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行ってみたいな!あちこちへ
133 上級冒険者試験
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無駄な情報を耳に入れる事なくファケレさんが試験に挑む。
あんな情報、絶対に要らない!
いよいよ試験の日。
見学も申請してあれば許可が降りるのでストゥ、ティス、俺、アドさんで見学。
王都のギルドの闘技場と違ってここは外に闘技場がある。綺麗な秋晴れが心地良い。
試験官は見覚えのある人が1人、知らない人が2人。見覚えのある人はソノールス公爵、前王陛下だった。
「若者よ!よくぞ上級冒険者へ名乗りを上げた!その称号に相応しい力量を持つ事をここに示せ!いざ、尋常に勝負!!」
え?
試験て勝負なの?
試験官達はいきなり3人同時に武器を振るい、剣圧と拳圧と…蹴り技の圧力ってなんて言うんだろう?それを飛ばしてカマイタチの3連撃だ。
ファケレさんは危なげなく避ける。
2度3度カマイタチを仕掛けてから一気に距離を詰めた。
1人を躱し、1人を受け流し、1人を受け止める。すぐに弾き飛ばされて転がって態勢を立て直す。
そこからファケレさんが攻撃を仕掛けると相手が白刃どりして叫んだ。
「第1問!ワイバーンの群れは主にいくつある?」
「3地方合わせて8つ!」
「正解!」
ガッと足を払われてよろけた隙に距離を取られる。次の人がファケレさんの剣を足でいなしながら叫ぶ。
「第2問!狂い咲きの精霊樹の対処法は?」
「急所に銀の杭を打ち込み過剰摂取した魔力を放出させる!」
吸血鬼か!
「これが試験?」
「そうだ。3人の試験官と戦いながら知識を試される。それと、10問ごとに攻撃が変化して魔術も出てくるし2人、3人の同時攻撃になる。そして100問正解すれば合格、3問間違えたらそこで終了だ。」
「しかも時々どうでも良い質問を混ぜて惑わします。」
「第7問!今何問目?」
ベタだな!!
「何問目!」
「はずれ!」
あるある!
そんな感じで37問目に3回目の不正解が出て試験終了。
「せめて50問は答えられるようになってから出直して来い!」
はじめての上級試験は呆気なく終わった。
「まるっきり歯が立たなかったぁ…」
へばるファケレさん。
でも治癒は断られたのでそのままにして、お昼をアドさんのお店に食べに行くことになった。
なんだかお店が騒がしい。
「挑戦をしに来たのになんじゃぁ!」
どうしたのかと思ったら「アドさんに挑戦」をしたいらしい。しかもこの声は…ソノールス公爵だ。
アドさんが急いで行って声をかける。
「お待たせして申し訳ない。私がアドです。挑戦しますか?」
「おう!待っとったぞ!」
「では、早速。」
挑戦用に作られた腕相撲台でガッチリと手を握り、不敵にニヤリと笑う公爵。
「ファイッ!」
「ふぬぅぅぅ…」
「うぐぐ…が…」
「「うががが…」」
「ガァッ!」
ダンッ!
「ま…参りました…」
アドさんが負けた…
さすがソノールス公爵、王様にも勝ったんだもんね。
「さすがです。」
「お主もなかなかやるな。冒険者のようだが上級試験で見た事はない…中級なのか?」
「…はい。」
「なぜ上級を受けないんじゃ?」
「あの試験に受かる気がしませんし、中級で不具合がありません。ファケレは11月の結婚式までに上級にりたいそうですが…。」
「そうか。」
その後、他の試験官も挑戦して全員勝って豪快に食べて帰った。
ただ、画伯の絵を当てられなかった事が納得いかなかったようでまた来るらしい。
俺たちも食べようと、それぞれ注文した。画伯が描いてくれたのはハエみたいな羽の3本足のワイバーンだった。耳付いてるし!
「ファケレさん、勉強もしてたの?」
「してたよー。ギルドに“上級試験に出る問題集”ってのがあるからそれ読んでたよ。」
そうだったんだ。稽古して酒盛りもしてイーリスといちゃいちゃして勉強までしてたなんて凄い!
それから1週間、ソノールス公爵達は毎日来てはアドさんに挑戦し、勝ってタダで食事をしていく。そして画伯に挑戦しては負けて悔しがって帰ると言う行動を繰り返した。
そして8日目。
ケリル家に来てファケレさんを鍛えてやる!と言った。試験官がそんな事して贔屓だと思われない?
「鍛えたからと言って試験を甘くする訳ではないから安心しろ!」
それからはティスも参加して魔術攻撃が加わり、時々俺も指示されて足場を砕いたり盛り上げたりして手伝った。ファケレさんは毎日ぼろぼろだ。
「オレはうっかり手を抜いてたようだな。ありがとうございます、ソノールス公爵。」
「全くじゃ!こんなに手数が揃っていながら何をしとったのか。仲間の力を集めて練り上げ、数倍に高めるのがお前の役目じゃろうが!」
たしかに部活っぽくなってたかも知れない。
多少、無理して怪我したとしても治癒できちゃうんだもんね。甘かった…
絶対、上級試験なんて受けないぞ!
さらに特別に模擬試験までしてくれて、あっという間に1ヶ月が過ぎて、ファケレさんがふてぶてしくなった…かも。
今日もみんなで見学。
さらにローサさんとイーリスも見学。
前回よりファケレさんに余裕ができてクイズ…じゃなくて試験問題の答えもちゃんと答えられてる。30問を過ぎてもまだまだ余裕。
「35問!地の竜は最大何メートル?」
「過去最大は2.6メートル!」
「正解!」
「36問!紅眼蛙の目は何色?」
「オリーブ色!」
「正解!」
「37問!アドラーティ王妃の弱点は?」
「えぇっ!?し、知らない!!」
「正解!」
それで正解!?
「適当な事を言うと告げ口されるんだ。」
「そしてその通りの弱点が、言った本人に発生する呪いをかけられます。」
「ティスは何て言ったの?」
「ネズミを怖がると言ったら丸3日ネズミに襲われ続けました。」
怖い!王妃様怖い!!
と、喋っているうちに40問を越え、50問を越え、動きが目で追い辛くなって来た。
「58問!確認されて居る魔獣は全部で何種類?」
「151種類!!」
「不正解!152種類だ!!」
pケモン!?
60問で不正解1つ。これは行けるかも知れない!!
って、油断したかも知れない。
70問目に届かず、攻撃を受けてダウン。10カウントで試験続行不可能。
「まだまだじゃな。」
「うぅ…」
「まだまだ鍛えねばならんな!」
そう言って結婚式の日取りを聞いて去って行った。
「ダメだった…」
寝転んだまま呟く声に悔しさが滲んでいた。
いつも飄々としていて受かれば良いな、って感じに聞こえてたけど本気だったんだね。かっこつけたいだけ、何て言って…
「ファケレ様!」
イーリスが駆け寄ってポーションを掛けている。ちょっと掛け過ぎじゃないかな?
あっ、ほら咽せた。
隣ではローサさんがアドさんにあんな危ない事しないで下さいね、って言ってるけど護衛だって危ないと思うんだよね。今は店長か。
3組合同結婚式の予定にはなってないけど、参列用として採寸されてたからもしかしてアドさんの花婿用衣装も作ってるんじゃないかなぁ?
さすがに疲れたようでこの日は酒盛りもしなかった。
[ウェーヌ様、そっちに行ってない!?]
夜、那海からそんなメッセージが入った。
ウル様のフリをして王族としての仕事に行ってるんじゃないの?
[それが、誰も行き先を知らないんだよ!もう、3日も…しかもペルまで置いてったんだ!]
え?侍従のペルさんが離れるなんて、どうしたんだろう?
《で、ペルさんは何て?》
[行き先も知らないし、知っていても教えないって…]
《…嫌われるような事した?》
[そんな事してない!だいたい居なくなる直前だって愛してるって言ってくれたのに!]
気に入ってるとは思ったけど愛してるの?那海を?那海は?
[ぼ…ぼくは…そりゃぁ大好きだけど…でも愛ってよく分からないよ…]
日本人だもんね。むしろ愛してるって言われたら軽すぎて信用できないから、こっちの方が信じられるな。
《スキエンティア師には?聞いてみた?》
[誰?それ。]
《魔術の研究者で教授だよ。俺も教わったし、ウェーヌ様が助手をしてた。》
[明日、話を聞いて来る!]
《失礼が無いようにね!》
どうしたんだろう?
王族だからじゅうぶん強い、とは思うけど女性だから心配がない訳でもないよなぁ。でも探しようがないし…それにペルさんが探さないって事は案外近くに居るのかも?隠れて那海の反応を見てる…とか。
初めて会った頃のウェーヌ様ならやりそうだけど最近何だか可愛くなってたからどうかなぁ?
明日、会えたらソノールス公爵にも聞いてみよう。
「ストゥとティスはどう思う?」
「気まぐれか使命感か…」
「職探しかもしれませんよ?」
「え?職探し?」
王女様は結婚したら王家から抜けるので一般市民になるんだって。普通は貴族相手か裕福な商人相手が多いから問題ないけど、もし那海と結婚を考えてるなら自分で働こうとするんじゃないか、って。確かに那海が働いてウェーヌ様を養う様子は想像できないなー。
ウェーヌ様に出来そうな職業って何だろう?
冒険者にはなれそうだよね。あとスキエンティア師の助手はお給料もらえれば続けられるだろうし、美形で人当たりがいいからウェイターとかやっても人気でそう。
「少年の家の職員とかやったら子供に振り回されそうで面白いな。」
「ギルドの受け付けだと冒険者たちにからかわれて困惑しそうですね。」
いや、面白くなりそうな職業じゃなくてね…
あんな情報、絶対に要らない!
いよいよ試験の日。
見学も申請してあれば許可が降りるのでストゥ、ティス、俺、アドさんで見学。
王都のギルドの闘技場と違ってここは外に闘技場がある。綺麗な秋晴れが心地良い。
試験官は見覚えのある人が1人、知らない人が2人。見覚えのある人はソノールス公爵、前王陛下だった。
「若者よ!よくぞ上級冒険者へ名乗りを上げた!その称号に相応しい力量を持つ事をここに示せ!いざ、尋常に勝負!!」
え?
試験て勝負なの?
試験官達はいきなり3人同時に武器を振るい、剣圧と拳圧と…蹴り技の圧力ってなんて言うんだろう?それを飛ばしてカマイタチの3連撃だ。
ファケレさんは危なげなく避ける。
2度3度カマイタチを仕掛けてから一気に距離を詰めた。
1人を躱し、1人を受け流し、1人を受け止める。すぐに弾き飛ばされて転がって態勢を立て直す。
そこからファケレさんが攻撃を仕掛けると相手が白刃どりして叫んだ。
「第1問!ワイバーンの群れは主にいくつある?」
「3地方合わせて8つ!」
「正解!」
ガッと足を払われてよろけた隙に距離を取られる。次の人がファケレさんの剣を足でいなしながら叫ぶ。
「第2問!狂い咲きの精霊樹の対処法は?」
「急所に銀の杭を打ち込み過剰摂取した魔力を放出させる!」
吸血鬼か!
「これが試験?」
「そうだ。3人の試験官と戦いながら知識を試される。それと、10問ごとに攻撃が変化して魔術も出てくるし2人、3人の同時攻撃になる。そして100問正解すれば合格、3問間違えたらそこで終了だ。」
「しかも時々どうでも良い質問を混ぜて惑わします。」
「第7問!今何問目?」
ベタだな!!
「何問目!」
「はずれ!」
あるある!
そんな感じで37問目に3回目の不正解が出て試験終了。
「せめて50問は答えられるようになってから出直して来い!」
はじめての上級試験は呆気なく終わった。
「まるっきり歯が立たなかったぁ…」
へばるファケレさん。
でも治癒は断られたのでそのままにして、お昼をアドさんのお店に食べに行くことになった。
なんだかお店が騒がしい。
「挑戦をしに来たのになんじゃぁ!」
どうしたのかと思ったら「アドさんに挑戦」をしたいらしい。しかもこの声は…ソノールス公爵だ。
アドさんが急いで行って声をかける。
「お待たせして申し訳ない。私がアドです。挑戦しますか?」
「おう!待っとったぞ!」
「では、早速。」
挑戦用に作られた腕相撲台でガッチリと手を握り、不敵にニヤリと笑う公爵。
「ファイッ!」
「ふぬぅぅぅ…」
「うぐぐ…が…」
「「うががが…」」
「ガァッ!」
ダンッ!
「ま…参りました…」
アドさんが負けた…
さすがソノールス公爵、王様にも勝ったんだもんね。
「さすがです。」
「お主もなかなかやるな。冒険者のようだが上級試験で見た事はない…中級なのか?」
「…はい。」
「なぜ上級を受けないんじゃ?」
「あの試験に受かる気がしませんし、中級で不具合がありません。ファケレは11月の結婚式までに上級にりたいそうですが…。」
「そうか。」
その後、他の試験官も挑戦して全員勝って豪快に食べて帰った。
ただ、画伯の絵を当てられなかった事が納得いかなかったようでまた来るらしい。
俺たちも食べようと、それぞれ注文した。画伯が描いてくれたのはハエみたいな羽の3本足のワイバーンだった。耳付いてるし!
「ファケレさん、勉強もしてたの?」
「してたよー。ギルドに“上級試験に出る問題集”ってのがあるからそれ読んでたよ。」
そうだったんだ。稽古して酒盛りもしてイーリスといちゃいちゃして勉強までしてたなんて凄い!
それから1週間、ソノールス公爵達は毎日来てはアドさんに挑戦し、勝ってタダで食事をしていく。そして画伯に挑戦しては負けて悔しがって帰ると言う行動を繰り返した。
そして8日目。
ケリル家に来てファケレさんを鍛えてやる!と言った。試験官がそんな事して贔屓だと思われない?
「鍛えたからと言って試験を甘くする訳ではないから安心しろ!」
それからはティスも参加して魔術攻撃が加わり、時々俺も指示されて足場を砕いたり盛り上げたりして手伝った。ファケレさんは毎日ぼろぼろだ。
「オレはうっかり手を抜いてたようだな。ありがとうございます、ソノールス公爵。」
「全くじゃ!こんなに手数が揃っていながら何をしとったのか。仲間の力を集めて練り上げ、数倍に高めるのがお前の役目じゃろうが!」
たしかに部活っぽくなってたかも知れない。
多少、無理して怪我したとしても治癒できちゃうんだもんね。甘かった…
絶対、上級試験なんて受けないぞ!
さらに特別に模擬試験までしてくれて、あっという間に1ヶ月が過ぎて、ファケレさんがふてぶてしくなった…かも。
今日もみんなで見学。
さらにローサさんとイーリスも見学。
前回よりファケレさんに余裕ができてクイズ…じゃなくて試験問題の答えもちゃんと答えられてる。30問を過ぎてもまだまだ余裕。
「35問!地の竜は最大何メートル?」
「過去最大は2.6メートル!」
「正解!」
「36問!紅眼蛙の目は何色?」
「オリーブ色!」
「正解!」
「37問!アドラーティ王妃の弱点は?」
「えぇっ!?し、知らない!!」
「正解!」
それで正解!?
「適当な事を言うと告げ口されるんだ。」
「そしてその通りの弱点が、言った本人に発生する呪いをかけられます。」
「ティスは何て言ったの?」
「ネズミを怖がると言ったら丸3日ネズミに襲われ続けました。」
怖い!王妃様怖い!!
と、喋っているうちに40問を越え、50問を越え、動きが目で追い辛くなって来た。
「58問!確認されて居る魔獣は全部で何種類?」
「151種類!!」
「不正解!152種類だ!!」
pケモン!?
60問で不正解1つ。これは行けるかも知れない!!
って、油断したかも知れない。
70問目に届かず、攻撃を受けてダウン。10カウントで試験続行不可能。
「まだまだじゃな。」
「うぅ…」
「まだまだ鍛えねばならんな!」
そう言って結婚式の日取りを聞いて去って行った。
「ダメだった…」
寝転んだまま呟く声に悔しさが滲んでいた。
いつも飄々としていて受かれば良いな、って感じに聞こえてたけど本気だったんだね。かっこつけたいだけ、何て言って…
「ファケレ様!」
イーリスが駆け寄ってポーションを掛けている。ちょっと掛け過ぎじゃないかな?
あっ、ほら咽せた。
隣ではローサさんがアドさんにあんな危ない事しないで下さいね、って言ってるけど護衛だって危ないと思うんだよね。今は店長か。
3組合同結婚式の予定にはなってないけど、参列用として採寸されてたからもしかしてアドさんの花婿用衣装も作ってるんじゃないかなぁ?
さすがに疲れたようでこの日は酒盛りもしなかった。
[ウェーヌ様、そっちに行ってない!?]
夜、那海からそんなメッセージが入った。
ウル様のフリをして王族としての仕事に行ってるんじゃないの?
[それが、誰も行き先を知らないんだよ!もう、3日も…しかもペルまで置いてったんだ!]
え?侍従のペルさんが離れるなんて、どうしたんだろう?
《で、ペルさんは何て?》
[行き先も知らないし、知っていても教えないって…]
《…嫌われるような事した?》
[そんな事してない!だいたい居なくなる直前だって愛してるって言ってくれたのに!]
気に入ってるとは思ったけど愛してるの?那海を?那海は?
[ぼ…ぼくは…そりゃぁ大好きだけど…でも愛ってよく分からないよ…]
日本人だもんね。むしろ愛してるって言われたら軽すぎて信用できないから、こっちの方が信じられるな。
《スキエンティア師には?聞いてみた?》
[誰?それ。]
《魔術の研究者で教授だよ。俺も教わったし、ウェーヌ様が助手をしてた。》
[明日、話を聞いて来る!]
《失礼が無いようにね!》
どうしたんだろう?
王族だからじゅうぶん強い、とは思うけど女性だから心配がない訳でもないよなぁ。でも探しようがないし…それにペルさんが探さないって事は案外近くに居るのかも?隠れて那海の反応を見てる…とか。
初めて会った頃のウェーヌ様ならやりそうだけど最近何だか可愛くなってたからどうかなぁ?
明日、会えたらソノールス公爵にも聞いてみよう。
「ストゥとティスはどう思う?」
「気まぐれか使命感か…」
「職探しかもしれませんよ?」
「え?職探し?」
王女様は結婚したら王家から抜けるので一般市民になるんだって。普通は貴族相手か裕福な商人相手が多いから問題ないけど、もし那海と結婚を考えてるなら自分で働こうとするんじゃないか、って。確かに那海が働いてウェーヌ様を養う様子は想像できないなー。
ウェーヌ様に出来そうな職業って何だろう?
冒険者にはなれそうだよね。あとスキエンティア師の助手はお給料もらえれば続けられるだろうし、美形で人当たりがいいからウェイターとかやっても人気でそう。
「少年の家の職員とかやったら子供に振り回されそうで面白いな。」
「ギルドの受け付けだと冒険者たちにからかわれて困惑しそうですね。」
いや、面白くなりそうな職業じゃなくてね…
0
「連れて行きたい日本へ」で
ストゥとタケルがラブホに行った時のいちゃいちゃが読めます。
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