35 / 171
愛玩少年の絶望
しおりを挟むラナーンはシェイル拉致から帰った後、グーデンの寝台でまた両腕揃えて上で縛られ、グーデンのものを咥えさせられ、アルシャノンに後腔を指で虐められてもがいてた…。
昼間の出来事をぼんやりと思い返しながら。
シェイルを拉致すると彼らが出かける時、ラナーンはローズベルタに同行を頼んだ。
グーデンは許可し、その小屋でローズベルタとグーデンと共に待ち…四年二人はシェイルを拉致して戻って来た。
気絶したシェイルはやっぱり美しくて…。
ラナーンは小屋の隅で、必死に見ないようにしていたけれど、意識を取り戻したシェイルを見つめるグーデンが、あまりの美しさ、可憐な色香に夢中になってる姿に、不安になってシェイルを見つめてしまった…。
銀のゆるやかにくねる長い髪。
真っ白な肌…。
ピンクの乳首…。
大きなエメラルド色の泣き濡れた瞳、そして…赤く染まる小さな愛らしい唇…。
ラナーンは今直ぐ、鏡を見たかった。
自分がシェイルに、どれだけ劣るのか。
それがどうしても、知りたかった。
アルシャノンの後腔を攻める指は相変わらず乱暴で…けれど激しく擦られると、股間が勃ち上がって…射精感に襲われる。
けれど根元に金のリングを嵌め込まれていたから…イきたくってもイけない…。
それに口の中のグーデンは、今日はなかなか放ってくれない…。
ラナーンはつい、アルシャノンの引かれる指を追いかけてお尻を押しつけ…解放されたくってもっと、刺激を欲した。
辛いのに…口の中のグーデンはまだ…犯す事を楽しむように、咥えさせたまま離れない。
…昼間のシェイルは…本当にあんまり綺麗で…可愛くって…。
グーデンは彼を、想像の限り弄んで陵辱したいという欲望を、たぎらせてると分かったから…ラナーンは絶望で、顔が下がった。
ローフィスの名を叫ぶシェイルを、その場にいた男らは一斉に笑ったけど…。
ラナーンは期待した。
シェイルがその男に奪還され、グーデンの元に自分一人が残ることを。
ローフィスが飛び込んで来た時。
ラナーンは目を輝かせた。
けれど助け手のローフィスは、強い男に殴られるだけ。
シェイルの奪還は、無理。
殴られて…それでもローフィスは立ち向かい、また殴られてそれでもまだ…叫んでる。
もう…ボロボロだったのに。
それでもまだ、立ち向かう気概を見せた。
ラナーンは目を見張った。
“助けようと…本当に、本当に必死なんだ”
それが分かった時。
ラナーンは顔を下げた。
“もし自分にも、あんな風に守ってくれる人がいたなら…”
でも現実は、傷つける者しか、いない。
だからこんな最低の行為を強要する、グーデンに自ら、身を差し出さなきゃならない………。
誰も守る者のいない自分を、自身で守る力を得るために。
それを思った時、グーデンはやっと口の中で放ち…。
思わず口を開きかけたけど、手で無理矢理閉じさせられ
「全部飲め」
と命じられる…。
この上無く不味いそれを…ラナーンはごくん。
と喉を鳴らして飲み干す。
グーデンは満足し、そして今度は二年の愛玩美少年、シャクナッセルを呼ばせる…。
自分よりは背の高い…けれど華奢な金髪の美しい年上の少年…。
シャクナッセルに、グーデンは手で勃たせるよう命じ、シャクナッセルはグーデンの股間に手を添え、両手で巧みに擦り上げる…。
シャクナッセルのテクであっという間に勃ったグーデンは、両腕揃えて上に釣り上げられ、うつ伏せでお尻を突き出す格好の、ラナーンの背後につき、そして…今度はラナーンの後腔を犯し始めた。
「ふ…ふっ…。
恥ずかしいか?
もっと嫌がれ」
ラナーンは股間に嵌め込まれた金のリングが辛くって…首を振って泣く。
「ああ…っ!!!」
「いいぞ…色っぽい………。
初々しくって、たまらないな…」
けれどラナーンの内心は別。
アルシャノンは乱暴だけど、イかせてくれる。
例えリングが嵌められても、激しい刺激で。
けれど小さいグーデンのモノでは悪戯に感じさせられるだけで、決してイけない…。
「んっ…ぅ…んっ!
あ…あ…っ」
ラナーンは緩慢に刺激だけ受けて、イけない苦しさに、首を振ってのたうった。
アルシャノンの突きを思い出して、何とかイこうとし…。
けれど脳裏に浮かぶのは…名を叫ばれてあんな…乱暴なデカい男らのいる場所に、たった一人で飛び込んで来たローフィス………。
シェイルの為に、殴られて殴られて…最後には
『犯すのは、俺を殺してからにしろ!』
………命すら、捨て去る覚悟で………。
自分を生かすために、死んでしまった愛しい母親が浮かび上がる。
ラナーンはけれど必死に自分に、言い聞かせなければならなかった。
だとしても、今はもういない!
誰も、守ってくれない!
冷酷な実父と、残酷なその妻と娘。
彼らに勝つためには、例えグーデンにどれ程酷い辱めを受けようが…。
耐えて取り入り、王家の威光で、実家の悪魔達を足元にひれ伏させなければ!!!
それしか、生き残る道は無い…。
ラナーンは思い直すと、自分の欲望を置き去りにし、グーデンに突かれて出来るだけ可愛く…。
色っぽく、くねってみせた。
1
お気に入りに追加
118
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる