102 / 190
102 軍事演習
しおりを挟む
カンカンカンカン
予定通り、東門の見張り台で、鐘の音が響く。
しばらくすると、子爵家の屋敷に、報告の兵士が駆け込んできた。
「東門周辺でスタンピードが発生、蛇の魔物が多数、他にも数種類の魔物を確認!!」
「了解! ん? 他にも数種類……?」
軍事演習の段取りでは、ラミアが幻術で出す蛇の魔物以外、予定されていない。
他の魔物がいるとすれば、本物の魔物だ……。
「ちょっ? どういう事? 他の魔物とか聞いてないんだけど!?」
「そう言われましても……」
兵士に聞いたところで、他の魔物がいる理由など分かるはずもない。
魔物を準備したのはルリ達であり、伝令の兵士を問い詰めても仕方がないのである。
「ルリ、ここで議論しても無駄よ。すぐに行きましょう!」
「そうね。あ、護衛騎士の皆さんも、予定変更、一緒に来てもらいましょう!」
緊急事態なので人手は多いに越した事がない。護衛で付いて来ている王都の騎士にも同行をお願いする。
焦り、走り出すルリ達『ノブレス・エンジェルズ』と、王都の護衛騎士。
アメイズ領都での軍事演習は、いきなりのイレギュラーから始まった。
その頃、東門では、大量の魔物に慌てて……いなかった。
「訓練通りにやるぞ! まずは街門付近の住民を避難、そして投石器を用意しろ!!」
「リフィーナ様にいい所見せるんだぞ!」
方法はさておき、演習用に小規模なスタンピードを発生させると言うのは、予定していた事である。兵士たちは、与えられた台本を着実に演じればいいのだ。
確実に任務をこなし、住民に安心感を与えよう。あわよくば、かっこいい所を見せたい、そんな事を考えていた。
そして、森の中では、魔物の群れを演出する担当のラミアとセイレンが、楽しそうに魔物をけしかけてる。
「セイレン、あの魔物、お主か?」
「そう。川から連れてきたの。陸に上がれる子は少なかったけど、少しは集まったのよ。せっかくのイベント、盛り上げなきゃ! 面白いでしょ?」
「ラミア様、セイレン様!? 本物の魔物という事ですか? そ、それは……。イルナ、すぐにリフィーナ様に伝えて! それから……」
セイレン……『人魚』の能力は、水を自在に操り、水に住む魔物を使役する事。マリーナル領でクラーケンをけしかけた時のように、川に住む魔物を、連れて来てしまったのである。
呑気に会話する『蛇女』と『人魚』の隣で、メイド三姉妹は慌てふためき、何とかリフィーナに状況を伝えようと、走り出すのであった。
同時刻、街の中では、予定通り住民の避難訓練が行われていた。
「戦える者は所定の配置につけ、戦えないものは、領兵の訓練所に避難だ。急げ!!」
「あ~、走るな! 慌てるな! 今すぐ襲ってくる訳じゃない、順番を守るんだ!!」
衛兵も住民も慣れない様子ではあるが、事前の説明通りに行動する。
イベントの少ないこの世界では、避難訓練と言えどもお祭りのようなものだ。
ある者は、せっかく覚えた弓を披露しようと。
ある者は、滅多に入れない領兵の訓練所を見るために。
またある者は、噂の『白銀の女神』の戦闘が見れるかもしれないという野次馬精神で、東門や訓練所に、集まっていくのであった。
ルリ達が東門に到着すると、東門では既に戦闘が始まっていた。
『よし! 弓矢が当たったぞ! 蛇討伐成功!』
『こっちにも来たぞ! 投石器、行けぇぇぇ!!』
ラミアには弱めの蛇をお願いしているので、弓矢でも当たれば倒れるようになっている。
まるでシューティングゲームを楽しむかのように、住民の義勇兵が蛇を討伐している。
「リフィーナ様、住民の避難は完了、門を閉め、壁の内側から遠距離での攻撃を開始しております。先行する蛇の群れを次々と撃破。戦闘は順調です!」
