行ってみたいな異世界へ

香月ミツほ

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行ってみたいな!あちこちへ

13 中華調味料※

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早めの常歩なみあしで毎日進み2回目の宿はすでに隣国・サイファだった。国境に関所などなく、街ごとに身分を示す。ギルドの身分証は共通らしく、何の問題もなく通れた。

街並は…中国っぽいような?

宿も同じような感じだけどお風呂もシャワーもない。寝室とトイレだけ。これは安い部屋でも高い部屋でも同じらしい。ウェルテクス国だけが日本からの客人まろうどに影響を受けたのかも知れない。

まだ夕方で店も開いているので少しだけ観光。とは言え、ここはサイファの王都から遠く離れた町なので、これと言ったお土産はない。中華食材っぽいものがないかな~、と探してみる。


……なかった。


宿で夕食を食べて部屋に戻っていちゃいちゃ。今日はまったりエッチ。どっちとも密着したくて困ると言う贅沢な悩みを抱えながら甘えまくり!

えへへ……


********************************


毎日治癒してあげてたおかげかすっかり懐いた馬は、俺が命令しなくてもストゥの馬に合わせて速度を調節してくれるようになった。もちろん、俺の命令を無視するのではなく、指示なしの時に限ってだ。

俺が庇護対象に見えるだけかも知れない…

でも俺だって毎日頑張って軽速歩けいはやあしの練習をして、1時間も乗っていられるようになった。馬の負担になるから今回はこれで良いらしい。八代将軍のように走らせるのは駈歩かけあしかな?軽速歩けいはやあしの上の速歩はやあしの上…。


今回の依頼は輸送だから!


将来的には自由自在に乗りたいけど、馬が賢いからバランスさえ取れれば何とかなるんじゃないかと考えてます。甘いかな?

言い訳ばっかりしてるな……

目的の港町はここから南西方面に伸びて緩やかに南に向かう街道で行ける。緩やかなアップダウンはあるけど山はないので難所がない。どうやって国境を決めたんだろう?

いろんな国の物がこの港町に集まるから、商業用に道がしっかり整備されている。泳ぐにはまだ寒いけど、海と聞くだけでワクワクするよね。

それにいろんな国の物が集まるなら、そっちには中華食材があるかも知れない!
春雨と豆板醤と甜麺醤、あと出汁の取り方を教えてもらいたいです。

さらに2日で港町ファガオに着いた。

まっすぐ船着き場に行って船の予定を確認し、港になるべく近い宿をとった。船の到着まで2日。

ギルドに途中経過報告をして馬を預け、市場を見て回る。
当たり前だけど新鮮な魚、魚、魚!あと干物。海藻。塩。

屋台で油条ヨウティヤオを見つけた!!
中華粥に添えられる揚げパンみたいなやつ。こんな名前だったんだ、知らなかった。
でもこれが売ってると言う事は中華食材が存在する可能性が上がった!!喜んで豆板醤について聞いて見ると、すぐ近くに売ってると言う。目を輝かせる俺を嬉しそうに見る2人。

…ちょっと恥ずかしくなった。

教えてもらった店に行くと、期待通りの品揃え!!

豆板醤に甜麺醤、香辛料に乾物。紹興酒や杏露酒もある!杏露酒はこれなら俺でも飲める!ってとうさんが水割り飲んでたなー。

「すみません、これ、東の方で商売してませんか?」

今買うのは良いとして、その後が続かないとここまで買いに来るのもちょっと大変だよね。

「東ってウェルテクスかい?」
「はい!」
「うーん、聞かないなぁ。けど商業ギルドに依頼すりゃ運んでくれるだろ。」
「毎日使うわけじゃないし、これ1瓶でどれくらい持つか分からなくて。」

業務用サイズだけど、1食が多いからね。

「まぁ、切らしてる間は他の料理で何とかして、往復20日の余裕を見て注文するしかないな。後は1年分まとめ買いするとか。」

この街の1年分よりは少なくて良いと思うので、半年分サイズ(多分10kgくらい)を豆板醤は1つ、甜麺醤は2つ購入。チョコの材料の代わりに運んでもらおう。あと自分で持ち帰る1kgくらいのビンも購入。

「先ほどの調味料はどんな料理になるんです?」

ティスが興味を持ったみたい。

「えっとね、ピリ辛の豆腐料理とか、キャベツの甘味噌炒めとか、焼肉とか。パリッと焼いた鶏肉に塗っても美味しいよ!」

「…早く食いたいな。」

「この街なら食べられるんじゃない?今日は宿の夕飯だから、明日の昼とか。」

タケルの料理より美味い訳ないだろ?とか言わないでー!俺のは家庭料理で、本格派じゃないから。それに世界3大美食がどーのこーのと偉そうに説明したら隣の国にあるとか、ちょっと恥ずかしい。

港町だけあって貝殻で作った動物の置物とか磨いた真珠貝とか鱗の風鈴とか売ってる。真珠や珊瑚は見かけなかったけど、興味がなかったから目にとまらなかったのかな?

