56 / 203
行ってみたいな!あちこちへ
16 オオサンショウウオ
しおりを挟む
雨上がりの森の朝は霧が立ち込め、とても幻想的だ。チビのおかげ?
朝食はパンを焼いて、レタスサラダと焼きジャガとベーコン。ジャガイモを皮ごと焼くだけ、でも食べられるけど寂しいので食べる直前に割って、炙って溶かしたチーズをのせ、乾燥パセリを散らす。
ストゥがティスを起こしてくれる。すっかりストゥがティスを起こす担当になってしまった。
チビを抱っこして朝食を食べて片付けたら出発。
馬達は森で食べ物を見つけているようで手が掛からない。夜のブラッシングを丁寧にやってあげよう。
ティスが俺を馬に乗せようと近づいて来た時、ティスの背中がファンタジーな事になっていた。
「っいやーーーーーーーーーー!!!」
見た目はファンタジーなんだけど!!
でも虫の嫌いな俺にとっては恐怖の光景。それは蝶の羽を生やしたティス。ブルーメタリックな蝶の羽はアゲハ蝶の形をしていて、ティスの背中と同じくらいの大きさ。それは大きな蝶がティスの背中にくっついていると言う事で、この蝶は人間の背中にとまる事を厭わないと言う事。
つまり俺の背中に蝶がとまる可能性があると言う事だーーーーー!!
戸惑うティスから離れようとストゥの後ろに隠れる。当然ストゥも困惑している。
「どうしたんだ?」
「虫!俺、虫嫌いなの!ティスの背中のあれ、蝶だよね!?」
食い気味に叫ぶ。外骨格とかぶよっとした腹とか変な形の脚とか複眼とか!!
とにかく怖いし気持が悪い。
「この蝶は幸運を呼ぶと言われているんだがなぁ。」
確かに色は綺麗だけど虫だし。ありない大きさだけど虫だし。
ティスがそっと後ろに手をやり、その手を振ると蝶がふわりと飛び立った。
「うぅぅ…ティス、ごめんね。驚いたよね?」
「…突然タケルに嫌われてどうしようかと思いました。」
周りに虫がいない事を確認してティスに近づき、ぎゅっと抱きつく。
「本当にごめんなさい。」
少し震えてたティスとすごく震えてた俺が落ち着くのを待って仲直りのキスして出発。
虫が怖いので自分達の周りに風の結界を張った。
午前中のうちに森を抜け、宿場町に寄る。この先は湿地帯になり、当然ながらそこを抜けるまで町がない。抜けるのに丸3日はかかるらしい。歩いて通り抜ける事のできないそこには馬ごと乗せて運んでくれる舟があると言うのでお願いした。
昼食の後、食材を買い込んで舟に乗る。湿地帯では馬の食べ物がないので飼い葉も積んで。この大きな馬達と大人4人が乗って食料と飼い葉を積んでもゆったりとしている舟は商人の荷も運べるサイズ。でも海の舟とも川の舟とも違い、底が浅くて平たい。そして舟なのに四角いので水の抵抗が大きい気がする。
乗り込んでみると歩く時に多少揺れる意外、静かに滑るように進む。この湿地は水の底に深く泥が溜まっている感じなので舟で渡れるんだって。
あと湿地帯だから蚊やブヨが多いそうで初めから舟に結界が張られている。安心!!
ところどころに白い蓮の花が咲いていて蝶が舞っている。距離があるし結界のせいで近づかれる事もないから怖くない!
と、眺めていたら水面がゆらりと揺れて大きなオオサンショウウオがジャンプしてばくりと蝶を食べた。ばしゃーん!と跳ねた泥水が結界にはじかれる。スペクタクル!
日本のオオサンショウウオは最大で150cmになるって遠足の時に聞いたけど、今のは3mはあった。だから大きなオオサンショウウオ。
あの巨体が跳ねるとか…不思議に感じるけどこっちでは当たり前なのかな?
