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ハッピーハロウィン
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「トリックオアトリート! お菓子かセクハラか!!」
「待ちなさい」
「セクハラ一択でしょ? 一択だよね?」
「セクハラは嫌がらせで、トリートとはもてなしという意味です。正反対です」
「むぅ! そんなのどうでもいいじゃん!」
私の訂正の言葉にプリプリしながらも執務机を回り込んで胸に飛び込んでくる見た目10歳程度の少年。黒い髪に白い肌、少しだけ釣り上がった紫の瞳。整った容姿は見ようによっては高貴な血筋にも見える。
……喋らなければ。
とは言え、下品な口調もヤンチャな行動も子供らしくてとても愛らしい。少年はこうあるべきだと思う。
この私の理想を具現化したような彼は、実は成人(?)している。運命の悪戯によりその姿は若返り、固定された。固定されてしまった。
この子にとっては不運かも知れないが、己の性的嗜好、少年性愛に悩み続けていた私にとって、彼は天より授かった赦しに他ならなかった。
なんたる幸運。
彼が満足するまで、今日も私の精を捧げる。
彼は淫魔。
少年の姿で精を貪る異色のサキュバス。
「ん、まずは味見~」
「ここではダメです。寝室に行きましょう」
「やだ! ここがいい。孤児院院長の仕事部屋で10歳のボクにご奉仕されるの、嬉しいでしょう?」
ぐっ……。
「それにお菓子より精液の方が甘くて美味しいもん」
「はぁ、仕方がないですね」
すでに夜。
夕食も終わって孤児院の子供達は眠りについている。念のために扉に鍵をかけ、執務机の椅子に座り直すと彼が飛びついてきた。
下着のなかですでに自己主張を始めた私の陰茎を撫でさすり、にやにやとする。
「仕方ないって感じじゃなくない?」
「あなたの能力のせいではありませんか?」
「ボクの能力ならガン勃ちのはずだもん!!」
「ではその能力を使ってください」
淫魔としての能力は封印されており、使いたくても使えない。だが、彼の興奮すると紅く染まる紫の瞳はどこまでも私を魅了する。
下衣から取り出した半勃ちの陰茎に口づけをし、上目遣いで私の様子を伺いながら先端をチロチロと舐めて唾液を塗す。
紅い瞳に見つめられて私はすぐにそこを硬くした。
「素晴らしい能力ですね」
「ただのアンタの性癖じゃん! ボク能力使えないし!!」
「そのあざとさも技術も能力のうちですよ」
「それは本能!」
軽口をたたいてみても簡単に昂る私の浅ましさは誤魔化せない。じわりと出始めた先走りを嬉しそうに舐めとられ、ますます硬くなってしまう。瞬く間に完全勃起だ。
小さな口でぱくりと咥え、舌で上顎に押し付けてそこに擦り付けながら口内で扱く。口には半分も入らないが根元を支える小さな手に興奮する。
「あぁ……、上手、ですよ」
感じ入って頭を撫でながら褒めると彼は目を細め、より激しくしゃぶる。柔らかな喉の奥まで使って精を強請る様子に、我慢をせずに精を放った。
少年はそれを美味しそうに飲み込み、残滓も吸い上げて口を離す。
「んふふー、早かったね?」
「そうかも知れません」
しれっと返すも彼はご機嫌なまま。
立ち上がり、服を脱いで未成熟ながら瑞々しい肢体を惜しげもなく晒す。
白磁の肌にのる薄紅色の2つの小さな果実、滑らかな腹部、かわいらしい窪み、その下の少年らしい象徴。
ピコンと勃ちあがる性器は私の親指より小さく、先端は丸く赤く、果実のように色づいている。
それらを充分に見せつけた後、私の膝に乗り上げて両手で私の頬を挟み、じっと見つめてくちづけを強請る。
「ちゅー、して」
「えぇ、もちろん」
わざと幼い口調で言われ、自分はとてもだらしない顔をしている、と自覚する。けれどそんな顔を好きだという彼。自分に魅了されている顔だから心が満たされると言う。私は隠しもせずにデレデレしながら少年の小さな唇を貪った。
