転生神子は『タネを撒く人』

香月ミツほ

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14.あるべき姿が美しい

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おっぱいが飲みたくなったとしても、赤ちゃんの泣き声で出るから、この子……、いやこの人達には出ないだろう。

どうして飲みたくなったの?

「わたしたち、からだが ちいさいから はんりょのおしべを うけいれられなくて……」
「え?」
「おおきくなれば ひとつに なれるでしょう?」
「う、そりゃ、まあ……」
「だからボクたち、おおきくなりたいの!」

理由はしっかり大人の事情だった!
でも、そうは言われてもなぁ。

「神子様、もしかしたらルスキニアのように……」
「そうか! あのね、おっぱいは出ないけど他の町では口づけで成長した子がいたの。だから、口づけ、してみる?」
「「「はい!」」」

アルシャーブさんの提案でキスを試すことにした。まずは領主様から。
ここにはベッドがないので、ルスキニアと同じ形になるよう、ソファに仰向けで寝かせる。小さな身体に覆い被さるようにしてキスをすると、すぐに舌を絡めてきた。

「ん、ちゅ、ふぅん、んぁ……っ!」
「みこさま、おいしぃ……」

小さな舌が口内を蹂躙する。
奥には届かないのに、めちゃくちゃ気持ちがよくて、ぽーっとしてしまった。

「はっ、あぁぁぁ、ん……」

領主様は色っぽい声を出して身をくねらせる。うん、光に包まれて成長したね。6歳くらいになったね。

「大きくなった!!」
「すごい! ボクも!!」

ぼんやりとしたままの領主様はサバールさんがベッドのある部屋に連れて行ってくれた。続けて財務補佐くん、最後に書紀官(?)さん。

3人ともしばらく休んでから家に帰った。



*******


「んっ、んっ、ひぁんっ!」
「感じやすいなぁ、神子様は」
「領主様達の小さな舌は気持ちよかったですか?」
「だ、だって、小さな子供とするのはっ、いけないこと、なのにっ! あの子達は、大人でっ、混乱しちゃって……!」
「ふふふ、気持ちが不安定になって……、感覚が鋭敏に、なったのでしょうかねぇ……」
「ダメぇ! むねと、おしべと、蜜壺と、全部は、ダメなのぉ!」
「今日は雄蕊もたっぷり舐めてやるから、思いっきり出せよ?」
「やぁん! はげ、し……っ!!」

アルシャーブさんに背面座位で突かれながら、乳首を可愛がられつつ、サバールさんに口淫されています……。

「う……、くぅ……」
「あぁぁぁぁぁっ!!」

アルシャーブさんの絶頂に釣られて爆ぜた。残りをしっかり吸われて目がチカチカする。

2人が交代で入れる人と飲む人をやってます。おれはずっと入れられる方です。気持ち良すぎてクセになってます。



「明日も彼らに口づけをするのでしょう?」
「うぅん……。でも、伴侶の人はどう思ったかなぁ?」
「小さいままが気に入ってるかもしれないと?」
「うん。かわいいじゃない?」
「確かに庇護欲をそそりますが、愛を注ぎたい欲求もありますから、どうでしょうか」
「ちょっと勝手なことしちゃったかな、って心配なんだ」

怒らせちゃったら嫌だなぁ。


*******


それはともかく、昨日生まれたちびっこはもう、成人姿になった。ひと晩寝て、今朝起きた時にはもう10歳くらいになっていて、おっぱいは出なくなっていた。本能なのかキスしたがって唾液を吸われ、気がついたら成人済み。

本当に不思議だなぁ。

「神子様、ありがとうございました。ぼくはいつか、旅に出ます。旅先で出会えたら、また口づけさせてください」
「え!? 旅に出るの? 決めるの早すぎない?」
「風が吹くとソワソワするんです。すぐには行けませんが、ボクは旅をするために生まれてきたと感じるのです」

領主様に相談して、行商人の養育者に引き取られることになった。どうやら種を綿毛で飛ばす種類の植物らしい。

攻撃力も結構ある、って。

虎薊とらあざみという、棘の多い花らしかった。

「こちらが虎薊とらあざみです。種には綿毛がついていて、風に乗って遠くへ行きます」

神官長さんが、元ちびっこの本性であろう花を教えてくれた。おれの身長と同じくらい大きくて、トゲトゲの、巾着袋か壺みたいな形の花。

外とはあまり交流がないこの町では、行商人の地位は高い。きっと頑張ってくれるだろう。



「……で、領主様方。1度は口づけしましたが伴侶の方はこのまま成長してほしいと言ってますか?」
「喜んでくれたよ?」
「成長するところが見たいって」
「うちはこのままがいい、って」

書記官さんの伴侶は大きくなって欲しくないらしい。そして領主様と財務補佐さんはまだ大きくなって良い、と。

要望通り、3人の伴侶の目の前で2人と口づけをして、成長の様子を見せた。って! 伴侶の前でキスするの、めちゃくちゃ心苦しいんだけど!?

「「神子様、こちらもください」」
「そっ、そっちは……、だ、あぁんっ!」

2人がかりでおしべをぺろぺろされてるぅ!!

左右から敏感な先端を舐めまくられて、さらに2人の指が! おしりを!! くにゅくにゅと……!

もう、我慢なんてできるはずがなかった。

「神子様の白愛液はくあいえき、甘い……」
「んん、美味しい……」
「あん! やっ、それぇ!」

余韻に浸る間も無くぺろぺろされて、ビクンビクンと身体が跳ねる。やぁ~め~て~!!

「あっ!」
「はわぁ……!」

2人の身体が光り、成長が始まった。唾液や母乳(?)の比ではない変化。さすがに苦しそうだ。

「あれ?」

領主様は11歳くらいで止まり、財務補佐さんは14歳くらいで止まった。本来あるべき姿になる、とか?

「うぅ……、これじゃあ、足りない……」
「もう1回飲ませてもらう?」

今日は勘弁してください……。

翌日、もう1度飲まれたけど領主様に変化はなかった。そして伴侶の人たちにも白愛液はくあいえきの味見をされたけど、彼らは部分的にしか光らなかった。

股間が光るとか、意味深だよね。
そこだけ未成熟だったの?

「アルシャーブさんもサバールさんも光ったりしなかったよね」
「はい。私達も王も元気になっただけで変化はありませんでした」
「ここの生命樹に何かあるのかもな」

神官長も交えて話し合い、生命樹に万能薬を、その……、最高濃度であげることになった。

原液……。

人間のを直接かけると植物はダメージを受けるはずだけど、今、おれは植物だからこれは栄養剤。万能の栄養剤!!

鮮度抜群でお届けしました。

生命樹は人間と同じように光に包まれ、さわさわと葉を揺らした。ついている実はぐっと大きくなったけどまだ生まれる気配はない。

ここを離れる前日に生まれた人は12歳くらいに見えた。

……微妙。

でもおっぱい飲みたがらなかったし、普通に生活ができている。元々、若者で生まれて青年になり、壮年になって年老いていくので、自然な成長なら問題ない。むしろ少年からのスタートの方が自然な気がする。

きっと、大丈夫。

領主様達からは、愛を交わし合えたと感謝されたけど、大人なのに丸1日寝室から出てこないのって、良くないんじゃない? 元々小さな町だから仕事は忙しくない? うーん……。



*******



次の町へ向かう馬車の中では、入れっぱなしで馬車の振動だけという焦らしプレイに、動かずにいられる2人を尊敬してしまった。あと萎えないのも不思議。

そう言えばおれの服は古代ギリシャの女性っぽい服で、アルシャーブさんは膝下まである貫頭衣にベルトをして、斜めに布を巻きつけたローマの男性風で、サバールさんは膝までの貫頭衣に革鎧っぽいのを着てる。サバールさんだけパンツ履いてる。

パンツというか褌……?

気にならなくなってたけど、アルシャーブさんとおれはずーっとノーパンです。

おれの服の肩を留めるブローチはCにスライドする針が付いている、不思議な作り。革製の針先カバーもついてます。

平和だなー。(現実逃避)
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