「タケル、念のためですがこの指輪をしていて下さい。」

青い真珠貝をモザイクにした幅広の指輪。念のため、ってなんで?

「水辺の街には水辺の王の加護を利用したい人間が少なからずいるはずです。無用の揉め事を避けるためには隠しておいた方が無難です。」

「あぁ、うっかりしてたな。」

納得して手を出すとティスがやたらと嬉しそうな顔で指輪をはめてくれた。サイズぴったり!!

魚の鞣し革のバッグやベルト、財布とかの雑貨は見てて楽しかった。

宿での夕食には刺身が出た!
でもカルパッチョ風でオリーブオイルじゃなくてごま油だった。美味しかったけど…
全体に中華風の料理だった。

部屋に戻って、ティスの膝の上でまったりしている時にちょっと聞いて見た。

「俺ばっかり甘えてるけど、2人は甘えたいと思ったりしないの?」

「甘える…?」
「甘えてますよ。」

ストゥは考えた事がなかったようで首を捻っている。ティスは誰に甘えてるんだろう?ストゥ?

「今、タケルに甘えてるでしょう?」

にっこり笑ってそう言った。甘えて欲しい欲求を満たしてもらっているから甘えている事になる……?

「そんなので良いの!?」
「幸せです。」

萌え殺されるぅ!
無欲な恋人のかわいいおねだりの破壊力ったら!

思わず縋り付いて熱烈なキスを交わしてしまった。

「オレは考えた事もなかったからなぁ。タケルに甘えられるのも甘やかすのも嬉しいが、オレが甘える……うーん……」

面倒見が良いし、もともと兄貴肌なのか。

「して欲しい事、あったら言ってね。」

じゃ、とりあえずこっち来いと言われて笑いながらストゥの膝に乗る。同じようにキスしてもたれかかって…ふにゃあ……





ズシッ

突然、空気が重くなった。
強烈な魔力の重圧に誰も動けない。
その時間は長かったのか一瞬だったのか理解が追いつかない。

混乱する意識は水辺の王の契約印から広がる暖かく慈愛に満ちた波動によって鎮められた。

『こちらへ』

頭の中に響く言葉に意識を支配される。







気付けば目の前に玄武がいた。

『また逢えて嬉しい』

言葉ではなく、感覚として伝わって来る喜び。俺も嬉しくなって手を伸ばし、亀の頭部を撫でる。横から尾の蛇も割り込んで撫でられたがる。亀も蛇も可愛い。

蛇が嫌いな人もいるけど、俺は結構好き。ダメなのは昆虫。嫌いな理由は思い出したくもないので割愛。

ひとしきり撫でてお互いに満足したので抱きしめてお別れする。

『また来てねー』
「また来るね」

聖獣の前だと言うのに供物もなく身1つで来てしまって良かったのかな?と今さら考えていたら

『幸せな心   もらったー』

幸せな心って、ストゥとティスといちゃついてる時の?

『生き物が幸せだと陽の気が溢れて聖獣も気持が良いのー』

そう言う事なら皆が幸せでいられるように何でも楽しもう。

『それが良いね。』『それが良いよ。』

玄武の2人(?)が肯定してくれた。

『それではまたね』

と感じたところで宿の部屋に戻っていた。
不安げな顔のストゥとティスに抱きしめられてびっくりしたけど、1時間ほど消えてたらしい。玄武に呼ばれた事を告げると安心したようだった。

慈愛の波動は感じてたから不安は少なかったらしいけど、何日も戻って来なかったらどうしようかと思ったんだって。

「あのね、生き物が幸せだと聖獣も嬉しいんだって。」

えへへと笑ってキスをして頬をすり寄せて甘えた。

俺の意図を察したティスがふふっと笑って目を細め、抱き寄せて身体の側面や背面を撫でられ、小さく喘ぐとそれを合図に服を脱がされ、胸を弄り始める。

手を取られ手のひら、指の間、手首、腕の内側の皮膚の薄い所…と徐々に舐め上げられ、ぞくぞくとした快感に喘ぎが漏れる。

「あっ、は…ぅん…ぁぁ…」

「今日は私からですよ。」

いつの間にかベッドに寝かされ、膝を折り曲げて秘所を晒していた。丁寧に襞を数えるように潤滑油を塗られ、くちくちと小さな音が聞こえて来る。
つっとティスの指が後孔に押し入り、浅く出入りする。少しずつ深くなるが良いところを掠めるだけでちゃんと刺激してくれないのでじれったい。ティスの長い指がやっと奥まで入ったところでストゥの太い指も入って来る。