ルリ達の到着を見て、兵士が現状を報告してくる。予定された台本通りに進んでいるので自信満々である。
しかし、ルリの頭の中はそれどころでは無い。セイレンのおふざけとは露知らず、焦りまくっていた。
「それで、蛇以外の魔物と言うのは?」
「はっ、蛇の群れの後方から、大型の魔物が迫っております。数はそう多くありません」
「まだ外壁までは来てないのね、良かった……」
被害が出ていない事に安堵するも、状況が変わった訳ではない。
急いで外壁まで移動し、外の様子を見る。
「何あれ? トカゲとカエル? カニっぽいのもいる!」
「3メートルはあるわね。ラミアってあんな魔物だせたの?」
「幻術だから何でもありなのかしら? でも注意しましょ!」
蛇以外の魔物を目視して、警戒を強めるルリ達。
そこに、イルナが走ってきた。
「リフィーナ様、あの魔物は本物です!」
「「「「なっ!?」」」」
驚き半分、納得半分。水系の魔物を見た瞬間、セイレンがやらかした可能性は容易に推測できた。
「セイレンが操る川の魔物なのね……。
とりあえず、兵士さんに伝えましょう。住民兵は引き続き蛇に対処、衛兵は本物の魔物を優先で討伐って所かしらね。
被害が出る前に状況がわかって良かったわ」
最悪の状況、本物の魔物によるスタンピードの発生では無い事に安心し、冷静になると、兵士にも指示を伝えた。
数体の川の魔物が襲ってくる程度であれば、衛兵で対応できて然るべきである。
「私たちは、もう少し見物でいいかしら?」
「そうね、領兵や住民が魔物と戦う訓練でもあるから、ギリギリまでは手を出さない方がいいでしょうね」
ルリ達が魔物を掃討しては、訓練にならない。可能な限りは静観しようと、事前に決めていた。
周囲を見渡すと、変わらず住民兵がシューティングゲームを楽しんでいる。今の所、大きな問題は起きていなそうだ。
街の住民は避難を終えたようで、周囲に非武装の人はいない。
全員が、弓や槍など、何かしらの武器を持ち、門の周辺に集まっていた。
その中でひときわ目立つ集団。完全武装でたむろっているのは、冒険者たちだ。
有事の際には直ちに参戦の依頼が行われるようになっており、アメイズ領を拠点、またはたまたま居合わせた冒険者に、緊急の依頼が出される。
外壁内からの遠距離での攻撃で対応しきれない場合、つまり、街の外壁にとりつかれたり、外壁や門を突破されたりした時の為の冒険者による討伐チーム。
当然、相応の報酬が領主である子爵家から支払われる。
『隊長、蛇型以外の魔物には、弓矢が通じません! 外壁が突破されるのは時間の問題です!』
『相分かった! 作戦を第2段階に移行! 衛兵は東門に布陣、冒険者部隊を出撃させる!』
川の魔物が、外壁に迫っていた。
弓矢で勢いを殺す事は出来ても、さすがに、弓矢数本で倒せるほど、本物の魔物は弱くない。
ズシン、ズシンと、魔物が外壁にぶつかる音が聞こえ始めた。
カンカンカンカン
大きな鐘が鳴らされると、東門が開かれた。
門前で待ち構える冒険者の戦士たちに、巨大なカエルの魔物が迫る。
うぉぉぉりゃぁぁぁ
でりゃぁぁぁぁ
巨大な魔物とは言え、剣や斧で袋叩きに合えば、討伐は容易い。
下手に外壁を崩されて四方から魔物の襲撃を受けるよりは、あえて通路を作る事で魔物を誘導し、数的優位を作りながら戦う、それが、作戦第2段階で、門を開けた目的である。
獲物が正面から、順番にやって来る状態。……冒険者にとって、これほど狩りがしやすい状況は無い。
1体ずつ、確実に討伐していく冒険者たち。
「うまく回ってるわね。これなら大丈夫そうよ」
「うん、私たちの出番はないかもね。……どうしたの? セイラ?」
セイレンの悪ふざけと言うイレギュラーはあったものの、順調に進む軍事演習に大満足なルリであるが、ふと、セイラの様子が気になった。
「いやね、遠くてハッキリと言えないんだけど……。川の向こう、大きな魔物の反応があるの。ラミア達の位置からもずっと奥の森の中だから、セイレンの仕業じゃないと思う……」
「こっちに向かってるの?」
「うん、ゆっくりだけど、近づいて来てるわ。数は、10、20、……50以上!!」
「出番かしらね」
「いきましょうか!」
「「「おー!!!」」」
新たな敵? の出現に、ワクワクが止まらないルリ達。
やっと回って来そうな出番に、出撃の狼煙を上げる『ノブレス・エンジェルズ』の4人であった。
予定通り、東門の見張り台で、鐘の音が響く。
しばらくすると、子爵家の屋敷に、報告の兵士が駆け込んできた。
「東門周辺でスタンピードが発生、蛇の魔物が多数、他にも数種類の魔物を確認!!」
「了解! ん? 他にも数種類……?」
軍事演習の段取りでは、ラミアが幻術で出す蛇の魔物以外、予定されていない。
他の魔物がいるとすれば、本物の魔物だ……。
「ちょっ? どういう事? 他の魔物とか聞いてないんだけど!?」
「そう言われましても……」
兵士に聞いたところで、他の魔物がいる理由など分かるはずもない。
魔物を準備したのはルリ達であり、伝令の兵士を問い詰めても仕方がないのである。
「ルリ、ここで議論しても無駄よ。すぐに行きましょう!」
「そうね。あ、護衛騎士の皆さんも、予定変更、一緒に来てもらいましょう!」
緊急事態なので人手は多いに越した事がない。護衛で付いて来ている王都の騎士にも同行をお願いする。
焦り、走り出すルリ達『ノブレス・エンジェルズ』と、王都の護衛騎士。
アメイズ領都での軍事演習は、いきなりのイレギュラーから始まった。
その頃、東門では、大量の魔物に慌てて……いなかった。
「訓練通りにやるぞ! まずは街門付近の住民を避難、そして投石器を用意しろ!!」
「リフィーナ様にいい所見せるんだぞ!」
方法はさておき、演習用に小規模なスタンピードを発生させると言うのは、予定していた事である。兵士たちは、与えられた台本を着実に演じればいいのだ。
確実に任務をこなし、住民に安心感を与えよう。あわよくば、かっこいい所を見せたい、そんな事を考えていた。
そして、森の中では、魔物の群れを演出する担当のラミアとセイレンが、楽しそうに魔物をけしかけてる。
「セイレン、あの魔物、お主か?」
「そう。川から連れてきたの。陸に上がれる子は少なかったけど、少しは集まったのよ。せっかくのイベント、盛り上げなきゃ! 面白いでしょ?」
「ラミア様、セイレン様!? 本物の魔物という事ですか? そ、それは……。イルナ、すぐにリフィーナ様に伝えて! それから……」
セイレン……『人魚』の能力は、水を自在に操り、水に住む魔物を使役する事。マリーナル領でクラーケンをけしかけた時のように、川に住む魔物を、連れて来てしまったのである。
呑気に会話する『蛇女』と『人魚』の隣で、メイド三姉妹は慌てふためき、何とかリフィーナに状況を伝えようと、走り出すのであった。
同時刻、街の中では、予定通り住民の避難訓練が行われていた。
「戦える者は所定の配置につけ、戦えないものは、領兵の訓練所に避難だ。急げ!!」
「あ~、走るな! 慌てるな! 今すぐ襲ってくる訳じゃない、順番を守るんだ!!」
衛兵も住民も慣れない様子ではあるが、事前の説明通りに行動する。
イベントの少ないこの世界では、避難訓練と言えどもお祭りのようなものだ。
ある者は、せっかく覚えた弓を披露しようと。
ある者は、滅多に入れない領兵の訓練所を見るために。
またある者は、噂の『白銀の女神』の戦闘が見れるかもしれないという野次馬精神で、東門や訓練所に、集まっていくのであった。
