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結婚しよう4
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ブリアンて四男だったよね?
お兄さん達を産んだ人はどうしてるんだろう?
「1人目の妻は2人産んだらじゅうぶんでしょう、と実家に帰って暮らしています。2人目の妻は屋敷に工房を建てて刀鍛冶を続けています。そして母はひたすらのんびりしています」
「刀鍛冶!? かっこいい~……。今度、見に行って良いかな?」
「ゴビネット様は気に入れば優しくしてくれますが、嫌いな者には容赦がないので…… 会ってみないと分かりませんね」
「そっかぁ。気に入られたいなぁ」
「ちなみに上の2人の兄はきちんと領地経営してますが3番目の兄は冒険者です。母の作った武器を勝手に持ち出してはケンカしています。その下に姉がいて母に弟子入りしています」
3番目のお兄さん自由人!
それにお姉さんもいるの!?
「会いに行きますか?」
「会いたいです!!」
ぼくは一も二もなく同意した。
今日の話はお母様の告白とブリアンの領地の話、そして縁を切らないと言う事だったのでお話終了。ご挨拶して2番目のお母様に会いに行く事になった。
どんな人かなー?
「ゴビネット様、ブリアンです。お邪魔してもよろしいでしょうか?」
「邪魔するなら帰れ」
「今日は私の伴侶を紹介いたしたくお伺いしましたが、お会いしては下さいませんか?」
「ブリアンの伴侶? よし、見てやろう!」
声をかけてからそれ程経たずに返事があった。そして会ってやろうじゃなくて見てやろうなんだ。う~……、緊張する……!!
声だけが聞こえていた建物の扉が開き、燃えるような赤毛で背の高い、筋肉モリモリのカッコいい女の人が姿を現した。
「カッ…… コいい~…… あっ!はじめまして! 召喚術士で薬師のスイです!」
じろじろ見られて緊張する!!
でもカッコよくてついつい見惚れてしまう。
「とぼけた顔だな」
「愛らしいでしょう? これでたくさんの召喚獣をまとめて召喚できるほどの魔力を持っているんです」
「ならば手伝え。魔力を入れて欲しい魔石があるんだ」
「はっ、はい!」
中に招かれ、革袋に入ってテーブルに置かれた魔石を見ると、かなり大きかった。ぼくの拳くらいある。
暗い色になってしまっていてほとんど魔力は残っていないようだ。椅子に座って魔石を両手で包み込み、胸に押し当てて呼吸を整えると、少しずつ魔力が流れ込んで光を取り戻していった。
「スイっ!!」
慌てた声に驚いて我に帰ると魔石は眩しい程に光り輝いていて、ぼくの方は身体がとても重くなっていた。
「あれ…… この魔石すごい…… ブリアン、ぼく…… 身体が重い……」
「スイっ! あぁ、もう、こんなに無理をして……!!」
むちゅーーーーーーーーー!!
噛み付くようなキスをされ、魔力を分けてもらって少しだけ身体が軽くなる。
「ブリアン、私にも寄越せ」
そう言ってブリアンからぼくを奪い取ると、ぎゅっと胸に抱きしめてくれた。女の人だからおっぱいがあるんだけどしゅごい。マッチョで筋肉おっぱいと普通のおっぱいが2段になってる。ダブルおっぱい!
「ぐ……さすがだな。これ以上は私が無理だ」
「ああああごめんなさい! ぼくはもう大丈夫です!」
「悪かった。すでに分かったと思うがこの魔石は魔力蓄積量が多過ぎて普通の人間ならうっすら色が変わる程度で、魔術師でもうっすら光るのが限度だ。はっきり光らせるには数人掛かりで3日はかかる。それがこんな短時間で、しかも光り輝くなど予想の遥か上だ。本当にすまなかった」
「ぼく、魔石に魔力を込めるのって何回かしかやった事なくて、親指の先くらいの石がこれくらい光ったらお父さんが慌てて止めたんです。その時は身体は何ともなかったんですけど……」
「ビネ、どうかしたのか?」
「セラド。この子が魔力切れを起こしてな。お前も分けてやってくれ」
「うわっ! 軽!!」
「良いです、もう大丈夫です!」
「で? お前誰?」
ぼくを子供抱っこして軽さに驚くセラド様。こちらもムキムキで安心感が半端ない。
「姉上、紹介します。私の婚約者で召喚魔術師で薬師のスイです」
「おぉ、私はセラドだ。母に弟子入りして刀を打っている。よろしくな。それにしても……」
テーブルの上の魔石を見て、呆れたように言った。
「この魔石をものの数分で完全に……いや、溢れる程に満たすとは無茶するなぁ。良いトコ見せたかったのか?」
「良いトコ? いいえ、魔力の注入をした事がほとんどなくて、何となくやってたらこうなりました」
「間抜けか!!」
まぬけ…… まぬけって言われた…… うぅ………
「姉上、スイは高貴なるワームの王の妃です。あまりいじめると文句を言いに来ますよ」
「ぎゃぁ! やめろ! 想像させるな!!」
「蛇とかミミズ嫌いですものね」
「だから名前を出すなぁ!!」
「ゴビネット様、大丈夫です! 大ちゃんは人の姿でないと喋れないので文句を言いに来るなら人の姿で来ます!」
「……そうか。それならまだ……」
青褪めるお姉さまをよしよししてあげた。
「……お前、可愛いな。ブリアン、この子くれ」
「だめです」
「良いじゃないか」
「良い訳ないでしょう!」
今度はブリアンに抱っこされた。反射的にすりすりしちゃうけど人前だった事を思い出して姿勢を正す。……あ、抱っこのままじゃ意味ないかな?
「結婚式は収穫祭の日に私の領地でします。来ても構いませんが酒を飲み干さないで下さいね」
「そこは来て下さい、じゃないの?」
「この2人は際限なく飲んでしまうので釘を刺しておかないとならないんです」
「行くから私達が飲みきらない程用意しておけ」
「1人1樽です」
「足りん」
1樽で足りないの!?
「ぼくコップ1杯しか飲めないのに…… ゴビネット様もセラド様もすごいです」
「お2人ともスイに無理矢理飲ませないで下さいね」
「ならば披露宴の間中側にいてスイが飲めない分を代わりに飲んでやろう!」
「私もそうしよう!」
「……それなら構いません」
「良いの? ぼくとっても助かるけど」
花嫁が人気者だと妬まれた花婿が酔い潰されるらしいけど、ぼくの場合きっとブリアンが人気でぼくが妬まれるだろうからお2人が代わりに飲んでくれるなら心強い。
利害が一致したおかげでとても仲良しになれた気がする!
そろそろ帰ろうかとコナンさんを捜せば侍従の控え室でケルピーに襲われ…可愛がられていた。
「あぁ…… ん…… だめ…… 家まで……」
『待てない。ここでいいだろう?』
「私はもういい歳なんですから…ふぅん!」
『なら仕方ない。煽るだけ煽って我慢させるか』
「どこでそんな事覚えるんですか!?」
『本能…か?』
トントントン
「コナン、私達は帰るが、お前はどうする?」
「わわわ、私も! 家に!!」
「これから領地の家に住むのか、スイの家の側に家を建てて暮らすのか、考えなくてはならんからな。これからも頼むぞ」
バタン!
「あのあのあの! 喜んでお側にいさせていただきます!」
扉が開いたその部屋には衣服の少し乱れたコナンさんと、初めて見る全裸の男の人がいた。
お兄さん達を産んだ人はどうしてるんだろう?
「1人目の妻は2人産んだらじゅうぶんでしょう、と実家に帰って暮らしています。2人目の妻は屋敷に工房を建てて刀鍛冶を続けています。そして母はひたすらのんびりしています」
「刀鍛冶!? かっこいい~……。今度、見に行って良いかな?」
「ゴビネット様は気に入れば優しくしてくれますが、嫌いな者には容赦がないので…… 会ってみないと分かりませんね」
「そっかぁ。気に入られたいなぁ」
「ちなみに上の2人の兄はきちんと領地経営してますが3番目の兄は冒険者です。母の作った武器を勝手に持ち出してはケンカしています。その下に姉がいて母に弟子入りしています」
3番目のお兄さん自由人!
それにお姉さんもいるの!?
「会いに行きますか?」
「会いたいです!!」
ぼくは一も二もなく同意した。
今日の話はお母様の告白とブリアンの領地の話、そして縁を切らないと言う事だったのでお話終了。ご挨拶して2番目のお母様に会いに行く事になった。
どんな人かなー?
「ゴビネット様、ブリアンです。お邪魔してもよろしいでしょうか?」
「邪魔するなら帰れ」
「今日は私の伴侶を紹介いたしたくお伺いしましたが、お会いしては下さいませんか?」
「ブリアンの伴侶? よし、見てやろう!」
声をかけてからそれ程経たずに返事があった。そして会ってやろうじゃなくて見てやろうなんだ。う~……、緊張する……!!
声だけが聞こえていた建物の扉が開き、燃えるような赤毛で背の高い、筋肉モリモリのカッコいい女の人が姿を現した。
「カッ…… コいい~…… あっ!はじめまして! 召喚術士で薬師のスイです!」
じろじろ見られて緊張する!!
でもカッコよくてついつい見惚れてしまう。
「とぼけた顔だな」
「愛らしいでしょう? これでたくさんの召喚獣をまとめて召喚できるほどの魔力を持っているんです」
「ならば手伝え。魔力を入れて欲しい魔石があるんだ」
「はっ、はい!」
中に招かれ、革袋に入ってテーブルに置かれた魔石を見ると、かなり大きかった。ぼくの拳くらいある。
暗い色になってしまっていてほとんど魔力は残っていないようだ。椅子に座って魔石を両手で包み込み、胸に押し当てて呼吸を整えると、少しずつ魔力が流れ込んで光を取り戻していった。
「スイっ!!」
慌てた声に驚いて我に帰ると魔石は眩しい程に光り輝いていて、ぼくの方は身体がとても重くなっていた。
「あれ…… この魔石すごい…… ブリアン、ぼく…… 身体が重い……」
「スイっ! あぁ、もう、こんなに無理をして……!!」
むちゅーーーーーーーーー!!
噛み付くようなキスをされ、魔力を分けてもらって少しだけ身体が軽くなる。
「ブリアン、私にも寄越せ」
そう言ってブリアンからぼくを奪い取ると、ぎゅっと胸に抱きしめてくれた。女の人だからおっぱいがあるんだけどしゅごい。マッチョで筋肉おっぱいと普通のおっぱいが2段になってる。ダブルおっぱい!
「ぐ……さすがだな。これ以上は私が無理だ」
「ああああごめんなさい! ぼくはもう大丈夫です!」
「悪かった。すでに分かったと思うがこの魔石は魔力蓄積量が多過ぎて普通の人間ならうっすら色が変わる程度で、魔術師でもうっすら光るのが限度だ。はっきり光らせるには数人掛かりで3日はかかる。それがこんな短時間で、しかも光り輝くなど予想の遥か上だ。本当にすまなかった」
「ぼく、魔石に魔力を込めるのって何回かしかやった事なくて、親指の先くらいの石がこれくらい光ったらお父さんが慌てて止めたんです。その時は身体は何ともなかったんですけど……」
「ビネ、どうかしたのか?」
「セラド。この子が魔力切れを起こしてな。お前も分けてやってくれ」
「うわっ! 軽!!」
「良いです、もう大丈夫です!」
「で? お前誰?」
ぼくを子供抱っこして軽さに驚くセラド様。こちらもムキムキで安心感が半端ない。
「姉上、紹介します。私の婚約者で召喚魔術師で薬師のスイです」
「おぉ、私はセラドだ。母に弟子入りして刀を打っている。よろしくな。それにしても……」
テーブルの上の魔石を見て、呆れたように言った。
「この魔石をものの数分で完全に……いや、溢れる程に満たすとは無茶するなぁ。良いトコ見せたかったのか?」
「良いトコ? いいえ、魔力の注入をした事がほとんどなくて、何となくやってたらこうなりました」
「間抜けか!!」
まぬけ…… まぬけって言われた…… うぅ………
「姉上、スイは高貴なるワームの王の妃です。あまりいじめると文句を言いに来ますよ」
「ぎゃぁ! やめろ! 想像させるな!!」
「蛇とかミミズ嫌いですものね」
「だから名前を出すなぁ!!」
「ゴビネット様、大丈夫です! 大ちゃんは人の姿でないと喋れないので文句を言いに来るなら人の姿で来ます!」
「……そうか。それならまだ……」
青褪めるお姉さまをよしよししてあげた。
「……お前、可愛いな。ブリアン、この子くれ」
「だめです」
「良いじゃないか」
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今度はブリアンに抱っこされた。反射的にすりすりしちゃうけど人前だった事を思い出して姿勢を正す。……あ、抱っこのままじゃ意味ないかな?
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「わわわ、私も! 家に!!」
「これから領地の家に住むのか、スイの家の側に家を建てて暮らすのか、考えなくてはならんからな。これからも頼むぞ」
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