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後編

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 ハリスと娼館で一晩を共にしてからというもの、ミーナは凡そ三ヶ月ほど人里離れた森の中の小屋付近から出ずに過ごしていた。というのも、娼館で稼いだお金のお陰で三カ月間街で物を売る必要がなくなったからだった。他の娼婦よりも給金が少なく設定してあったとはいえ、処女であるミーナには多少の付加価値がつけられ、そして本来であれば給金から天引きされる衣装代も必要がなく、何より「俺の相手をしてくれるならこれくらい当然だ」と話したハリスが事前にチップをつけてくれていたという。そういうのを隠さずに全てミーナに還元してくれたのだから、あの娼館はそこそこグレードが高いちゃんとした場所らしかった。
 兎にも角にも予想外の臨時収入を得たミーナは、親子三人三ヶ月分の生活費を手に入れ、たくさんの食料等を買い溜めした結果寒く移動の厳しい冬を温かい小屋の中で過ごすことができた。通年ならば寒く凍えそうになりながらも生活費の工面のために街と小屋とを行き来していたので、ハリス様々である。

 勿論両親は「急にこんな大金をどう工面したのか」とミーナへ問い詰めてきたので、ミーナは大事な部分をざっくりと隠して「客層の高いお店からお金に余裕のある客を紹介してもらい、一晩お世話をした。内容も事前にお店から聞いていた通りで、乱暴されたりすることもなかった」と話した。
 まさか娘が娼館に飛び込んだ等とは露にも思っていない両親は、豪奢な屋敷で家政婦業のようなものを行ったのだと思ったようだった。「高級娼館客層の高いお店からハリスお金に余裕のある客を紹介してもらい、一晩(夜の)お世話をした。|挿入ありなこと挿入ありなこと内容も事前にお店から聞いていた通りで、(情事はしたが)乱暴されたりすることもなかった」のでちゃんと説明はしていないが嘘もついていない。敢えて誤解は解かずにこにことしていただけで。




 そんなこんなで通年以上に穏やかな冬を乗り越えたミーナは、気温が漸く暖かくなった頃、久々に街へと足を運んだ。商店等が立ち並ぶ市場は、前回訪れたとき以上に活気に満ち溢れている。寒い冬を乗り越え身も味も締まり糖度の上がった瑞々しい野菜や果物がそこら中に並べられていて、見ているだけで涎が出てきそうだ。ミーナの家でも数種類育てているけれど、それでも買うかどうか迷ってしまう程に。

「あっ、ミーナちゃん!」
「フレッドさん!お久しぶりです」
「久しぶり。元気だった?この前ちょっと変なことがあったから、心配してたんだよ」
「変なこと?」

 街を歩くミーナに声をかけてきたのは、両親の友人でもあるフレッドという男だった。両親が大きな障害なくあの閉鎖的な森の中で過ごせているのは、この男の協力があってこそだ。ミーナも何か物を売るときはフレッドを通している。他にツテもないミーナ達家族に、フレッドはまるで親戚のように力を貸してくれた。――どうやら、彼にもイケメンなこの世界で受けの悪い年の離れた弟がいるとのことで、両親のことも他人のように思えなかったらしい。その娘であるミーナのことも、自分の娘のように可愛がってくれている。

「この前、見知らぬ男にミーナって娘を知らないか?って聞かれたんだ。見た目の特徴も言ってたし、ミーナちゃんのことで合ってると思うんだけど……」
「男の人ですか?」

 街でミーナの名前と顔を知っている男なんて、フレッド以外にはいない。――いや、勿論一晩を共に過ごしたハリスであれば、顔の詳細までは分からずとも髪型や瞳の色、体型等の身体的特徴は知っているだろうが、正直街の人に聞き込んでまで一晩限りの関係であったミーナを探すとは思えない。数日の内に別の娼婦でも買って、ミーナについての記憶など薄れていっている筈だ。
 首を傾げたミーナに、フレッドは眉を顰める。

「勿論、俺からはミーナちゃんについてなんも話しちゃいないけど……。なんというか、ちょっと切実そうっていうのかな。ここ三カ月、しょっちゅう街を探し回ってるみたいで」
「ここ三カ月……」

 探し始めた時期を聞き、ミーナはいよいよハリスかもしれないという気持ちに行き当たった。娼婦一人を三ヶ月も探し回っているらしいハリスの動機は分からないが、ハリス以外にミーナに心当たりはない。ほぼ確信に近い気持ちで「どんな人でした?」とミーナが問い掛けると、フレッドは「それが…」と言いにくそうに口を開いた。