「あれ、美味いんすよ!」
船頭さんが教えてくれた。うーん…好奇心と恐怖心が心の中で闘っている。ストゥが獲り方を聞いたら体表面の滑りで物理攻撃が効かないので火の魔術で体表を焼いてからエラの辺りを刺すのだそうだ。挑戦してみよう!
「坊ちゃん火属性ですか!そりゃ嬉しい。次に見つけたら合図をしますんでお願いします!」
さっきのはとっくに離れてしまったので進みながら次を待つようだ。
なかなかいない。あの大きさだから個体数も少ないのかな?
夕方になったので舟の上で食事を作る。七輪を借りてご飯と麻婆ナスと卵スープと蒸し鶏を作った。船頭さんがニッと笑って出して来た物は大きなカエル。すぱすぱっと捌いて肉にしてくれたのでスパイスを揉み込んで焼く。舟に罠が仕掛けてあって、簡単に獲れるのでいつでも食べられるそうだ。
カエルは鶏肉に似ていると聞くけど、確かに鶏肉っぽくて美味しかった。オオサンショウウオも期待できそう!
日本ではカエルやウサギやオオサンショウウオを食べるなんて考えられなかったけど人が当たり前に食べてると気にならないもんだな。ただし、虫以外に限る!!
舟の上なのでテントが張れないけど結界があるから大丈夫だ、とそのままマットを敷いてチビをカゴに寝かせて就寝。
今の今までチビに気付かなかった船頭さんが驚いているけど、こっちこそびっくりだよ?
「きゅいきゅい!きゅぅ!」
朝、珍しくチビが鳴いている。お喋りしている風でもある。
カゴのベッドから出してやるととてとてとハイハイで舟の側面を目指して進む。
「きゅきゅきゅきゅーい!」
ストゥが剣を手に立ち上がり、側に行くとゆらりと水面が盛り上がり黒くて大きな物が舟の角を掠めるように飛んだ。オオサンショウウオだ!!
水中に戻ったそれが狙っていたであろう蓮の葉の上のカエルはまだそこにいる。もう一度来るのはずのチャンスに向けて俺は急いで魔力の糸を紡ぎ、投網をイメージして空中に準備した。
もう一度水面が揺れ、跳ねたオオサンショウウオがカエルめがけて空を滑る。その身体に投網を絡めてすっぽり覆って焼く。
爽やかで少しぴりっとした香りが鼻をくすぐった。
大きな黒いからだがびくんと跳ねて硬直した瞬間、舟のヘリを蹴ったストゥがオオサンショウウオの急所、エラにその剣を突き立てた。
ぐあぁぁともぐおぉぉとも聞こえる断末魔をあげてオオサンショウウオがその場に崩れ落ちた。
そのままでは沈んでしまうので船頭さんがロープを投げてストゥが受け取り、水中でオオサンショウウオの身体に巻き付ける。引き寄せてみると3m以上の大きさで舟に乗せるのは止めて、木製の浮き輪をつないだ物を下に入れて浮力を確保した。そのまま捌く。
美味しい部分だけを集めても50kg以上ある。中でも平たい頭の上部が1番美味しいらしい。
初めて食べるので部位ごとに分けてシンプルに塩焼きにして試食。全体的に川魚の軟らかさで火が通ると口の中でほろりと崩れる。そして山椒魚の名の通り、爽やかでほんのり刺激的な香りは頭の肉が1番はっきり感じられた。
ご飯を炊いて山椒魚を塩焼きと唐揚げにして、乾燥わかめの味噌汁とツルムラサキのおひたし。ツルムラサキはその名の通り蔓部分が紫で固いから葉っぱを外して茹でると教えてもらった。日本のスーパーで売ってたのとちょっと違う。
オオサンショウウオは唐揚げにすると身が締まって歯ごたえが増して更に美味しかった。
「良くオオサンショウウオが出るのが分かりましたねぇ。」
船頭さんに言われてチビを褒められた気分になる。
「チビが教えてくれたんです。」
そう言って抱き上げて見せると、その小さいのにそんな能力が…と感心していた。
舟に乗りながら考えていた事がある。
魔術で舟の両側に反対周りの渦を発生させたら推進力が上がるんじゃないだろうか?引っ張る感じで舟の前よりの両側に渦を起こせばどうだろう?
そんな話をしてみたらどうぞ試して下さい、と言われたのでやって見た。
魔力の糸を伸ばして指をくるくる回してみると小さな渦ができて、徐々に大きくなった。洗面器くらいの大きさの渦になった頃には明らかに舟の速度が上がっていた。何かにぶつかったら困るので勢いがついたら渦を止め、スピードが落ちたらまた渦を作る。
そのくり返しで3日目の今日の昼前には向こう岸が見えて来た。昼過ぎに出発して3日目の昼前に到着。正味2日。
驚きの速さ!!
でも接岸して荷下ろししてたら昼になったし、食材がいっぱいあるので昼食を作る。
メインはもちろんオオサンショウウオ。唐揚げで身が締まったのは水分が抜けたからだろうと予測して魔術で水分を飛ばして焼いたらチキンソテーくらいの固さになった。一夜干しのような物だろうか?
ご飯にオオサンショウウオの照り焼き、船頭さんがいつの間にか採って来てくれたジュンサイの味噌汁、キュウリと茗荷の即席漬け。
ジュンサイって採るの大変じゃなかったっけ?いつの間に採ってきたの???
「オオサンショウウオは火の魔術師がいないと獲れないから、食べられるのは幸運なんですよ。だからご相伴にあずかる礼にちょうど良いかと思って。」
ティスの背中に付いた蝶の運んだ幸運?
確かに美味しかったので感謝しておこう。でも怖い事には変わりないけど。
昼食後、オオサンショウウオの肉は全部、水分を4割くらい飛ばす。嵩も重量も減って美味しくなって運び易くなった。
宿の人にお願いされて半分を100g¥500で売った。¥75,000になった。
美味しかったから帰りにも獲れたら良いな。
まだ昼過ぎだけど、やっぱり舟の上でずっとだったから疲れたのでそのまま部屋をとった。
ベッド気持ち良い。
朝食はパンを焼いて、レタスサラダと焼きジャガとベーコン。ジャガイモを皮ごと焼くだけ、でも食べられるけど寂しいので食べる直前に割って、炙って溶かしたチーズをのせ、乾燥パセリを散らす。
ストゥがティスを起こしてくれる。すっかりストゥがティスを起こす担当になってしまった。
チビを抱っこして朝食を食べて片付けたら出発。
馬達は森で食べ物を見つけているようで手が掛からない。夜のブラッシングを丁寧にやってあげよう。
ティスが俺を馬に乗せようと近づいて来た時、ティスの背中がファンタジーな事になっていた。
「っいやーーーーーーーーーー!!!」
見た目はファンタジーなんだけど!!
でも虫の嫌いな俺にとっては恐怖の光景。それは蝶の羽を生やしたティス。ブルーメタリックな蝶の羽はアゲハ蝶の形をしていて、ティスの背中と同じくらいの大きさ。それは大きな蝶がティスの背中にくっついていると言う事で、この蝶は人間の背中にとまる事を厭わないと言う事。
つまり俺の背中に蝶がとまる可能性があると言う事だーーーーー!!
戸惑うティスから離れようとストゥの後ろに隠れる。当然ストゥも困惑している。
「どうしたんだ?」
「虫!俺、虫嫌いなの!ティスの背中のあれ、蝶だよね!?」
食い気味に叫ぶ。外骨格とかぶよっとした腹とか変な形の脚とか複眼とか!!