唇を貪りつつ、手のひらを小さな背中に這わせ、反対の手はうなじから耳を撫でてくすぐるとピクンと反応がある。淫魔らしく、とても敏感で軽く撫でただけで感じてくれる。
しかも1番感じる場所が毎日変わるのだ。
宝探しのように丁寧に身体を撫でまわし、探し当てた箇所は左手の薬指と中指だった。
そこを指先でくすぐると身を捩って喘ぐ。
舐めれば身を震わせ、2本の指ごと咥えて扱くとかわいらしい性器から透明な雫をこぼす。
その雫の甘い香りに吸い寄せられるのをぐっと堪えて更に舐る。しつこく舐めているとやがて身を硬くしてビクビクと震え、花芯から白濁を飛ばし、蕩けてくたりとその身を預けてきた。
「もうベッドへ行きませんか? もっとあなたをかわいがりたい」
「んん、いいよ。連れてって」
改めてベッドへと誘うとようやく了承を得られた。たまには彼の答えを無視して強引に進める場合もあるが、基本的には彼の望みを優先している。
甘やかしたいのだ。
華奢で軽い身体を抱き上げて運び、ベッドに横たえて少々眺める。先ほど放った精液も自身で吸収してしまうのか、身体は綺麗になっている。
「どこから触る? 胸? おちんちん?」
「まずは抱きしめさせてください」
「ふふふ、いいよ」
私も服を脱ぎ、生まれたままの姿で抱き合うと、触れ合う肌と肌が心地よい。柔らかな髪も長いまつ毛も、ふっくらとした頬も。
どこもかしこも愛しくてたまらない。
体温が混じり合う頃、互いの陰茎が芯を持ち、自然と愛撫が始まった。
「あん……、はぁ、くぅん……」
途切れ途切れの艶やかな声を聞きながら全身くまなく撫で回す。唇から頬、顎、首筋、鎖骨、肩、腕、手首、手のひら、そして指の1本1本にキスをして私の愛で包み込む。
淫魔に人間の、しかも聖職者の愛など毒にしかならないかも知れない。
否。
愛ではなく、執着だ。
それでも愛だろうが執着だろうが毒だろうが、この子の愉悦となるならばこの身が枯れ果てるまで注ぎ込むまで。
全身を愛撫し、とろとろに昂ったところで内腿の際どいところに吸い付けば再び絶頂を迎える愛し子。淫魔ゆえに後孔から愛液が溢れ、小さなペニスからは精液が吹き出す。
いかにも淫らな光景にいよいよ堪えきれなくなって荒い呼吸をする少年の脚を押し上げ広げ、自身の先端を濡れそぼった秘所にあてがった。
「あぁっ! はやっ、はやくきて……っ!」
この細い腰が私のグロテスクなモノを受け入れるのを見るたびに、背徳感にとてつもなく興奮する。そのせいか解さずとも柔らかく広がって雄を包み込む蜜壺には、少しでも気を抜けばすぐに搾り取られる。
ゆっくりと、時間をかけて挿入する。腹部がぷくりと膨らんで花芯からトロトロと蜜が溢れる。精液が押し出されるのだろう。
挿れられただけで快楽に蕩け、喘ぐ以外何もできなくなる淫魔など出来損ないだと自嘲していたが、私の好みに合わせているのかも知れない。
屈曲位を楽しんだら次は少年の身体を横向きにして片脚を跨いで深く挿入する。緩やかに抽送しながら乳首をくりくりと摘んだりペニスを優しく扱いたりして時間をかけてじわじわと追い詰める。
乳首は両方同時に刺激されるのがたまらないようだ。
少年が絶頂を迎えるたびに体位を変え、今は背面座位で耳を舐めながら両乳首をこね、ペニスを扱いている。大きく突き上げることはできないが、いやらしい水音が性感を高め、時間をかけて頂へと登る。
私が3度目の精を放つと、彼は意識を手放した。
このかわいらしい淫魔は私だけのもの。
神はこんな私でさえ慈悲を与えてくれたのだ。
*******
「ん……、あ、なに……? きもちいい……」
「んっ、くっ、あぁ、そのまま眠っていていいですよ」
ハロウィンの夜、いつものように司祭に精を強請って抱かれた。聖職者の精は毒だと言われていたけどこんな毒だなんて思いもしなかった。
たった1度、その精を胎内に受けただけで姿形が変わり、この男の精しか受け取れなくなるなんて!!
