100 / 115
真実は一つとは限らない
6
しおりを挟む
「王族が学園に通う理由?学園で民との関係を築くのも上に立つ者としての成すべきこと、だからですわ!」
バルロ君の意識を軽く飛ばしたレニフェル様は「そんなの知りませんわ」みたいに続ける。
そのお考えは素晴らしいですが、学園はフリーダムに護衛を振りほどくところではありませんよ?
「学園は人を見て学ぶ場でもあるからな」
ゴルラフ隊長が思考の渦から復活したようだ。お帰りなさい。学生への訓練メニュー追加はやめてさしあげてくださいね。
ふむ。「学園は王城では学べない事を学ぶ場」ということか。学校って最低水準の学力(読み書き算数)身につけた後は、周囲に合わせる努力をする場だと俺は思ってるから納得はする。そしてこの「対人スキルの育成」が一番難しい。
対人スキル育成や人脈構築に関しては王族に限った話ではなく、前世よりシビアなこの世界で生き延びるための必須スキルだから(特に貴族は)できないと詰む。
この世界は人間だけが幅を利かせている訳ではないし、人間の中にも色々なやつがいるという事を理解できないと食い潰される世界だ。下手すると物理的に食い潰されるのがこの世界の怖いところ。
後は…そうだな。学園の職員が守ってくれるから、学生の時に失敗経験を積んでおくことも大事だよな。
悔しい思いを乗り越えて成長するのが全てとは言わないが、大人になればなるほど無茶が出来なくなるからしておいたほうがいいと、前世を経験した俺が「ブラック企業じゃないとこに就職したかった」と思いながら語ります。今世は平和かつホワイトに生きたい!
この長々とした一人語りを簡潔にまとめるなら「学生の内に学べる所は学ぶべき」に尽きる。
人生二週目な俺は「あの時もっと勉強しておけばよかった」という後悔を晴らすチャンスを活かしたいから静かに学ばせて欲しい。
「学園って、平等の文句に踊らされて無礼を働く輩を見極める場…でもあるんだよなぁ」
おっと、大事な事すぎてポロッと声に出してしまった。
この世界はゴリゴリの階級社会だからね。「お前はどうなの?」って言われると…上の階級には敬意を払ってはいるし、既知の王族に関しては「いいよ」って言質も取っている。
取り巻きムーブをしたらしたで「(心が)離れていく気がするから普段通りで」とアーデルハイド殿下にお願いされるという。これはどうしたらいいものかと考えた結果「飽きられるまで現状維持でいいか」と判断した。その辺は多分、空気感でわかるだろう。ステータス見たらすぐわかる事だし。
まあ、そんなこんなで学びの場で最後にやらかして周囲の評価を落とした我が王国の第二王子を思い出す。
聖女に惑わされたとはいえ、権力(かなりつよい)を振りかざしたのだから評価が落ちるのは当然。
これが王族じゃなくて伯爵令息位だったら「若いから仕方ないね」とかで見逃してもらえたんだろうけどね。王子と側近候補は国を揺るがしかねないからダメだ(断言)
俺はそれプラス、メロメ国の第三王子と意気投合しちゃった事も低評価認定してますよ?当然じゃないですか。ミーコちゃん爆誕の原因は許さない。完全なる私怨ですが何か?
「メロディアス君の評価は厳しそうだ」
メイナース先生の目が細くなる。これは、ご機嫌…なのか?
「我もお眼鏡にかなう様、研鑽せねばな」
うん。メイナース先生は俺の中で「迂闊に踏み込んじゃいけない」部類に振り分けていますよ。薮をつついて蛇を出すとか、わざわざ面倒なことしたくないもの。
何度も言うが、今の俺の望みは「平穏な学園生活」だ。モブでいさせてよ。
「わたくしは身分に関係なく、面白そうな話は誰からでも何でも聞きますわ」
「やめてください(振り回される側の)胃がやられます」
レニフェル様が混ざったらバルロ君を現実に戻すのに時間が掛かるじゃないですか!やめてください!
「面白いかどうかは、わたくしが聞いてから判断しますわ」
ご自身で判断できるのは素晴らしいことですが、俺らとしては巻き込んで欲しくないのが正直な気持ちです。
「俺がいない所で完結できるなら言うことはありません」
バルロ君の一件は絶対食いつく。間違いない。ごめんねアス君、これは長引く(確信)
「ファルム様がいないとつまらないわ」
「課題を進めるので、高等部にお戻りください」
俺を関わらせようとするな!
