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領主夫人になる日まで1
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半月ほど家とノーランを行き来して、不自由を感じ始めた。
温泉は惜しいけど移動時間が煩わしくなり、ゲストハウスをもう1棟建てて元の家と薬草園は住み込みの管理人を置くことにした。ギルドに求人を出すと冒険者を引退しようと考えていた薬草採取が得意な人が名乗りをあげてくれた。
恋人に子供ができたから落ち着きたかったんだって。
ぼくの両親に結婚式の招待状を届けに行った時に家と畑を管理人に託す事と、温泉が湧いた事を話すと、ゲストハウスを使わせろと言い出したので隣の土地も買って小さな宿屋を建てた。両親が海辺の町は飽きたからって温泉付きの宿屋をやりたいと言い出したから。
なら管理人を置かなくても良いと思うでしょ?
畑仕事も飽きたんだって。
我が親ながら飽きっぽさに遠い目になるよ……。
でも薬草園の管理について相談できる人がいるのはありがたいと管理人さんが言ってくれたので、仲良くしてくれそうだ。マンドラゴラの扱いを教えなきゃ! って思ったらマンドラゴラは鉢に引っ越してぼくについてきてくれるらしい。朝になったら家のそばに置いてあった空の鉢に入ってぼくを見上げていたんだよ。萌える……!!
もぐらさんもねずみさんも一部はここに残ってくれるって。
時々魔力を注ぎに来よう。
「よう!」
「あ、ファーガスさん。」
「引っ越し祝いだ。」
南の国の甘い果実酒を手土産に顔を出してくれたファーガスさん。……領主の妻の愛人、て堂々と訪ねて来るものだっけ?
「ファーガスは冒険者を辞めてここで土属性魔術の家庭教師をするそうです」
「あっ! 勝手にバラすな!」
「隠す必要があるんですか?」
「……俺がスイから離れられなくなってるみてぇだろうが」
「違うんですか?」
……違うんじゃない?
「なんでか知らんがスイじゃなきゃイけなくなっちまったんだよ! 一応は勃つんだが」
「堂々と浮気の報告ですか」
「愛人なんだから構わんだろうが」
「……まぁ、おかしな呪いを受けて来なければ構いませんけど」
オロオロするばかりのぼくをよそに2人が揉めている。
「あの……ぼくは忘れないでいてくれるだけで嬉しいです」
「はぁ。もう、スイは自己評価が低すぎます」
「ソレは同感だ。あんなに具合がいいのに忘れるはずがないだろう?」
「あなたは性欲ばっかりですか!」
「スイだけに感じるなら性欲も愛だろうが!」
愛!?
ファーガスさんまでそんな事言ってくれるなんて……
3人で仲良く暮らせるのかって思ったら嬉しくて心がポカポカした。
****************
引っ越しをして、朝がのんびりになってしまった。しかも料理も掃除も洗濯もする人がいる。
ご飯を食べてマンドラゴラをお世話して結婚式の衣装の採寸をして。
もうする事がない。
「返礼品がどうとか言ってなかったか?」
「そうだ! 何が良いと思います?」
「そうだな。身分の低い者には菓子、身分の高い者には…… ハイレアポーションとか?」
「お菓子はともかく、ハイレアポーションは実用的過ぎない?」
「ファーガスは冒険者でしたからね」
実際、身分が高いと毒を盛られたり呪われたりするからハイレアポーションは常備したがるらしいけど、使用期限もあるし……。
「んじゃ、マンドラゴラ」
「素材のまま!? それ、結婚式にも収穫祭にも合わなくない?」
「だいたい高価すぎます。スイがたくさんのマンドラゴラを持っているなんて知られたら狙われるかも知れないじゃないですか」
なにそれ怖い。
「じゃあみんなにはクッキーかなぁ? で、貴族の人達にはハイポーションも付けて…… あ! 美味しくて身体に良いハーブソルト!」
「それ良いな。あのハーブソルトは美味い! 収穫祭が終わったら売り出そうぜ」
「え? 売れる?」
「きっと売れますよ。クッキーもハーブソルトも特産品にしましょう!」
クッキーは毎日地道に焼いて無限収納にしまい、ハーブソルトはブリアンが風魔法で細かく砕いて撹拌してくれたのを密閉容器に小分けしていく。
領民は1000人くらいだけど、結婚式と収穫祭でお客さんも来るから念のため3000人分用意した。出来るだけ頑張ったけど、かなり手伝ってもらっちゃった。
貴族へのお土産はブリアンがカッコいい箱を用意してくれたからそれに詰めた。ハイポーション用の小瓶もすごく綺麗で、数を集めるの大変だったんじゃないかな?
仕上げに鋼蜘蛛さんの糸を素材に使った帯封を付けた。知らなかったんだけど、この素材はかなりの強度があるので「強い絆」を表していて、贈り物に使うととても喜ばれるんだって。
鋼蜘蛛さんは喜んで分けてくれたよ!
ちなみに箱の中には大きなハンカチサイズのイェシム絹を敷いてあって、それもステイタスみたい。
淡いエメラルドグリーンの絹はぼくとブリアンの衣装にも使ってあるから、思い出の品としてみんなが大切にしてくれると良いなぁ。
「ねぇ、ブリアン。イェシム絹の村って川が枯れたとか言ってなかったっけ?」
ふと思い出して聞いてみた。
「えぇ、Aランクの水属性魔術師2人を派遣して生活の支援をしつつ土属性魔術師に土壌調査をしてもらっています」
「……それも小ちゃんに頼めば良かったね」
「1人に頼り切るのは良くありません。多少不便でも自ら努力をする方が人は心が強くなるんです」
そう言うものなのか。
魔術師レベルじゃ無くても飲み水の確保くらいはできる人もいるので、その人たちも頑張ってるんだって。それに鋼蜘蛛さんの加護で山歩きが断然楽になったから調査もはかどってるとか。
ぼくの出番はまた今度、と言う事で納得した。
*********************
昼過ぎごろから精神が不安定でモヤモヤする。
時々こうなるんだけど、何でかなぁ?
ロルカンに聞いたらブリアンは視察とかでお出かけ中。邪魔しちゃダメだよね。
ファーガスさんはどうだろう?
「ファーガスさまっ! あっ! んぅっ……」
「おらイけ! 後ろだけじゃイけないか?」
「ちがっ…… 一緒が良い! やっ、ダメっ! あぁぁぁぁんっ!」
浮気の現場に来てしまった。
家庭教師って相手の家に行くものだと思ってたけど、ファーガスさんの部屋に来るんだね。
でも何だかんだ愛が無いような……?
「うぅ…… 先生の魔力…… 欲しいのに……」
「だから無理だって言ったろ?」
「ねぇ、魔力譲渡ならキスで良いんじゃないの?」
「うわぁっ! スイ!!」
「きゃっ! わ! あのっ! すすすすみません!!」
「謝らなくて良いから教えて?」
慌てる2人に構わず質問をした。
もちろん魔力譲渡にはキスによる粘膜接触で良いんだけど、それだと魔力量の上限が変わらない。性行為に依って胎内に精液を受け取れば受け取った側の許容量を増やすことができる。口内射精で飲み込むと効果は半減する。
消化しちゃうのかな?
もちろん、精を注ぐ側が魔力量が多い事が条件だ。
「じゃぁ、ぼくがファーガスさんに入れたらファーガスさんSSランクになる?」
「なるだろうがワームと麒麟が許さねぇだろ?」
「あ、そっか」
「ちょっと待って! その方、先生より魔力量多いんですか?」
え? ぼく狙われてる?
温泉は惜しいけど移動時間が煩わしくなり、ゲストハウスをもう1棟建てて元の家と薬草園は住み込みの管理人を置くことにした。ギルドに求人を出すと冒険者を引退しようと考えていた薬草採取が得意な人が名乗りをあげてくれた。
恋人に子供ができたから落ち着きたかったんだって。
ぼくの両親に結婚式の招待状を届けに行った時に家と畑を管理人に託す事と、温泉が湧いた事を話すと、ゲストハウスを使わせろと言い出したので隣の土地も買って小さな宿屋を建てた。両親が海辺の町は飽きたからって温泉付きの宿屋をやりたいと言い出したから。
なら管理人を置かなくても良いと思うでしょ?
畑仕事も飽きたんだって。
我が親ながら飽きっぽさに遠い目になるよ……。
でも薬草園の管理について相談できる人がいるのはありがたいと管理人さんが言ってくれたので、仲良くしてくれそうだ。マンドラゴラの扱いを教えなきゃ! って思ったらマンドラゴラは鉢に引っ越してぼくについてきてくれるらしい。朝になったら家のそばに置いてあった空の鉢に入ってぼくを見上げていたんだよ。萌える……!!
もぐらさんもねずみさんも一部はここに残ってくれるって。
時々魔力を注ぎに来よう。
「よう!」
「あ、ファーガスさん。」
「引っ越し祝いだ。」
南の国の甘い果実酒を手土産に顔を出してくれたファーガスさん。……領主の妻の愛人、て堂々と訪ねて来るものだっけ?
「ファーガスは冒険者を辞めてここで土属性魔術の家庭教師をするそうです」
「あっ! 勝手にバラすな!」
「隠す必要があるんですか?」
「……俺がスイから離れられなくなってるみてぇだろうが」
「違うんですか?」
……違うんじゃない?
「なんでか知らんがスイじゃなきゃイけなくなっちまったんだよ! 一応は勃つんだが」
「堂々と浮気の報告ですか」
「愛人なんだから構わんだろうが」
「……まぁ、おかしな呪いを受けて来なければ構いませんけど」
オロオロするばかりのぼくをよそに2人が揉めている。
「あの……ぼくは忘れないでいてくれるだけで嬉しいです」
「はぁ。もう、スイは自己評価が低すぎます」
「ソレは同感だ。あんなに具合がいいのに忘れるはずがないだろう?」
「あなたは性欲ばっかりですか!」
「スイだけに感じるなら性欲も愛だろうが!」
愛!?
ファーガスさんまでそんな事言ってくれるなんて……
3人で仲良く暮らせるのかって思ったら嬉しくて心がポカポカした。
****************
引っ越しをして、朝がのんびりになってしまった。しかも料理も掃除も洗濯もする人がいる。
ご飯を食べてマンドラゴラをお世話して結婚式の衣装の採寸をして。
もうする事がない。
「返礼品がどうとか言ってなかったか?」
「そうだ! 何が良いと思います?」
「そうだな。身分の低い者には菓子、身分の高い者には…… ハイレアポーションとか?」
「お菓子はともかく、ハイレアポーションは実用的過ぎない?」
「ファーガスは冒険者でしたからね」
実際、身分が高いと毒を盛られたり呪われたりするからハイレアポーションは常備したがるらしいけど、使用期限もあるし……。
「んじゃ、マンドラゴラ」
「素材のまま!? それ、結婚式にも収穫祭にも合わなくない?」
「だいたい高価すぎます。スイがたくさんのマンドラゴラを持っているなんて知られたら狙われるかも知れないじゃないですか」
なにそれ怖い。
「じゃあみんなにはクッキーかなぁ? で、貴族の人達にはハイポーションも付けて…… あ! 美味しくて身体に良いハーブソルト!」
「それ良いな。あのハーブソルトは美味い! 収穫祭が終わったら売り出そうぜ」
「え? 売れる?」
「きっと売れますよ。クッキーもハーブソルトも特産品にしましょう!」
クッキーは毎日地道に焼いて無限収納にしまい、ハーブソルトはブリアンが風魔法で細かく砕いて撹拌してくれたのを密閉容器に小分けしていく。
領民は1000人くらいだけど、結婚式と収穫祭でお客さんも来るから念のため3000人分用意した。出来るだけ頑張ったけど、かなり手伝ってもらっちゃった。
貴族へのお土産はブリアンがカッコいい箱を用意してくれたからそれに詰めた。ハイポーション用の小瓶もすごく綺麗で、数を集めるの大変だったんじゃないかな?
仕上げに鋼蜘蛛さんの糸を素材に使った帯封を付けた。知らなかったんだけど、この素材はかなりの強度があるので「強い絆」を表していて、贈り物に使うととても喜ばれるんだって。
鋼蜘蛛さんは喜んで分けてくれたよ!
ちなみに箱の中には大きなハンカチサイズのイェシム絹を敷いてあって、それもステイタスみたい。
淡いエメラルドグリーンの絹はぼくとブリアンの衣装にも使ってあるから、思い出の品としてみんなが大切にしてくれると良いなぁ。
「ねぇ、ブリアン。イェシム絹の村って川が枯れたとか言ってなかったっけ?」
ふと思い出して聞いてみた。
「えぇ、Aランクの水属性魔術師2人を派遣して生活の支援をしつつ土属性魔術師に土壌調査をしてもらっています」
「……それも小ちゃんに頼めば良かったね」
「1人に頼り切るのは良くありません。多少不便でも自ら努力をする方が人は心が強くなるんです」
そう言うものなのか。
魔術師レベルじゃ無くても飲み水の確保くらいはできる人もいるので、その人たちも頑張ってるんだって。それに鋼蜘蛛さんの加護で山歩きが断然楽になったから調査もはかどってるとか。
ぼくの出番はまた今度、と言う事で納得した。
*********************
昼過ぎごろから精神が不安定でモヤモヤする。
時々こうなるんだけど、何でかなぁ?
ロルカンに聞いたらブリアンは視察とかでお出かけ中。邪魔しちゃダメだよね。
ファーガスさんはどうだろう?
「ファーガスさまっ! あっ! んぅっ……」
「おらイけ! 後ろだけじゃイけないか?」
「ちがっ…… 一緒が良い! やっ、ダメっ! あぁぁぁぁんっ!」
浮気の現場に来てしまった。
家庭教師って相手の家に行くものだと思ってたけど、ファーガスさんの部屋に来るんだね。
でも何だかんだ愛が無いような……?
「うぅ…… 先生の魔力…… 欲しいのに……」
「だから無理だって言ったろ?」
「ねぇ、魔力譲渡ならキスで良いんじゃないの?」
「うわぁっ! スイ!!」
「きゃっ! わ! あのっ! すすすすみません!!」
「謝らなくて良いから教えて?」
慌てる2人に構わず質問をした。
もちろん魔力譲渡にはキスによる粘膜接触で良いんだけど、それだと魔力量の上限が変わらない。性行為に依って胎内に精液を受け取れば受け取った側の許容量を増やすことができる。口内射精で飲み込むと効果は半減する。
消化しちゃうのかな?
もちろん、精を注ぐ側が魔力量が多い事が条件だ。
「じゃぁ、ぼくがファーガスさんに入れたらファーガスさんSSランクになる?」
「なるだろうがワームと麒麟が許さねぇだろ?」
「あ、そっか」
「ちょっと待って! その方、先生より魔力量多いんですか?」
え? ぼく狙われてる?
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