょう? さあ今度は私のをあげましょう」
 耳元でクロードが囁く。あぁこの声に僕は弱い。また四つん這いにさせられるとクロードが後ろから挿ってきた。確実に僕の弱いところをついてくる。彼には僕のすべてが知られている。もう隠すものなんて何もない。

「エドガー、アキトの腕を支えて咥えてもらえ」
 クロード今ものすごい事言わなかった?エドガーが言われるまま僕の腕を支えに来た。
「へ? あんっ……はぁ……んぐっ……ふぅ……んぐっ」
 口内にエドガーの雄が挿ってくる。舌にあたった部分をこすりつけるようにしてやると
「ぁ……っ……」
 エドガーの艶っぽい声が聞こえた。じゅるっと音を立てるようにして吸ってやるとビクビクと反応する。
「アキト……アキト。ぁっ」
 クロードの動きに合わせるようにエドガーのモノを咥えて奉仕した。
 後ろからクロード。前からはエドガーから精をもらい意識が飛ぶ。

 ――――――キト……ア……キト。大丈夫ですか?

「ぁ? 僕どうして? 」
「少しの間意識を飛ばしてたんですよ。良すぎたんでしょうか? 」
 恥ずかしいっ! 気持ち良すぎて気を失うなんて。二人とも呆れたんじゃないだろうか?
「身体は大丈夫ですか? まだ熱が高いですよ? 息もまだ荒い」
 クロードが心配げに覗き込んでくる。金の瞳が綺麗だ。僕の髪を撫でているのはエドガーか?。
「少し休もうか? 悪い、無理させちまったな」
「水……を」
 クロードに口移しで水をもらうとほっと一息つく。喘ぎすぎて喉が痛かったからだ。
 そのままちゅっちゅと顔中にキスをふらせるとおでこをつけて目を覗き込んでくる。
 金色の瞳に僕が映ってる。愛しいが溢れている瞳だ。
「まだ熱があります。再開しますか? 」
「うん。クロ。僕の熱をとって。エドガーごめんね」

 背面のまま今度はエドガーの膝の上に座らされた。後ろから両足を抱えられてる格好だ。目の前にはクロードがいる。彼はそのまま僕の雄を咥えている。
「ぁっ……はぁぁああっ」
 エドガーが下からずぶずぶと挿ってくる感覚にこのうえなく感じてしまう。
「はんっ……クロっ……そんなにしたら……もっ」
 クロードの舌は僕の弱いところを確実に攻めてくる。あっという間に吐精してしまうと彼は美味そうにゴクリと飲み込んだ。ほほ笑むながら次は僕の胸に舌を添わしてきた。
「はんっ……あぁ、もうわからない」
 誰の手? クロード? エドガー? 誰が挿入してるの? ああ。感じる。快感の波と共に力がみなぎってくる。強すぎる快感に身をくねらせ悶え続けた。 
 
 もう何度目かの快感に喘いでいると胸の奥にボッと何かが灯った気がした。
 緩やかに淡くとても淫らなものが胸の奥に宿った。









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