とにかく怖いし気持が悪い。
「この蝶は幸運を呼ぶと言われているんだがなぁ。」
確かに色は綺麗だけど虫だし。ありない大きさだけど虫だし。
ティスがそっと後ろに手をやり、その手を振ると蝶がふわりと飛び立った。
「うぅぅ…ティス、ごめんね。驚いたよね?」
「…突然タケルに嫌われてどうしようかと思いました。」
周りに虫がいない事を確認してティスに近づき、ぎゅっと抱きつく。
「本当にごめんなさい。」
少し震えてたティスとすごく震えてた俺が落ち着くのを待って仲直りのキスして出発。
虫が怖いので自分達の周りに風の結界を張った。
午前中のうちに森を抜け、宿場町に寄る。この先は湿地帯になり、当然ながらそこを抜けるまで町がない。抜けるのに丸3日はかかるらしい。歩いて通り抜ける事のできないそこには馬ごと乗せて運んでくれる舟があると言うのでお願いした。
昼食の後、食材を買い込んで舟に乗る。湿地帯では馬の食べ物がないので飼い葉も積んで。この大きな馬達と大人4人が乗って食料と飼い葉を積んでもゆったりとしている舟は商人の荷も運べるサイズ。でも海の舟とも川の舟とも違い、底が浅くて平たい。そして舟なのに四角いので水の抵抗が大きい気がする。
乗り込んでみると歩く時に多少揺れる意外、静かに滑るように進む。この湿地は水の底に深く泥が溜まっている感じなので舟で渡れるんだって。
あと湿地帯だから蚊やブヨが多いそうで初めから舟に結界が張られている。安心!!
ところどころに白い蓮の花が咲いていて蝶が舞っている。距離があるし結界のせいで近づかれる事もないから怖くない!
と、眺めていたら水面がゆらりと揺れて大きなオオサンショウウオがジャンプしてばくりと蝶を食べた。ばしゃーん!と跳ねた泥水が結界にはじかれる。スペクタクル!
日本のオオサンショウウオは最大で150cmになるって遠足の時に聞いたけど、今のは3mはあった。だから大きなオオサンショウウオ。
あの巨体が跳ねるとか…不思議に感じるけどこっちでは当たり前なのかな?
「あれ、美味いんすよ!」
船頭さんが教えてくれた。うーん…好奇心と恐怖心が心の中で闘っている。ストゥが獲り方を聞いたら体表面の滑りで物理攻撃が効かないので火の魔術で体表を焼いてからエラの辺りを刺すのだそうだ。挑戦してみよう!
「坊ちゃん火属性ですか!そりゃ嬉しい。次に見つけたら合図をしますんでお願いします!」
さっきのはとっくに離れてしまったので進みながら次を待つようだ。
なかなかいない。あの大きさだから個体数も少ないのかな?
夕方になったので舟の上で食事を作る。七輪を借りてご飯と麻婆ナスと卵スープと蒸し鶏を作った。船頭さんがニッと笑って出して来た物は大きなカエル。すぱすぱっと捌いて肉にしてくれたのでスパイスを揉み込んで焼く。舟に罠が仕掛けてあって、簡単に獲れるのでいつでも食べられるそうだ。
カエルは鶏肉に似ていると聞くけど、確かに鶏肉っぽくて美味しかった。オオサンショウウオも期待できそう!
日本ではカエルやウサギやオオサンショウウオを食べるなんて考えられなかったけど人が当たり前に食べてると気にならないもんだな。ただし、虫以外に限る!!
舟の上なのでテントが張れないけど結界があるから大丈夫だ、とそのままマットを敷いてチビをカゴに寝かせて就寝。
今の今までチビに気付かなかった船頭さんが驚いているけど、こっちこそびっくりだよ?
「きゅいきゅい!きゅぅ!」
朝、珍しくチビが鳴いている。お喋りしている風でもある。
カゴのベッドから出してやるととてとてとハイハイで舟の側面を目指して進む。
「きゅきゅきゅきゅーい!」
ストゥが剣を手に立ち上がり、側に行くとゆらりと水面が盛り上がり黒くて大きな物が舟の角を掠めるように飛んだ。オオサンショウウオだ!!
