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最終話
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家の縁側で志乃に膝枕をされながら、うたた寝をするミゾレ。その姿は誰がどう見ても仲睦まじい夫婦であった。
「シノ」
「何ですか? ミゾレさま」
「シノはここに来て幸せか?」
「えぇ、とっても」
「そうか。だが、現世に戻りたくはならぬか?」
「いいえ。それよりも寂しがりやの神様のことが心配ですから。きっと私がいなくなったら寂しくて暴れてしまうかもしれませんし」
「シノ。言うようになったな」
志乃がミゾレの髪を撫でる。
そのまま優しく手のひらを滑らせ、ツノに触れると、その腕を大きく引かれてあっという間に志乃はミゾレに押し倒された。
「物申す私はダメでしょうか?」
「そんなくだらないこと我が言うと思うか?」
「いいえ」
ゆっくりと唇が重なる。
志乃はミゾレの背に腕を回し、ミゾレからの愛を一身に受けるのであった。
「シノ」
「何ですか? ミゾレさま」
「シノはここに来て幸せか?」
「えぇ、とっても」
「そうか。だが、現世に戻りたくはならぬか?」
「いいえ。それよりも寂しがりやの神様のことが心配ですから。きっと私がいなくなったら寂しくて暴れてしまうかもしれませんし」
「シノ。言うようになったな」
志乃がミゾレの髪を撫でる。
そのまま優しく手のひらを滑らせ、ツノに触れると、その腕を大きく引かれてあっという間に志乃はミゾレに押し倒された。
「物申す私はダメでしょうか?」
「そんなくだらないこと我が言うと思うか?」
「いいえ」
ゆっくりと唇が重なる。
志乃はミゾレの背に腕を回し、ミゾレからの愛を一身に受けるのであった。
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