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行ってみたいな!あちこちへ
123 カップルがもう1組?
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そう言えば土木工事の依頼達成を報告してなかったので、今日はギルドへ行く事になった。
で、その予定を話したらティオがギルドへ行きたがる。
「大きくなったら何になるか、色んなお仕事、見たいんだもん!」
「商売人になるんじゃないの?」
「商売人も良いけど、冒険者も良いし、職人さんもかっこいいし…」
確かに工場見学とか小学校の頃からあったな。
食肉加工屋さんでウインナーとかお土産に貰ったのは美味しかった!
…じゃなくて。
仕事の裏方を見るのは大事だよね。
動物かわいい!で飼育員になったら毎日排泄物の掃除ばっかりとか、おしゃれなケーキを作るのに毎日大量の生クリームを泡立てて腕がムキムキになったりとか、試食で糖尿病とかは笑えないし…でも冒険者の苦労って…
ストゥとティスに守られて加護チートで楽をしてる俺には苦労の欠片もない。
「ストゥ!ティス!どうしよう?俺、こっち来てから何一つ苦労してないよ!」
しーん………
「ティオが将来のために冒険者ギルドに行きたいって話から、どうやったらそんな悩みが発生するんだ?」
「え?えーっと、華やかに見える仕事でも裏ではそれぞれ苦労があるよね、って考えてたら自分が何にも苦労してなくて…不安になっちゃった。」
なんでみんな笑うのー!?
娘さん達はそれぞれそっぽ向いて口を押さえてぷるぷるしてる。
それじゃぁ、社会勉強に行こう、と午後一緒に行く事になった。
料理教室は午前中のうちに。午後は野菜の切り方を自主練してるから大丈夫だってイーリスが言ってくれた。良い娘過ぎる!
なにかご褒美あげたい~!!
あ!写真!!
写真撮ってプレゼントしよう!
ファケレさんのかっこいい写真をあげたい!
…と思ったのにまだやられっ放しだし、疲れてぐったりしてる…
一応、撮っておこうかな…。
客人料理を教えるならば豆腐が欠かせないと思うんだけど、この町には豆腐屋さんがないから豆腐の味噌汁も冷や奴もおいなりさんも麻婆豆腐も作れない!!
食べたい…でも王都までは転移で2日はかかるし、味が落ちちゃう。
何とかこの町にも豆腐屋さんが店を出してくれないかなぁ?
よし!
後で豆腐の作り方を検索だ!
お昼は川魚のステーキ、夏野菜のテリーヌ…あれ?ゼリー寄せ、だっけ?
あとは料理長と相談して、スープの代わりに野菜ジュースとミートローフ。
ゼリー寄せの見た目の良さに、結婚式にも採用される事が決まった。
ギルドへはリーダーとしてストゥも行くと言うのでファケレさんも自主トレ。ギルドへ行くとティオが物珍しげにキョロキョロしているけど、子供がいるのは目立つので周りからも注目の的だ。
ストゥがカウンターに報告に行っている間、ティスから色々教えられる。
「ストゥが行っている所が受け付けで依頼を受けたり報告をしたり、素材の買い取りをしてくれます。そちらが掲示板で依頼が貼ってありますが名指しの依頼は張り出されません。」
「名指しの依頼?」
「有名な冒険者や知り合いの冒険者に依頼する場合、依頼料が高くなります。それを他人に見せる必要はありませんから。」
個人に向けた依頼があそこに貼ってあっても意味ないもんね。
あっちが食堂、2階には依頼の打ち合わせをする個室、3階以上には宿泊施設と…と説明が続く。そこに野太い声が割り込んだ。
「ぼうず!兄弟で見学か?おっちゃんが案内してやるぞ!」
大柄でムキムキでひげ面のおっちゃん。赤髪で手の甲まで生えた体毛は髪より少し暗い赤茶色。
人は良さそうだけど声が大きくて暑苦しい感じ。ティオが引いてる。
「アド、うちの依頼人を脅かすな。」
「あぁ?…ストゥか!久しぶりだな!」
この暑苦しい…もとい大柄な人はストゥの指導員だったそうだ。
試験が面倒で中級のままだけど、新人を見かけると面倒を見たがる人。ストゥもガチムチだけどストゥより一回りはボリュームのあるアドさんと並ぶと迫力が凄い。
ギルドの食堂で飲み物を飲みながら話そうぜ、って誘われた。
「ですが今日はこの子のギルド見学ですよ。」
「ギルドの職員になりたいのか?」
「ちがうよ。いろいろなお仕事に興味があるだけ。」
「ならおっちゃんの話も聞いとけ!」
「冒険者なら間に合ってる。」
ストゥに断られても良いから良いからと勝手に飲み物を注文して振る舞うアドさん。
ティオも話を聞きたいと言うから少し付き合う事になった。
「この子が依頼人だって?」
「もちろん依頼人は父親で商人のケリルだ。」
「!!ケリルんとこの赤ん坊か!でかくなったなぁ。」
「ぼく赤ん坊じゃないよ!」
「今はそうだな。俺はお前がちょうど生まれた時にケリルんとこの護衛の仕事をしてたんだ。」
そうだったんだ。その後しばらく他の町にいてこっちには夏至祭の後、久しぶりに戻って来たんだって。夏至祭の噂を聞いて祭りに来たかったってがっかりしてる。
「いいだろう?」
ストゥが青龍の鱗のロケット見せて自慢してる。ちょっと子供っぽい?
アドさんが欲しがるのを躱して見たがるティオに渡す。ティオがキラキラした目で受け取り、うっとりと見入っている。ロケットがぱかっと開いた。
…あぁ!!
それには俺の恥ずかしい写真が!
「あー、タケルかわいいー!」
「おっ、おっちゃんにも見せてくれ。」
見るだけなら良い、ってストゥが取り上げようとしないけど俺が恥ずかしいの!
「ティオ!見せないで!見ないで!!」
別に良いでしょ?って誰1人俺の恥ずかしさを分かってくれない。
「でも何故1人なんだ?2人とも入れとかないと妬かないか?」
「私はストゥの伴侶ではありませんから。」
「ミーティス先生はタケルが好きなんだよー。」
いつも通りの誤解を「ぼく知ってるもん!」と得意げに説明するティオ。
ティスが証拠とばかりにペンダントの中の写真を見せる。やめて!!
「と言う事は…その2人が絡む…「黙れ!」
ティオの前でなんて事言うんだ!
ストゥが殴って止めてくれた。ティオ怖くないかな?
「からむ?…人間がからむ???」
ツルが絡むのを想像したようで人間がクネクネになるなんて無理だよ?って。ティオ、そんな事に悩まなくていいから。
ケリルさんに挨拶に行くと言いだしてついてくる事になった。知り合いなら断る理由もない。
連れ立って家に帰るとお母さんがアドさんを大喜びで迎えた。
「まぁまぁ、ご無沙汰しておりました。お元気そうね。」
「奥さん相変わらずかわいいな。」
「まぁ、ほほほ…」
朗らかに笑うお母さんは小柄で童顔。年齢を聞いた事はないけど24歳の息子がいるなら40歳は過ぎてるはずだけど30そこそこにしか見えない。俺の感覚でそうなんだからこっちの人の感覚では20歳そこそこかも知れない。
「あっあっあっ…アド様!!」
次女のローサさんが駆け込んで来た。
アド様?
「お?…もしかしてローサか?大きくなったなぁ。あー、綺麗になった?」
なんで疑問形?
最後に会ったのがティオが生まれた時なら10年前だからローサさんは10歳?
「き…綺麗、ですか…?」
あれ?褒められたのに残念そう。
「立ち話も何ですからどうぞこちらへ。」
お母さんに誘導されてみんなでティータイム。イーリスもファケレさんも呼ばれた。
「イーリスはまだ可愛いな。」
「子供扱いしないで下さい。それに婚約者の前で馴れ馴れしくするのも失礼です。」
頭を撫でられてはたき落とす。
親戚のおっちゃんにしか見えないなぁ。
「イーリスが婚約?おねしょして泣い…「やめて下さい!!」
うん、完全に親戚のおっちゃん。
「あ、初めまして。イーリスと婚約したファケレです。」
「今、上級試験に向けて鍛えてるとこだ。」
「ほう!ストゥが教えてんのか。なら俺の孫弟子って事だな。ま、頑張れよ。」
「え?ストゥの師匠なんですか?」
師匠じゃなくて指導員だ、って訂正してる。違うの?
聞いてみたら指導員はギルドに登録して少しの間だけ行動を共にしてくれる相談役で、師匠はちゃんと師弟関係を結ぶらしい。
「ストゥは勝手に強くなっちまったからこれと言った師匠はいねぇだろ?なら俺が師匠で良いじゃねぇか。」
「あんたがオレをダシに依頼を受けたりしないのは分かってるから良いけどな。」
上級冒険者の師匠となると、上級試験の教育係の依頼を受けやすくなるらしい。実績になるもんね。
「それで!私との結婚はどうなったんですか!?」
ローサが爆弾投下。
「えぇっ!?結婚の約束してたの!?」
「いや、してねぇし、子供の「大きくなったら結婚してあげる」ってのはその場限りの本気だろ?」
「私は今でも本気です!」
まじでー!?
一瞬静まり返った後、大騒ぎになった。
今までローサは好きな人がいるからと縁談を断ってきたものの、相手を頑なに教えなかった。それは相手に色よい返事をもらっていなかった事と、アドさんがどこかへ行ってしまって見つからなかったから。
ギルドに連絡すればすぐに見つかると思うんだけど、それは期待と不安でできなかったんだって。恋する乙女だー!可愛い~♡
でも大事な話だからお父さん達が帰って来てから改めてする事になった。
イーリスが少しむくれてたのをファケレさんが気づいて話を聞いたら頭を撫でて欲しいのはファケレ様だけなのに、なんて可愛い事を言ってファケレさんが暴走しかけた。
抱きしめて頭撫でてキスしたところでストゥに止められて、ファケレさんはお礼を言っていた。
傍で聞いてたアドさんがそこでお礼を言うファケレさんに首を捻ってた。(笑)
婚約してんなら良いじゃねぇか、って。ファケレさん真面目だよね。本人は万が一破談になったら責任取れないからって言うけど、破談になんてなりそうもないのに。
で、その予定を話したらティオがギルドへ行きたがる。
「大きくなったら何になるか、色んなお仕事、見たいんだもん!」
「商売人になるんじゃないの?」
「商売人も良いけど、冒険者も良いし、職人さんもかっこいいし…」
確かに工場見学とか小学校の頃からあったな。
食肉加工屋さんでウインナーとかお土産に貰ったのは美味しかった!
…じゃなくて。
仕事の裏方を見るのは大事だよね。
動物かわいい!で飼育員になったら毎日排泄物の掃除ばっかりとか、おしゃれなケーキを作るのに毎日大量の生クリームを泡立てて腕がムキムキになったりとか、試食で糖尿病とかは笑えないし…でも冒険者の苦労って…
ストゥとティスに守られて加護チートで楽をしてる俺には苦労の欠片もない。
「ストゥ!ティス!どうしよう?俺、こっち来てから何一つ苦労してないよ!」
しーん………
「ティオが将来のために冒険者ギルドに行きたいって話から、どうやったらそんな悩みが発生するんだ?」
「え?えーっと、華やかに見える仕事でも裏ではそれぞれ苦労があるよね、って考えてたら自分が何にも苦労してなくて…不安になっちゃった。」
なんでみんな笑うのー!?
娘さん達はそれぞれそっぽ向いて口を押さえてぷるぷるしてる。
それじゃぁ、社会勉強に行こう、と午後一緒に行く事になった。
料理教室は午前中のうちに。午後は野菜の切り方を自主練してるから大丈夫だってイーリスが言ってくれた。良い娘過ぎる!
なにかご褒美あげたい~!!
あ!写真!!
写真撮ってプレゼントしよう!
ファケレさんのかっこいい写真をあげたい!
…と思ったのにまだやられっ放しだし、疲れてぐったりしてる…
一応、撮っておこうかな…。
客人料理を教えるならば豆腐が欠かせないと思うんだけど、この町には豆腐屋さんがないから豆腐の味噌汁も冷や奴もおいなりさんも麻婆豆腐も作れない!!
食べたい…でも王都までは転移で2日はかかるし、味が落ちちゃう。
何とかこの町にも豆腐屋さんが店を出してくれないかなぁ?
よし!
後で豆腐の作り方を検索だ!
お昼は川魚のステーキ、夏野菜のテリーヌ…あれ?ゼリー寄せ、だっけ?
あとは料理長と相談して、スープの代わりに野菜ジュースとミートローフ。
ゼリー寄せの見た目の良さに、結婚式にも採用される事が決まった。
ギルドへはリーダーとしてストゥも行くと言うのでファケレさんも自主トレ。ギルドへ行くとティオが物珍しげにキョロキョロしているけど、子供がいるのは目立つので周りからも注目の的だ。
ストゥがカウンターに報告に行っている間、ティスから色々教えられる。
「ストゥが行っている所が受け付けで依頼を受けたり報告をしたり、素材の買い取りをしてくれます。そちらが掲示板で依頼が貼ってありますが名指しの依頼は張り出されません。」
「名指しの依頼?」
「有名な冒険者や知り合いの冒険者に依頼する場合、依頼料が高くなります。それを他人に見せる必要はありませんから。」
個人に向けた依頼があそこに貼ってあっても意味ないもんね。
あっちが食堂、2階には依頼の打ち合わせをする個室、3階以上には宿泊施設と…と説明が続く。そこに野太い声が割り込んだ。
「ぼうず!兄弟で見学か?おっちゃんが案内してやるぞ!」
大柄でムキムキでひげ面のおっちゃん。赤髪で手の甲まで生えた体毛は髪より少し暗い赤茶色。
人は良さそうだけど声が大きくて暑苦しい感じ。ティオが引いてる。
「アド、うちの依頼人を脅かすな。」
「あぁ?…ストゥか!久しぶりだな!」
この暑苦しい…もとい大柄な人はストゥの指導員だったそうだ。
試験が面倒で中級のままだけど、新人を見かけると面倒を見たがる人。ストゥもガチムチだけどストゥより一回りはボリュームのあるアドさんと並ぶと迫力が凄い。
ギルドの食堂で飲み物を飲みながら話そうぜ、って誘われた。
「ですが今日はこの子のギルド見学ですよ。」
「ギルドの職員になりたいのか?」
「ちがうよ。いろいろなお仕事に興味があるだけ。」
「ならおっちゃんの話も聞いとけ!」
「冒険者なら間に合ってる。」
ストゥに断られても良いから良いからと勝手に飲み物を注文して振る舞うアドさん。
ティオも話を聞きたいと言うから少し付き合う事になった。
「この子が依頼人だって?」
「もちろん依頼人は父親で商人のケリルだ。」
「!!ケリルんとこの赤ん坊か!でかくなったなぁ。」
「ぼく赤ん坊じゃないよ!」
「今はそうだな。俺はお前がちょうど生まれた時にケリルんとこの護衛の仕事をしてたんだ。」
そうだったんだ。その後しばらく他の町にいてこっちには夏至祭の後、久しぶりに戻って来たんだって。夏至祭の噂を聞いて祭りに来たかったってがっかりしてる。
「いいだろう?」
ストゥが青龍の鱗のロケット見せて自慢してる。ちょっと子供っぽい?
アドさんが欲しがるのを躱して見たがるティオに渡す。ティオがキラキラした目で受け取り、うっとりと見入っている。ロケットがぱかっと開いた。
…あぁ!!
それには俺の恥ずかしい写真が!
「あー、タケルかわいいー!」
「おっ、おっちゃんにも見せてくれ。」
見るだけなら良い、ってストゥが取り上げようとしないけど俺が恥ずかしいの!
「ティオ!見せないで!見ないで!!」
別に良いでしょ?って誰1人俺の恥ずかしさを分かってくれない。
「でも何故1人なんだ?2人とも入れとかないと妬かないか?」
「私はストゥの伴侶ではありませんから。」
「ミーティス先生はタケルが好きなんだよー。」
いつも通りの誤解を「ぼく知ってるもん!」と得意げに説明するティオ。
ティスが証拠とばかりにペンダントの中の写真を見せる。やめて!!
「と言う事は…その2人が絡む…「黙れ!」
ティオの前でなんて事言うんだ!
ストゥが殴って止めてくれた。ティオ怖くないかな?
「からむ?…人間がからむ???」
ツルが絡むのを想像したようで人間がクネクネになるなんて無理だよ?って。ティオ、そんな事に悩まなくていいから。
ケリルさんに挨拶に行くと言いだしてついてくる事になった。知り合いなら断る理由もない。
連れ立って家に帰るとお母さんがアドさんを大喜びで迎えた。
「まぁまぁ、ご無沙汰しておりました。お元気そうね。」
「奥さん相変わらずかわいいな。」
「まぁ、ほほほ…」
朗らかに笑うお母さんは小柄で童顔。年齢を聞いた事はないけど24歳の息子がいるなら40歳は過ぎてるはずだけど30そこそこにしか見えない。俺の感覚でそうなんだからこっちの人の感覚では20歳そこそこかも知れない。
「あっあっあっ…アド様!!」
次女のローサさんが駆け込んで来た。
アド様?
「お?…もしかしてローサか?大きくなったなぁ。あー、綺麗になった?」
なんで疑問形?
最後に会ったのがティオが生まれた時なら10年前だからローサさんは10歳?
「き…綺麗、ですか…?」
あれ?褒められたのに残念そう。
「立ち話も何ですからどうぞこちらへ。」
お母さんに誘導されてみんなでティータイム。イーリスもファケレさんも呼ばれた。
「イーリスはまだ可愛いな。」
「子供扱いしないで下さい。それに婚約者の前で馴れ馴れしくするのも失礼です。」
頭を撫でられてはたき落とす。
親戚のおっちゃんにしか見えないなぁ。
「イーリスが婚約?おねしょして泣い…「やめて下さい!!」
うん、完全に親戚のおっちゃん。
「あ、初めまして。イーリスと婚約したファケレです。」
「今、上級試験に向けて鍛えてるとこだ。」
「ほう!ストゥが教えてんのか。なら俺の孫弟子って事だな。ま、頑張れよ。」
「え?ストゥの師匠なんですか?」
師匠じゃなくて指導員だ、って訂正してる。違うの?
聞いてみたら指導員はギルドに登録して少しの間だけ行動を共にしてくれる相談役で、師匠はちゃんと師弟関係を結ぶらしい。
「ストゥは勝手に強くなっちまったからこれと言った師匠はいねぇだろ?なら俺が師匠で良いじゃねぇか。」
「あんたがオレをダシに依頼を受けたりしないのは分かってるから良いけどな。」
上級冒険者の師匠となると、上級試験の教育係の依頼を受けやすくなるらしい。実績になるもんね。
「それで!私との結婚はどうなったんですか!?」
ローサが爆弾投下。
「えぇっ!?結婚の約束してたの!?」
「いや、してねぇし、子供の「大きくなったら結婚してあげる」ってのはその場限りの本気だろ?」
「私は今でも本気です!」
まじでー!?
一瞬静まり返った後、大騒ぎになった。
今までローサは好きな人がいるからと縁談を断ってきたものの、相手を頑なに教えなかった。それは相手に色よい返事をもらっていなかった事と、アドさんがどこかへ行ってしまって見つからなかったから。
ギルドに連絡すればすぐに見つかると思うんだけど、それは期待と不安でできなかったんだって。恋する乙女だー!可愛い~♡
でも大事な話だからお父さん達が帰って来てから改めてする事になった。
イーリスが少しむくれてたのをファケレさんが気づいて話を聞いたら頭を撫でて欲しいのはファケレ様だけなのに、なんて可愛い事を言ってファケレさんが暴走しかけた。
抱きしめて頭撫でてキスしたところでストゥに止められて、ファケレさんはお礼を言っていた。
傍で聞いてたアドさんがそこでお礼を言うファケレさんに首を捻ってた。(笑)
婚約してんなら良いじゃねぇか、って。ファケレさん真面目だよね。本人は万が一破談になったら責任取れないからって言うけど、破談になんてなりそうもないのに。
0
「連れて行きたい日本へ」で
ストゥとタケルがラブホに行った時のいちゃいちゃが読めます。
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