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始まりは断罪の目撃から
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「俺、何でここに居るんですかねぇ?」
「あら、わたくしのエスコート役は不満?」
「とんでもないこうえいです!」
グッダグタの茶番から二週間。
俺は今、仕切り直し開催の卒業パーティ会場に義姉上と共に来ている。
茶番の二日後に招待状が届くとか「前から仕込んでましたよ!」っていうのが明らかな所業でしたが、まあそこは目をつぶろう。
問題は俺だ。なんという場違い。しかも着せられてるのが長身な兄上の制服だから、明らかにオーバーサイズ。
袖とか丈とかかなり折ったからカッコ悪いし動きにくい。
せめて俺のサイズにあった服にしてくれないかな?
義姉上がご機嫌なのがなんともいえない感情になる…
これも全て、アーデルハイド殿下って御方の仕業なんだ…(ギリッ)
しかも本人は「立太子の式典準備があるから☆」って来ないとかいう…
なんの嫌がらせか。
義姉上のエスコートという名目の強制連行に、俺は俎上の鯉ってこんな気持ちなんだろうな、と軽く意識を飛ばしている。
今じゃないことを考えて気を逸らそう。そうだ、そうしよう。
思い返すのは茶番終了後の事だ。
やっと帰れる!と喜んでいたら流れるように馬車に乗せられ、王宮の敷地の隅にひっそりと佇む塔に連れ込まれた。
その塔は階段がなくて、魔法を使ってエレベーターの様に最上階まで登る仕組みにはちょっと感動したが、ギミック見せびらかすにしてはおかしい…そうか、ここは要人を幽閉する場所か!とか思っていたら、そこにいたアリナ嬢の前にポイと押し出された。
お互い「?」状態ですが?
俺から話すことなんて特に無いし、そもそも話が通じない相手だぞ?
俺を連れてきた後、少し離れた所(声は聞こえる範囲)で見ているアーデルハイド殿下に「どういう事ですか?」と視線を送れば「積もる話があると思って」とにこやかに返ってくる。
いやいや、何もないよ!
アリナ嬢を見ると、さんざんごねた後なのだろう。ムスッとした顔に疲労が滲んでいるのがみえる。俺も疲れています。帰して下さい。
柔らかそうなクッションを抱きしめながらこちらを警戒しており、一応話は聞いているような感じはする。
さっきの今なので、通じるとは思わない方がいいか。
「ええと、先程ぶりではありますが、覚えておられますでしょうか?」
このまま頭の中だけであれこれ考えるより、声を掛けて進展を試みた方がいいよな。
何か言わないと帰れそうにないし。
「何よ!私が悪いっていうの?私は聖女よ!聖女!尊い存在なのよ!」
………やっぱり通じないじゃないか。
物陰の向こうからギャンギャン吠えまくる室内小型犬の幻がみえるわぁー…
なんでウィー君お部屋に帰しちゃったんですか殿下ぁー
暫くアリナ嬢が「我聖女ぞ!」とキャンキャン喚くのを聞き流し(ちゃんと聞くとか疲れる)、そろそろお疲れかな?というタイミングでこちらの言い分をぶつけてみた。
「貴女様が聖女なのは解っております。聖女召喚の儀式に参加していましたので」
「だったら何よ!」
うん。まだキャンキャン言う元気あるな。
「ここは、貴女様の仰るゲーム世界ではございません」
「…………は?……」
よし。黙ったぞ。畳み込むチャンスだ。
「メロディアス侯爵令息の呟きがほぼ答えになってしまうのでしょうが、あれは特殊な訓練を受けた方でないと全てを聞き取る事が難しかった筈ですので要点に補足を加えてお話を致しますね」
兄上の腹の底から滲み出るような今回の呟きは、他の人よりも聞く頻度の高い俺でも若干聞き取れないところがあったが、大体は押さえたはずだ。それを元に言葉のボールを投げつけていこう。
「時系列的には10年程遡ります。メロディアス侯爵令息の弟君、ファルムファス・メロディアス少年。彼は確かに事故にはあいましたが、存命。生きております」
正確には、創世神であるラキアータ様が俺の魂をファルムファス少年の体にぶち込んだため、対外的には死んでいない扱いになっているという話だが、それは今公開する話じゃない。
「かの事故は魔王の仕業ではなく、第二王子のお命を狙う不届き者の企みに巻き込まれたものと聞いております」
アリナ嬢とアーデルハイド殿下が「そんな馬鹿な!」って顔をした。
考えていることはそれぞれ違うのだろうが、トゲ付きの魔球をぶち込んでやった気分だ!イェイ!
事故の真相は今回の騒動が起きる前に調べて判っていたことだ。
メロディアスの家族からは「不幸な事故」と聞かされてはいたが、やっぱり知っておきたいと独自調査した結果だ。
神様の力という超チートを使って事故前後の時間を覗き見するというズルい技を使ったんだが、その後の勢力調査なんかは頑張ったんだぞ。
なんだかんだ手を尽くして調べた後、父上の執務室に調査済みの資料が置かれていたのを見つけた時には膝から崩れ落ちたけど。
父上も上から「事故です」ってバッサリ切られたの納得出来なかったんだろうな。息子が巻き込まれたのだから仕方がない。
持てる能力フルに使いました!ってくらい詳細が書かれていたので、もうこの事件に関しては「父上が調べたのを見ました」って聞かれたら言う。
俺も頑張ったけど「体は幼児、頭脳は大人」では限界があったわ。某少年探偵の様にはいかない。現実だもの。
まあ、この場で「父の功績です!」とか自分の話をするのもおかしいので「聞いた話」ですよ。って濁しておくことに。
アリナ嬢にとっては、ゲームシナリオが根本から覆されたのだから驚きしかないだろうな。ハハッ、ざまぁ!
「あら、わたくしのエスコート役は不満?」
「とんでもないこうえいです!」
グッダグタの茶番から二週間。
俺は今、仕切り直し開催の卒業パーティ会場に義姉上と共に来ている。
茶番の二日後に招待状が届くとか「前から仕込んでましたよ!」っていうのが明らかな所業でしたが、まあそこは目をつぶろう。
問題は俺だ。なんという場違い。しかも着せられてるのが長身な兄上の制服だから、明らかにオーバーサイズ。
袖とか丈とかかなり折ったからカッコ悪いし動きにくい。
せめて俺のサイズにあった服にしてくれないかな?
義姉上がご機嫌なのがなんともいえない感情になる…
これも全て、アーデルハイド殿下って御方の仕業なんだ…(ギリッ)
しかも本人は「立太子の式典準備があるから☆」って来ないとかいう…
なんの嫌がらせか。
義姉上のエスコートという名目の強制連行に、俺は俎上の鯉ってこんな気持ちなんだろうな、と軽く意識を飛ばしている。
今じゃないことを考えて気を逸らそう。そうだ、そうしよう。
思い返すのは茶番終了後の事だ。
やっと帰れる!と喜んでいたら流れるように馬車に乗せられ、王宮の敷地の隅にひっそりと佇む塔に連れ込まれた。
その塔は階段がなくて、魔法を使ってエレベーターの様に最上階まで登る仕組みにはちょっと感動したが、ギミック見せびらかすにしてはおかしい…そうか、ここは要人を幽閉する場所か!とか思っていたら、そこにいたアリナ嬢の前にポイと押し出された。
お互い「?」状態ですが?
俺から話すことなんて特に無いし、そもそも話が通じない相手だぞ?
俺を連れてきた後、少し離れた所(声は聞こえる範囲)で見ているアーデルハイド殿下に「どういう事ですか?」と視線を送れば「積もる話があると思って」とにこやかに返ってくる。
いやいや、何もないよ!
アリナ嬢を見ると、さんざんごねた後なのだろう。ムスッとした顔に疲労が滲んでいるのがみえる。俺も疲れています。帰して下さい。
柔らかそうなクッションを抱きしめながらこちらを警戒しており、一応話は聞いているような感じはする。
さっきの今なので、通じるとは思わない方がいいか。
「ええと、先程ぶりではありますが、覚えておられますでしょうか?」
このまま頭の中だけであれこれ考えるより、声を掛けて進展を試みた方がいいよな。
何か言わないと帰れそうにないし。
「何よ!私が悪いっていうの?私は聖女よ!聖女!尊い存在なのよ!」
………やっぱり通じないじゃないか。
物陰の向こうからギャンギャン吠えまくる室内小型犬の幻がみえるわぁー…
なんでウィー君お部屋に帰しちゃったんですか殿下ぁー
暫くアリナ嬢が「我聖女ぞ!」とキャンキャン喚くのを聞き流し(ちゃんと聞くとか疲れる)、そろそろお疲れかな?というタイミングでこちらの言い分をぶつけてみた。
「貴女様が聖女なのは解っております。聖女召喚の儀式に参加していましたので」
「だったら何よ!」
うん。まだキャンキャン言う元気あるな。
「ここは、貴女様の仰るゲーム世界ではございません」
「…………は?……」
よし。黙ったぞ。畳み込むチャンスだ。
「メロディアス侯爵令息の呟きがほぼ答えになってしまうのでしょうが、あれは特殊な訓練を受けた方でないと全てを聞き取る事が難しかった筈ですので要点に補足を加えてお話を致しますね」
兄上の腹の底から滲み出るような今回の呟きは、他の人よりも聞く頻度の高い俺でも若干聞き取れないところがあったが、大体は押さえたはずだ。それを元に言葉のボールを投げつけていこう。
「時系列的には10年程遡ります。メロディアス侯爵令息の弟君、ファルムファス・メロディアス少年。彼は確かに事故にはあいましたが、存命。生きております」
正確には、創世神であるラキアータ様が俺の魂をファルムファス少年の体にぶち込んだため、対外的には死んでいない扱いになっているという話だが、それは今公開する話じゃない。
「かの事故は魔王の仕業ではなく、第二王子のお命を狙う不届き者の企みに巻き込まれたものと聞いております」
アリナ嬢とアーデルハイド殿下が「そんな馬鹿な!」って顔をした。
考えていることはそれぞれ違うのだろうが、トゲ付きの魔球をぶち込んでやった気分だ!イェイ!
事故の真相は今回の騒動が起きる前に調べて判っていたことだ。
メロディアスの家族からは「不幸な事故」と聞かされてはいたが、やっぱり知っておきたいと独自調査した結果だ。
神様の力という超チートを使って事故前後の時間を覗き見するというズルい技を使ったんだが、その後の勢力調査なんかは頑張ったんだぞ。
なんだかんだ手を尽くして調べた後、父上の執務室に調査済みの資料が置かれていたのを見つけた時には膝から崩れ落ちたけど。
父上も上から「事故です」ってバッサリ切られたの納得出来なかったんだろうな。息子が巻き込まれたのだから仕方がない。
持てる能力フルに使いました!ってくらい詳細が書かれていたので、もうこの事件に関しては「父上が調べたのを見ました」って聞かれたら言う。
俺も頑張ったけど「体は幼児、頭脳は大人」では限界があったわ。某少年探偵の様にはいかない。現実だもの。
まあ、この場で「父の功績です!」とか自分の話をするのもおかしいので「聞いた話」ですよ。って濁しておくことに。
アリナ嬢にとっては、ゲームシナリオが根本から覆されたのだから驚きしかないだろうな。ハハッ、ざまぁ!
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