召喚農夫の田舎暮らし

香月ミツほ

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モグラさんパニック!

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ぼくはふと疑問を口にした。
深く考えずに、ほんの少しの期待を込めて。

『モグラさん達も人型になれるの?』

畑仕事を終えてお礼の魔力をあげてから呟くと、十数匹のモグラさん達の中から、7人が人型……と言うか子供(?)に姿を変えた。

《わーい》
《人型だー》
《変な感じー》
「みんな子供だったの!?」
《ボク達は大人だよー》
《子供産んだよー》
《レベルも高くないと人型になれないのー》
「種族特性か……」

りんちゃんは力の強さで見た目年齢が変わり、ケルピー元々大人の姿だけど全裸、大ちゃんは大人で服を着てて額にサークレットを嵌めている。

さらに大ちゃんは人型にならなくても人と話ができる。

小ちゃんはぼくとファーガスさんとだけ喋れる。りんちゃんは誰とでも喋れる。ぼくが一緒ならブリアンもファーガスさんもみんなと会話できる。不思議だなぁ。

《スイ、こんどお家に遊びに 行っていい?》
「ぼくの家? 良いよ」
《やったー! じゃぁ、またね》
《おやすみ~》

もぐらさん達は口々に別れの挨拶をいって地面に吸い込まれていった。


───────────────────


モグラさん達はやっぱり子供だった。
彼らの言う「今度」は「すぐ」の事で……

その日の夜、人化したモグラさん達がぼくとファーガスさんが致しているベッドに乱入して来た!!

「うぉっ!? なんだお前ら?」
《ファーガスー》
《ボクたちモグラだよー》
《スイの魔力、ちょーだい!》
「モグラ? あぁ、精液か。よぅし、やるぞ」
「ファーガスさん???」

正面で抱き合っていたのに一旦抜き、ぼくを後ろから抱え直してぱっかーんと秘所を晒す。そして後ろから貫いて激しく揺さぶられ、良い所を突かれるたびにぼくはぴゅっぴゅっと白濁を飛ばした。

楽しげに、まるで水を撒くようにチョロいぼくを振り回す。モグラさん達は競い合って溢れた精液まりょくを舐め取っていた。

遊ばないでぇぇぇぇ!!



「……悪い、萎えた」
「遊ぶからでしょう!? ……ぼく、もう、無理……」
「モグラ達、そう言う事だからもう終わりだ」
《はーい!》
《ありがとうー!》
《またね》

遠くにモグラさん達の声を聞いた気がした……。



───────────────────



ブリアンとしてる時は来ない、大ちゃんがいる時も来ない。ファーガスさんと2人きりでしてる時は入って来る。不思議に思って聞いてみたら結界は同属性の魔獣には効かないと言う。ブリアンは風属性でファーガスさんは土属性。

大ちゃんは上位の存在なので同属性でも効く。

それでファーガスさんの時だけ来るのか。
……ファーガスさん、あんなにノリノリでイタズラした癖に、今はモグラさん達が来ると萎えるようになってしまった。

「ファーガスさん、大ちゃん呼ぶ?」
「いや……。何もしなけりゃアイツらも来ないから、今日は抱き枕になってくれ」
「うん」

最近、ブリアンとファーガスさんが話し合ってぼくを独り占めする日を作ったから

1、ブリアンと2人きりの日
2、ファーガスさんと大ちゃんとで3人の日
3、家族水入らずの日
4、ブリアンとりんちゃんとで3人の日
5、ファーガスさんと2人きりの日

これを繰り返していたんだけど、5日間に1度の2人きりの日を邪魔されている。

モグラさん達にしたら5日に1度しか乱入してない、と言う気持ちなんだろうけど、ファーガスさんがしょんぼりしてる。

ここはぼくが頑張って結界を維持できるようにしなくちゃ! 快楽に流されて消えちゃう結界じゃダメだ!!





……と、気合いを入れたものの、そもそもぼくは、まともな結界が張れなかった。薄っすらとした壁はできるけど、誰でも入って来られる。

意味がないよ!!

「お前って、ホント……」
「うぅぅ…… 出来が悪くてごめんなさい……」
「違いますよ。スイは優しすぎて人も魔獣も拒絶できないのです。入って来たら殺す、なんて考えられないでしょう?」
「そっ! そんなの無理!!」

好戦的なファーガスさんは元より、ブリアンも結界の内側を守るためにはそれくらいの強い気持ちでやるんだって。領民を守るためには必要な事だよね!!

どうしよう?
モグラさん達、お願いすれば聞いてくれるかな?

《私が言って聞かせよう》

大ちゃんがそう言ってくれたので任せたら、ファーガスさんと2人きりの日にモグラさんたちを連れてきた。

《ファーガス、ごめんね?》
《ぼくたち1回で良いの》
《だからちょっと待っててね》

何をするのかと思ったら7人の子供型モグラさん達はぼくを押し倒し、服を脱がせて身体を舐め回し始めた。

「ひゃっ!? なに? あっ、ふぅん……っ!!」
《わぁ、美味しい》
《スイはせーえきだけじゃなくて、身体全部が美味しいんだね》
「ひぅんっ! やぁん!」
「おい! 待ってろってお前ら……」
《ファーガスはここで見ていなさい》

大ちゃんに羽交い締めにされたファーガスさんに見られながら、7人がかりで舐められて間もなく精液まりょくを吐き出した。

それを綺麗に舐めとって帰って行くモグラさん達。

《ファーガス、これで今宵はスイと2人きりだ。安心して励め》
「はぁ……、だ、大ちゃんは良いの?」
《充分足りている》
「ありがとう。またね」

大ちゃんが姿を消すと、暴走寸前のファーガスさんが飛びかかって来た。

「スイっ! このエロ精霊め! モグラ達にここを舐められたのがそんなに良かったか!?」
「ひゃうっ!! エ、エロ精霊??? 何言っ……んやぁぁぁっ!」

イったばかりの敏感な身体。
それを大好きなファーガスさんに激しく攻められて受け入れ態勢はあっと言う間に整った。

節くれだった太い指で中を入れられるとすぐに腰が揺れる。ファーガスさんは焦らす事なく、即挿入してくれた。

「かわいい! エロい! けしからん!!」
「ひんっ! きゃうっ! もっとぉ♡」

気分的なものが溜まっていたらしく、おかしなノリになってしまった。

……でも、楽しくて気持ち良くて幸せだった。これからも末永く、よろしくお願いします……?
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