若き騎士達の危険な日常

あーす。

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熱い一時

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 ローフィスは温かいシェイルの唇に口づけ始めると、もう…止まらなかった。

下敷きにしたシェイルを抱き寄せ、腕の中でつい、悩ましい口づけを繰り返し、舌をさし入れ華奢な体に手を這わせ…。

触れる度、愛おしさと自分の物にしたいと言う狂おしい思いに囚われ、つい手をシェイルの可愛らしい性器に這わせ、握り込んで愛撫する。

「ん…んん…っ…ぅん…っ」

触れられながら口づけられると、もうシェイルは体が火照って…。
ローフィスに両腕回して抱きつき、しがみつく。

ローフィスの舌はくねって舌を誘うし、手で巧みに擦り上げられるともう…上ずった気分で頬が染まりきる…。
ローフィスの手が、腿を持ち上げローフィスの腰の横に膝を立てられた時。
シェイルにもローフィスが…挿入したいんだと分かった。

指で探られ始めると…けれどシェイルは、感じる場所の刺激に喉を鳴らす。
ここを抉られると、自分でも想像出来ない反応が起きて、正直凄く戸惑った。

出来ればずっと…手で性器を愛撫して欲しい。

でも自分で、女将さんのようにしたい。
とローフィスに懇願したんだから、今更それは無理。
そう考えたけど、いざローフィスが彼自身をねじり入れて来ると、頬が染まりきる。

「あっ…あ!
あんっ!」

恥ずかしいほど身をくねらせ、ローフィスに突かれる度、どうにかなりそうで必死にローフィスに、しがみついた。

「ああっ!…っあ!
あんっ!」

ローフィスは乱れ始めるシェイルがこの上無く艶やかで愛らしさを増し、いとしすぎてつい、自分だけのものにしたいという強烈な欲求に抗えず、思いっきりシェイルのいい場所を狙い、擦り上げてしまう。

シェイルの腕がきつくきつく首に巻き付くのに。
止まらない。

「ああっ!
あっ………んっ!」

シェイルの頬に、涙が滴ってる。
普通なら止めるのに。

どうしても、止められなかった。

きつく抱きすくめ、思いっきり擦り上げると、腕の中のシェイルの背が反り返り、自分の股間が濡れたから…シェイルが放ったんだと、分かった。

つい、ぐったりするシェイルを抱き止める。

そして思い返す。

自分が出す直前、引き抜くつもりだった。
なのに…そんな気遣いなんて出来ず、中で出してしまった…。

けれど顔を下げ直ぐ、あどけないシェイルの唇を唇で塞ぎ、引き上げてうつ伏せにし、背後からシェイルの上半身を抱き上げる。

膝の上に抱え込んで落とし、背後から抱きしめ、シェイルの肩口から覗き込むように顔を下げ、またシェイルの唇に被さって口づける。

シェイルの放ったばかりの股間に手を這わせ、シェイルの薄い胸板の…ピンクの乳首に手を這わす。

「ん…っぅんっ!」

感じる場所を、熱いローフィスの手で次々に触れられ、シェイルはローフィスの熱に焼き尽くされそうで、身を捻ってローフィスに振り向くと、自分からローフィスの唇を求めた。

ローフィスはもう…シェイルの腿を掴み、浮かす。

浮いた腰の双丘の間の蕾に、ローフィスの猛った先端が触れ、シェイルは怯える心を抑え込んで、ローフィスの抱く腕をきつく握りしめる。

もう…挿入され、背後から抱き止められながら両腿を持ち上げられ、やんわり落とされると、深々と串刺しにされて…シェイルは喉を晒して仰け反る。

「ああっ…ぅ…んっ!」

軽いシェイルの、腰を浮かせて自分の上に落とす度、シェイルは銀の髪を振って甘やかに乱れるから…。
もうローフィスは夢中だった。

俯く顔も、仰け反って肩に頭を埋め、顎を晒す泣き濡れた表情も。

感じて肌がピンクに染まって…。
あまりに艶やかで色っぽくて、どうしても止まらなかった。

「ああ…あんっ!」

強く右乳首を引っ張ってやると、シェイルは首を横に振る。

左腕でシェイルの左腿を持ち上げながら、ローフィスはシェイルの右乳首を幾度も指で刺激しながら、下から突き続けた。

「う…んっぅんっっあ…あっ!」

掠れた喘ぎ声を聞きながら、ローフィスは幾度もシェイルの感じる場所を狙い澄まし、突き上げ続ける。

「んあっ!!!
ああああっ!!!」

シェイルの頬に涙が伝い、一瞬銀色に光る。
ピンクに染まる華奢な体は仰け反って、ローフィスにもたれかかったまま。

シェイルはビクンっ!!!と身を大きく震わせ、解き放った。

ぐったりと…シェイルにもたれかかられ、ローフィスはまた、顔を下げた。

「(…マズい…。
また引き抜けなかった…………)」

ローフィスはテーブルサイドの果実酒が入ったグラスに手を伸ばし、一気に煽ると、シェイルの、吐息を吐き出す真っ赤に染まった唇に、口づける。

シェイルは小さな喉を、こくん。
と鳴らして口移しされた果実酒を飲み干した。

ローフィスは、吐息と共にシェイルの体を自分の膝の上からどかし、挿入した自分を引き抜こうとした。
けどシェイルは身を戻す。

「…シェイル…抜かせてくれ」
「いいからずっと挿入れてて…」
「…あのな」

シェイルは引き抜かれないよう、そっと足を持ち上げ、ローフィスと向かい合うと。
首に抱きついてゆっくりと…腰を揺する。

「…シェイル、それしたらまた…」

けれどシェイルは、綺麗なグリンの瞳を潤ませながら、一生懸命腰を揺すってる。

「…ダメ…?
ローフィス…気持ち良くない?」
「…お前ン中で二回も出してるから、そっちが心配で…」

言いかけてシェイルに見つめられ、もうそこで。
ローフィスは理性を飛ばした。

倒れ込むと口づけ、そのまま曲げた膝を伸ばして、シェイルの背を布団の上に押し倒す。

狂おしく口づけると、シェイルの両手がローフィスの髪に触れて這う。

華奢な指で頬に額に触れられると、ローフィスの熱が上がる。

「…あ…あ…んっ!!!」

シェイルは一気に蕾の中のローフィスが、固くなるのを感じた。

そしてまた…擦り上げられる。

「…っぅ…んっ!!!」

シェイルは感じる場所を擦られる度、泣きたく成る程体がおかしくさせられ、また、たまらずくねりまくる。

けれどそうすればローフィスはますます夢中になって激しく突き上げ、いつも知ってるローフィスと違って、凄く青年っぽくて男らしくて…。

初々しくって愛おしくて。

シェイルはそんなローフィスが、心の底から欲しかったから、体がおかしくなる怯えに、耐え続けた。

けど自分の雄としての本能が…挿入されて達する自分を拒絶する…。

シェイルはそれを知ってたけど。
こんなに激しくローフィスに求められる事が、あんまり嬉しくって。
どうしてもしがみつく腕が、放せなかった。

“好き…。
ローフィス…大好き…”

心の中で呟き続け、求められることに喜び…けれど置き去りにされる男としての自分を、遠ざけ続けた。
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