6 / 84
1章 僕は魔女?
3.主のいない部屋
しおりを挟む
なんだか重い……と思って目が覚めるとクロが僕の上で丸くなって寝ていた。
毛触りのいい背中を撫でてやると顔をあげて見つめてくる。
まるで大丈夫か? と言われてるようで……。
「大丈夫だよ」と声をかけていた。何故そんなふうに答えてしまったのかはわからない。
ふいに昨夜の淫らな夢を思い出して顔が熱くなる。あれは夢? だよな?
がばっと跳ね起きるとクロが慌ててベットから飛び降りる。
僕は確かめるように下着の中を覗き込んだ。……なんてことはない。普段と同じ状態だ。
ほっとしたような虚しいような……。思わず苦笑してしまう。
「やっぱり、ただの夢だったのか。」
「ミャ~ア」
クロが足元にすり寄ってこちらを見上げてくる。
「あぁ、ごめんよ。ごはんの時間かな? 」
台所にたつと携帯が鳴った。画面に江戸川の文字が出る。
『起きてるか? いい天気だぜ。買い物にでも行かないか? 』
「おはよう。雨やんだんだね。でも洗濯したいし今日はいいや。家にいるよ」
元々あまり外に出るのは好きじゃない。せっかく晴れたのなら溜まっている家事をしておきたい。
『そっか。じゃあ昼過ぎにメシでも買って持っていくよ』
「そんな毎日悪いよ。気をつかわなくてもいいよ」
『なに言ってんだよ。昨日だってお前顔色悪かったじゃねえか! 』
確かに体調はあまりよくない。そうかきっと顔に出てたんだな。
友達に心配されるなんて嬉しいけど男として頼りないような気がする。
「……ごめん。」
『何謝ってんだよ!いい加減、俺に慣れてくれよっ」
「え? 何? なんのこと? 」
『……いや、それよりなんか食いたいもんとかないか? 』
「江戸川が買ってくれたものなら何でも食べるよ」
『そうか。わかった。好き嫌いすんなよ。俺が行くまで家で待っててくれよな』
「うん。わかったよ。待ってる」
……なんだろ?ちょっとした違和感を感じる。
そういえば江戸川とはいつ出会ったんだろうか?
あいつは何を専攻してたんだっけ?
……数分考えたが時間がもったいない気がして昼に会った時に聞けばいいかと頭を切り替えた。
「とりあえず洗濯をしないと。部屋の空気も入れ替えたいし」
洗濯をし外に出ると何日かぶりのいい天気だった。
真っ青で雲一つない空。スカイブルーってこういう色なんだろうな。この色がもっと濃くなったら江戸川の瞳の色になるんだろうか。ぼんやりと空を眺めてると足元でボスッと音がした。
クロが洗濯ものの中に突っ込んでいる。手足をバタバタさせていた。
「わわわっ。だめだよクロ!まだ干してないんだからね! 」
「にゃにゃにゃっ!」
僕が籠から洗濯ものをとるたびにタオルや服に飛びかかってくる。
ふふふ。可愛い。肉球が見える。全身真っ黒なのに肉球だけはピンクだ。
家事が終わったら肉球のマッサージでもしてやろう。
「さ、これで最後っと」
最後に残った下着を手に取るとまた違和感がよみがえってきた。
あれ……? 昨夜は淫らな夢を見たはず、ならば下着は汚れてていいはずなのに。
朝起きたら肌着は全部綺麗なままだった? 夢精しなかったのか?
それとも誰かが綺麗にしたのか?
チラリと足元にいるクロに目をやる。
「……まさかね」
気を取り直してそのまま部屋へと向かう。
寝室とリビングの窓をあけ空気を入れ替えるとふと感慨深くなる。
僕には両親の記憶というものがほとんどない。祖母ちゃんもあまり話したがらなかった。
祖母ちゃんは人を笑わすのが上手く自由な発想な人で僕を驚かしてばかりだった。そのせいか寂しいと感じたことはない。友人も多くよく自宅でパーティーも開いてたし楽しい時間が多かった。
だけど祖母ちゃんが亡くなってからは誰も来なくなってしまった。
(しょうがないよね。僕と友達だったわけじゃないんだもの)
しばらく使ってなかった奥の部屋の扉をあけてみる。祖母ちゃんの部屋だ。
ふわりと爽やかな香りが漂う。
「祖母ちゃんの匂いだ。主を亡くした今もこの部屋は主を守っているんだね」
自然とそんな言葉が口から出た。
部屋に入ると懐かしい記憶でいっぱいになる。
「祖母ちゃん。大好きだったよ」
祖母ちゃんからは『私のモノはすべてお前のモノだ。お前だけにその資格があるでも引き継ぐか継がないはお前が決めるんだよ。お前は別のモノにもなれる素質を受け継いでるからね』と聞かされていた。漠然としたものの言い方は祖母ちゃんらしい。それによって僕がどう反応するかを楽しんでるような。
「……僕が引き継いでもいいのだろうか? 」
思わず漏らしたその言葉に呼応するように一瞬ぱあっと部屋全体が輝いたように感じた。
―――――身体が熱い。また熱がでてきたのかもしれない。
「ニャア~ア」
振り返ると部屋の前にクロが座っていた。じっと僕を見つめる目が何か言いたそうだ。
ついておいでとばかりに歩き出した。
一階の奥には階段があって屋根裏部屋へと続いている。
そこは祖母ちゃんの仕事場だ。
ハーブオイルやのど飴なんかを作っていたはず……。
クロは器用にピョンピョンと階段を登っていく。
僕はちょっと躊躇した。コレを登るともう戻れない気がしたからだ。
「ミャアァオ」
大丈夫だとクロに言われた気がして階段を登る。
祖母ちゃんの仕事場にくるのは久しぶりだ。
壁一面の本棚には薬草や星座や昔の物語に何やら難しい本でいっぱいだ。
机の上にはフラスコやシリンダーが置かれている。
反対側の棚には透明の瓶が沢山並んでおり、部屋の隅には大きな窯が置かれていた。
クロは部屋の中央に座って僕を見上げている。
その目に さあどうする? と聞かれた気がした。
「……わからない。だけど僕は呼ばれているんだろう? 」
何故そんなことを聞いたのかもわからない。だけど全身の血が熱くたぎっている。
クロは驚いたように目を見開いた。
「……あぁ。ごめんよ。クロ。僕ちょっと変な事言っちゃたね。さあもう降りよう」
クロを抱きかかえようと中央に歩み寄った途端、
ヴォンッという音と共に床に魔法陣が現れた。
毛触りのいい背中を撫でてやると顔をあげて見つめてくる。
まるで大丈夫か? と言われてるようで……。
「大丈夫だよ」と声をかけていた。何故そんなふうに答えてしまったのかはわからない。
ふいに昨夜の淫らな夢を思い出して顔が熱くなる。あれは夢? だよな?
がばっと跳ね起きるとクロが慌ててベットから飛び降りる。
僕は確かめるように下着の中を覗き込んだ。……なんてことはない。普段と同じ状態だ。
ほっとしたような虚しいような……。思わず苦笑してしまう。
「やっぱり、ただの夢だったのか。」
「ミャ~ア」
クロが足元にすり寄ってこちらを見上げてくる。
「あぁ、ごめんよ。ごはんの時間かな? 」
台所にたつと携帯が鳴った。画面に江戸川の文字が出る。
『起きてるか? いい天気だぜ。買い物にでも行かないか? 』
「おはよう。雨やんだんだね。でも洗濯したいし今日はいいや。家にいるよ」
元々あまり外に出るのは好きじゃない。せっかく晴れたのなら溜まっている家事をしておきたい。
『そっか。じゃあ昼過ぎにメシでも買って持っていくよ』
「そんな毎日悪いよ。気をつかわなくてもいいよ」
『なに言ってんだよ。昨日だってお前顔色悪かったじゃねえか! 』
確かに体調はあまりよくない。そうかきっと顔に出てたんだな。
友達に心配されるなんて嬉しいけど男として頼りないような気がする。
「……ごめん。」
『何謝ってんだよ!いい加減、俺に慣れてくれよっ」
「え? 何? なんのこと? 」
『……いや、それよりなんか食いたいもんとかないか? 』
「江戸川が買ってくれたものなら何でも食べるよ」
『そうか。わかった。好き嫌いすんなよ。俺が行くまで家で待っててくれよな』
「うん。わかったよ。待ってる」
……なんだろ?ちょっとした違和感を感じる。
そういえば江戸川とはいつ出会ったんだろうか?
あいつは何を専攻してたんだっけ?