水中に戻ったそれが狙っていたであろう蓮の葉の上のカエルはまだそこにいる。もう一度来るのはずのチャンスに向けて俺は急いで魔力の糸を紡ぎ、投網をイメージして空中に準備した。
もう一度水面が揺れ、跳ねたオオサンショウウオがカエルめがけて空を滑る。その身体に投網を絡めてすっぽり覆って焼く。
爽やかで少しぴりっとした香りが鼻をくすぐった。
大きな黒いからだがびくんと跳ねて硬直した瞬間、舟のヘリを蹴ったストゥがオオサンショウウオの急所、エラにその剣を突き立てた。
ぐあぁぁともぐおぉぉとも聞こえる断末魔をあげてオオサンショウウオがその場に崩れ落ちた。
そのままでは沈んでしまうので船頭さんがロープを投げてストゥが受け取り、水中でオオサンショウウオの身体に巻き付ける。引き寄せてみると3m以上の大きさで舟に乗せるのは止めて、木製の浮き輪をつないだ物を下に入れて浮力を確保した。そのまま捌く。
美味しい部分だけを集めても50kg以上ある。中でも平たい頭の上部が1番美味しいらしい。
初めて食べるので部位ごとに分けてシンプルに塩焼きにして試食。全体的に川魚の軟らかさで火が通ると口の中でほろりと崩れる。そして山椒魚の名の通り、爽やかでほんのり刺激的な香りは頭の肉が1番はっきり感じられた。
ご飯を炊いて山椒魚を塩焼きと唐揚げにして、乾燥わかめの味噌汁とツルムラサキのおひたし。ツルムラサキはその名の通り蔓部分が紫で固いから葉っぱを外して茹でると教えてもらった。日本のスーパーで売ってたのとちょっと違う。
オオサンショウウオは唐揚げにすると身が締まって歯ごたえが増して更に美味しかった。
「良くオオサンショウウオが出るのが分かりましたねぇ。」
船頭さんに言われてチビを褒められた気分になる。
「チビが教えてくれたんです。」
そう言って抱き上げて見せると、その小さいのにそんな能力が…と感心していた。
舟に乗りながら考えていた事がある。
魔術で舟の両側に反対周りの渦を発生させたら推進力が上がるんじゃないだろうか?引っ張る感じで舟の前よりの両側に渦を起こせばどうだろう?
そんな話をしてみたらどうぞ試して下さい、と言われたのでやって見た。
魔力の糸を伸ばして指をくるくる回してみると小さな渦ができて、徐々に大きくなった。洗面器くらいの大きさの渦になった頃には明らかに舟の速度が上がっていた。何かにぶつかったら困るので勢いがついたら渦を止め、スピードが落ちたらまた渦を作る。
そのくり返しで3日目の今日の昼前には向こう岸が見えて来た。昼過ぎに出発して3日目の昼前に到着。正味2日。
驚きの速さ!!
でも接岸して荷下ろししてたら昼になったし、食材がいっぱいあるので昼食を作る。
メインはもちろんオオサンショウウオ。唐揚げで身が締まったのは水分が抜けたからだろうと予測して魔術で水分を飛ばして焼いたらチキンソテーくらいの固さになった。一夜干しのような物だろうか?
ご飯にオオサンショウウオの照り焼き、船頭さんがいつの間にか採って来てくれたジュンサイの味噌汁、キュウリと茗荷の即席漬け。
ジュンサイって採るの大変じゃなかったっけ?いつの間に採ってきたの???
「オオサンショウウオは火の魔術師がいないと獲れないから、食べられるのは幸運なんですよ。だからご相伴にあずかる礼にちょうど良いかと思って。」
ティスの背中に付いた蝶の運んだ幸運?
確かに美味しかったので感謝しておこう。でも怖い事には変わりないけど。
昼食後、オオサンショウウオの肉は全部、水分を4割くらい飛ばす。嵩も重量も減って美味しくなって運び易くなった。
宿の人にお願いされて半分を100g¥500で売った。¥75,000になった。
美味しかったから帰りにも獲れたら良いな。
まだ昼過ぎだけど、やっぱり舟の上でずっとだったから疲れたのでそのまま部屋をとった。
ベッド気持ち良い。
0
「連れて行きたい日本へ」で
ストゥとタケルがラブホに行った時のいちゃいちゃが読めます。
→拍手する
お気に入りに追加
1,442
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる