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1章 僕は魔女?
2.*おまじない*
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くしゅんっ! と江戸川がくしゃみをする。
「大丈夫か? 風邪ひいたんじゃないのか? 」
僕を気遣って雨の中食事を運んでくれたのに風邪など引かせちゃ大変だ。
元来僕は出不精で引きこもり体質だ。何か用事がなければ自分から外へは出ない性分だ。
そんな僕の性格を知ってか江戸川はこうしていろいろと僕の世話を焼いてくれる。
本当に友達ってありがたいよなぁ。
「ん~? このくらいなんでもねえよ」
江戸川は小雨で濡れたままの髪を気だるげにかきあげた。鍛えられた上腕二頭筋に目がいってしまう。
あぁ。こういうのが男の色気っていうんだろうなあ。僕の軟弱な身体と違って彼の肉体は筋肉質だ。
よし。僕も今日から筋トレはじめるぞ。
「なんだ? 俺に見惚れてるのか? 」
江戸川が冗談っぽく聞いてきた。
図星だ。反論できない。
「ぅ……うん。江戸川はかっこいいな」
友達に隠しごとをしても仕方ない。正直な今の気持ちを伝えておこう。
「っ!……そ……そうか」
あれれ? 江戸川の耳が赤い。照れてるのかな?
(なんだ、可愛いとこあるんだな)
ふふふ。おもわず笑みがこぼれてしまう。
「暖かいハーブティーでも淹れてくるよ。カモミールはどう? 」
「おう! 飲ませてくれ。……俺も一緒にいくよ。淹れるとこ見てみたいし。」
「そう? じゃあ手伝って」
「んなあ~お」
今まで大人しくしていたクロも一緒についてきた。
この家の庭には僕と祖母ちゃんが植えたハーブが沢山生息している。
春夏のうちに収穫し陰干しにしドライフラワーにしたり粉末にしたりと家中にストックがある。
自分好みの配合でハーブティーを作る事もしばしばあるくらいだ。
「これだよ。今は粉末にしてしまってるが本来はディジーみたいな花が咲くんだ。」
「へぇ……フルーツのような香りだな? 」
「飲んでみると思ったよりあっさりしてるんだよ」
台所にはオリーブオイルやハーブオイル、壁にはあちこちハーブを束ねて作ったハーブスワッグがつってある。
江戸川はそれを珍しそうにのぞき込んでいる。
僕はティーポットにお湯を注ぎながら小声で呟いた。
小さいときから口にしてる単語たち。今では口癖のようになっている。
「……! 今のはなんだ? 」
江戸川が食いつき気味に聞いてくる。
「ん? あぁ。おまじないだよ」
「それは呪文のことか? 」
「そんなたいそうなものじゃないよ。祖母ちゃんから教わったおまじないだよ」
「魔力が……こめられてるんじゃないのか? 」
「そんなわけないじゃん。あはは。うちの祖母ちゃんは面白い人でさ、いろいろなおまじないを教えてくれたんだ。かまどの魔人のおまじないとか喉に効くおまじないとか。現実的じゃないんだけどさ。夢があってボクは祖母ちゃんが好きだったから。その言いつけを守ってるだけだよ」
こぽこぽとティーカップに注がれる黄みがかったお茶を口にするとじんわりと体中が暖かくなる。
横を見ると江戸川も味わって飲んでくれてるみたいでとりあえずほっとする。
「これにはどんな呪文……おまじないをかけたんだ? 」
「ん? あぁ、江戸川の喉が潤いますように。身体が温まりますようにってね」
「そうか。俺の為に……か……」
ありゃ? なんだかまた顔が赤い? こいつまた照れてるのかな?
「……アキトそんなにニヤニヤするなよ。」
「へ? 」
どうやら自分で気づかぬうちににやけていたらしい。
「にゃあぁ」
クロが自分もかまってほしいのか膝の上に乗ってきた。
僕は優しくその背中を撫でてやった。大切な友人とクロと過ごせる穏やかな時間が僕は好きだ。
「明日は雨が止んだらいいのにな」
「あぁ、そうだな」
~~~~~~~~~~~
******
夜になって久しぶりに発作が起こった。ハロウィンが近いからかな。
……眠い。眠いのに感覚だけが研ぎ澄まされていくような感じ。
変だ。以前とは何かが違う。身体が熱い……。でも熱いだけじゃない。
霧の中で誰かが囁いている。だけど何を言ってるのかはわからない。
僕が? 僕? 僕の事? いや違うこれは誰の……?
「ん……。」
夢はいつもおぼろげだ。だが感覚だけは覚えている。もちろん夢の中での事だけど。
やけに生々しくちょっとイヤラシイ夢……。
段々と身体が熱くなって苦しくなってくるとざらついた舌が僕の身体をなめまわす。
その感触がひんやりとして気持ちよくってもっとって思ってしまうんだ。
熱がどんどん1か所に集まってきて淫らな気持ちになってくる。
敏感な場所をざらついた舌でなめられ身体がビクッて反応してしまう。
「ん……っ!……う」
体の奥からせりあがってくる快感に身もだえていると濡れた音が耳に届いた。
ちゅぷ……。ちゅっ……。
「え?……ぁっ!んん……」
誰かが喘いでる。誰? これは……僕? 僕が喘いでるのか?
「ぁ……。はぁ……っ!ぁ……あぁっ」
太腿の内側を撫でられるとぞくりした快感が走る。
徐々に意識が覚醒に近づく。
誰かが僕の足元にいる。だが怖くはない。とても優しく触れてくるから。
瞼が重い。でも誰なのか確認しなくちゃ。
「……っ……あん……」
うっすらと目を開けると僕の下腹のあたりで誰かの頭が上下に動いている。
はぁ。はっ……呼吸が荒くなってくる。
「ぁ……だれ? 」
僕の声に一瞬、動きが止まり誰かが顔をあげた。金色に光るふたつの瞳がこちらをみている。
その口は僕の雄をしっかりと咥えたままで。
「っ!!!!!!」
そのままジュルリっ!と大きな音を立てて吸われ、早急に擦りあげられた。
「あぁああっ!! 」
ジュボッジュボッと音が早くなっていく。
「やぁ……あっ……あっ……っ!! 」
僕はそのまま快楽の海に飲まれてしまった。
「大丈夫か? 風邪ひいたんじゃないのか? 」
僕を気遣って雨の中食事を運んでくれたのに風邪など引かせちゃ大変だ。
元来僕は出不精で引きこもり体質だ。何か用事がなければ自分から外へは出ない性分だ。
そんな僕の性格を知ってか江戸川はこうしていろいろと僕の世話を焼いてくれる。
本当に友達ってありがたいよなぁ。
「ん~? このくらいなんでもねえよ」
江戸川は小雨で濡れたままの髪を気だるげにかきあげた。鍛えられた上腕二頭筋に目がいってしまう。
あぁ。こういうのが男の色気っていうんだろうなあ。僕の軟弱な身体と違って彼の肉体は筋肉質だ。
よし。僕も今日から筋トレはじめるぞ。
「なんだ? 俺に見惚れてるのか? 」
江戸川が冗談っぽく聞いてきた。
図星だ。反論できない。
「ぅ……うん。江戸川はかっこいいな」
友達に隠しごとをしても仕方ない。正直な今の気持ちを伝えておこう。
「っ!……そ……そうか」
あれれ? 江戸川の耳が赤い。照れてるのかな?
(なんだ、可愛いとこあるんだな)
ふふふ。おもわず笑みがこぼれてしまう。
「暖かいハーブティーでも淹れてくるよ。カモミールはどう? 」
「おう! 飲ませてくれ。……俺も一緒にいくよ。淹れるとこ見てみたいし。」
「そう? じゃあ手伝って」
「んなあ~お」
今まで大人しくしていたクロも一緒についてきた。
この家の庭には僕と祖母ちゃんが植えたハーブが沢山生息している。
春夏のうちに収穫し陰干しにしドライフラワーにしたり粉末にしたりと家中にストックがある。
自分好みの配合でハーブティーを作る事もしばしばあるくらいだ。
「これだよ。今は粉末にしてしまってるが本来はディジーみたいな花が咲くんだ。」
「へぇ……フルーツのような香りだな? 」
「飲んでみると思ったよりあっさりしてるんだよ」
台所にはオリーブオイルやハーブオイル、壁にはあちこちハーブを束ねて作ったハーブスワッグがつってある。
江戸川はそれを珍しそうにのぞき込んでいる。
僕はティーポットにお湯を注ぎながら小声で呟いた。
小さいときから口にしてる単語たち。今では口癖のようになっている。
「……! 今のはなんだ? 」
江戸川が食いつき気味に聞いてくる。
「ん? あぁ。おまじないだよ」
「それは呪文のことか? 」
「そんなたいそうなものじゃないよ。祖母ちゃんから教わったおまじないだよ」
「魔力が……こめられてるんじゃないのか? 」
「そんなわけないじゃん。あはは。うちの祖母ちゃんは面白い人でさ、いろいろなおまじないを教えてくれたんだ。かまどの魔人のおまじないとか喉に効くおまじないとか。現実的じゃないんだけどさ。夢があってボクは祖母ちゃんが好きだったから。その言いつけを守ってるだけだよ」
こぽこぽとティーカップに注がれる黄みがかったお茶を口にするとじんわりと体中が暖かくなる。
横を見ると江戸川も味わって飲んでくれてるみたいでとりあえずほっとする。
「これにはどんな呪文……おまじないをかけたんだ? 」
「ん? あぁ、江戸川の喉が潤いますように。身体が温まりますようにってね」
「そうか。俺の為に……か……」
ありゃ? なんだかまた顔が赤い? こいつまた照れてるのかな?
「……アキトそんなにニヤニヤするなよ。」
「へ? 」
どうやら自分で気づかぬうちににやけていたらしい。
「にゃあぁ」
クロが自分もかまってほしいのか膝の上に乗ってきた。
僕は優しくその背中を撫でてやった。大切な友人とクロと過ごせる穏やかな時間が僕は好きだ。
「明日は雨が止んだらいいのにな」
「あぁ、そうだな」
~~~~~~~~~~~
******
夜になって久しぶりに発作が起こった。ハロウィンが近いからかな。
……眠い。眠いのに感覚だけが研ぎ澄まされていくような感じ。
変だ。以前とは何かが違う。身体が熱い……。でも熱いだけじゃない。
霧の中で誰かが囁いている。だけど何を言ってるのかはわからない。
僕が? 僕? 僕の事? いや違うこれは誰の……?
「ん……。」
夢はいつもおぼろげだ。だが感覚だけは覚えている。もちろん夢の中での事だけど。
やけに生々しくちょっとイヤラシイ夢……。
段々と身体が熱くなって苦しくなってくるとざらついた舌が僕の身体をなめまわす。
その感触がひんやりとして気持ちよくってもっとって思ってしまうんだ。
熱がどんどん1か所に集まってきて淫らな気持ちになってくる。
敏感な場所をざらついた舌でなめられ身体がビクッて反応してしまう。
「ん……っ!……う」
体の奥からせりあがってくる快感に身もだえていると濡れた音が耳に届いた。
ちゅぷ……。ちゅっ……。
「え?……ぁっ!んん……」
誰かが喘いでる。誰? これは……僕? 僕が喘いでるのか?
「ぁ……。はぁ……っ!ぁ……あぁっ」
太腿の内側を撫でられるとぞくりした快感が走る。
徐々に意識が覚醒に近づく。
誰かが僕の足元にいる。だが怖くはない。とても優しく触れてくるから。
瞼が重い。でも誰なのか確認しなくちゃ。
「……っ……あん……」
うっすらと目を開けると僕の下腹のあたりで誰かの頭が上下に動いている。
はぁ。はっ……呼吸が荒くなってくる。
「ぁ……だれ? 」
僕の声に一瞬、動きが止まり誰かが顔をあげた。金色に光るふたつの瞳がこちらをみている。
その口は僕の雄をしっかりと咥えたままで。
「っ!!!!!!」
そのままジュルリっ!と大きな音を立てて吸われ、早急に擦りあげられた。
「あぁああっ!! 」
ジュボッジュボッと音が早くなっていく。
「やぁ……あっ……あっ……っ!! 」
僕はそのまま快楽の海に飲まれてしまった。
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