……数分考えたが時間がもったいない気がして昼に会った時に聞けばいいかと頭を切り替えた。
「とりあえず洗濯をしないと。部屋の空気も入れ替えたいし」
洗濯をし外に出ると何日かぶりのいい天気だった。
真っ青で雲一つない空。スカイブルーってこういう色なんだろうな。この色がもっと濃くなったら江戸川の瞳の色になるんだろうか。ぼんやりと空を眺めてると足元でボスッと音がした。
クロが洗濯ものの中に突っ込んでいる。手足をバタバタさせていた。
「わわわっ。だめだよクロ!まだ干してないんだからね! 」
「にゃにゃにゃっ!」
僕が籠から洗濯ものをとるたびにタオルや服に飛びかかってくる。
ふふふ。可愛い。肉球が見える。全身真っ黒なのに肉球だけはピンクだ。
家事が終わったら肉球のマッサージでもしてやろう。
「さ、これで最後っと」
最後に残った下着を手に取るとまた違和感がよみがえってきた。
あれ……? 昨夜は淫らな夢を見たはず、ならば下着は汚れてていいはずなのに。
朝起きたら肌着は全部綺麗なままだった? 夢精しなかったのか?
それとも誰かが綺麗にしたのか?
チラリと足元にいるクロに目をやる。
「……まさかね」
気を取り直してそのまま部屋へと向かう。
寝室とリビングの窓をあけ空気を入れ替えるとふと感慨深くなる。
僕には両親の記憶というものがほとんどない。祖母ちゃんもあまり話したがらなかった。
祖母ちゃんは人を笑わすのが上手く自由な発想な人で僕を驚かしてばかりだった。そのせいか寂しいと感じたことはない。友人も多くよく自宅でパーティーも開いてたし楽しい時間が多かった。
だけど祖母ちゃんが亡くなってからは誰も来なくなってしまった。
(しょうがないよね。僕と友達だったわけじゃないんだもの)
しばらく使ってなかった奥の部屋の扉をあけてみる。祖母ちゃんの部屋だ。
ふわりと爽やかな香りが漂う。
「祖母ちゃんの匂いだ。主を亡くした今もこの部屋は主を守っているんだね」
自然とそんな言葉が口から出た。
部屋に入ると懐かしい記憶でいっぱいになる。
「祖母ちゃん。大好きだったよ」
祖母ちゃんからは『私のモノはすべてお前のモノだ。お前だけにその資格があるでも引き継ぐか継がないはお前が決めるんだよ。お前は別のモノにもなれる素質を受け継いでるからね』と聞かされていた。漠然としたものの言い方は祖母ちゃんらしい。それによって僕がどう反応するかを楽しんでるような。
「……僕が引き継いでもいいのだろうか? 」
思わず漏らしたその言葉に呼応するように一瞬ぱあっと部屋全体が輝いたように感じた。
―――――身体が熱い。また熱がでてきたのかもしれない。
「ニャア~ア」
振り返ると部屋の前にクロが座っていた。じっと僕を見つめる目が何か言いたそうだ。
ついておいでとばかりに歩き出した。
一階の奥には階段があって屋根裏部屋へと続いている。
そこは祖母ちゃんの仕事場だ。
ハーブオイルやのど飴なんかを作っていたはず……。
クロは器用にピョンピョンと階段を登っていく。
僕はちょっと躊躇した。コレを登るともう戻れない気がしたからだ。
「ミャアァオ」
大丈夫だとクロに言われた気がして階段を登る。
祖母ちゃんの仕事場にくるのは久しぶりだ。
壁一面の本棚には薬草や星座や昔の物語に何やら難しい本でいっぱいだ。
机の上にはフラスコやシリンダーが置かれている。
反対側の棚には透明の瓶が沢山並んでおり、部屋の隅には大きな窯が置かれていた。
クロは部屋の中央に座って僕を見上げている。
その目に さあどうする? と聞かれた気がした。
「……わからない。だけど僕は呼ばれているんだろう? 」
何故そんなことを聞いたのかもわからない。だけど全身の血が熱くたぎっている。
クロは驚いたように目を見開いた。
「……あぁ。ごめんよ。クロ。僕ちょっと変な事言っちゃたね。さあもう降りよう」
クロを抱きかかえようと中央に歩み寄った途端、
ヴォンッという音と共に床に魔法陣が現れた。
10
お気に入りに追加
230
あなたにおすすめの小説

完結·助けた犬は騎士団長でした
禅
BL
母を亡くしたクレムは王都を見下ろす丘の森に一人で暮らしていた。
ある日、森の中で傷を負った犬を見つけて介抱する。犬との生活は穏やかで温かく、クレムの孤独を癒していった。
しかし、犬は突然いなくなり、ふたたび孤独な日々に寂しさを覚えていると、城から迎えが現れた。
強引に連れて行かれた王城でクレムの出生の秘密が明かされ……
※完結まで毎日投稿します
【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。
桜月夜
BL
前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。
思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞

女神の間違いで落とされた、乙女ゲームの世界でオレは愛を手に入れる。
にのまえ
BL
バイト帰り、事故現場の近くを通ったオレは見知らぬ場所と女神に出会った。その女神は間違いだと気付かずオレを異世界へと落とす。
オレが落ちた異世界は、改変された獣人の世界が主体の乙女ゲーム。
獣人?