「解すのはオレも混ぜてくれ。」

ストゥが顔を近づけ軽いキスから深いキスへ。胸の先端を指先で転がしたり押しつぶしたりしながら、反対の手で蕾を綻ばせるべく良い所を交代で刺激し始めた。

「あ…あ…ん…、はやく、欲しい…よぅ…」

玄武に招かれる前のキスでも煽られていて、改めて受け取った刺激に燻っていた身体に改めて火が灯る。自然に潤んだ瞳で強請ると、漸く身体を横に向けられ背後から求める物を与えられた。

「ふぁあああああ……」

歓喜に緩む口元から涎が溢れ、ストゥが舐めとって口を塞ぐ。口内を蹂躙する舌が気持良くてティスを締め付けると「ふっ」と耳元に艶っぽい短い喘ぎが聞こえる。

「ティス、っあ…気持ち…良い?」

口づけが離れた時に聞くとふわっと笑って頷いた。

「タケル…とても、気持ち良い…です…」

背後から抱きしめられながら奥を突かれて、振り返った俺の顔にティスの顔が近づいて蕩けるようなキスをされる。

「んん!ふっ!ぅううううう…っ!!」

放置されていた自身をストゥがたっぷりの潤滑油を使って扱かれ、身体が跳ねる。
もう我慢などできなかった。

仰け反って痙攣する俺を抱きしめて中に熱い飛沫を放出するティスを、離したくないと言わんばかりに蠢く享楽の道は、とうに性器になっている。

ストゥに引き離され浄化される。

達したばかりの俺に無理をさせないように、ストゥの上にうつ伏せで乗せられ、しばらく抱きしめて撫でてくれる。落ち着いてきたのが何故分かるのか謎なんだけど、こめかみや瞼に合図のように落とされるキスに満たされながらストゥの唇を食んで吸う。

歯列をなぞられ口を開けると上顎を舐められて喘ぐ。舌の付け根や口蓋の奥も気持ちが良い。

2人のものがゆっくりと質量を増して互いの体に先走りを溢し合う。

悔しい事にキスをしていると身長差でストゥのものを思う様扱く事ができず、撫でるだけ。

当然、ストゥはいくらでも俺の下半身を蹂躙できるから尻たぶを揉みながら後孔をパクパクと開かせて煽る。

触られたい、と思いながらも恥ずかしくて言葉にできずにいると、ティスが指を入れてきた。

びくっとして身動みじろぎをすると硬くなった象徴が擦れて快楽に震える。恥ずかしいのにすりすりと擦り付けてしまう。

「もう待たなくて良さそうだな。」

そう言ってストゥは俺を起こして跨った状態で下から突き上げる。

「ふぅぅぅぅ……はっ、ぁ…!!」

一気に入り込む質量が良いところを圧迫する。普通の抽送でも気持ちが良い。何度か普通に出入りした後、角度を変えて前立腺を押しつぶすようにグラインドされると、それだけで射精してしまった。

「せっかく待ったのに、もう出したのか?」

揶揄われて顔から火が出そうなのに、ジワリと腰を動かされるとイッたばかりの身体は快楽に身を焦がす。

これでは俺ばっかり気持ちよくてストゥがイけない。

「ストゥ、ごめん、なさい…俺ばっか…気持ち良くて…」

そう言いながらも微妙な動きに快楽を拾い続ける。

「ん…ならタケルの罪悪感を無くすために少し激しくするか。」

「くっ、あ、あ、あ、ぁぁぁぁ!!」

おさまりきらない身体に熱い杭が打ち付けられ、前立腺を擦りながら奥をぐいぐい押されると悲鳴にも似た嬌声が上がる。

騎乗位なのにされるがままで、両手を恋人つなぎして翻弄される。背後からティスの手が伸び、胸の中心と前を弄られ目の前がスパークした。

叫んだような気もしたし、声にならなかったような気もする。

「おかしくなっちゃうよぅ…」

気持ち良すぎてそう訴えた事も夢か現か判別がつかなかった。






朝、目が覚めてぼうっとしながら考えた。また、2回で意識を失ったのか…。
でもこれ、体力の問題かなぁ?

敏感な身体のせいとかだったら治らないよね……  誰にも相談できない気がした。
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