その後、レニフェル様は正気(?)に戻ったバルロ君から黒ずくめの犯罪集団をはじめとした『コナード・エガー』シリーズ中心の妄想劇を根掘り葉掘り聞き出した。ついでにシリーズの話題でひと盛り上がりした、
なんなの?レニフェル様は誰にでも億さず距離を詰めていくとかメンタル鋼か。
コナード氏の素晴らしさを語り合う二人。即売会で知り合った同ジャンルの会合(少数だから為せる濃い空間)を見つめる一般ファンの気持ちが君らには解るか?
「これが王族の教育成果か…」
瞬く間にマブタチみたいになったぞ?これあれだ。王国に来たばかりのメディナツロヒェン嬢にもこんな感じで近づいて心友になったに違いない。
「多分、違うと思うぞ。多分…」
ゴルラフ隊長はアーデルハイド殿下を思い出してますよね?確かにあの方も(ウィー君絡みで様子がかなりおかしかったけど)人の懐にスルッと入ってきましたものね。
気付いたら奴がいた!状態になるアーデルハイド殿下がテクニック系なら、レニフェル様は間違いなくパワー系。父君であるハロルド様もパワー系。「押せば通るだろ?」理論でゴリゴリ来るやつ。
パワー系は大体人の話を聞かない奴が多いから(遭遇経験談)、俺が苦手とするタイプなんだよね。俺の話も聞けよ。
「さあ、お二人は中央に。互いに向かいあうのよ」
意気投合したと思っていたら、レニフェル様が「外に出ましょう!」と俺らを中庭(初等部に3つあるうちの一つ)に連れ出した。
「何をさせる気なのですか?」
バルロ君と向かい合う俺。このまま「ラップバトルで決着を!」とか言わないよね?
「正義は勝つのだ…この国を救うのはコナードと僕…」
え?ちょっと待って?テンションおかしくない?何かキメてる?
「顔はNG。魔法は身体強化のみOK。骨折等の重症は無しですわ」
レニフェル様が簡単なルールを説明した。
「これ…は…?」
「そう!『コナード式解決法』ですわ!」
な!なんだってー!!
「拳で語り合いましょう?」
狂気の沙汰が面白いのは傍から見るからなんですよ?
バルロ君の意識を軽く飛ばしたレニフェル様は「そんなの知りませんわ」みたいに続ける。
そのお考えは素晴らしいですが、学園はフリーダムに護衛を振りほどくところではありませんよ?
「学園は人を見て学ぶ場でもあるからな」
ゴルラフ隊長が思考の渦から復活したようだ。お帰りなさい。学生への訓練メニュー追加はやめてさしあげてくださいね。
ふむ。「学園は王城では学べない事を学ぶ場」ということか。学校って最低水準の学力(読み書き算数)身につけた後は、周囲に合わせる努力をする場だと俺は思ってるから納得はする。そしてこの「対人スキルの育成」が一番難しい。
対人スキル育成や人脈構築に関しては王族に限った話ではなく、前世よりシビアなこの世界で生き延びるための必須スキルだから(特に貴族は)できないと詰む。
この世界は人間だけが幅を利かせている訳ではないし、人間の中にも色々なやつがいるという事を理解できないと食い潰される世界だ。下手すると物理的に食い潰されるのがこの世界の怖いところ。
後は…そうだな。学園の職員が守ってくれるから、学生の時に失敗経験を積んでおくことも大事だよな。
悔しい思いを乗り越えて成長するのが全てとは言わないが、大人になればなるほど無茶が出来なくなるからしておいたほうがいいと、前世を経験した俺が「ブラック企業じゃないとこに就職したかった」と思いながら語ります。今世は平和かつホワイトに生きたい!
