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おお!っと王都で驚いた
ハルトの2歳の誕生日
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♪ ぼくらのかわいいおひめさま、ハルトムートはどこにいる?
「ここよー♡」
♪ きらきらかがやく ほうせきよりも ふわりとさいた はなよりも
♪ きれいでかわいい ぼくらの ハルト
「ちゅっ! ちゅっ! ちゅーっ!」
♪ かわいい かわいい ぼくらの ハルト
♪ きょうは2さいの たんじょうび
♪ 2さいになったね おめでとう
名前を呼ばれてくるくる回りながら前に出て、歌に合わせてかわいいポーズを決める。さらにみんなに投げキッスをするハルト。歌が終わるとハルトのほっぺに左右から2人がちゅー。
双子ちゃんとヨハンの彼氏が小さな花束をプレゼント。
大人達からもたくさんプレゼントをもらって、みんなに祝福されて幸せいっぱい。おれとフィールからはキラキラ光る水晶のブローチをプレゼントした。これなら他の人からもらったリボンやスカーフに合わせてつけられるし、ピンで髪につけることもできる!
ディスプレイ台に負けないほど飾り付けられて嬉しそうだ。
汚れるといけないから、とケーキやお菓子をあーんで食べさせたらさらにご機嫌!!
そしてそんなハルトに目尻を下げるフィールをからかうオルトさん。あ、ユリアヌスさん夫婦も来てくれてた。歌に間に合ったようで嬉しい。
「オルト! 久しぶりだな」
「ユーリか! 久しぶりだな。久々にやるか?」
「組手か? 飲み比べか? テオフィールをからかうのか?」
「おい」
久しぶりに集まった仲良し3人組だから、ハルトを褒めるのはリーデさんに任せて酒盛りに行ってしまった。
「来て下さってありがとうございます! リーデさん、オルトさんの奥さんはご存知ですか?」
「はじめまして、オルトヴィーンの伴侶のコリンで、あそこにいるのが息子のオスカーです」
「はじめまして、ユリアヌスの伴侶のフリーデグントです。オルトヴィーンさんのお話はよく聞いています」
うん、初恋拗らせたとかフィールをからかって遊んだとかだよね? マインラートくんやザシャさん、トラさんが子供達を見てくれるのでおれたちもゆっくりおしゃべりすることにした。
「はぁ……、いいなぁ」
「どうしたんですか?」
「子供! 僕も子供欲しいんだけど全然できなくて……」
デリケートな問題だった。
これは何も言えない……。
「あ、ごめん! こんな事言われたら困るよね。困らせる気は無いんだけどちょっと…… その、寂しくて……」
ユリアヌスさんてば、リーシュが護衛をまいてあちこち出没していた事を気に病んで、ここのところ訓練に熱を入れ過ぎて構ってくれないのだとか。でもあれは認識阻害スキルのせいなんだよ?
「「そんなスキルが!?」」
あれ? 秘密だったかな?
「とにかくあのバカ王太子のせいである事に変わりはないんだよね……。どうしてくれよう……」
あぁ! リーデさんが黒い!!
リーシュからもらったスケスケ衣装をあげる! 夫婦円満、家内安全!!
セクシー下着は持ってるだろうから巻きスカートと上衣でエキゾチックに誘ってみてね? 3着だけもらったはずなのに、興味がある人がいたらプレゼントして欲しい、ってたくさん預かっちゃったんだよね。……20着ほど。
あ、コリンさんにもあげよう!
「間に合った!」
リヴァさんがギュンターさん達の肖像画を持ってやって来た。こちらは大きくて2m 四方はある。早速お披露目してエミールさんも満足げ。うちのもみんなに見てもらって羨ましがられた。
……リヴァさんは嬉しそうに子供達をスケッチし始める。
「コリンさんはいつまでこっちに居られるんですか?」
「3泊だよ。オスカーに海を見せたくてね」
「一緒に行きましょう! それにカレーを食べて欲しいです!」
「「カレー?」」
シーヴァティの料理をアレンジしたおれの郷土料理として説明する。ハルトが辛いの嫌がるから今日のメニューにはないので明日作ってもらおう。
コリンさんは午前中にお店を回って来るそうなのでオスカーをうちで預かり、お昼ご飯の後で海!
……もう9月の半ばだけど泳げるのかな?
来てくれた人達に今日のお土産としてシーヴァティの服を配り、オルトさん達はうちにお泊り。ハルトはお風呂に入れてくれたオルトさんの雄っぱいに感銘を受けたらしくしばらく揉んでた。(笑)
エーギンハルトさんとの違いはどこにあるんだろう? ……人徳? オカン風味?
リビングで積み木で遊びながら舟を漕ぎ出したオスカーを連れてコリンさんが客間へ行き、おれもハルトと先に部屋へ戻った。フィールはオルトさんと酒盛り。ほどほどにね?
翌朝はオルトさんも鍛錬に参加してたけど付いていけなくてへばってた。釣られたのかディトマールくん達もへばってたけど授業は大丈夫かな?
「おと…… かいしょ…… ふぇ……」
「オスカー、お父さんは楽しんでるから大丈夫。かわいそうじゃないよ? 疲れただけだよ」
オルトさんがへばるのを見て悲しくなっちゃったのか。かわいいなぁ。
「まぁま、おっぱ いこいこ しゅる?」
ハルト! オルトさんを雄っぱいって呼ぶのやめてあげて!!
聞いたら回復もいらないそうなのでご飯食べれば元気になるよ、と言っておいた。
「ここよー♡」
♪ きらきらかがやく ほうせきよりも ふわりとさいた はなよりも
♪ きれいでかわいい ぼくらの ハルト
「ちゅっ! ちゅっ! ちゅーっ!」
♪ かわいい かわいい ぼくらの ハルト
♪ きょうは2さいの たんじょうび
♪ 2さいになったね おめでとう
名前を呼ばれてくるくる回りながら前に出て、歌に合わせてかわいいポーズを決める。さらにみんなに投げキッスをするハルト。歌が終わるとハルトのほっぺに左右から2人がちゅー。
双子ちゃんとヨハンの彼氏が小さな花束をプレゼント。
大人達からもたくさんプレゼントをもらって、みんなに祝福されて幸せいっぱい。おれとフィールからはキラキラ光る水晶のブローチをプレゼントした。これなら他の人からもらったリボンやスカーフに合わせてつけられるし、ピンで髪につけることもできる!
ディスプレイ台に負けないほど飾り付けられて嬉しそうだ。
汚れるといけないから、とケーキやお菓子をあーんで食べさせたらさらにご機嫌!!
そしてそんなハルトに目尻を下げるフィールをからかうオルトさん。あ、ユリアヌスさん夫婦も来てくれてた。歌に間に合ったようで嬉しい。
「オルト! 久しぶりだな」
「ユーリか! 久しぶりだな。久々にやるか?」
「組手か? 飲み比べか? テオフィールをからかうのか?」
「おい」
久しぶりに集まった仲良し3人組だから、ハルトを褒めるのはリーデさんに任せて酒盛りに行ってしまった。
「来て下さってありがとうございます! リーデさん、オルトさんの奥さんはご存知ですか?」
「はじめまして、オルトヴィーンの伴侶のコリンで、あそこにいるのが息子のオスカーです」
「はじめまして、ユリアヌスの伴侶のフリーデグントです。オルトヴィーンさんのお話はよく聞いています」
うん、初恋拗らせたとかフィールをからかって遊んだとかだよね? マインラートくんやザシャさん、トラさんが子供達を見てくれるのでおれたちもゆっくりおしゃべりすることにした。
「はぁ……、いいなぁ」
「どうしたんですか?」
「子供! 僕も子供欲しいんだけど全然できなくて……」
デリケートな問題だった。
これは何も言えない……。
「あ、ごめん! こんな事言われたら困るよね。困らせる気は無いんだけどちょっと…… その、寂しくて……」
ユリアヌスさんてば、リーシュが護衛をまいてあちこち出没していた事を気に病んで、ここのところ訓練に熱を入れ過ぎて構ってくれないのだとか。でもあれは認識阻害スキルのせいなんだよ?
「「そんなスキルが!?」」
あれ? 秘密だったかな?
「とにかくあのバカ王太子のせいである事に変わりはないんだよね……。どうしてくれよう……」
あぁ! リーデさんが黒い!!
リーシュからもらったスケスケ衣装をあげる! 夫婦円満、家内安全!!
セクシー下着は持ってるだろうから巻きスカートと上衣でエキゾチックに誘ってみてね? 3着だけもらったはずなのに、興味がある人がいたらプレゼントして欲しい、ってたくさん預かっちゃったんだよね。……20着ほど。
あ、コリンさんにもあげよう!
「間に合った!」
リヴァさんがギュンターさん達の肖像画を持ってやって来た。こちらは大きくて2m 四方はある。早速お披露目してエミールさんも満足げ。うちのもみんなに見てもらって羨ましがられた。
……リヴァさんは嬉しそうに子供達をスケッチし始める。
「コリンさんはいつまでこっちに居られるんですか?」
「3泊だよ。オスカーに海を見せたくてね」
「一緒に行きましょう! それにカレーを食べて欲しいです!」
「「カレー?」」
シーヴァティの料理をアレンジしたおれの郷土料理として説明する。ハルトが辛いの嫌がるから今日のメニューにはないので明日作ってもらおう。
コリンさんは午前中にお店を回って来るそうなのでオスカーをうちで預かり、お昼ご飯の後で海!
……もう9月の半ばだけど泳げるのかな?
来てくれた人達に今日のお土産としてシーヴァティの服を配り、オルトさん達はうちにお泊り。ハルトはお風呂に入れてくれたオルトさんの雄っぱいに感銘を受けたらしくしばらく揉んでた。(笑)
エーギンハルトさんとの違いはどこにあるんだろう? ……人徳? オカン風味?
リビングで積み木で遊びながら舟を漕ぎ出したオスカーを連れてコリンさんが客間へ行き、おれもハルトと先に部屋へ戻った。フィールはオルトさんと酒盛り。ほどほどにね?
翌朝はオルトさんも鍛錬に参加してたけど付いていけなくてへばってた。釣られたのかディトマールくん達もへばってたけど授業は大丈夫かな?
「おと…… かいしょ…… ふぇ……」
「オスカー、お父さんは楽しんでるから大丈夫。かわいそうじゃないよ? 疲れただけだよ」
オルトさんがへばるのを見て悲しくなっちゃったのか。かわいいなぁ。
「まぁま、おっぱ いこいこ しゅる?」
ハルト! オルトさんを雄っぱいって呼ぶのやめてあげて!!
聞いたら回復もいらないそうなのでご飯食べれば元気になるよ、と言っておいた。
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