ウサギ族?
性別がオメガ?
訳のわからない異世界。
いきなり森に落とされ、さまよった。
はじめは、こんな世界に落としやがって! と女神を恨んでいたが。
この異世界でオレは。
熊クマ食堂のシンギとマヤ。
調合屋のサロンナばあさん。
公爵令嬢で、この世界に転生したロッサお嬢。
運命の番、フォルテに出会えた。
お読みいただきありがとうございます。
タイトル変更いたしまして。
改稿した物語に変更いたしました。
ふしだらな母親の娘は、私なのでしょうか?【第5回ツギクル小説大賞 AIタイトル賞】
イチモンジ・ルル
恋愛
奪われ続けた少女に届いた未知の熱が、すべてを変える――
「ふしだら」と汚名を着せられた母。
その罪を背負わされ、虐げられてきた少女ノンナ。幼い頃から政略結婚に縛られ、美貌も才能も奪われ、父の愛すら失った彼女。だが、ある日奪われた魔法の力を取り戻し、信じられる仲間と共に立ち上がる。
歪められた世界で、隠された真実を暴き、奪われた人生を新たな未来に変えていく。
――これは、過去の呪縛に立ち向かい、愛と希望を掴み、自らの手で未来を切り開く少女の戦いと成長の物語――
旧タイトル ふしだらと言われた母親の娘は、実は私ではありません
他サイトにも投稿。
2025/2/28 第5回ツギクル小説大賞 AIタイトル賞をいただきました
虐げられている魔術師少年、悪魔召喚に成功したところ国家転覆にも成功する
あかのゆりこ
BL
主人公のグレン・クランストンは天才魔術師だ。ある日、失われた魔術の復活に成功し、悪魔を召喚する。その悪魔は愛と性の悪魔「ドーヴィ」と名乗り、グレンに契約の代償としてまさかの「口づけ」を提示してきた。
領民を守るため、王家に囚われた姉を救うため、グレンは致し方なく自分の唇(もちろん未使用)を差し出すことになる。
***
王家に虐げられて不遇な立場のトラウマ持ち不幸属性主人公がスパダリ系悪魔に溺愛されて幸せになるコメディの皮を被ったそこそこシリアスなお話です。
・ハピエン
・CP左右固定(リバありません)
・三角関係及び当て馬キャラなし(相手違いありません)
です。
べろちゅーすらないキスだけの健全ピュアピュアなお付き合いをお楽しみください。
***
2024.10.18 第二章開幕にあたり、第一章の2話~3話の間に加筆を行いました。小数点付きの話が追加分ですが、別に読まなくても問題はありません。

神様の手違いで死んだ俺、チート能力を授かり異世界転生してスローライフを送りたかったのに想像の斜め上をいく展開になりました。
篠崎笙
BL
保育園の調理師だった凛太郎は、ある日事故死する。しかしそれは神界のアクシデントだった。神様がお詫びに好きな加護を与えた上で異世界に転生させてくれるというので、定年後にやってみたいと憧れていたスローライフを送ることを願ったが……。

異世界へ下宿屋と共にトリップしたようで。
やの有麻
BL
山に囲まれた小さな村で下宿屋を営んでる倉科 静。29歳で独身。
昨日泊めた外国人を玄関の前で見送り家の中へ入ると、疲労が溜まってたのか急に眠くなり玄関の前で倒れてしまった。そして気付いたら住み慣れた下宿屋と共に異世界へとトリップしてしまったらしい!・・・え?どーゆうこと?
前編・後編・あとがきの3話です。1話7~8千文字。0時に更新。
*ご都合主義で適当に書きました。実際にこんな村はありません。
*フィクションです。感想は受付ますが、法律が~国が~など現実を突き詰めないでください。あくまで私が描いた空想世界です。
*男性出産関連の表現がちょっと入ってます。苦手な方はオススメしません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる