31 / 171
暴れるオーガスタス
しおりを挟む
広げられた白く華奢な足…。
腿を掴み、グーデンはシェイルの蕾に先端を捻り込む。
ローフィスは体を揺すって吠えた。
「今直ぐ止めろ!!!
シェイルを犯すなら、俺を殺してからにしろ!!!」
オーガスタスはヤッケルに指さされた小屋に突っ走ってるさ中、ローフィスの怒号を聞く。
一気に速度を上げる。
直ぐ後ろを走ってたリーラス始め、三人の悪友を遙か後ろに置き去りにする程の速さで。
扉を開け様突っ込み、拳を振り上げ、ローフィスが身を横に屈めた途端、ドナルドを殴り倒す。
がっっっつ!!!
「いやっ…ああ…っ!!!」
グーデンはもう、半分シェイルに捻れ入れていて、ローフィスは気が違ったみたいに遮二無二、腕を掴むシャンクから腕を引き抜こうと暴れ出し…。
オーガスタスがシャンクを殴ろうと振り向く隙に、ドナルドは首を振って身を起こす。
襲いかかろうと拳振り上げた途端、振り向くオーガスタスの長い足で回し蹴られて壁に激突する。
どんっ!!!
その様を見て、アルシャノンはとうとうザッダン一人にシェイルを任せ、立ち上がる。
「ここに誰か付け!!!」
そう一声吠えると、暴れるローフィスを捕らえておこうと手こずるシャンクに向かって、拳を振り上げるオーガスタスの、背後から回し蹴る。
どっっっ!!!
オーガスタスは背を蹴られ、体を揺らして振り向く。
「…野郎…!!!」
アルシャノンの拳が、殴ろうと後ろに引かれるのを見て、オーガスタスはかっ!!!と怒って髪を燃えるような赤に染め、鳶色の瞳を黄金に輝かせて咄嗟、身を返し、回し蹴る。
ざっっっっ!!!
アルシャノンは既で身を屈め…それでも肩を激しく掠って、顔を歪める。
ドナルドはその隙に壁から身を起こし、オーガスタスに向かって突進した。
気づくオーガスタスは、ひょい。と突然横に避け、ドナルドが横を走りすぎ様、足を出して引っかける。
アルシャノンはドナルドに、突進されて倒れかかられ、表情を歪めて何とか抱き止めた。
オーガスタスは笑う。
「仲が良いな」
ドナルドとアルシャノンは目を剥いて、ほぼ同時にオーガスタスに吠えた。
「てめぇ!!!」
「ふざけやがって!!!」
ローフィスは必死でシャンクの腕から腕を引き抜こうと引き合い、その間いてもたってもいられず、首を振ってシェイルに視線を送る。
シェイルは…アルシャノンの放した腕を、代わって横に付くローズベルタに掴まれ、押さえつけられて泣きながら、身もがいていた。
グーデンは押し込もうとするが、シェイルは腰を揺すって抵抗する。
「愛撫しろ!
狭くて入らない!!!」
グーデンの叫びでザッダンの手がシェイルの胸を這い、きつく乳首をつまみ上げた。
「ああっ!!!」
ずっ!!!
グーデンが、笑う。
「いいぞ。
続けろ」
「嫌!!!嫌っ!!!」
リーラスがとうとう小屋に辿り着き、直ぐ様ローフィスと掴み合う、シャンク目がけて拳を振り下ろす。
がっっっっ!!!
ローフィスは腕が外れた途端、シェイルの元へ突っ走って行く。
後もう少しですっかり挿入る、その時。
グーデンは凄まじい怒りを背後に感じ、怖気て飛び退く。
乱闘を見ていた三年のグーデン護衛二人が、駆け出してグーデンの背に拳振り上げる、ローフィスに襲いかかった。
オーガスタスはドナルドとシャンクに交互に拳を振られ、身を左右に倒し避けながら、拳振る機会を狙い澄ます。
どっっっ!!!
ドナルドの背後から、駆けつけた三年オーガスタスの悪友一人が抱きつく。
もう一人の悪友はドナルドの足を、執拗に蹴り始めた。
更に三人目の悪友が、乱闘の間を潜ってローフィスに襲いかかる三年グーデン護衛の一人を、背後から殴り倒す。
がっっっ!!!
がっっっ!!!
が、ローフィスは三年グーデン護衛のもう一人に、ほぼ同時に殴り倒され…。
どたんっ!
助っ人に入って三年護衛を殴り倒した悪友は、目を見開いて床に頃がるローフィスを見る。
「何やってんだ?」
ローフィスを殴った護衛は、今度はそうぼやく三人目の悪友を標的に変え、拳を振り上げる。
悪友は身を横に倒し避けて
がっっっ!!!
拳を振り切った。
だが背後から、さっき殴り倒した三年護衛に腰を蹴りつけられる。
ざしっ!
三人目の悪友は倒れかかったが踏みとどまり、かっかして振り向き様、顔に拳を喰らって後ろに仰け反った。
もう一人の殴られた三年護衛は、床からふらふらで立ち上がるローフィスに狙いを付け、思いっきり拳振り上げ…。
がっっっっっ!!!
ローフィスに拳当てる寸前。
ヤッケルが弾丸のように体当たりして、三年護衛を吹っ飛ばしていた。
フィンスも駆け込み、今やシェイルを放して立ち上がる、四年黒髪のザッダンと向かい合い、ローランデは立ち塞がるローズベルタに、素早く身を横に翻して、肘を脇腹に突き入れた。
ローフィスは顔を上げる。
殴られた悪友はきっちり殴り返し、敵に突進して助けてくれた小柄なヤッケルは…。
デカい三年護衛と相対しながら、それでも振り向き、ローフィスに頷いた。
ローフィスは、顔を泣き顔に崩してシェイルに振り向く。
が、手を差し伸べる、その前に。
シェイルは駆けて、ローフィスの胸に飛び込んだ。
「…………………っ………」
本当はローフィスは、飛び込まれ抱きつかれて痛かった。
けれど胸に抱くシェイルの温もりが…ローフィスの痛みを遠ざけた。
シェイルの、背に腕を回す。
気づいたらローフィスは、泣いていた。
腿を掴み、グーデンはシェイルの蕾に先端を捻り込む。
ローフィスは体を揺すって吠えた。
「今直ぐ止めろ!!!
シェイルを犯すなら、俺を殺してからにしろ!!!」
オーガスタスはヤッケルに指さされた小屋に突っ走ってるさ中、ローフィスの怒号を聞く。
一気に速度を上げる。
直ぐ後ろを走ってたリーラス始め、三人の悪友を遙か後ろに置き去りにする程の速さで。
扉を開け様突っ込み、拳を振り上げ、ローフィスが身を横に屈めた途端、ドナルドを殴り倒す。
がっっっつ!!!
「いやっ…ああ…っ!!!」
グーデンはもう、半分シェイルに捻れ入れていて、ローフィスは気が違ったみたいに遮二無二、腕を掴むシャンクから腕を引き抜こうと暴れ出し…。
オーガスタスがシャンクを殴ろうと振り向く隙に、ドナルドは首を振って身を起こす。
襲いかかろうと拳振り上げた途端、振り向くオーガスタスの長い足で回し蹴られて壁に激突する。
どんっ!!!
その様を見て、アルシャノンはとうとうザッダン一人にシェイルを任せ、立ち上がる。
「ここに誰か付け!!!」
そう一声吠えると、暴れるローフィスを捕らえておこうと手こずるシャンクに向かって、拳を振り上げるオーガスタスの、背後から回し蹴る。
どっっっ!!!
オーガスタスは背を蹴られ、体を揺らして振り向く。
「…野郎…!!!」
アルシャノンの拳が、殴ろうと後ろに引かれるのを見て、オーガスタスはかっ!!!と怒って髪を燃えるような赤に染め、鳶色の瞳を黄金に輝かせて咄嗟、身を返し、回し蹴る。
ざっっっっ!!!
アルシャノンは既で身を屈め…それでも肩を激しく掠って、顔を歪める。
ドナルドはその隙に壁から身を起こし、オーガスタスに向かって突進した。
気づくオーガスタスは、ひょい。と突然横に避け、ドナルドが横を走りすぎ様、足を出して引っかける。
アルシャノンはドナルドに、突進されて倒れかかられ、表情を歪めて何とか抱き止めた。
オーガスタスは笑う。
「仲が良いな」
ドナルドとアルシャノンは目を剥いて、ほぼ同時にオーガスタスに吠えた。
「てめぇ!!!」
「ふざけやがって!!!」
ローフィスは必死でシャンクの腕から腕を引き抜こうと引き合い、その間いてもたってもいられず、首を振ってシェイルに視線を送る。
シェイルは…アルシャノンの放した腕を、代わって横に付くローズベルタに掴まれ、押さえつけられて泣きながら、身もがいていた。
グーデンは押し込もうとするが、シェイルは腰を揺すって抵抗する。
「愛撫しろ!
狭くて入らない!!!」
グーデンの叫びでザッダンの手がシェイルの胸を這い、きつく乳首をつまみ上げた。
「ああっ!!!」
ずっ!!!
グーデンが、笑う。
「いいぞ。
続けろ」
「嫌!!!嫌っ!!!」
リーラスがとうとう小屋に辿り着き、直ぐ様ローフィスと掴み合う、シャンク目がけて拳を振り下ろす。
がっっっっ!!!
ローフィスは腕が外れた途端、シェイルの元へ突っ走って行く。
後もう少しですっかり挿入る、その時。
グーデンは凄まじい怒りを背後に感じ、怖気て飛び退く。
乱闘を見ていた三年のグーデン護衛二人が、駆け出してグーデンの背に拳振り上げる、ローフィスに襲いかかった。
オーガスタスはドナルドとシャンクに交互に拳を振られ、身を左右に倒し避けながら、拳振る機会を狙い澄ます。
どっっっ!!!
ドナルドの背後から、駆けつけた三年オーガスタスの悪友一人が抱きつく。
もう一人の悪友はドナルドの足を、執拗に蹴り始めた。
更に三人目の悪友が、乱闘の間を潜ってローフィスに襲いかかる三年グーデン護衛の一人を、背後から殴り倒す。
がっっっ!!!
がっっっ!!!
が、ローフィスは三年グーデン護衛のもう一人に、ほぼ同時に殴り倒され…。
どたんっ!
助っ人に入って三年護衛を殴り倒した悪友は、目を見開いて床に頃がるローフィスを見る。
「何やってんだ?」
ローフィスを殴った護衛は、今度はそうぼやく三人目の悪友を標的に変え、拳を振り上げる。
悪友は身を横に倒し避けて
がっっっ!!!
拳を振り切った。
だが背後から、さっき殴り倒した三年護衛に腰を蹴りつけられる。
ざしっ!
三人目の悪友は倒れかかったが踏みとどまり、かっかして振り向き様、顔に拳を喰らって後ろに仰け反った。
もう一人の殴られた三年護衛は、床からふらふらで立ち上がるローフィスに狙いを付け、思いっきり拳振り上げ…。
がっっっっっ!!!
ローフィスに拳当てる寸前。
ヤッケルが弾丸のように体当たりして、三年護衛を吹っ飛ばしていた。
フィンスも駆け込み、今やシェイルを放して立ち上がる、四年黒髪のザッダンと向かい合い、ローランデは立ち塞がるローズベルタに、素早く身を横に翻して、肘を脇腹に突き入れた。
ローフィスは顔を上げる。
殴られた悪友はきっちり殴り返し、敵に突進して助けてくれた小柄なヤッケルは…。
デカい三年護衛と相対しながら、それでも振り向き、ローフィスに頷いた。
ローフィスは、顔を泣き顔に崩してシェイルに振り向く。
が、手を差し伸べる、その前に。
シェイルは駆けて、ローフィスの胸に飛び込んだ。
「…………………っ………」
本当はローフィスは、飛び込まれ抱きつかれて痛かった。
けれど胸に抱くシェイルの温もりが…ローフィスの痛みを遠ざけた。
シェイルの、背に腕を回す。
気づいたらローフィスは、泣いていた。
1
お気に入りに追加
118
あなたにおすすめの小説
総受けルート確定のBLゲーの主人公に転生してしまったんだけど、ここからソロエンドを迎えるにはどうすればいい?
寺一(テライチ)
BL
──妹よ。にいちゃんは、これから五人の男に抱かれるかもしれません。
ユズイはシスコン気味なことを除けばごくふつうの男子高校生。
ある日、熱をだした妹にかわって彼女が予約したゲームを店まで取りにいくことに。
その帰り道、ユズイは階段から足を踏みはずして命を落としてしまう。
そこに現れた女神さまは「あなたはこんなにはやく死ぬはずではなかった、お詫びに好きな条件で転生させてあげます」と言う。
それに「チート転生がしてみたい」と答えるユズイ。
女神さまは喜んで願いを叶えてくれた……ただしBLゲーの世界で。
BLゲーでのチート。それはとにかく攻略対象の好感度がバグレベルで上がっていくということ。
このままではなにもしなくても総受けルートが確定してしまう!
男にモテても仕方ないとユズイはソロエンドを目指すが、チートを望んだ代償は大きくて……!?
溺愛&執着されまくりの学園ラブコメです。
異世界ぼっち暮らし(神様と一緒!!)
藤雪たすく
BL
愛してくれない家族から旅立ち、希望に満ちた一人暮らしが始まるはずが……異世界で一人暮らしが始まった!?
手違いで人の命を巻き込む神様なんて信じません!!俺が信じる神様はこの世にただ一人……俺の推しは神様です!!
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
兄のやり方には思うところがある!
野犬 猫兄
BL
完結しました。お読みくださりありがとうございます!
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです!
第10回BL小説大賞では、ポイントを入れてくださった皆様、そしてお読みくださった皆様、どうもありがとうございました!m(__)m
■■■
特訓と称して理不尽な行いをする兄に翻弄されながらも兄と向き合い仲良くなっていく話。
無関心ロボからの執着溺愛兄×無自覚人たらしな弟
コメディーです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる