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愛だけで生きていけると思うなよ
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しおりを挟む 口頭でサラリと済ませるはずだった視察報告。
アーデルハイド殿下のあまりの憔悴ぶりに書類で渡すことにした俺は、ゆっくり時間をかけて一枚を仕上げた。
その間にアーデルハイド殿下は仮眠をとってもらう。今は何も考えるな。静かに眠れ。
報告書の内容確認と情報共有も兼ねてロシェル様とのティータイムも間に挟んだ。
俺にも休息って必要だもの。
他国の王族を視察に連れ出すとか学生の領分を超えた業務させられたんだから、美味しいお茶とお菓子くらい楽しんでいいよね?
できれば今までの働きに対するボーナスも弾んでくれると嬉しい。現金で。貯金は増えて損する事ないからね。
あ、このフィナンシェ美味しい。母上にお土産に持って帰っても?え?届けておいてくれる?ありがとうございます。
空が夕闇に染る頃。スッキリと目覚めたアーデルハイド殿下が俺の報告書を見て「国交制限したい」と眉間を押さえたのは言わずもがな。
「お気を付けて(社交辞令)」
「楽しかったよ!また来るね」
「来ないでください(本音)」
「お兄様方、次はお父様の前でお会いしましょうね(ちゃんとメロメ国に戻るので、国でお待ち下さいませ)」
学園視察から一週間後、ライオルノ王子は爽やかな笑顔で帰路に着いた。
ロメオロス王子?ずっと青の館にステイ状態ですよ?自由になどするものか。
王城よりも警備の緩い青の館。滞在中ロメオロス王子は三度程脱走。近隣住民に接触する前に確保されるというちょっとしたトラブルもあったが、対応出来たのでセーフ。
我が王国には逃亡癖のある王弟殿下とそのご息女がおいでなので、脱走癖のある要人捕獲の傾向と対策及びアフターケアはバッチリなのです。
すぐにでもお帰りいただきたかったのだが、船の整備と補給があるため最短でこの日になった。
前世の観光汽船みたいに「到着しました!次の出航は1時間後です」みたいにはいかないものね。交通関係は発展の余地ありと覚えておこう。
その間の要人対応は当然の様に俺たち。
奔放に動き回るライオルノ王子の腰に紐が付いたのは街歩き二日目からでした。
紐の先は勿論妹御であらせられるイニフィリノリス王女。他にやらせると不敬扱いされるから仕方ない。王女様も嫌そうに持っていた。気持ちは解る。
そして余波は当然今回の件の責任者であるアーデルハイド殿下にも及ぶ。ウィズ君が早々にハゲかかっているらしい(ロシェル様談)。ヤバない?
直に接している俺も疲れているんですが…と主張したいところではあるが、報告しに行く度にアーデルハイド殿下のくたびれ感が増していくので言い出せなかった。
なんでだろうと思っていたら、ルーベンス殿下がごねているらしい。そっちの対応もしてるなら仕方ない。それは引っ張り出したアーデルハイド殿下の責任です。
ハロルド様にも協力を依頼したいな…と思っていたら、騎士団の一個大隊を率いて王国内を巡回中とのこと。あー…うん。それも大事ですけどー。貴方がメロメ国に同行してくれていたらこんな事態起こらなかったかもしれなかったんですよー。主に貴方のお嬢様のせいです。
過ぎたことを言っても仕方がないのだが、言いたい気持ちは解して欲しい。
「……行ったね」
「行きましたね」
ライオルノ王子御一行を乗せた船が小さくなった頃、ようやくアーデルハイド殿下が口を開いた。
「賓客をもてなすのがこんなに大変だとは…。もうしばらく父上には頑張って貰わなければ…」
初回で特殊なやつに当たってしまったのでは…という思いが一瞬よぎったが、この世界はあれがデフォルトの可能性が…あったら困るので口には出さなかった。
「国に帰るのが億劫になってきましたわ」
「わたくしもです」
イニフィリノリス王女とメディナツロヒェン嬢もかなりお疲れの様だ。
身内という理由で振り回されまくった御二方の疲労は相当なものだろう。同じ滞在場所だと休まる場所も無いでしょうし。
「……皆様お疲れの様ですので、本日は解散致しましょう」
「そう、だね」
「暫く文字だけを見ていたいですわ」
「賛成ですわ」
全員の賛成の元、この日は解散となった。
「よばれなくてもよんじゃうジャジャーン☆」
あ、久々の白い部屋。俺を呼んだのは…ファリタム神ですね?
「ノンノン、アイムファリたん」
「あっはい。ファリたんが呼んだんですね?」
キラッキラの美少年がプクゥと頬を膨らませる。なにこれかわいい。
「さいきんそーびじーみたいだったからー、ついでにぼくとあそんでほしいなー、なんてー」
保護者様、フリーダムな神様野放しですよ。
「ファリタム、ダメよ。ファルムちゃんはお疲れなのよぉ」
サヴィーニア様マジ女神!
「どこいくー?ほしのまねっこしてりゅーせーうおみまいするー?」
聞いてない!何となくそんな気はしてたけど聞いてないねファリたん!
「なんとなくで流星雨は止めましょうね」
ふわりとやってきたラキアータ様。思いつきで星の流れを変えるのは流石にマズいと俺も思います。
「今回貴方を呼んだのはファリタムの独断ですが、サヴィーニアが話したいことがあるそうです」
独断なんだ。まあ、神様だからね(万能ワード)
サヴィーニア様のお話は何でしょう?
「あのね?ファルムちゃんのお家って、すっごく素敵よね?」
あ、ありがとうございます。
「素敵すぎて祝福しちゃった☆」
…………なん……ですと?
「パッパには<護りの力>、マーマには<癒しの力>、ニィニには<祓う力>を付けちゃった☆」
「ちょ………」
それってバレたらマズいヤツでは…?
「メロディアスけのしんかくかがばくしんするやーつー」
止めてファリたん!一瞬よぎった思いを言葉にしないで!
そして完全に事後報告…家族にどうやって説明したらいいのコレ…
「家族愛がサヴィーニアの琴線に触れた、と説明しては?」
「神様との交信がバレるのは嫌です」
「御子なのにぃ?」
「ミーコちゃん」
御子役もやりたくないけど、ミーコちゃんはもっと止めて。
「夢枕に立っちゃおうか!」
「ウィィイ!たっちゃえヴィーねえー」
「イェーイ!」
………マズい。神様もカオス。
翌朝。両親から
「不思議な夢を見たよ」
「綺麗な姉弟から「きみらオキニだからいいものあげる」と、光る玉を貰う夢でしたわ」
と、朝食の席で語られてコーンスープ吹きそうになった。
神様の威厳、どこに置き忘れました?
アーデルハイド殿下のあまりの憔悴ぶりに書類で渡すことにした俺は、ゆっくり時間をかけて一枚を仕上げた。
その間にアーデルハイド殿下は仮眠をとってもらう。今は何も考えるな。静かに眠れ。
報告書の内容確認と情報共有も兼ねてロシェル様とのティータイムも間に挟んだ。
俺にも休息って必要だもの。
他国の王族を視察に連れ出すとか学生の領分を超えた業務させられたんだから、美味しいお茶とお菓子くらい楽しんでいいよね?
できれば今までの働きに対するボーナスも弾んでくれると嬉しい。現金で。貯金は増えて損する事ないからね。
あ、このフィナンシェ美味しい。母上にお土産に持って帰っても?え?届けておいてくれる?ありがとうございます。
空が夕闇に染る頃。スッキリと目覚めたアーデルハイド殿下が俺の報告書を見て「国交制限したい」と眉間を押さえたのは言わずもがな。
「お気を付けて(社交辞令)」
「楽しかったよ!また来るね」
「来ないでください(本音)」
「お兄様方、次はお父様の前でお会いしましょうね(ちゃんとメロメ国に戻るので、国でお待ち下さいませ)」
学園視察から一週間後、ライオルノ王子は爽やかな笑顔で帰路に着いた。
ロメオロス王子?ずっと青の館にステイ状態ですよ?自由になどするものか。
王城よりも警備の緩い青の館。滞在中ロメオロス王子は三度程脱走。近隣住民に接触する前に確保されるというちょっとしたトラブルもあったが、対応出来たのでセーフ。
我が王国には逃亡癖のある王弟殿下とそのご息女がおいでなので、脱走癖のある要人捕獲の傾向と対策及びアフターケアはバッチリなのです。
すぐにでもお帰りいただきたかったのだが、船の整備と補給があるため最短でこの日になった。
前世の観光汽船みたいに「到着しました!次の出航は1時間後です」みたいにはいかないものね。交通関係は発展の余地ありと覚えておこう。
その間の要人対応は当然の様に俺たち。
奔放に動き回るライオルノ王子の腰に紐が付いたのは街歩き二日目からでした。
紐の先は勿論妹御であらせられるイニフィリノリス王女。他にやらせると不敬扱いされるから仕方ない。王女様も嫌そうに持っていた。気持ちは解る。
そして余波は当然今回の件の責任者であるアーデルハイド殿下にも及ぶ。ウィズ君が早々にハゲかかっているらしい(ロシェル様談)。ヤバない?
直に接している俺も疲れているんですが…と主張したいところではあるが、報告しに行く度にアーデルハイド殿下のくたびれ感が増していくので言い出せなかった。
なんでだろうと思っていたら、ルーベンス殿下がごねているらしい。そっちの対応もしてるなら仕方ない。それは引っ張り出したアーデルハイド殿下の責任です。
ハロルド様にも協力を依頼したいな…と思っていたら、騎士団の一個大隊を率いて王国内を巡回中とのこと。あー…うん。それも大事ですけどー。貴方がメロメ国に同行してくれていたらこんな事態起こらなかったかもしれなかったんですよー。主に貴方のお嬢様のせいです。
過ぎたことを言っても仕方がないのだが、言いたい気持ちは解して欲しい。
「……行ったね」
「行きましたね」
ライオルノ王子御一行を乗せた船が小さくなった頃、ようやくアーデルハイド殿下が口を開いた。
「賓客をもてなすのがこんなに大変だとは…。もうしばらく父上には頑張って貰わなければ…」
初回で特殊なやつに当たってしまったのでは…という思いが一瞬よぎったが、この世界はあれがデフォルトの可能性が…あったら困るので口には出さなかった。
「国に帰るのが億劫になってきましたわ」
「わたくしもです」
イニフィリノリス王女とメディナツロヒェン嬢もかなりお疲れの様だ。
身内という理由で振り回されまくった御二方の疲労は相当なものだろう。同じ滞在場所だと休まる場所も無いでしょうし。
「……皆様お疲れの様ですので、本日は解散致しましょう」
「そう、だね」
「暫く文字だけを見ていたいですわ」
「賛成ですわ」
全員の賛成の元、この日は解散となった。
「よばれなくてもよんじゃうジャジャーン☆」
あ、久々の白い部屋。俺を呼んだのは…ファリタム神ですね?
「ノンノン、アイムファリたん」
「あっはい。ファリたんが呼んだんですね?」
キラッキラの美少年がプクゥと頬を膨らませる。なにこれかわいい。
「さいきんそーびじーみたいだったからー、ついでにぼくとあそんでほしいなー、なんてー」
保護者様、フリーダムな神様野放しですよ。
「ファリタム、ダメよ。ファルムちゃんはお疲れなのよぉ」
サヴィーニア様マジ女神!
「どこいくー?ほしのまねっこしてりゅーせーうおみまいするー?」
聞いてない!何となくそんな気はしてたけど聞いてないねファリたん!
「なんとなくで流星雨は止めましょうね」
ふわりとやってきたラキアータ様。思いつきで星の流れを変えるのは流石にマズいと俺も思います。
「今回貴方を呼んだのはファリタムの独断ですが、サヴィーニアが話したいことがあるそうです」
独断なんだ。まあ、神様だからね(万能ワード)
サヴィーニア様のお話は何でしょう?
「あのね?ファルムちゃんのお家って、すっごく素敵よね?」
あ、ありがとうございます。
「素敵すぎて祝福しちゃった☆」
…………なん……ですと?
「パッパには<護りの力>、マーマには<癒しの力>、ニィニには<祓う力>を付けちゃった☆」
「ちょ………」
それってバレたらマズいヤツでは…?
「メロディアスけのしんかくかがばくしんするやーつー」
止めてファリたん!一瞬よぎった思いを言葉にしないで!
そして完全に事後報告…家族にどうやって説明したらいいのコレ…
「家族愛がサヴィーニアの琴線に触れた、と説明しては?」
「神様との交信がバレるのは嫌です」
「御子なのにぃ?」
「ミーコちゃん」
御子役もやりたくないけど、ミーコちゃんはもっと止めて。
「夢枕に立っちゃおうか!」
「ウィィイ!たっちゃえヴィーねえー」
「イェーイ!」
………マズい。神様もカオス。
翌朝。両親から
「不思議な夢を見たよ」
「綺麗な姉弟から「きみらオキニだからいいものあげる」と、光る玉を貰う夢でしたわ」
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