「髪は赤とか茶色っぽい感じで、短くて。身体は筋肉質だし、目も二重で…なんというか、その」

 フレッドの言い淀む様子と身体的特徴から、やはりミーナを探しているらしい男がハリスだと知る。何故ハリスがミーナを探しているのだろうか。当初心配していた通り処女を奪ってしまった――実際にはミーナが勝手に捧げた――ことへの罪悪感や責任感があるからなのか、それとも事前にチップを払った割に満足できない夜だったから返金してほしいとでも言われるのか。後者であった場合、ミーナに今返せるお金の余裕はない。なんてったって、この三ヶ月の生活費として殆ど使ってしまっている。
 勿論あの一晩で知った優しいハリスであればそんなことは言わないと思うけれども、そうでなければ探される意味が分からない。そもそもあの一晩で人間性の全てを推し量れるほどミーナの精神は達観していないのであって。うんうんと悩んでいるミーナを現実に戻したのは、心配そうにミーナの名を呼ぶフレッドだった。

「ごめん、いきなりこんな話して。ただ、もし知り合いじゃなければ気を付けてって言いたくて」
「あ、ごめんなさい。考え事してただけなので大丈夫です。それにその人、多分私の知り合い――というか、その。うん、知り合いです」

 一晩を共にした仲、というのを単に知り合いと称して良いか分からず、ミーナは口籠りながら頬を染めた。勿論友人ではないし恋人でもないのだから知り合いで良いのだとは思うものの、単なる知り合いと身体を繋げたりはしない。娼館の客と娼婦というのも、既にミーナは一回きりで辞めているし違うような気もするし、そもそもフレッドにそんなことを言うわけにはいかないので。
 フレッドはそんなミーナの様子を見て最初は不思議そうな顔を浮かべていたが、少ししてにやりと口角を上げた。こういうときのフレッドは、大抵ミーナを揶揄おうとしている。

「もしかしてミーナちゃんの好きな男だったり?」
「そ、れは……!」

 違う、と否定したかったが、素直なミーナはすぐに否定の言葉を出すことは出来なかった。一目惚れした好きな男であることは事実だ。ミーナの反応を見たフレッドは、これまでミーナに浮いた話ひとつなかったからか益々楽しそうである。

「もう、揶揄わないでください!」
「っはは、ごめんごめん。お詫びに、またその男を見かけたら伝言でもなんでもしてあげるよ。どうする?」
「………そうですね…」

 ずっと探させるというのは申し訳ない。先程過った最悪な想定だった場合のことを考えると胃が痛いが、もしそうだったなら誠心誠意謝った上で返済を待ってもらう等しよう。そう考えたミーナは、フレッドに手紙を託すこととした。手紙と言っても、メモ書きのようなもので便箋のような高価なものを使用したものではないけれど。

 ――ハリス様が私をお探しだと聞きました。時々街に行くので、半月後等を目途に日時と場所を指定してもらえればお伺いします。ミーナ

 名前の横に、仮面の絵を描く。フレッドからは「これ何?」と聞かれたが、ハリスであれば分かるだろう。「へえ、ハリスっていうんだ」「というか様付けってどんな関係?貴族?」と楽し気なフレッドの言葉はスルーして、ミーナは四つに折りたたんだ紙をフレッドに手渡した。

「もしまた見かけたら名前を聞いて、ハリス様本人であればこれを渡してください。私を探してるのであれば、多分返事くれると思うので。近々また来ます」
「うん、分かった。これは責任持って預かるね」

 フレッドに頭を下げて、ミーナは日用品などを簡単に買ってから森の中の自宅へと戻った。








 ――数日後。
 再びフレッドの店に向かうと、店先にはなんとフレッドと共にハリスがいた。まだ日時も場所も伝えあっていないのに何故、と呆然と二人の姿を見ていると、先に気付いたフレッドが「おーい」とミーナに向かって手を振る。まだ心の準備が整っていないミーナだったが、こちらを向いたハリスと目が合ってしまい逃げるに逃げられず、ゆっくりと二人へと足を進めた。

「………ミーナ?」
「えっと。…こんにちは、ハリス様」

 お互い仮面のない状態で顔を合わせるのは初めて――ミーナは一方的に二度はハリスの顔を見ている――だからか、ハリスは戸惑ったような表情でミーナの顔を凝視した。最初からハリスの顔を知っていたミーナが仮面を装着したハリスを見るのと、元々顔も知らなかったハリスが仮面を装着したミーナを見るのとでは、印象も何もかもが違うだろうことは想像に難くない。
 せめてがっかりされていませんようにとハリスの顔を覗き見たミーナは、茹で上がってしまったのではないかと思う位のハリスに目を見開いた。

