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行ってみたいな!あちこちへ
147 女体化!?
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消えた女神さまに続いて三猿も飛び去って行く。
置いてけぼり…
転移で戻るから良いんだけどさ。
ストゥとティスを思い描いて転移した。
…はずだった。
—————— 良くやった!
《 ありがとう、我が子よ 》
—————— おかげでこの手を離す事が出来る。
結局、なぜ動けなかったんですか?
—————— うむ! 戦と病で子らが減り、妻が哀しむので子らを増やすため女を増やそうとした。
男性を増やしても女性が増えなければ出生数は増えないもんね。
—————— だが我は男にしか力が届かぬ。そこで男を減らすよう押さえつけたのだ。だが…
《 押さえつけられれば反発するもの。男達は勢いを増し、結果、女が圧迫される形になった 》
—————— それが現在の出生比8:2だ。全力で押さえてこれだから離したら…
それで女性に力を届けられるウィタさまの力が必要なのか。
《 私が女に力を注げば暴走する男達に対抗できる、と言う事です 》
ウィタさまがダジャレ神に寄り添ったような感じがする。話は出来るけど姿は見えないのではっきりは分からないけど。
《 これからは 見守るのよ? 余計な手出しは不要、とうに独り立ちした子らを 縛ってはいけないの 》
—————— 私が悪かった。これからは共に見守ろう。
ぽうっと白い光が見えて、黒い光(?)がそれを押して行く。せめぎ合い、揺れ動き、落ち着いたころ神さま達の声がした。
—————— 客人よ。感謝する。これで…これ…っ???
《 あらまぁ。今まで押さえつけられて 鬱憤が堪っていたのかしら? 》
—————— 手を出してはならぬのか。
《 だめですよ 》
白い光はすっかりと黒い光に被われていた。
これってどうなるの?
—————— わからぬ。だが、きっとこれも良い事だ。礼として、世界の調和を見届けたお主の望みを叶えよう。
望み?
現状維持くらいだけど…チビが自由に行き来できるようになったら嬉しいけど!
—————— チビとやらの事は時に任せよ。お主の望みは…楽しみだな。
《 末永く 幸せに 》
—————— 今のように幸せであれ
眩しい光に包まれて気がつけばストゥとティスの所に転移していた。時間は経ってないっぽい。
「どうした?どうだった?」
「名前は呼べたのですか?」
そうだ、報告しなくちゃ!
ここでは何なので転移してモディさんの宿に行く。ちょうど部屋が開いていたので1泊させてもらう事になった。ちゃんと無料だって。
「それでね…」
俺は女神さまを呼べた事、女神さまが伴侶の元へ帰った事、この国の出生比率が8:2になった理由を話した。
「ではこれからは男女比が同じになって行くのですね。」
「うん、たぶんだけど…」
「何が変わるんだ?」
何が変わるんだろう…?
「恐らくですが…女性を2人産むまで子を生す必要がなくなるので、少年の家が無くなります。」
「自然に男ばっかり生まれる家もあるよ?」
「それでも女性ばかり生まれる家も出て来るのでしょう?」
こどもを手放す事に抵抗を感じない親はいないのだから、養えるだけ産めば良い、って…なるほど!後は一時的な出生率の低下くらいだろうけどそれはまた復活するだろう。
「良い事だよね?」
「良い事ですよ。」
仕事を終えた達成感といちゃらぶのせいで「俺の願い」の事をすっかり忘れていた。
翌日、目が覚めると熱っぽくて節々が痛い。だるくて動けない。
インフルエンザか魔力切れって感じだけど魔力はなくなってないし…
動けないからこのまま数日泊ろうと思ってたんだけど予約が入っているそうで部屋を開けないといけない。月日の感覚がなくなってたけど、もう年の暮れだ。新年を迎えるにあたってここを利用する人はたくさんいる。道が広くなったから尚更だ。
普通のダブルの部屋に移してもらって寝込む。
お医者さんを呼んでくれて診てもらったけど原因不明。過労かな?と栄養剤を置いて良く休むようにと言って帰って行った。
ストゥとティスはしっかり食べて来てね。
うとうとしては目を覚まし、うつらうつらしてはぼーっとする。寝てるのか起きてるのかよく分からない。身体が熱い。身体が痛い。
そんな状態で数日を過ごし、治ったのは元日だった。
「ストゥ、ティス!おはよう!もう身体痛くないよ!!」
ストゥもティスも憔悴している。俺はなんと3日も寝込んでいて、2人とも心配でずっと寝てなかったんだって!
「心配かけてごめんね?」
「まず水を飲め。それから食べられそうなら食堂へ行くぞ。モディも心配してる。」
「うん。じゃぁ着替えるね。」
お水を貰って飲んだ途端にのどの渇きが意識されて3杯も飲んだ。そして慌てたせいかちょっと溢れた。
「つめた!いいや、着替えちゃおう。」
ボタンを外して寝間着を脱ぐ。
…んん???
寝込んでる間に…太った?
「タケル…その…」
「その…胸…は…?」
「………太った?」
いや違う!
そんなはずない!
まさかと思って股間を確認すると…ない。
いくら控えめサイズと言っても見逃すはずがない俺の…ち…
そしてその先には覚えのない感触が…!!
俺が固まっているとストゥが残りの衣服を剥ぎ取った。
「これは…」
「もしかして…」
何で?
確かに身体中痛くてどうにかなっちゃいそうだったよ!
でもまさか…突然…
あ… もしかして…
ダジャレ神の言ってた俺の願いって…ストゥとティスのこども産んであげられたらなって思ってたから?
そんなの忘れてたよ!別に養子貰ったって良いんだし!産むって…
「ちょっとホゾへ行って神さまに聞いてくる!」
俺は転移しようとしたんだけど…できなかった。
魔力がどこかに抜けてしまうような感じで転移できない。試しに火の魔術を使おうとしてもダメ。地の魔術もダメ。水辺の王の加護のおかげか浄化だけは出来た。結界すら張れない。
どうしたらいいんだろう?
「チビにからあいらに聞いてもらったら分かる…かも知れない…?」
メッセージを送ってみた。
《身体が変わっちゃって魔術が使えないの。あいらに何か分かるか聞いて見てくれる?》
『あいらには分からないから、パテルに説明させるって。』
《パテルって?》
『わかんない』
話の流れから行くとパテルはダジャレ神の事かな?
身体のサイズはほとんど変わってないのでいつもの服を着て食堂へ降りた。
…あるべきものが無いのって落ち着かない…
モディさんに元気になった事を伝え、部屋に戻ってシャワーを浴びる。心が追いつかないから、シャワーは1人で浴びた。
見下ろす身体に違和感しか無い。
心なし声も高くなっている。
性同一性障害ってこんな感じ?
いつまでも出て来ない俺を心配してティスが迎えに来た。呆然としてなすがままな俺の身体はすっかり冷えていた。俺、自分はもっと能天気だと思ってたんだけど…
胸はAカップくらいだからまだしも、股間が辛い。
浄化で乾かしてもらってベッドに入る。
左右を挟んでもらってティスにストゥにすり寄っては安心する。
やがて睡魔がやって来て俺を眠りの縁へと導いた。
—————— 女体はどうだ!?
貴方の仕業ですか?
—————— 願いを叶えたぞ。
願ってません。
—————— 願いに力を与えたのだ。
俺が心の中で願っていた?
—————— そうだ。
でも受け入れられません。
—————— その身体になるために無限の魔力で身体中の細胞を補完している。
元に戻して下さい。
—————— 良いのか?
妊娠も出産も心が耐えられそうにありません。
—————— そうか。だが身体に負担がかかる。7日後…元に戻そう。
7日後…分かりました。お願いします。
—————— 魔術は元に戻るまで使えない。7日後に最後の確認に来る。考えておけ。
………はい。
ずっと付き添っててくれたせいで消耗してたのか、珍しくストゥがまだ寝てる。もう少し寝かせておこうとベッドの中で考える。
こどもは育てたい。
育てられる自信は無い。
女性の身体でセックスをする…?
無理。ちょっと触っただけで違和感に涙が出てくる。
無限の魔力で細胞を変化させてる?染色体を補っているのか?
2人はどう思ってるんだろう?
ここまで考えてトイレが我慢できなくなったのでベッドから起き出す。
…玄武の加護で簡単な浄化は出来るので助かった。
浄化に馴れちゃうとトイレットパーパーだとスッキリしないのはウォシュレット使ってれば分かるよね?
部屋に戻るとストゥが起きていた。
「おはよ」
「おはよう」
夢の中で聞いた話を伝えるとストゥは1も2も無く男に戻れば良い、と言ってくれた。こどもは欲しいし俺であれば性別は関係ない、とは思うけど付いてないと少しがっかりするんだって。
ティスにも聞かなくちゃ。
ティスを起こすと安定のキス魔で、それは良いんだけど身体を弄られた。
ばっちーーーーーーん!!
「ティスのばかぁ!!」
ぼーっとするティスを放置してストゥにしがみつく。
1番触られたくないとこ触られた…
寝ぼけてるだけだから悪気が無いのは分かってるけど、イヤなものはイヤ。
元に戻るまで起こしてあげない!!
ひっぱたかれて目を覚まし、俺が泣きながらストゥにしがみついているを見て徐々に覚醒し、泣いている理由を知って落ち込むティス。
ティスは悪くないんだけど!
悪いのはパテル。本当に余計な事しかしないんだから!!
朝食を食べて帰る準備。
転移できないし、7日間では王都には帰れないので西の町へ戻る事にした。
そして歩いてみて…困惑した。
男物の下着は食い込む。
伸縮性のある生地なら大丈夫かも知れないけど普通のトランクスだからね。
休憩ポイントでテントを張って着替える。ストゥが褌を締めてくれた。
細身のズボンではごそごそするのでティスのズボンを借りて裾を折り返す。ブーツを履けば旅装束としては違和感なし!良かった、全然違う。
西の町に着いた頃は真っ暗だった。
こんな時間にケリルさんちに行くのは気が引けるのでギルドの宿屋に泊まる。
ギルドの食堂がお酒臭かったので夕食はお酒の匂いのキツくない酒場を探して食べた。前よりは免疫ついたと思うんだけど…申し訳ない。
置いてけぼり…
転移で戻るから良いんだけどさ。
ストゥとティスを思い描いて転移した。
…はずだった。
—————— 良くやった!
《 ありがとう、我が子よ 》
—————— おかげでこの手を離す事が出来る。
結局、なぜ動けなかったんですか?
—————— うむ! 戦と病で子らが減り、妻が哀しむので子らを増やすため女を増やそうとした。
男性を増やしても女性が増えなければ出生数は増えないもんね。
—————— だが我は男にしか力が届かぬ。そこで男を減らすよう押さえつけたのだ。だが…
《 押さえつけられれば反発するもの。男達は勢いを増し、結果、女が圧迫される形になった 》
—————— それが現在の出生比8:2だ。全力で押さえてこれだから離したら…
それで女性に力を届けられるウィタさまの力が必要なのか。
《 私が女に力を注げば暴走する男達に対抗できる、と言う事です 》
ウィタさまがダジャレ神に寄り添ったような感じがする。話は出来るけど姿は見えないのではっきりは分からないけど。
《 これからは 見守るのよ? 余計な手出しは不要、とうに独り立ちした子らを 縛ってはいけないの 》
—————— 私が悪かった。これからは共に見守ろう。
ぽうっと白い光が見えて、黒い光(?)がそれを押して行く。せめぎ合い、揺れ動き、落ち着いたころ神さま達の声がした。
—————— 客人よ。感謝する。これで…これ…っ???
《 あらまぁ。今まで押さえつけられて 鬱憤が堪っていたのかしら? 》
—————— 手を出してはならぬのか。
《 だめですよ 》
白い光はすっかりと黒い光に被われていた。
これってどうなるの?
—————— わからぬ。だが、きっとこれも良い事だ。礼として、世界の調和を見届けたお主の望みを叶えよう。
望み?
現状維持くらいだけど…チビが自由に行き来できるようになったら嬉しいけど!
—————— チビとやらの事は時に任せよ。お主の望みは…楽しみだな。
《 末永く 幸せに 》
—————— 今のように幸せであれ
眩しい光に包まれて気がつけばストゥとティスの所に転移していた。時間は経ってないっぽい。
「どうした?どうだった?」
「名前は呼べたのですか?」
そうだ、報告しなくちゃ!
ここでは何なので転移してモディさんの宿に行く。ちょうど部屋が開いていたので1泊させてもらう事になった。ちゃんと無料だって。
「それでね…」
俺は女神さまを呼べた事、女神さまが伴侶の元へ帰った事、この国の出生比率が8:2になった理由を話した。
「ではこれからは男女比が同じになって行くのですね。」
「うん、たぶんだけど…」
「何が変わるんだ?」
何が変わるんだろう…?
「恐らくですが…女性を2人産むまで子を生す必要がなくなるので、少年の家が無くなります。」
「自然に男ばっかり生まれる家もあるよ?」
「それでも女性ばかり生まれる家も出て来るのでしょう?」
こどもを手放す事に抵抗を感じない親はいないのだから、養えるだけ産めば良い、って…なるほど!後は一時的な出生率の低下くらいだろうけどそれはまた復活するだろう。
「良い事だよね?」
「良い事ですよ。」
仕事を終えた達成感といちゃらぶのせいで「俺の願い」の事をすっかり忘れていた。
翌日、目が覚めると熱っぽくて節々が痛い。だるくて動けない。
インフルエンザか魔力切れって感じだけど魔力はなくなってないし…
動けないからこのまま数日泊ろうと思ってたんだけど予約が入っているそうで部屋を開けないといけない。月日の感覚がなくなってたけど、もう年の暮れだ。新年を迎えるにあたってここを利用する人はたくさんいる。道が広くなったから尚更だ。
普通のダブルの部屋に移してもらって寝込む。
お医者さんを呼んでくれて診てもらったけど原因不明。過労かな?と栄養剤を置いて良く休むようにと言って帰って行った。
ストゥとティスはしっかり食べて来てね。
うとうとしては目を覚まし、うつらうつらしてはぼーっとする。寝てるのか起きてるのかよく分からない。身体が熱い。身体が痛い。
そんな状態で数日を過ごし、治ったのは元日だった。
「ストゥ、ティス!おはよう!もう身体痛くないよ!!」
ストゥもティスも憔悴している。俺はなんと3日も寝込んでいて、2人とも心配でずっと寝てなかったんだって!
「心配かけてごめんね?」
「まず水を飲め。それから食べられそうなら食堂へ行くぞ。モディも心配してる。」
「うん。じゃぁ着替えるね。」
お水を貰って飲んだ途端にのどの渇きが意識されて3杯も飲んだ。そして慌てたせいかちょっと溢れた。
「つめた!いいや、着替えちゃおう。」
ボタンを外して寝間着を脱ぐ。
…んん???
寝込んでる間に…太った?
「タケル…その…」
「その…胸…は…?」
「………太った?」
いや違う!
そんなはずない!
まさかと思って股間を確認すると…ない。
いくら控えめサイズと言っても見逃すはずがない俺の…ち…
そしてその先には覚えのない感触が…!!
俺が固まっているとストゥが残りの衣服を剥ぎ取った。
「これは…」
「もしかして…」
何で?
確かに身体中痛くてどうにかなっちゃいそうだったよ!
でもまさか…突然…
あ… もしかして…
ダジャレ神の言ってた俺の願いって…ストゥとティスのこども産んであげられたらなって思ってたから?
そんなの忘れてたよ!別に養子貰ったって良いんだし!産むって…
「ちょっとホゾへ行って神さまに聞いてくる!」
俺は転移しようとしたんだけど…できなかった。
魔力がどこかに抜けてしまうような感じで転移できない。試しに火の魔術を使おうとしてもダメ。地の魔術もダメ。水辺の王の加護のおかげか浄化だけは出来た。結界すら張れない。
どうしたらいいんだろう?
「チビにからあいらに聞いてもらったら分かる…かも知れない…?」
メッセージを送ってみた。
《身体が変わっちゃって魔術が使えないの。あいらに何か分かるか聞いて見てくれる?》
『あいらには分からないから、パテルに説明させるって。』
《パテルって?》
『わかんない』
話の流れから行くとパテルはダジャレ神の事かな?
身体のサイズはほとんど変わってないのでいつもの服を着て食堂へ降りた。
…あるべきものが無いのって落ち着かない…
モディさんに元気になった事を伝え、部屋に戻ってシャワーを浴びる。心が追いつかないから、シャワーは1人で浴びた。
見下ろす身体に違和感しか無い。
心なし声も高くなっている。
性同一性障害ってこんな感じ?
いつまでも出て来ない俺を心配してティスが迎えに来た。呆然としてなすがままな俺の身体はすっかり冷えていた。俺、自分はもっと能天気だと思ってたんだけど…
胸はAカップくらいだからまだしも、股間が辛い。
浄化で乾かしてもらってベッドに入る。
左右を挟んでもらってティスにストゥにすり寄っては安心する。
やがて睡魔がやって来て俺を眠りの縁へと導いた。
—————— 女体はどうだ!?
貴方の仕業ですか?
—————— 願いを叶えたぞ。
願ってません。
—————— 願いに力を与えたのだ。
俺が心の中で願っていた?
—————— そうだ。
でも受け入れられません。
—————— その身体になるために無限の魔力で身体中の細胞を補完している。
元に戻して下さい。
—————— 良いのか?
妊娠も出産も心が耐えられそうにありません。
—————— そうか。だが身体に負担がかかる。7日後…元に戻そう。
7日後…分かりました。お願いします。
—————— 魔術は元に戻るまで使えない。7日後に最後の確認に来る。考えておけ。
………はい。
ずっと付き添っててくれたせいで消耗してたのか、珍しくストゥがまだ寝てる。もう少し寝かせておこうとベッドの中で考える。
こどもは育てたい。
育てられる自信は無い。
女性の身体でセックスをする…?
無理。ちょっと触っただけで違和感に涙が出てくる。
無限の魔力で細胞を変化させてる?染色体を補っているのか?
2人はどう思ってるんだろう?
ここまで考えてトイレが我慢できなくなったのでベッドから起き出す。
…玄武の加護で簡単な浄化は出来るので助かった。
浄化に馴れちゃうとトイレットパーパーだとスッキリしないのはウォシュレット使ってれば分かるよね?
部屋に戻るとストゥが起きていた。
「おはよ」
「おはよう」
夢の中で聞いた話を伝えるとストゥは1も2も無く男に戻れば良い、と言ってくれた。こどもは欲しいし俺であれば性別は関係ない、とは思うけど付いてないと少しがっかりするんだって。
ティスにも聞かなくちゃ。
ティスを起こすと安定のキス魔で、それは良いんだけど身体を弄られた。
ばっちーーーーーーん!!
「ティスのばかぁ!!」
ぼーっとするティスを放置してストゥにしがみつく。
1番触られたくないとこ触られた…
寝ぼけてるだけだから悪気が無いのは分かってるけど、イヤなものはイヤ。
元に戻るまで起こしてあげない!!
ひっぱたかれて目を覚まし、俺が泣きながらストゥにしがみついているを見て徐々に覚醒し、泣いている理由を知って落ち込むティス。
ティスは悪くないんだけど!
悪いのはパテル。本当に余計な事しかしないんだから!!
朝食を食べて帰る準備。
転移できないし、7日間では王都には帰れないので西の町へ戻る事にした。
そして歩いてみて…困惑した。
男物の下着は食い込む。
伸縮性のある生地なら大丈夫かも知れないけど普通のトランクスだからね。
休憩ポイントでテントを張って着替える。ストゥが褌を締めてくれた。
細身のズボンではごそごそするのでティスのズボンを借りて裾を折り返す。ブーツを履けば旅装束としては違和感なし!良かった、全然違う。
西の町に着いた頃は真っ暗だった。
こんな時間にケリルさんちに行くのは気が引けるのでギルドの宿屋に泊まる。
ギルドの食堂がお酒臭かったので夕食はお酒の匂いのキツくない酒場を探して食べた。前よりは免疫ついたと思うんだけど…申し訳ない。
0
「連れて行きたい日本へ」で
ストゥとタケルがラブホに行った時のいちゃいちゃが読めます。
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