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戦いの後の、辛い誤解
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スフォルツァは、ハウリィを見た。
彼は本当に可憐で、震えていて…。
スフォルツァは大丈夫だ。
と言って、励ましたかった。
が、ギュンターが二人に振り向く。
圧倒的に甘く、優美な美貌に見えた。
がギュンターははっきりした声音で、スフォルツァの後ろにいる、ハウリィに告げる。
「良く頑張ったな」
スフォルツァが見つめていると、ハウリィは顔を揺らした。
何か言いたげだったが、ギュンターはにっこりと笑った。
「いつでもいい。
また奴らが来たら、逃げて俺を呼び出せ」
が、ハウリィは震え、小声で囁く。
「…でも…でも、いつまで……?
貴方だって、ご迷惑でしょう?
こんな事が、度々あったら…」
オーガスタスが、ギュンターの背後で笑う。
「逆じゃないのか?
発散出来て楽しいんだ、この男は。
言われた通り、呼び出してやるのがこいつにとっての親切だ」
その、ハウリィからしたら見上げる程の巨人に見える、大きなオーガスタスにそう言われて。
ハウリィは目を丸くする。
ギュンターは一つ、吐息を吐くと
『その通りだ』
と、頷いた。
背後に荒い吐息が聞こえ、オーガスタスが振り向くと。
そこには一学年一身分の高い美少年、アイリスが。
息を弾ませていた。
「…とっくに終わってる…とは思ってたけど……」
言って、振り向くギュンターとオーガスタスを見つめる。
「まさか本当に、終わってるなんて………」
ギュンターが、肩をすくめる。
「俺だけならまだ、殴り合ってた。
奴らオーガスタスが顔出しただけで、ビビって逃げてったからな」
そしてスフォルツァに振り向く。
「感謝なら奴にしろ」
スフォルツァは無言で頷く。
ハウリィはスフォルツァと…そしてまだ息を弾ませるアイリスに、感謝の瞳を向けた。
スフォルツァが、オーガスタスに口を開こうとすると、途端オーガスタスはくるり。と背を向ける。
「ギュンターが見つからなかったら、俺を呼び出せ」
「あの…!」
スフォルツァが叫び、アイリスがオーガスタスの後を追う。
その気配に、オーガスタスは追って来るのはアイリスだと当たりを付け、一目散に逃げ出すべきかと迷った。
が皆の手前、足を止める。
振り向くと、やはり色白の顔に艶やかな濃い栗毛をたおやかに垂らし、真っ赤な唇をした…。
けれど濃紺の瞳が、その意志の強さを物語るアイリスが、自分を見つめていた。
「事あるごとに、グーデン一味と貴方は対峙する。
そう言う…事なんですか?」
オーガスタスはその質問に、面倒臭そうに高い背の赤毛を揺らす。
「お前の役目は、彼のような連中を。
あの最悪な奴らから、護る事だ。
……ああ…。
それはあっちの、育ちの良さそうな威勢のいい坊やの役割か?」
スフォルツァは坊や。と呼ばれ…。
が、言った相手のオーガスタスが育ちすぎてるので、異論を唱えられず唇を噛む。
アイリスが素早く、オーガスタスに告げる。
「彼はスフォルツァ。
私のように貧弱な男じゃない。
名を覚えて置いて、損は無いはず」
スフォルツァは愛しのアイリスにそう言われ、感激で目が潤みそうになった。
が、オーガスタスは察して頷く。
子細は解らなかったが、実力を隠し自らは引き、学年筆頭の地位は“スフォルツァ”に任せる。
たった今、アイリスは自分にそう告げた。
「覚えて置こう…。
スフォルツァ。何時でも俺を呼び出せ。
俺が掴まらなかったら、二学年のローランデかフィンスが何とかする」
頷くスフォルツァに、だがオーガスタスはにっこり笑ってスフォルツァの目前にまだいるギュンターに、顎をしゃくって見せる。
「が、その前にギュンターが見つかれば問題無い。
奴は自分の実力を、連中に示しときたい。
極力、その機会を与えてやるんだな」
ギュンターがオーガスタスを睨む。
「…ただ喧嘩がしたい訳じゃないぞ!」
が、怒鳴るギュンターに振り向くオーガスタスは
『そんな事、とっくに解ってる』
と言う顔をした。
オーガスタスは背を向け、唸る。
「今夜は遊びに付き合うんだろう?」
ギュンターは吐息を吐く。
「またいつもの場所に、八点鐘だな?」
オーガスタスは振り向かず、赤毛を揺らし去って行った。
ギュンターが庇った一年二人に顔を向けると、スフォルツァは目をまん丸にし。
スフォルツァの横に来てハウリィに微笑んでいたアイリスも、いきなりぐっ…と喉を詰まらせてる。
ギュンターはスフォルツァとアイリスの様子に気づき、尋ねる。
「………何だ?」
振り向くアイリスと、自分を凝視するスフォルツァに。
まじまじと見つめられ、ギュンターの眉が寄る。
唯一俯くハウリィに、ギュンターは声掛けた。
「何でこいつらは俺を見てるか、知ってるか?」
恩人に尋ねられ、ハウリィは彼からしたら背の高い同学年の二人の背後で俯き、恥じらって告げる。
「あの…多分…貴方があの方と、付き合ってると…思ってるんじゃ…」
ギュンターは肩を下げ、垂れる前髪を掻き上げ、つぶやく。
「付き合ってるから、今夜出かける………」
言いかけ、そしてようやく思い当たったみたいに、目を見開く。
「…まさかお前ら、俺達がデキてるとか、思って無いよな?」
スフォルツァもアイリスも、固まったようにギュンターを凝視していた。
ギュンターは思いきり焦る。
「否定しろ!」
がギュンターに怒鳴られても二人は、左右に顔を背け、俯く。
「おい…!
何だその反応は!!
……糞!最近鏡見て無いが…。
そんなに甘っちろく見えてんのか?俺は…。
寝室であいつの女役やってるとか、想像しちまうほど?」
スフォルツァとアイリスはますます顔を、深く、下げる。
ギュンターは愕然とする。
面はともかく、この長身のせいで。
最近そういう誤解からは、免れてきた。
…が確かに。
並んでカップルに見える位、オーガスタスはデカかった………。
ハウリィが見ていると、ギュンターは俯き。
下げた拳を固く握って、怒ってるみたいだった。
が、自分の面が原因で誤解されてるので、怒鳴りつける訳にも、行かない様子。
「飲みに行くのは酒で…俺が抱くのは女だ!」
ギュンターが決死で叫ぶものの、誤解してるアイリスとスフォルツァは、顔を上げない。
「…そう言えば、ディングレーと肩並べて歩いてた時も…。
同学年の嫌味な連中、ニヤニヤ笑って俺を見てたな………」
そう突然思い当たり、溜息混じりにギュンターは、がっくり肩を落とす。
そして必死で言葉を探し出す。
“自分は、俺に取って負担じゃないのか?”
そう気遣う、怯えきった気の毒な美少年に、オーガスタスは
『喧嘩したいから、こいつにとって呼び出しは好都合』
そう言って、ハウリィの想い煩いをチャラにした。
「…………………」
ギュンターは幾度も
『俺は攻めるのが大好きで…』
だとか
『受け身はタイプじゃない』
の、言い訳を口にしようとした。
が言った所で、今度はオーガスタスが女役と勘違いされるか…。
もしくは俺が強がって、嘘を言ってる。
と、信じてもらえないかの、どっちかだ。
溜息が洩れる。
二人の視線をひしひしと感じ、ギュンターはもう一度溜息付き、囁いた。
「…俺はともかく、ディングレーもオーガスタスもマトモな男で。
俺を抱く気なんか、てんで無いから、誤解してやるな」
その時、ようやくアイリスもスフォルツァも、顔を上げる。
二人の後ろで、真ん中から顔を出してたハウリィは。
誤解が解けて良かった、と、微笑んだ。
ギュンターはハウリィの笑顔を見て笑う。
「笑ってろ。その方がずっといい。
俺がいない時はその二人が、お前の笑顔を護るから」
気障だ。とアイリスは思った。
陳腐だとも。
が、ハウリィが全開でそう言ったギュンターに笑い返すのを見て、アイリスは
『そうか…正義の行動は、陳腐を超えるのか…』
としぶしぶ、自分の見解を引っ込めた。
いつも遠慮がちで、寂しそうな微笑しか、目にして無かったハウリィが。
その時初めて、本当に嬉しそうに、心からの笑顔を。
感謝を示すように、ギュンターに向けていた。
アイリスはもう一度、ギュンターに視線を送った。
顔は確かに、甘っちろく優美な美貌だった。
が、その長身の…スラリと細身の体に、隙は無かった。
が、遠ざかるギュンターの背につい零す。
『…あの顔で喧嘩好き。
と言われても、説得力が無さ過ぎ。
私がオーガスタスに振られた原因が、酒のせいじゃなく彼だったとしたら少しは…。
プライドも守れたのに』
そして今度はアイリスが、がっくりと肩を落とした。
『………やっぱり、酒に負けたのか……………』
彼は本当に可憐で、震えていて…。
スフォルツァは大丈夫だ。
と言って、励ましたかった。
が、ギュンターが二人に振り向く。
圧倒的に甘く、優美な美貌に見えた。
がギュンターははっきりした声音で、スフォルツァの後ろにいる、ハウリィに告げる。
「良く頑張ったな」
スフォルツァが見つめていると、ハウリィは顔を揺らした。
何か言いたげだったが、ギュンターはにっこりと笑った。
「いつでもいい。
また奴らが来たら、逃げて俺を呼び出せ」
が、ハウリィは震え、小声で囁く。
「…でも…でも、いつまで……?
貴方だって、ご迷惑でしょう?
こんな事が、度々あったら…」
オーガスタスが、ギュンターの背後で笑う。
「逆じゃないのか?
発散出来て楽しいんだ、この男は。
言われた通り、呼び出してやるのがこいつにとっての親切だ」
その、ハウリィからしたら見上げる程の巨人に見える、大きなオーガスタスにそう言われて。
ハウリィは目を丸くする。
ギュンターは一つ、吐息を吐くと
『その通りだ』
と、頷いた。
背後に荒い吐息が聞こえ、オーガスタスが振り向くと。
そこには一学年一身分の高い美少年、アイリスが。
息を弾ませていた。
「…とっくに終わってる…とは思ってたけど……」
言って、振り向くギュンターとオーガスタスを見つめる。
「まさか本当に、終わってるなんて………」
ギュンターが、肩をすくめる。
「俺だけならまだ、殴り合ってた。
奴らオーガスタスが顔出しただけで、ビビって逃げてったからな」
そしてスフォルツァに振り向く。
「感謝なら奴にしろ」
スフォルツァは無言で頷く。
ハウリィはスフォルツァと…そしてまだ息を弾ませるアイリスに、感謝の瞳を向けた。
スフォルツァが、オーガスタスに口を開こうとすると、途端オーガスタスはくるり。と背を向ける。
「ギュンターが見つからなかったら、俺を呼び出せ」
「あの…!」
スフォルツァが叫び、アイリスがオーガスタスの後を追う。
その気配に、オーガスタスは追って来るのはアイリスだと当たりを付け、一目散に逃げ出すべきかと迷った。
が皆の手前、足を止める。
振り向くと、やはり色白の顔に艶やかな濃い栗毛をたおやかに垂らし、真っ赤な唇をした…。
けれど濃紺の瞳が、その意志の強さを物語るアイリスが、自分を見つめていた。
「事あるごとに、グーデン一味と貴方は対峙する。
そう言う…事なんですか?」
オーガスタスはその質問に、面倒臭そうに高い背の赤毛を揺らす。
「お前の役目は、彼のような連中を。
あの最悪な奴らから、護る事だ。
……ああ…。
それはあっちの、育ちの良さそうな威勢のいい坊やの役割か?」
スフォルツァは坊や。と呼ばれ…。
が、言った相手のオーガスタスが育ちすぎてるので、異論を唱えられず唇を噛む。
アイリスが素早く、オーガスタスに告げる。
「彼はスフォルツァ。
私のように貧弱な男じゃない。
名を覚えて置いて、損は無いはず」
スフォルツァは愛しのアイリスにそう言われ、感激で目が潤みそうになった。
が、オーガスタスは察して頷く。
子細は解らなかったが、実力を隠し自らは引き、学年筆頭の地位は“スフォルツァ”に任せる。
たった今、アイリスは自分にそう告げた。
「覚えて置こう…。
スフォルツァ。何時でも俺を呼び出せ。
俺が掴まらなかったら、二学年のローランデかフィンスが何とかする」
頷くスフォルツァに、だがオーガスタスはにっこり笑ってスフォルツァの目前にまだいるギュンターに、顎をしゃくって見せる。
「が、その前にギュンターが見つかれば問題無い。
奴は自分の実力を、連中に示しときたい。
極力、その機会を与えてやるんだな」
ギュンターがオーガスタスを睨む。
「…ただ喧嘩がしたい訳じゃないぞ!」
が、怒鳴るギュンターに振り向くオーガスタスは
『そんな事、とっくに解ってる』
と言う顔をした。
オーガスタスは背を向け、唸る。
「今夜は遊びに付き合うんだろう?」
ギュンターは吐息を吐く。
「またいつもの場所に、八点鐘だな?」
オーガスタスは振り向かず、赤毛を揺らし去って行った。
ギュンターが庇った一年二人に顔を向けると、スフォルツァは目をまん丸にし。
スフォルツァの横に来てハウリィに微笑んでいたアイリスも、いきなりぐっ…と喉を詰まらせてる。
ギュンターはスフォルツァとアイリスの様子に気づき、尋ねる。
「………何だ?」
振り向くアイリスと、自分を凝視するスフォルツァに。
まじまじと見つめられ、ギュンターの眉が寄る。
唯一俯くハウリィに、ギュンターは声掛けた。
「何でこいつらは俺を見てるか、知ってるか?」
恩人に尋ねられ、ハウリィは彼からしたら背の高い同学年の二人の背後で俯き、恥じらって告げる。
「あの…多分…貴方があの方と、付き合ってると…思ってるんじゃ…」
ギュンターは肩を下げ、垂れる前髪を掻き上げ、つぶやく。
「付き合ってるから、今夜出かける………」
言いかけ、そしてようやく思い当たったみたいに、目を見開く。
「…まさかお前ら、俺達がデキてるとか、思って無いよな?」
スフォルツァもアイリスも、固まったようにギュンターを凝視していた。
ギュンターは思いきり焦る。
「否定しろ!」
がギュンターに怒鳴られても二人は、左右に顔を背け、俯く。
「おい…!
何だその反応は!!
……糞!最近鏡見て無いが…。
そんなに甘っちろく見えてんのか?俺は…。
寝室であいつの女役やってるとか、想像しちまうほど?」
スフォルツァとアイリスはますます顔を、深く、下げる。
ギュンターは愕然とする。
面はともかく、この長身のせいで。
最近そういう誤解からは、免れてきた。
…が確かに。
並んでカップルに見える位、オーガスタスはデカかった………。
ハウリィが見ていると、ギュンターは俯き。
下げた拳を固く握って、怒ってるみたいだった。
が、自分の面が原因で誤解されてるので、怒鳴りつける訳にも、行かない様子。
「飲みに行くのは酒で…俺が抱くのは女だ!」
ギュンターが決死で叫ぶものの、誤解してるアイリスとスフォルツァは、顔を上げない。
「…そう言えば、ディングレーと肩並べて歩いてた時も…。
同学年の嫌味な連中、ニヤニヤ笑って俺を見てたな………」
そう突然思い当たり、溜息混じりにギュンターは、がっくり肩を落とす。
そして必死で言葉を探し出す。
“自分は、俺に取って負担じゃないのか?”
そう気遣う、怯えきった気の毒な美少年に、オーガスタスは
『喧嘩したいから、こいつにとって呼び出しは好都合』
そう言って、ハウリィの想い煩いをチャラにした。
「…………………」
ギュンターは幾度も
『俺は攻めるのが大好きで…』
だとか
『受け身はタイプじゃない』
の、言い訳を口にしようとした。
が言った所で、今度はオーガスタスが女役と勘違いされるか…。
もしくは俺が強がって、嘘を言ってる。
と、信じてもらえないかの、どっちかだ。
溜息が洩れる。
二人の視線をひしひしと感じ、ギュンターはもう一度溜息付き、囁いた。
「…俺はともかく、ディングレーもオーガスタスもマトモな男で。
俺を抱く気なんか、てんで無いから、誤解してやるな」
その時、ようやくアイリスもスフォルツァも、顔を上げる。
二人の後ろで、真ん中から顔を出してたハウリィは。
誤解が解けて良かった、と、微笑んだ。
ギュンターはハウリィの笑顔を見て笑う。
「笑ってろ。その方がずっといい。
俺がいない時はその二人が、お前の笑顔を護るから」
気障だ。とアイリスは思った。
陳腐だとも。
が、ハウリィが全開でそう言ったギュンターに笑い返すのを見て、アイリスは
『そうか…正義の行動は、陳腐を超えるのか…』
としぶしぶ、自分の見解を引っ込めた。
いつも遠慮がちで、寂しそうな微笑しか、目にして無かったハウリィが。
その時初めて、本当に嬉しそうに、心からの笑顔を。
感謝を示すように、ギュンターに向けていた。
アイリスはもう一度、ギュンターに視線を送った。
顔は確かに、甘っちろく優美な美貌だった。
が、その長身の…スラリと細身の体に、隙は無かった。
が、遠ざかるギュンターの背につい零す。
『…あの顔で喧嘩好き。
と言われても、説得力が無さ過ぎ。
私がオーガスタスに振られた原因が、酒のせいじゃなく彼だったとしたら少しは…。
プライドも守れたのに』
そして今度はアイリスが、がっくりと肩を落とした。
『………やっぱり、酒に負けたのか……………』
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