「えーと、ハリス様…?」
「あっ、うあ、待っ………こんな、可愛かったのかよ」
「へ?」
「いやっ、違……わねーけど!その、そういう、意味じゃなくて……っ」

 そういう意味とはどういう意味で、ではそういう意味じゃないとはどのような意味なのか。その前の可愛い発言も相まって、ミーナもつられるようにして顔を赤く染め上げた。頭が混乱してしまい、本当ならば「何故探していたのか」等聞かなくてはならなかったことがあった筈なのに何ひとつ言葉にならない。
 そんな二人の間に呆れたように入ったのは、二人のやりとりに置いてけぼりのフレッドであった。

「二人、知り合いなんじゃなかったっけ?まあ関係性は悪くないみたいだから安心したけど、ここは店先だから流石に……」
「わ、そうですね!すみません!」
「この前貸し部屋の無料券もらったから、これ使う?すぐ近くだし」
「何から何までありがとうございます……」
「良いよ。この前揶揄ったお詫びってことで」

 先日揶揄われたお詫びは既に手紙を渡してもらうことで終わっていた筈だが、そこはミーナに気を遣わせまいとするフレッドなりの心配りなのだろう。ミーナはありがたく無料券を受け取って、未だ真っ赤な顔を隠すが如く手で口元を覆っているハリスを引き連れて貸し部屋へと向かった。









 貸し部屋の一室で、ミーナは改めてハリスを舐めるようにじっくりと見つめた。顔から身体まで、余すところなく。最初は本当に娼館の前で見かけただけだったし、二回目は(勝手に寝顔を堪能したりはしたが)仮面越しでしか見ることが出来なかったから正直不満があったのだ。身体だってそりゃすることはしたのだから一糸纏わぬ姿を見ているが、ミーナ自身初めての行為に没頭しそれどころではなかった部分もある。勿論それで良いと思ってはいたが、いざ目の前にハリスがいると思うとこの際だからたっぷりと堪能したくなるというものだ。
 居た堪れない様子でその視線を受けているハリスも、ちらちらとミーナの顔や(自意識過剰でなければ)身体を見ている。
 そんな状態である程度時間を無為に(勿論ミーナにとっては一分一秒たりとも無為ではなかったが)過ごした後、漸く本日の本題を思い出したミーナは「あの」と口を開いた。びくり、と身体を震わせたハリスが、ミーナと目を合わせる。

「私をお探しだと聞いたんですが。どうしてでしょう」
「…あー、悪い。今考えりゃ、ストーカーみたいだよな」
「いえ、それは良いんですけど」
「いや、良かないだろ……」

 呆れたような顔を浮かべるハリスはひとまず置いておいて、「用があったんじゃないんですか?」と問い掛ける。ハリスは少し気まずそうに目を逸らした後、再びミーナの方へと向き直った。

「最初は、もう一回……今度は仮面なしでミーナを買えないかと思って、あの娼館に行ったんだ。俺の顔が見たくなけりゃ、俺だけ仮面でも良いし。とにかくミーナの表情が見たくて。でもミーナはあの日だけの娼婦だって聞いて、しかもあの娼館の店主もミーナの連絡先とかは知らねえって言うから。なんで一日だけだったのかも、個人の事情だからって聞けなかった」
「あー……」

 ミーナがハリスに一目惚れしたから、というのは流石にマルタも伏せてくれていたらしい。まあマルタに裏工作をしてもらったのだから、店の信用問題として敢えてズルしましたと告解する必要もないのだろう。連絡先も確かに一回きりだったしお金のやりとりも当日終えてしまったから教えもしなかった。ミーナもまさかハリスが自分をもう一回買いたい等と思ってもらえるとは考えていなかったので。

「他の娼婦は買う気になれなくて。…まあ元から買わせてくれる娼婦もいないけど、その日は家に帰った。忘れるしかないって分かってたのに、ミーナはなんで一晩だけ、しかも処女を売ったりしたんだろうって気になって。なんか複雑な事情があるんだろうとは思う一方で、だったらなんであんな明るく振る舞えたのか不思議になった」
「あはは……」

 ミーナは「一目惚れしたから一日だけ娼婦として働いて抱いてもらいたい」という前向きな思考であの行動に至ったのだが、(当たり前だが)ハリスには微塵も想像つかなかったらしい。ミーナの単純な性格が思わぬところで複雑な気持ちにさせてしまったのだと知り、申し訳ないやらなんやらでミーナは身を縮こませた。

「そんなのを延々と考えてたら、気付いたら四六時中ミーナのことで頭がいっぱいだった。あとは普通に下世話な話だけど、…最中のミーナの声とか、全部は分からないけど表情とか、身体とか。そういうの思い出す度に、その。一人、で」
「ひえ」
「好きになっちまったんだって自覚したら、余計に止まんなくなった」

 想い人がずっと自分のことを考えていただとか、自分のことを思い浮かべながら一人で慰めていただとか、あまつさえ好きだとか。そんな話を聞いてミーナはぐるぐると目が回る気持ちだった。正直思考がついていかない。あまりにも想像しない言葉ばかりで、そしてそれが悉くミーナに都合の良いような話ばかりだから、益々混乱してしまう。

「せめてもう一回会えないかと思って、仕事の休憩時間とか、休みの日とかは街を探して回るようになった。娼館で働くのは一日だけだったとしても、街では別の仕事をしてるかもしれないし、少なくとも出掛けたりはしてる筈だって」
「なるほど」
「けどいつまで経っても見つからねえし、色んな奴に聞いても逆に怪しまれるだけで探しにくくなるし。この見た目だから、警戒されても仕方ねえけど」

 残念ながら、ミーナは娼館を出た帰りに冬を越す準備品を殆ど買い揃えて森の中の小屋へと帰ってしまった。そして、皮肉なことにハリスのお陰で街には出ずに生活することができてしまったのだ。

「それでも諦め切れなくて、ほとんど毎日歩き回った。ミーナの髪は珍しいからすぐに見つかると思ったけど全然見つからなくて項垂れてたら、さっきの男からミーナの手紙をもらって。すぐ返事を渡したけど、結局待ちきれなくて毎日あの男のとこに行ってミーナが来て手紙を受け取ったか確認してた。……気持ち悪いよな」
「…えっ、なんでですか?」
「は?」
「好きな人にもう一回会いたいって思ってもらって、なんで気持ち悪いとか思うんですか?」
「………………えっ、なんで?」

 なんでと問い掛けたら逆になんでと問い返され、ミーナは眉尻を下げた。けれども色々と逡巡して、そういえばミーナは一度も――閨の中では何度も言った気はするが――好きだと伝えていないのだ。勿論、一目惚れということも。娼館のマルタには悪いがこの際全て話してしまおうと思い直し、ミーナは金色をまっすぐに見つめた。

「実は、あの日……仮面デーの日、私がハリス様のお相手になったのは偶然じゃないんです」
「…、は」
「その数日前にハリス様があの娼館から出ていくのを見て、私、ハリス様に一目惚れしちゃったんです。だから、娼館に駆け込んで一回でも良いからハリス様のお相手をしたいってお願いして。ハリス様が次来るのは仮面デーだって聞いたので、マルタさんにお願いして私がハリス様につけるように手配してもらいました。騙すみたいになっちゃって、すみませんでした」
「は?いや、え、ちょ、待って。情報量多すぎる。一目惚れって、ミーナが、俺に?そんなわけないだろこんな可愛い子が」

 再び可愛いと言われ、ミーナの頬がぼっと赤く染まる。それを見たハリスの顔も赤くなり、「んな顔されたら本気にすんだろ」とぼそりと呟いた。ミーナとしては是非本気にしてもらいたいし、先程までのハリスの言葉が本当だと言うのであれば一度きりの行為どころか恋人関係にまで発展する可能性がある。ミーナはずいとハリスに未だ赤い顔を近付け、更に言葉を続けた。

「私、ハリス様のその綺麗な金色に輝く瞳も、ぱっちりと整った二重も、凛々しくてかっこいい顔も、性格を表したような明るいけど落ち着いた赤茶の髪も、鍛え上げられた逞しくて頼り甲斐のある身体も、全部好きなんです。それに、この前一晩過ごして、低くてぞくぞくする色気のある声とか、私を気遣ってくれる優しいところとか、……そういうので、惚れ直しちゃいました。もしハリス様が望んでくれるなら、私と」
「ストップ!」

 恋人になってください、と続けようとした口を、ハリスの手が塞いだ。剣蛸のある固い手。顔が真っ赤のハリスは「やわ…、ッいや、悪い!」と慌てて手を離したので、ミーナは残念に思いながらもハリスの意図に沿って口を噤んだ。
 少し落ち着かない様子で視線をうろうろさせたハリスは、はああ、と大きく息を吐いてからミーナを見据えた。

「正直まだ全然飲み込めてねえし、俺に都合良すぎてなんの冗談だよタチ悪ぃって思ってるけど、ミーナの言葉は、出来れば信じたいし。……だから。――ミーナが良いんなら、俺の、…恋人に、なってくれるか」
「――はいっ!」

 ミーナは嬉しさのあまり思わずハリスの逞しい胸に飛び込んだ。驚いた様子のハリスだったが、そこは流石鍛えられていることもあり、体勢を崩すことなくミーナを受け入れた。耳を当てた胸板からはどくどくとミーナのものではない早い鼓動が聞こえてくる。その鼓動に段々と実感が湧いてきたミーナは、すり、と甘えるように頬を摺り寄せた。

 ――突然のミーナの行動にキャパオーバーとなったハリスの意識が戻ったのは、それから十数分経ってからだった。




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