こんなの、真面目な聖職者だったら禁欲されて餓死しちゃうじゃん。あれ? 真面目な聖職者なら淫魔に惑わされたりしない?
幸か不幸か、この司祭はヘンタイで絶倫で、とっても上手い。見た目は普通の、焦茶の髪に青灰色の瞳の34歳。タレ目がちょっぴりセクシーだなんて思ってない。それよりもたくさん気持ちよくしてくれて満ち足りるまで精を注いでくれるのがいい。
今だって満ち足りている。
意識を失うまでガツガツ抱いてかれたから。
でもまさか意識を失ったボクをそのまま犯し続けていたなんて……。こんな幸せでいいのかな?
首筋舐められてゾクゾクするし、乳首は親指と中指で押し出されて人差し指でくりくりされて気持ちいいのが身体の中を駆け巡るし、お尻は大きくてゴツゴツした太いペニスでずぽずぽされて、浅いイイトコロも奥のイイトコロもトロトロになっちゃってる。
あんっ!
だ、だめ! 先っぽぬるぬるなのにこすこすしたら凄いのきちゃうから、だめぇっ!!
「あぁぁぁぁっ!!」
おちんちんからぷしゃって。
潮ふいちゃった。
はふはふ、はぁはぁ。
あ、あぁん……。それ、気持ちいい……。
ゆっくりと長いストロークでお尻をピストンされてる。カリや血管が前立腺を擦るし、S字結腸がググッと押されてぐぽっと入ってこんなに気持ちいいことがあるなんて!
あっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁっ!!
ただの食事だと思っていた搾精行動がこんなに気持ちいいなんて誰も教えてくれなかった。精は搾り取るもので、自分が出すものではないと思ってた。出すのが気持ちいいのは人間だけだと思ってた。
身体を触られるのも舐められるのも気持ちよくて癖になっちゃった。
でも他の人に触られるのはイヤ。考えただけで気持ち悪い。
もうこの人しかいらない。
聖職者の精は毒というより麻薬だった。
とても美味しくて、気持ちいい、もらえなくなったら禁断症状で苦しむだろう禁断の薬。
それを今夜も独り占め。
なんて嬉しい。
なんて幸せ。
心の底から、ハッピーハロウィン!!
「待ちなさい」
「セクハラ一択でしょ? 一択だよね?」
「セクハラは嫌がらせで、トリートとはもてなしという意味です。正反対です」
「むぅ! そんなのどうでもいいじゃん!」
私の訂正の言葉にプリプリしながらも執務机を回り込んで胸に飛び込んでくる見た目10歳程度の少年。黒い髪に白い肌、少しだけ釣り上がった紫の瞳。整った容姿は見ようによっては高貴な血筋にも見える。
……喋らなければ。
とは言え、下品な口調もヤンチャな行動も子供らしくてとても愛らしい。少年はこうあるべきだと思う。
この私の理想を具現化したような彼は、実は成人(?)している。運命の悪戯によりその姿は若返り、固定された。固定されてしまった。
この子にとっては不運かも知れないが、己の性的嗜好、少年性愛に悩み続けていた私にとって、彼は天より授かった赦しに他ならなかった。
なんたる幸運。
彼が満足するまで、今日も私の精を捧げる。
彼は淫魔。
少年の姿で精を貪る異色のサキュバス。
「ん、まずは味見~」
「ここではダメです。寝室に行きましょう」
「やだ! ここがいい。孤児院院長の仕事部屋で10歳のボクにご奉仕されるの、嬉しいでしょう?」
ぐっ……。
「それにお菓子より精液の方が甘くて美味しいもん」
「はぁ、仕方がないですね」
すでに夜。
夕食も終わって孤児院の子供達は眠りについている。念のために扉に鍵をかけ、執務机の椅子に座り直すと彼が飛びついてきた。
下着のなかですでに自己主張を始めた私の陰茎を撫でさすり、にやにやとする。
「仕方ないって感じじゃなくない?」
「あなたの能力のせいではありませんか?」
「ボクの能力ならガン勃ちのはずだもん!!」
「ではその能力を使ってください」
淫魔としての能力は封印されており、使いたくても使えない。だが、彼の興奮すると紅く染まる紫の瞳はどこまでも私を魅了する。
下衣から取り出した半勃ちの陰茎に口づけをし、上目遣いで私の様子を伺いながら先端をチロチロと舐めて唾液を塗す。
紅い瞳に見つめられて私はすぐにそこを硬くした。
「素晴らしい能力ですね」
「ただのアンタの性癖じゃん! ボク能力使えないし!!」
「そのあざとさも技術も能力のうちですよ」
「それは本能!」
軽口をたたいてみても簡単に昂る私の浅ましさは誤魔化せない。じわりと出始めた先走りを嬉しそうに舐めとられ、ますます硬くなってしまう。瞬く間に完全勃起だ。
小さな口でぱくりと咥え、舌で上顎に押し付けてそこに擦り付けながら口内で扱く。口には半分も入らないが根元を支える小さな手に興奮する。
「あぁ……、上手、ですよ」
感じ入って頭を撫でながら褒めると彼は目を細め、より激しくしゃぶる。柔らかな喉の奥まで使って精を強請る様子に、我慢をせずに精を放った。
少年はそれを美味しそうに飲み込み、残滓も吸い上げて口を離す。
「んふふー、早かったね?」
「そうかも知れません」
しれっと返すも彼はご機嫌なまま。
立ち上がり、服を脱いで未成熟ながら瑞々しい肢体を惜しげもなく晒す。
白磁の肌にのる薄紅色の2つの小さな果実、滑らかな腹部、かわいらしい窪み、その下の少年らしい象徴。
ピコンと勃ちあがる性器は私の親指より小さく、先端は丸く赤く、果実のように色づいている。
それらを充分に見せつけた後、私の膝に乗り上げて両手で私の頬を挟み、じっと見つめてくちづけを強請る。
「ちゅー、して」
「えぇ、もちろん」
わざと幼い口調で言われ、自分はとてもだらしない顔をしている、と自覚する。けれどそんな顔を好きだという彼。自分に魅了されている顔だから心が満たされると言う。私は隠しもせずにデレデレしながら少年の小さな唇を貪った。
唇を貪りつつ、手のひらを小さな背中に這わせ、反対の手はうなじから耳を撫でてくすぐるとピクンと反応がある。淫魔らしく、とても敏感で軽く撫でただけで感じてくれる。
しかも1番感じる場所が毎日変わるのだ。
宝探しのように丁寧に身体を撫でまわし、探し当てた箇所は左手の薬指と中指だった。
そこを指先でくすぐると身を捩って喘ぐ。
舐めれば身を震わせ、2本の指ごと咥えて扱くとかわいらしい性器から透明な雫をこぼす。
その雫の甘い香りに吸い寄せられるのをぐっと堪えて更に舐る。しつこく舐めているとやがて身を硬くしてビクビクと震え、花芯から白濁を飛ばし、蕩けてくたりとその身を預けてきた。
「もうベッドへ行きませんか? もっとあなたをかわいがりたい」
「んん、いいよ。連れてって」
改めてベッドへと誘うとようやく了承を得られた。たまには彼の答えを無視して強引に進める場合もあるが、基本的には彼の望みを優先している。
甘やかしたいのだ。
華奢で軽い身体を抱き上げて運び、ベッドに横たえて少々眺める。先ほど放った精液も自身で吸収してしまうのか、身体は綺麗になっている。
「どこから触る? 胸? おちんちん?」
「まずは抱きしめさせてください」
「ふふふ、いいよ」
私も服を脱ぎ、生まれたままの姿で抱き合うと、触れ合う肌と肌が心地よい。柔らかな髪も長いまつ毛も、ふっくらとした頬も。
どこもかしこも愛しくてたまらない。
体温が混じり合う頃、互いの陰茎が芯を持ち、自然と愛撫が始まった。
「あん……、はぁ、くぅん……」
途切れ途切れの艶やかな声を聞きながら全身くまなく撫で回す。唇から頬、顎、首筋、鎖骨、肩、腕、手首、手のひら、そして指の1本1本にキスをして私の愛で包み込む。
淫魔に人間の、しかも聖職者の愛など毒にしかならないかも知れない。
否。
愛ではなく、執着だ。
それでも愛だろうが執着だろうが毒だろうが、この子の愉悦となるならばこの身が枯れ果てるまで注ぎ込むまで。
全身を愛撫し、とろとろに昂ったところで内腿の際どいところに吸い付けば再び絶頂を迎える愛し子。淫魔ゆえに後孔から愛液が溢れ、小さなペニスからは精液が吹き出す。
いかにも淫らな光景にいよいよ堪えきれなくなって荒い呼吸をする少年の脚を押し上げ広げ、自身の先端を濡れそぼった秘所にあてがった。
「あぁっ! はやっ、はやくきて……っ!」
この細い腰が私のグロテスクなモノを受け入れるのを見るたびに、背徳感にとてつもなく興奮する。そのせいか解さずとも柔らかく広がって雄を包み込む蜜壺には、少しでも気を抜けばすぐに搾り取られる。
ゆっくりと、時間をかけて挿入する。腹部がぷくりと膨らんで花芯からトロトロと蜜が溢れる。精液が押し出されるのだろう。
挿れられただけで快楽に蕩け、喘ぐ以外何もできなくなる淫魔など出来損ないだと自嘲していたが、私の好みに合わせているのかも知れない。
屈曲位を楽しんだら次は少年の身体を横向きにして片脚を跨いで深く挿入する。緩やかに抽送しながら乳首をくりくりと摘んだりペニスを優しく扱いたりして時間をかけてじわじわと追い詰める。
乳首は両方同時に刺激されるのがたまらないようだ。
少年が絶頂を迎えるたびに体位を変え、今は背面座位で耳を舐めながら両乳首をこね、ペニスを扱いている。大きく突き上げることはできないが、いやらしい水音が性感を高め、時間をかけて頂へと登る。
私が3度目の精を放つと、彼は意識を手放した。
このかわいらしい淫魔は私だけのもの。
神はこんな私でさえ慈悲を与えてくれたのだ。
*******
「ん……、あ、なに……? きもちいい……」
「んっ、くっ、あぁ、そのまま眠っていていいですよ」
ハロウィンの夜、いつものように司祭に精を強請って抱かれた。聖職者の精は毒だと言われていたけどこんな毒だなんて思いもしなかった。
たった1度、その精を胎内に受けただけで姿形が変わり、この男の精しか受け取れなくなるなんて!!
こんなの、真面目な聖職者だったら禁欲されて餓死しちゃうじゃん。あれ? 真面目な聖職者なら淫魔に惑わされたりしない?
幸か不幸か、この司祭はヘンタイで絶倫で、とっても上手い。見た目は普通の、焦茶の髪に青灰色の瞳の34歳。タレ目がちょっぴりセクシーだなんて思ってない。それよりもたくさん気持ちよくしてくれて満ち足りるまで精を注いでくれるのがいい。
今だって満ち足りている。
意識を失うまでガツガツ抱いてかれたから。
でもまさか意識を失ったボクをそのまま犯し続けていたなんて……。こんな幸せでいいのかな?
首筋舐められてゾクゾクするし、乳首は親指と中指で押し出されて人差し指でくりくりされて気持ちいいのが身体の中を駆け巡るし、お尻は大きくてゴツゴツした太いペニスでずぽずぽされて、浅いイイトコロも奥のイイトコロもトロトロになっちゃってる。
あんっ!
だ、だめ! 先っぽぬるぬるなのにこすこすしたら凄いのきちゃうから、だめぇっ!!
「あぁぁぁぁっ!!」
おちんちんからぷしゃって。
潮ふいちゃった。
はふはふ、はぁはぁ。
あ、あぁん……。それ、気持ちいい……。
ゆっくりと長いストロークでお尻をピストンされてる。カリや血管が前立腺を擦るし、S字結腸がググッと押されてぐぽっと入ってこんなに気持ちいいことがあるなんて!
あっ、あっ、あっ、あぁぁぁぁっ!!
ただの食事だと思っていた搾精行動がこんなに気持ちいいなんて誰も教えてくれなかった。精は搾り取るもので、自分が出すものではないと思ってた。出すのが気持ちいいのは人間だけだと思ってた。
身体を触られるのも舐められるのも気持ちよくて癖になっちゃった。
でも他の人に触られるのはイヤ。考えただけで気持ち悪い。
もうこの人しかいらない。
聖職者の精は毒というより麻薬だった。
とても美味しくて、気持ちいい、もらえなくなったら禁断症状で苦しむだろう禁断の薬。
それを今夜も独り占め。
なんて嬉しい。
なんて幸せ。
心の底から、ハッピーハロウィン!!
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