ルリ達が東門に到着すると、東門では既に戦闘が始まっていた。
『よし! 弓矢が当たったぞ! 蛇討伐成功!』
『こっちにも来たぞ! 投石器、行けぇぇぇ!!』
ラミアには弱めの蛇をお願いしているので、弓矢でも当たれば倒れるようになっている。
まるでシューティングゲームを楽しむかのように、住民の義勇兵が蛇を討伐している。
「リフィーナ様、住民の避難は完了、門を閉め、壁の内側から遠距離での攻撃を開始しております。先行する蛇の群れを次々と撃破。戦闘は順調です!」
ルリ達の到着を見て、兵士が現状を報告してくる。予定された台本通りに進んでいるので自信満々である。
しかし、ルリの頭の中はそれどころでは無い。セイレンのおふざけとは露知らず、焦りまくっていた。
「それで、蛇以外の魔物と言うのは?」
「はっ、蛇の群れの後方から、大型の魔物が迫っております。数はそう多くありません」
「まだ外壁までは来てないのね、良かった……」
被害が出ていない事に安堵するも、状況が変わった訳ではない。
急いで外壁まで移動し、外の様子を見る。
「何あれ? トカゲとカエル? カニっぽいのもいる!」
「3メートルはあるわね。ラミアってあんな魔物だせたの?」
「幻術だから何でもありなのかしら? でも注意しましょ!」
蛇以外の魔物を目視して、警戒を強めるルリ達。
そこに、イルナが走ってきた。
「リフィーナ様、あの魔物は本物です!」
「「「「なっ!?」」」」
驚き半分、納得半分。水系の魔物を見た瞬間、セイレンがやらかした可能性は容易に推測できた。
「セイレンが操る川の魔物なのね……。
とりあえず、兵士さんに伝えましょう。住民兵は引き続き蛇に対処、衛兵は本物の魔物を優先で討伐って所かしらね。
被害が出る前に状況がわかって良かったわ」
最悪の状況、本物の魔物によるスタンピードの発生では無い事に安心し、冷静になると、兵士にも指示を伝えた。
数体の川の魔物が襲ってくる程度であれば、衛兵で対応できて然るべきである。
「私たちは、もう少し見物でいいかしら?」
「そうね、領兵や住民が魔物と戦う訓練でもあるから、ギリギリまでは手を出さない方がいいでしょうね」
ルリ達が魔物を掃討しては、訓練にならない。可能な限りは静観しようと、事前に決めていた。
周囲を見渡すと、変わらず住民兵がシューティングゲームを楽しんでいる。今の所、大きな問題は起きていなそうだ。
街の住民は避難を終えたようで、周囲に非武装の人はいない。
全員が、弓や槍など、何かしらの武器を持ち、門の周辺に集まっていた。
その中でひときわ目立つ集団。完全武装でたむろっているのは、冒険者たちだ。
有事の際には直ちに参戦の依頼が行われるようになっており、アメイズ領を拠点、またはたまたま居合わせた冒険者に、緊急の依頼が出される。
外壁内からの遠距離での攻撃で対応しきれない場合、つまり、街の外壁にとりつかれたり、外壁や門を突破されたりした時の為の冒険者による討伐チーム。
当然、相応の報酬が領主である子爵家から支払われる。
『隊長、蛇型以外の魔物には、弓矢が通じません! 外壁が突破されるのは時間の問題です!』
『相分かった! 作戦を第2段階に移行! 衛兵は東門に布陣、冒険者部隊を出撃させる!』
川の魔物が、外壁に迫っていた。
弓矢で勢いを殺す事は出来ても、さすがに、弓矢数本で倒せるほど、本物の魔物は弱くない。
ズシン、ズシンと、魔物が外壁にぶつかる音が聞こえ始めた。
カンカンカンカン
大きな鐘が鳴らされると、東門が開かれた。
門前で待ち構える冒険者の戦士たちに、巨大なカエルの魔物が迫る。
うぉぉぉりゃぁぁぁ
でりゃぁぁぁぁ
巨大な魔物とは言え、剣や斧で袋叩きに合えば、討伐は容易い。
下手に外壁を崩されて四方から魔物の襲撃を受けるよりは、あえて通路を作る事で魔物を誘導し、数的優位を作りながら戦う、それが、作戦第2段階で、門を開けた目的である。
獲物が正面から、順番にやって来る状態。……冒険者にとって、これほど狩りがしやすい状況は無い。
1体ずつ、確実に討伐していく冒険者たち。
「うまく回ってるわね。これなら大丈夫そうよ」
「うん、私たちの出番はないかもね。……どうしたの? セイラ?」
セイレンの悪ふざけと言うイレギュラーはあったものの、順調に進む軍事演習に大満足なルリであるが、ふと、セイラの様子が気になった。
「いやね、遠くてハッキリと言えないんだけど……。川の向こう、大きな魔物の反応があるの。ラミア達の位置からもずっと奥の森の中だから、セイレンの仕業じゃないと思う……」
「こっちに向かってるの?」
「うん、ゆっくりだけど、近づいて来てるわ。数は、10、20、……50以上!!」
「出番かしらね」
「いきましょうか!」
「「「おー!!!」」」
新たな敵? の出現に、ワクワクが止まらないルリ達。
やっと回って来そうな出番に、出撃の狼煙を上げる『ノブレス・エンジェルズ』の4人であった。
0
お気に入りに追加
3,910
あなたにおすすめの小説
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
かわいいは正義(チート)でした!
孤子
ファンタジー
ある日、親友と浜辺で遊んでからの帰り道。ついていない一日が終わりを告げようとしていたその時に、親友が海へ転落。
手を掴んで助けようとした私も一緒に溺れ、意識を失った私たち。気が付くと、そこは全く見知らぬ浜辺だった。あたりを見渡せど親友は見つからず、不意に自分の姿を見ると、それはまごうことなきスライムだった!
親友とともにスライムとなった私が異世界で生きる物語。ここに開幕!(なんつって)
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。
女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
土岡太郎
ファンタジー
自分の先祖の立派な生き方に憧れていた高校生の少女が、ある日子供助けて死んでしまう。
死んだ先で出会った別の世界の女神はなぜか彼女を気に入っていて、自分の世界で立派な女性として活躍ができるようにしてくれるという。ただし、女神は努力してこそ認められるという考え方なので最初から無双できるほどの能力を与えてくれなかった。少女は憧れの先祖のような立派な人になれるように異世界で愉快で頼れる仲間達と頑張る物語。 でも女神のお気に入りなので無双します。
*10/17 第一話から修正と改訂を初めています。よければ、読み直してみてください。
*R-15としていますが、読む人によってはそう感じるかもしないと思いそうしています。
あと少しパロディもあります。
小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様でも投稿しています。
YouTubeで、ゆっくりを使った音読を始めました。
良ければ、視聴してみてください。
【ゆっくり音読自作小説】女神のお気に入り少女、異世界で奮闘する。(仮)
https://youtu.be/cWCv2HSzbgU
それに伴って、プロローグから修正をはじめました。
ツイッター始めました。 https://twitter.com/tero_oo
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる