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12 落成式を開催した結果②
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ライラとコリンがワゴンに乗せて運んできたもの。
それは白い湯気を立ち上らせた三つの透明な支柱だった。
「……まさか」
「え? 夏なのに……?」
招待客達は真夏に目の当たりにした大きな氷の塊に目を丸くした。
「……ドロテア。この時期にこんな金のかかるものを?」
「うふふ。先ずはこれをご覧下さい」
ブラッドリーからの疑問、その説明は後にして、ドロテアは爪先に魔力を集中させて触れずに氷の柱をシュッと薄く削いだ。
それを受け止めたのは硝子の器を手にしたライラ。削がれた氷は白いわたあめのようにふわっと器に着地した。
そして流れるような動作でコリンがそこに果肉が入ったシロップをかけていく。
器ごとキラキラと輝くそれを、ドロテアは先程の卵を手にした招待客に食べてみてくれと差し出した。
氷そのものは知っていても今まで食べたことのない周りは静まりかえっている。
卵をドロテアに渡し、受け取った器からスプーンで一口食べた招待客は驚きに目を見開き、白飯を掻きこむように完食してから空に向かって叫んだ。
「……うっ……うまあああっっ! 口の中がちべたい!」
「これはかき氷という氷菓子です。お庭に隠した宝を見つけた人には優先的に配られまーすっ。なので早い者勝ち、氷が無くなるか溶けたら終了でーすっ」
卵を手にしたドロテアがにっこりと言うと、招待客達は「おおおっっ!!」と歓声を上げて辺りをきょろきょろしだした。
そして周りと目が合い、その瞬間、我先にと走り出した。
「あらぁ……意外に食いつくわね」
そう。ただの余興が、かき氷はドロテアの予想を遥かに上回る売れ行きだった。
この炎天下の下を走って探し回る体力が充分にある職人達が真っ先に卵を見つけてきたのだが、卵を見つけた数は何故か貴婦人達の方が多かった。
「おーっほほほ! 貴族の庭の構造は大体把握していてよ!」
「ええ! 卵を隠せそうな場所もね!」
「あたくし二つ見つけましたわよ!」
「わたくしなんて四つも!」
ドロテアがせっせと氷を削いで、ライラが受け止め、コリンがシロップをかけていく。もはや流れ作業だ。その傍らでブラッドリーが耐えきれなくなってしゃがんだまま背中を震わせていた。
「ブラッドリー様! 笑ってないで一度食べてみて下さいまし!」
「クク、……いや、まだ、卵を見つけていない。皆楽しそうだし私も探してくるか……」
私のドロテアは可愛いなぁ、なんて思いながらブラッドリーが腰を上げて空を見渡すと、大きな対の鳥が東屋の屋根に着地しようとしていた。
「…………」
その優雅な羽ばたき音で周りの人々は静止した。
そして一斉に東屋を見上げた。
白銀に近い羽の色に、丸い大きな黒い眼。
そして嘴は透明で、氷柱のように伸びている。
まるで氷の彫刻。
人々は真夏のかき氷に驚き、楽しみ、その涼しげな余興を更に凌駕する存在に驚異していた。
「……こ、れは」
現れたのは雪の精と呼ばれる白鴛鴦、魔獣類に属する鳥だ。
この鳥は白い鴛鴦蔦を巣の材料とする特性があり、卵は三つ産むが必ず一つしか孵化しないことが確認されている。囮を目的とした疑似卵ではないかと考えられているが、白鴛鴦の疑似卵は白い瑪瑙のような見た目から高額で取引されている。見つけることも困難だが、その殆どが王家に献上されている。
なにより幸運と子宝を象徴するこの鳥はクワイス侯爵家の紋章である。
何故白鴛鴦がここに……?
人々がこの対が東屋に留まった目的を考え出した時、雌の個体が蔦の状態を見定めるようにして嘴でつついた。そして「キュララララ」とひと鳴きすると、周りに雌の魔力の波動が広がった。これは魔獣等が声に魔力を含ませ、縄張りを主張する時に出す威嚇音である。雌は長い脚を畳んで座り、鴨のようなシルエットになった。その雌を囲うように雄が両の翼を広げ、ふんわりと雌を包んだ。
「交尾が始まる。ここを気に入ったのだ」
「……え」
交尾?
ブラッドリーのその言葉に人々は誰に何を言われるでもなく忍び足で次々と屋敷の中へ入っていった。
侍女達も手にしていたトレーや器をそっと置いてそそくさと退散する。
そして皆でホールに集まり、玄関の扉が閉められた瞬間、どっと息を吐いた。
「……信じられん」
「まさか白鴛鴦がやってくるとは」
「わたくし初めて見ましたわ。あの眩いばかりに輝く姿」
「それに美しい鳴き声でしたわ」
「ええ。なんて優雅なんでしょう」
「確か繁殖は数十年に一度とか?」
「ならとても稀な事なのですわね」
「それもジューン家の庭に巣をかまえるとは……」
「まるで花嫁を祝福にきたようだったな」
「あら、ならジューン夫妻のおめでたを祝う意味でもあるのでは?」
「とにかく縁起が良いこと尽くしだな」
貴族達はそっと横目にブラッドリーとドロテア、そしてジューン夫妻を盗み見た。
「かき氷食べたかったですわぁ」
「お母様、今は体を冷やしてはいけませんので来年まで我慢して下さい」
「ブラッドリー君。あれは本物の白鴛鴦かね?」
「間違いないかと。領地の侯爵邸には三百年前に捕らえ剥製にした個体が今も飾られているので。姿はさほど変わっていませんね。まだ若い対だと思います」
「……本物、か」
四人とも驚きつつも、平然としている。
だが目が慌てている。それが隠しきれていない。これは余興ではなく本当にハプニングなのだと周りは悟った。
これは騒ぎになるぞと、貴族達は周りと目配せをした。カミラが懐妊していることから、しばらくはジューン家に押し寄せる人々は減らせるだろう。しかしその娘は次期侯爵夫人だ。ドロテア嬢によからぬ噂はひとつもない。それに先程の光景を見れば婚姻は確定だと皆察知した。
取り入るには今から夫妻に集る小蝿を排除することから始めようか、そんな目と目の会話が四人を除いて交わされていた。
その日の夜。
ドロテアは机に並べられたイースターエッグをくつくつと笑いながら眺めていた。
屋敷に移ったあの後、招待客達は皆手にしていた卵に目を描いてくれた。顔文字にするとこんな感じだ。
( ^_^)(Ф _Ф)(о´_`о)(’-’*)( °_°)(@_@)
こんな感じの卵が並んでいる。
どれも味があっていい。
ついでにドロテアもひとつ描いてみた。
「お嬢様。そちら、どうなさるおつもりですか?」
「全部飾っておいて。とても縁起のよいものだから」
「はい」
ドロテアは机の中から領収書を取り出した。
そこには氷を作る希少な魔導具の料金が載っている。ブラッドリーは氷がある地域からわざわざ運んだと予想していたようだが、実は魔導具に頼った。
買えば氷の輸送費より遥かに高額だがドロテアはジューン家と繋がりがある商人と交渉してレンタルさせてもらった。
お買い上げ頂けないならと商人は一度は渋った。だがドロテアが一度しか使わないものに大金を払いたくないこと、そして倉庫にしまっておくより一度の貸し出しでこれだけのお金が手に入ると小切手の額を見せるとすぐさま態度をかえた。
「なんだか棚ぼたね……謝罪金なんてぱーっと使ってしまおうと思ったのに」
ドロテアが手にした領収書。
その代金はゼロだ。
商人は貸し出し……このやり方をうちの商会でも是非使ってみたいとドロテアに頼み込んできた。倉庫に眠っている魔導具、それはお買い上げがない限り売り上げはゼロだ。だがこのやり方なら利益を上げられると踏んだのだろう。
なのでドロテアは高額な魔導具は最初に保証人、または保証金等の預り金を設けてから貸し出す方法、そして安価な魔導具は長期的に貸し出した方が利益が出るからと二年縛りの契約を具体的に教えた。
その際、ドロテアは商人の目の前で前世で観た通販番組の真似事をしながら、今なら二年契約で一ヶ月分無料か粗品かどちらか選べて、このキャンペーンはあと三日で終了してしまうが定員に達したらその時点で即終了だとか、ノリノリで演じて見せた。レンタルが通って上機嫌だったのだ。側にいたヴァルキンは爆笑していた。
冗談のつもりだったのだが、商人は真顔で食い付いてきて、見返りに魔導具の貸し出し代金はゼロになった。そしてヴァルキンの手引きもあり商人から毎月ドロテアへお金が入ってくることになった。
それは白い湯気を立ち上らせた三つの透明な支柱だった。
「……まさか」
「え? 夏なのに……?」
招待客達は真夏に目の当たりにした大きな氷の塊に目を丸くした。
「……ドロテア。この時期にこんな金のかかるものを?」
「うふふ。先ずはこれをご覧下さい」
ブラッドリーからの疑問、その説明は後にして、ドロテアは爪先に魔力を集中させて触れずに氷の柱をシュッと薄く削いだ。
それを受け止めたのは硝子の器を手にしたライラ。削がれた氷は白いわたあめのようにふわっと器に着地した。
そして流れるような動作でコリンがそこに果肉が入ったシロップをかけていく。
器ごとキラキラと輝くそれを、ドロテアは先程の卵を手にした招待客に食べてみてくれと差し出した。
氷そのものは知っていても今まで食べたことのない周りは静まりかえっている。
卵をドロテアに渡し、受け取った器からスプーンで一口食べた招待客は驚きに目を見開き、白飯を掻きこむように完食してから空に向かって叫んだ。
「……うっ……うまあああっっ! 口の中がちべたい!」
「これはかき氷という氷菓子です。お庭に隠した宝を見つけた人には優先的に配られまーすっ。なので早い者勝ち、氷が無くなるか溶けたら終了でーすっ」
卵を手にしたドロテアがにっこりと言うと、招待客達は「おおおっっ!!」と歓声を上げて辺りをきょろきょろしだした。
そして周りと目が合い、その瞬間、我先にと走り出した。
「あらぁ……意外に食いつくわね」
そう。ただの余興が、かき氷はドロテアの予想を遥かに上回る売れ行きだった。
この炎天下の下を走って探し回る体力が充分にある職人達が真っ先に卵を見つけてきたのだが、卵を見つけた数は何故か貴婦人達の方が多かった。
「おーっほほほ! 貴族の庭の構造は大体把握していてよ!」
「ええ! 卵を隠せそうな場所もね!」
「あたくし二つ見つけましたわよ!」
「わたくしなんて四つも!」
ドロテアがせっせと氷を削いで、ライラが受け止め、コリンがシロップをかけていく。もはや流れ作業だ。その傍らでブラッドリーが耐えきれなくなってしゃがんだまま背中を震わせていた。
「ブラッドリー様! 笑ってないで一度食べてみて下さいまし!」
「クク、……いや、まだ、卵を見つけていない。皆楽しそうだし私も探してくるか……」
私のドロテアは可愛いなぁ、なんて思いながらブラッドリーが腰を上げて空を見渡すと、大きな対の鳥が東屋の屋根に着地しようとしていた。
「…………」
その優雅な羽ばたき音で周りの人々は静止した。
そして一斉に東屋を見上げた。
白銀に近い羽の色に、丸い大きな黒い眼。
そして嘴は透明で、氷柱のように伸びている。
まるで氷の彫刻。
人々は真夏のかき氷に驚き、楽しみ、その涼しげな余興を更に凌駕する存在に驚異していた。
「……こ、れは」
現れたのは雪の精と呼ばれる白鴛鴦、魔獣類に属する鳥だ。
この鳥は白い鴛鴦蔦を巣の材料とする特性があり、卵は三つ産むが必ず一つしか孵化しないことが確認されている。囮を目的とした疑似卵ではないかと考えられているが、白鴛鴦の疑似卵は白い瑪瑙のような見た目から高額で取引されている。見つけることも困難だが、その殆どが王家に献上されている。
なにより幸運と子宝を象徴するこの鳥はクワイス侯爵家の紋章である。
何故白鴛鴦がここに……?
人々がこの対が東屋に留まった目的を考え出した時、雌の個体が蔦の状態を見定めるようにして嘴でつついた。そして「キュララララ」とひと鳴きすると、周りに雌の魔力の波動が広がった。これは魔獣等が声に魔力を含ませ、縄張りを主張する時に出す威嚇音である。雌は長い脚を畳んで座り、鴨のようなシルエットになった。その雌を囲うように雄が両の翼を広げ、ふんわりと雌を包んだ。
「交尾が始まる。ここを気に入ったのだ」
「……え」
交尾?
ブラッドリーのその言葉に人々は誰に何を言われるでもなく忍び足で次々と屋敷の中へ入っていった。
侍女達も手にしていたトレーや器をそっと置いてそそくさと退散する。
そして皆でホールに集まり、玄関の扉が閉められた瞬間、どっと息を吐いた。
「……信じられん」
「まさか白鴛鴦がやってくるとは」
「わたくし初めて見ましたわ。あの眩いばかりに輝く姿」
「それに美しい鳴き声でしたわ」
「ええ。なんて優雅なんでしょう」
「確か繁殖は数十年に一度とか?」
「ならとても稀な事なのですわね」
「それもジューン家の庭に巣をかまえるとは……」
「まるで花嫁を祝福にきたようだったな」
「あら、ならジューン夫妻のおめでたを祝う意味でもあるのでは?」
「とにかく縁起が良いこと尽くしだな」
貴族達はそっと横目にブラッドリーとドロテア、そしてジューン夫妻を盗み見た。
「かき氷食べたかったですわぁ」
「お母様、今は体を冷やしてはいけませんので来年まで我慢して下さい」
「ブラッドリー君。あれは本物の白鴛鴦かね?」
「間違いないかと。領地の侯爵邸には三百年前に捕らえ剥製にした個体が今も飾られているので。姿はさほど変わっていませんね。まだ若い対だと思います」
「……本物、か」
四人とも驚きつつも、平然としている。
だが目が慌てている。それが隠しきれていない。これは余興ではなく本当にハプニングなのだと周りは悟った。
これは騒ぎになるぞと、貴族達は周りと目配せをした。カミラが懐妊していることから、しばらくはジューン家に押し寄せる人々は減らせるだろう。しかしその娘は次期侯爵夫人だ。ドロテア嬢によからぬ噂はひとつもない。それに先程の光景を見れば婚姻は確定だと皆察知した。
取り入るには今から夫妻に集る小蝿を排除することから始めようか、そんな目と目の会話が四人を除いて交わされていた。
その日の夜。
ドロテアは机に並べられたイースターエッグをくつくつと笑いながら眺めていた。
屋敷に移ったあの後、招待客達は皆手にしていた卵に目を描いてくれた。顔文字にするとこんな感じだ。
( ^_^)(Ф _Ф)(о´_`о)(’-’*)( °_°)(@_@)
こんな感じの卵が並んでいる。
どれも味があっていい。
ついでにドロテアもひとつ描いてみた。
「お嬢様。そちら、どうなさるおつもりですか?」
「全部飾っておいて。とても縁起のよいものだから」
「はい」
ドロテアは机の中から領収書を取り出した。
そこには氷を作る希少な魔導具の料金が載っている。ブラッドリーは氷がある地域からわざわざ運んだと予想していたようだが、実は魔導具に頼った。
買えば氷の輸送費より遥かに高額だがドロテアはジューン家と繋がりがある商人と交渉してレンタルさせてもらった。
お買い上げ頂けないならと商人は一度は渋った。だがドロテアが一度しか使わないものに大金を払いたくないこと、そして倉庫にしまっておくより一度の貸し出しでこれだけのお金が手に入ると小切手の額を見せるとすぐさま態度をかえた。
「なんだか棚ぼたね……謝罪金なんてぱーっと使ってしまおうと思ったのに」
ドロテアが手にした領収書。
その代金はゼロだ。
商人は貸し出し……このやり方をうちの商会でも是非使ってみたいとドロテアに頼み込んできた。倉庫に眠っている魔導具、それはお買い上げがない限り売り上げはゼロだ。だがこのやり方なら利益を上げられると踏んだのだろう。
なのでドロテアは高額な魔導具は最初に保証人、または保証金等の預り金を設けてから貸し出す方法、そして安価な魔導具は長期的に貸し出した方が利益が出るからと二年縛りの契約を具体的に教えた。
その際、ドロテアは商人の目の前で前世で観た通販番組の真似事をしながら、今なら二年契約で一ヶ月分無料か粗品かどちらか選べて、このキャンペーンはあと三日で終了してしまうが定員に達したらその時点で即終了だとか、ノリノリで演じて見せた。レンタルが通って上機嫌だったのだ。側にいたヴァルキンは爆笑していた。
冗談のつもりだったのだが、商人は真顔で食い付いてきて、見返りに魔導具の貸し出し代金はゼロになった。そしてヴァルキンの手引きもあり商人から毎月ドロテアへお金が入ってくることになった。
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