この長々とした一人語りを簡潔にまとめるなら「学生の内に学べる所は学ぶべき」に尽きる。
人生二週目な俺は「あの時もっと勉強しておけばよかった」という後悔を晴らすチャンスを活かしたいから静かに学ばせて欲しい。
「学園って、平等の文句に踊らされて無礼を働く輩を見極める場…でもあるんだよなぁ」
おっと、大事な事すぎてポロッと声に出してしまった。
この世界はゴリゴリの階級社会だからね。「お前はどうなの?」って言われると…上の階級には敬意を払ってはいるし、既知の王族に関しては「いいよ」って言質も取っている。
取り巻きムーブをしたらしたで「(心が)離れていく気がするから普段通りで」とアーデルハイド殿下にお願いされるという。これはどうしたらいいものかと考えた結果「飽きられるまで現状維持でいいか」と判断した。その辺は多分、空気感でわかるだろう。ステータス見たらすぐわかる事だし。
まあ、そんなこんなで学びの場で最後にやらかして周囲の評価を落とした我が王国の第二王子を思い出す。
聖女に惑わされたとはいえ、権力(かなりつよい)を振りかざしたのだから評価が落ちるのは当然。
これが王族じゃなくて伯爵令息位だったら「若いから仕方ないね」とかで見逃してもらえたんだろうけどね。王子と側近候補は国を揺るがしかねないからダメだ(断言)
俺はそれプラス、メロメ国の第三王子と意気投合しちゃった事も低評価認定してますよ?当然じゃないですか。ミーコちゃん爆誕の原因は許さない。完全なる私怨ですが何か?
「メロディアス君の評価は厳しそうだ」
メイナース先生の目が細くなる。これは、ご機嫌…なのか?
「我もお眼鏡にかなう様、研鑽せねばな」
うん。メイナース先生は俺の中で「迂闊に踏み込んじゃいけない」部類に振り分けていますよ。薮をつついて蛇を出すとか、わざわざ面倒なことしたくないもの。
何度も言うが、今の俺の望みは「平穏な学園生活」だ。モブでいさせてよ。
「わたくしは身分に関係なく、面白そうな話は誰からでも何でも聞きますわ」
「やめてください(振り回される側の)胃がやられます」
レニフェル様が混ざったらバルロ君を現実に戻すのに時間が掛かるじゃないですか!やめてください!
「面白いかどうかは、わたくしが聞いてから判断しますわ」
ご自身で判断できるのは素晴らしいことですが、俺らとしては巻き込んで欲しくないのが正直な気持ちです。
「俺がいない所で完結できるなら言うことはありません」
バルロ君の一件は絶対食いつく。間違いない。ごめんねアス君、これは長引く(確信)
「ファルム様がいないとつまらないわ」
「課題を進めるので、高等部にお戻りください」
俺を関わらせようとするな!
その後、レニフェル様は正気(?)に戻ったバルロ君から黒ずくめの犯罪集団をはじめとした『コナード・エガー』シリーズ中心の妄想劇を根掘り葉掘り聞き出した。ついでにシリーズの話題でひと盛り上がりした、
なんなの?レニフェル様は誰にでも億さず距離を詰めていくとかメンタル鋼か。
コナード氏の素晴らしさを語り合う二人。即売会で知り合った同ジャンルの会合(少数だから為せる濃い空間)を見つめる一般ファンの気持ちが君らには解るか?
「これが王族の教育成果か…」
瞬く間にマブタチみたいになったぞ?これあれだ。王国に来たばかりのメディナツロヒェン嬢にもこんな感じで近づいて心友になったに違いない。
「多分、違うと思うぞ。多分…」
ゴルラフ隊長はアーデルハイド殿下を思い出してますよね?確かにあの方も(ウィー君絡みで様子がかなりおかしかったけど)人の懐にスルッと入ってきましたものね。
気付いたら奴がいた!状態になるアーデルハイド殿下がテクニック系なら、レニフェル様は間違いなくパワー系。父君であるハロルド様もパワー系。「押せば通るだろ?」理論でゴリゴリ来るやつ。
パワー系は大体人の話を聞かない奴が多いから(遭遇経験談)、俺が苦手とするタイプなんだよね。俺の話も聞けよ。
「さあ、お二人は中央に。互いに向かいあうのよ」
意気投合したと思っていたら、レニフェル様が「外に出ましょう!」と俺らを中庭(初等部に3つあるうちの一つ)に連れ出した。
「何をさせる気なのですか?」
バルロ君と向かい合う俺。このまま「ラップバトルで決着を!」とか言わないよね?
「正義は勝つのだ…この国を救うのはコナードと僕…」
え?ちょっと待って?テンションおかしくない?何かキメてる?
「顔はNG。魔法は身体強化のみOK。骨折等の重症は無しですわ」
レニフェル様が簡単なルールを説明した。
「これ…は…?」
「そう!『コナード式解決法』ですわ!」
な!なんだってー!!
「拳で語り合いましょう?」
狂気の沙汰が面白いのは傍から見るからなんですよ?
10
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説

【完結】憧れの異世界転移が現実になったのでやりたいことリストを消化したいと思います~異世界でやってみたい50のこと
Debby
ファンタジー
【完結まで投稿済みです】
山下星良(せいら)はファンタジー系の小説を読むのが大好きなお姉さん。
好きが高じて真剣に考えて作ったのが『異世界でやってみたい50のこと』のリスト。
やっぱり人生はじめからやり直す転生より、転移。
転移先の条件としては『★剣と魔法の世界に転移してみたい』は絶対に外せない。
そして今の身体じゃ体力的に異世界攻略は難しいのでちょっと若返りもお願いしたい。
更にもうひとつの条件が『★出来れば日本の乙女ゲームか物語の世界に転移してみたい(モブで)』だ。
これにはちゃんとした理由がある。必要なのは乙女ゲームの世界観のみで攻略対象とかヒロインは必要ない。
もちろんゲームに巻き込まれると面倒くさいので、ちゃんと「(モブで)」と注釈を入れることも忘れていない。
──そして本当に転移してしまった星良は、頼もしい仲間(レアアイテムとモフモフと細マッチョ?)と共に、自身の作ったやりたいことリストを消化していくことになる。
いい年の大人が本気で考え、万全を期したハズの『異世界でやりたいことリスト』。
理想通りだったり思っていたのとちょっと違ったりするけれど、折角の異世界を楽しみたいと思います。
あなたが異世界転移するなら、リストに何を書きますか?
----------
覗いて下さり、ありがとうございます!
10時19時投稿、全話予約投稿済みです。
5話くらいから話が動き出します?
✳(お読み下されば何のマークかはすぐに分かると思いますが)5話から出てくる話のタイトルの★は気にしないでください

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!

憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。


異世界に来ちゃったよ!?
いがむり
ファンタジー
235番……それが彼女の名前。記憶喪失の17歳で沢山の子どもたちと共にファクトリーと呼ばれるところで楽しく暮らしていた。
しかし、現在森の中。
「とにきゃく、こころこぉ?」
から始まる異世界ストーリー 。
主人公は可愛いです!
もふもふだってあります!!
語彙力は………………無いかもしれない…。
とにかく、異世界ファンタジー開幕です!
※不定期投稿です…本当に。
※誤字・脱字があればお知らせ下さい
(※印は鬱表現ありです)

異世界に転生したので幸せに暮らします、多分
かのこkanoko
ファンタジー
物心ついたら、異世界に転生していた事を思い出した。
前世の分も幸せに暮らします!
平成30年3月26日完結しました。
番外編、書くかもです。
5月9日、番外編追加しました。
小説家になろう様でも公開してます。
エブリスタ様でも公開してます。

獣王陛下のちいさな料理番 ~役立たずと言われた第七王子、ギフト【料理】でもふもふたちと最強国家をつくりあげる〜
延野 正行
ファンタジー
【書籍化決定しました! 詳報は後日】
第七王子ルヴィンは王族で唯一7つのギフトを授かりながら、謙虚に過ごしていた。
ある時、国王の代わりに受けた呪いによって【料理】のギフトしか使えなくなる。
人心は離れ、国王からも見限られたルヴィンの前に現れたのは、獣人国の女王だった。
「君は今日から女王陛下《ボク》の料理番だ」
温かく迎えられるルヴィンだったが、獣人国は軍事力こそ最強でも、周辺国からは馬鹿にされるほど未開の国だった。
しかし【料理】のギフトを極めたルヴィンは、能力を使い『農業のレシピ』『牧畜のレシピ』『おもてなしのレシピ』を生み出し、獣人国を一流の国へと導いていく。
「僕には見えます。この国が大陸一の国になっていくレシピが!」
これは獣人国のちいさな料理番が、地元食材を使った料理をふるい、もふもふ女王を支え、大国へと成長させていく物語である。
※タイトル変更しました。
【旧タイトル】
役立たず王子のおいしい経営術~幸せレシピでもふもふ国家再建します!!~
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる