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行ってみたいな!あちこちへ
83 新しい弟
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朝食を作りながらお弁当をどうしようか悩む。
唐揚げのつもりでいたけど昨日作ったし、うーん…
朝食はプレーンオムレツとカリカリベーコンとトマト味のジュリアンスープと、パプリカとタマネギのピクルス、パン。
割と早い時間に出る定期馬車にも余裕で乗り込み、待ち時間でメッセージの確認。凪が惚気ている。「凪、良かったね」と「魔石を採掘に行く」と書き込んでおいた。
出発してしばらくは屋根に登ったり他のお客さんに構ってもらったりして楽しそうだったチビも、お昼を待たずに飽きてしまったようだ。こんな事もあろうかとチビの分のお弁当は別にしてあるので、持たせてあいらの所へ送り出した。元気になった姿を見せた方が良いと思う。
昼休憩の時、皆、何かしら食べているのに馬車の中から降りようとしない若い男の人がいた。
なんだか気になってしまってストゥに相談したら話を聞きに行ってくれた。
ストゥに引きずられてやって来たその人は16歳で成人したての駆け出し冒険者タルパ。年下だけど既にティスと同じくらいの体格だ。でも目がくりっとしてて可愛い。
そんな彼は地属性を活かせる良い依頼を求めて鉱山地帯へ行こうとこの馬車に乗った。そして運賃を払ったら残金が心許なくなったので食費を削ってるんだって。
オカン属性のストゥが放っておける訳がない。
もちろん俺も美味しいものを食べさせたくなる。
白ごま入り三角いなりと温野菜サラダと茄子の味噌汁、そして一口サイズのしそハンバーグ。生姜醤油で香ばしく焼いてしっかり目の味付けだ。
最初は遠慮がちに出していた手は次第にスピードが上がり、ストゥと競争になっていた。すっかり空になったお弁当箱って嬉しいよね。恐縮されたけど行き先が同じだから道中も構い倒す事が決定しました。(笑)
「言っておきますがタケルに手を出したら許しませんから。」
「も…もちろんです!恩人に手を出すなんてしません!!」
行き倒れてた訳じゃないから恩人は大げさだけど、若いから食い気と恋心を混同しちゃうかも知れない、のかな?それにしても弟ができたみたいで嬉しい。しかもティグリスの出身だって!ストゥ達の後輩だ。
宿代も節約する為にその辺で野宿するって言ってるので…テントを貸してやるし、ちゃんと飯も食え!ってストゥが。季節的に野宿でも大丈夫そうだけど、この子の場合はちょっと心配。
冒険者になるなら少しぐらい貧乏した方が良いんだろうけどね。
テントを張れる場所を町の人に教わり、設置の仕方と片付け方、結界の発動の仕方を教えて貸す。
テントで宿代を浮かせる人も多いのでキャンプ場はどの町にもある。祭りで宿が埋まる西の町だけではなかったらしい。
かまどもあるな。
ここで夕食と朝食とお弁当を作ろうかな。明日のお弁当はパンを買って来てサンドイッチにすれば具材も切るだけで済む。
そんなに世話になる訳には、とか恐縮してるので材料費は貰うことにした。俺達の宿は朝食付きだから、その分を加減しながら食材をみんなで一緒に買いに行く。
簡単なものから教えて少しは自炊できるように仕込めるかなー?わくわく!
「お好み焼きが食べたいです。」
ティスのリクエスト。茶碗蒸しに続いて2つ目だ。柔らかめな物が好きなのかな?
じゃあ夕飯はキャンプ場のかまどでお好み焼き!
料理に困ったらお店の人にオススメの食材、食べ方を聞くように。何から何まで作ったら大変だから加工品も上手に買って無理しないでね、とアドバイス。
キャベツと小麦粉と卵と山芋、油。ソースはウスターしかなかったのでケチャップと醤油と砂糖を混ぜて加工する。マヨネーズも自作。鰹節がないのが地味に痛いけど仕方がないので粉の出汁は昆布と煮干しを粉末にして使う。
朝食はスパニッシュオムレツとガーリックトーストとカボチャスープとチキンソテーにしよう。
と言ったら宿の朝食を断って一緒に食べたいって言うので購入量を4人分に増やした。
宿の朝食はどこだって大体同じだし、自分で作るのは苦じゃないし、宿のメシより俺のが良いと言われたら嬉しい。次の町では素泊まりの宿にしちゃっても良いかもね。
唐揚げのつもりでいたけど昨日作ったし、うーん…
朝食はプレーンオムレツとカリカリベーコンとトマト味のジュリアンスープと、パプリカとタマネギのピクルス、パン。
割と早い時間に出る定期馬車にも余裕で乗り込み、待ち時間でメッセージの確認。凪が惚気ている。「凪、良かったね」と「魔石を採掘に行く」と書き込んでおいた。
出発してしばらくは屋根に登ったり他のお客さんに構ってもらったりして楽しそうだったチビも、お昼を待たずに飽きてしまったようだ。こんな事もあろうかとチビの分のお弁当は別にしてあるので、持たせてあいらの所へ送り出した。元気になった姿を見せた方が良いと思う。
昼休憩の時、皆、何かしら食べているのに馬車の中から降りようとしない若い男の人がいた。
なんだか気になってしまってストゥに相談したら話を聞きに行ってくれた。
ストゥに引きずられてやって来たその人は16歳で成人したての駆け出し冒険者タルパ。年下だけど既にティスと同じくらいの体格だ。でも目がくりっとしてて可愛い。
そんな彼は地属性を活かせる良い依頼を求めて鉱山地帯へ行こうとこの馬車に乗った。そして運賃を払ったら残金が心許なくなったので食費を削ってるんだって。
オカン属性のストゥが放っておける訳がない。
もちろん俺も美味しいものを食べさせたくなる。
白ごま入り三角いなりと温野菜サラダと茄子の味噌汁、そして一口サイズのしそハンバーグ。生姜醤油で香ばしく焼いてしっかり目の味付けだ。
最初は遠慮がちに出していた手は次第にスピードが上がり、ストゥと競争になっていた。すっかり空になったお弁当箱って嬉しいよね。恐縮されたけど行き先が同じだから道中も構い倒す事が決定しました。(笑)
「言っておきますがタケルに手を出したら許しませんから。」
「も…もちろんです!恩人に手を出すなんてしません!!」
行き倒れてた訳じゃないから恩人は大げさだけど、若いから食い気と恋心を混同しちゃうかも知れない、のかな?それにしても弟ができたみたいで嬉しい。しかもティグリスの出身だって!ストゥ達の後輩だ。
宿代も節約する為にその辺で野宿するって言ってるので…テントを貸してやるし、ちゃんと飯も食え!ってストゥが。季節的に野宿でも大丈夫そうだけど、この子の場合はちょっと心配。
冒険者になるなら少しぐらい貧乏した方が良いんだろうけどね。
テントを張れる場所を町の人に教わり、設置の仕方と片付け方、結界の発動の仕方を教えて貸す。
テントで宿代を浮かせる人も多いのでキャンプ場はどの町にもある。祭りで宿が埋まる西の町だけではなかったらしい。
かまどもあるな。
ここで夕食と朝食とお弁当を作ろうかな。明日のお弁当はパンを買って来てサンドイッチにすれば具材も切るだけで済む。
そんなに世話になる訳には、とか恐縮してるので材料費は貰うことにした。俺達の宿は朝食付きだから、その分を加減しながら食材をみんなで一緒に買いに行く。
簡単なものから教えて少しは自炊できるように仕込めるかなー?わくわく!
「お好み焼きが食べたいです。」
ティスのリクエスト。茶碗蒸しに続いて2つ目だ。柔らかめな物が好きなのかな?
じゃあ夕飯はキャンプ場のかまどでお好み焼き!
料理に困ったらお店の人にオススメの食材、食べ方を聞くように。何から何まで作ったら大変だから加工品も上手に買って無理しないでね、とアドバイス。
キャベツと小麦粉と卵と山芋、油。ソースはウスターしかなかったのでケチャップと醤油と砂糖を混ぜて加工する。マヨネーズも自作。鰹節がないのが地味に痛いけど仕方がないので粉の出汁は昆布と煮干しを粉末にして使う。
朝食はスパニッシュオムレツとガーリックトーストとカボチャスープとチキンソテーにしよう。
と言ったら宿の朝食を断って一緒に食べたいって言うので購入量を4人分に増やした。
宿の朝食はどこだって大体同じだし、自分で作るのは苦じゃないし、宿のメシより俺のが良いと言われたら嬉しい。次の町では素泊まりの宿にしちゃっても良いかもね。
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「連れて行きたい日本へ」で
ストゥとタケルがラブホに行った時のいちゃいちゃが読めます。
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