いつまででも甘えたい

香月ミツほ

文字の大きさ
上 下
24 / 39

第24話

しおりを挟む

精液が美味しいのって異世界クオリティだろうか?
セサルさんのはどうだったっけ?思い出せない。

「味見して良い?」

身体を起こして手を伸ばすと、脚を開いて上半身を後ろに下げて咥えやすいようにしてくれた。

…それにしても大きい。500mlのペットボトルくらいある。
でも女の人なら赤ちゃん産めるんだし、何とかなるんじゃないのかな?と思うけど無理かな?
童貞だと言いながら血管の浮き出たグロテスクな見た目。嫌悪感が全然ないのが不思議だ。

ビッチ確定だな。

根元の方からちゅっちゅとキスをしつつ先端へと進む。透明な雫が糸を引く鈴口をつつくとぴくぴくと反応がある。滑りが良いように意識して唾液を出してれろ~っと舐め上げると裏筋辺りで「うっ」て声が聞こえた。ここ気持良いよね。

大きいから唾液では滑りが足りないと思ったらガウルが潤滑油を垂らしてくれた。口に入れても大丈夫なんだって。頑張って口を大きく開けても鬼頭しか入らない。それでも一生懸命ぺろぺろしながら手で扱いていたら「イクぞ!」って。

タダでさえ大きな陰茎が更に張りつめ、直後に大量の精液をドプドプと吐き出す。
とても受け止めきれない。

「んぐっ、ぐ、げほっ!」
「だ、大丈夫か!?」

「う、うん、咽せただけだから…でも普通、苦いって聞くのに苦くないね。」

どろっとしてて飲み込みにくいけど、嫌な味じゃない。
先端に吸い付いて残滓を吸い出しても同じ味だった。

顔や身体にかかったそれをガウルが絞ったタオルできれいに拭いてくれる。

「悪い、見てたら我慢できなくなった。俺のもしてくれるか?」
「いいよ。ガウルのも味見ね?」

えへへと笑ったら深くキスされた。パスクの飲んだばっかりだけど良いの?

「…マズい。」

そんな事言われても…じゃぁキスは止めてこっち。

さっきと同じように根元から舐め上げてくりくりぺろぺろ刺激する。それでパクリと。

中ほどまでしか入らない。
でも頑張ってなるべく奥まで飲み込むように咥え、口内を真空にして強く吸う。

「くっ!」

ドプッ

ガウルもパスクに負けないほどの白濁を溢れさせる。やっぱり飲みきれなかった。

「どうだ?」
「同じ味だと思う。」

残滓を吸ってもやっぱり同じ。

「んきゃう!」

急にお尻の穴を舐められた。

「そんなとこ舐めちゃだめ…」

力が抜けてガウルの股間に顔を埋めて腰を上げた状態…

「気持良いのか?」
「んん…気持良いけど…恥ずかし…あぁぁん!」

し!舌をそんな所に差し込んだら汚いってば!!
抗議したいのにガウルが乳首を弄り出して背中の感じる所に吸い付くから、触られてもいない陰茎が先走りを溢れさせる。ふみゅぅ!

パスクの指、太い。
潤滑油でするりと入って来て1本だけなのに関節とか剣ダコとかで気持良い所を擦る。でももうちょっとでイけない。

「イけないぃ…それ、気持良いけどヤだぁ…」

半べそで訴えるとガウルの指導で素股になった。
うつぶせで枕を胸の下に入れ、腰を持ち上げて内腿と下腹と性器全体に潤滑油を塗る。パスクのペニスもぬるぬるにして脚の間に滑り込ませる。ガチガチで凸凹のペニスに裏筋を擦られて一瞬でイきそうになる。

「パスクぅ…擦れて、気持ち良、いよ…おれ、すぐイっちゃう…」
「俺もだ。全然持ちそうにないから、一緒にイこう。」

早くなる抽送に堪らず手を添えて強く擦り付けるようにすると、ほぼ同時に絶頂を迎えた。

肩で息をしながら後ろから抱きしめられる。振り向いてキスをねだると身体を起こして正面から抱きしめながらキスしてくれた。

「おら、そのままシャワー浴びて来い。シーツ替えるぞ。」
「お、悪いな。」
「わっ!」

抱き上げられて運ばれる。一緒にシャワーを浴びて洗いっこして部屋に戻ると、ガウルに抱きしめられた。

「もう終わったんだからお前は他の部屋に行け。」
「もうか?」
「当たり前だ。いくらベッドを大きくしてもアンタはデカすぎる。」

それはそうかも知れない。

「まぁ、満足したから素直に従おう。ヨシキ、また相手してくれよ?」
「うん。童貞仲間だもんね。」
「そうだな!」

パスクは豪快に笑った後、呼び出された隊員に案内されて部屋を出て行った。




「ヨシキは人が良すぎる!」
「おれ…ビッチみたい…誰でも気持良くなっちゃうんだもん。」
「男なら快楽に弱いもんだろ。仕方ないさ。」
「でも…」
「いつか独り占めするって希望は捨ててないから、無理に選ぼうとするな。自然に心が決まるのを待てば良い。」
「ふふっ…ガウルの方が人が良いんじゃない?」
「惚れた弱みだな。本音を言えば自分が選ばれる自信が無くて善人ぶってるだけで…振られるのが怖くて仕方がない。」
「怖がらせてごめん。」
「怖くても惹かれずにはいられない。ヨシキは害意の無い魔物かも知れないな。」

そんな言葉を交わしながら肌を重ねた。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

14歳までレベル1..なので1ルークなんて言われていました。だけど何でかスキルが自由に得られるので製作系スキルで楽して暮らしたいと思います

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はルーク 普通の人は15歳までに3~5レベルになるはずなのに僕は14歳で1のまま、なので村の同い年のジグとザグにはいじめられてました。 だけど15歳の恩恵の儀で自分のスキルカードを得て人生が一転していきました。 洗濯しか取り柄のなかった僕が何とか楽して暮らしていきます。 ------ この子のおかげで作家デビューできました ありがとうルーク、いつか日の目を見れればいいのですが

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します

ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!! カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第三章フェレスト王国エルフ編

処理中です...