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オーガスタスとローフィスに平民の共同浴場に誘われて嬉しいディングレー
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その後アイリスが
「舞踏会は二週間後なので、もしかしたらマレーが、自宅に帰れる日が先に来るかも」
と言い残し、部屋を出て行く。
オーガスタスがずっと沈黙し続け、ローフィスが
「どのみち近衛に進んだら、お前は否応なしに王宮舞踏会に出ることになるから、慣れとけば?」
と言うのでオーガスタスは顔を上げ
「予言か?」
と問い返す。
ローフィスは肩を竦め
「近衛に進めば、お前は『教練』を仕切ってた器。
当然、ディアヴォロスが高官に引き立てる。
ディアヴォロスはしょっ中王宮舞踏会に招待されてるから…」
オーガスタスは、がっくり首下げた。
「…ディアヴォロスの護衛として、出るしか無いと?」
ローフィスは頷き、オーガスタスは更にがっくり首下げる。
ディングレーが御大のしょげぶりを気にして、尋ねる。
「まさか舞踏会に、出たこと無いのか?」
オーガスタスは俯いたまま、首を横に振る。
「養父がマナーのレッスンの一環として、舞踏会くらいは経験しとけと、数回程度。
だがせいぜい中流の舞踏会で、有名人は数えるぐらい。
エルベス大公家の舞踏会は俺も聞いてるが。
…有名人ばっか集めた、国で一・二を争う、凄い大舞踏会だろう?」
ディングレーが頷く。
「俺達一族の者ですら。
大公家から招待状が届けば“粋人”と認められたようなもので、ステイタスが決まるから。
女達は毎度この時期、目の色変えてる。
…表面はあくまでも王族の体面保つ為、冷静に見せてるけどな」
ギュンターが顔を上げる。
「…そんな凄い舞踏会だったのか?」
オーガスタスが、俯いたまま頷く。
「半端無く凄い」
ローフィスも頷く。
「リーラスに聞いた話だが。
招待状が届くと、貴族の娘達は皆、空飛ぶ勢いで飛び上がって喜ぶそうだ」
ギュンターは
「……………………………………」
と無言。
ローフィスがため息交じりに肩すくめて、救いを解く。
「ま、気配り上手の大公家の、直々の招待で、衣装まで用意してくれると言ってるんだ。
別に気にしなくて良いだろう?」
ギュンターはディングレーに首を振って尋ねる。
「あんたは、出たこと無いのか?」
ディングレーは頷いて口開く。
「ディアヴォロスも俺も、政治的中立を保つ為、今まで招待状が届いても行けなかった。
が、アドラフレンが去年宮廷警護長に就任し、今や権力も強固になったから。
今年は招待状が届いたら、出ても構わないとお達しが出た」
「誰から?」
「アドラフレン」
「アドラフレンって、誰だ?」
オーガスタスとローフィスは
『そこから説明が要るか』
とため息交じりに顔を見合わす。
オーガスタスは立ち上がると
「風呂に行く」
と言い、ローフィスも無言で頷いて、タオルと石けん代わりの薬草の入った瓶を、箪笥の棚から取り出し、オーガスタスの分のタオルを、オーガスタスに手渡す。
「…俺を置いて行くのか?」
説明の苦手なディングレーが不安げに聞くと、オーガスタスが戸口に歩きながら
「ギュンターは俺達が連れて行くから、安心しろ」
と言い、ローフィスもギュンターにタオルを手渡すと
「ついでに説明もしておく」
と言う。
ギュンターが手に乗せられたタオルを見
「…俺が行くかどうかは、聞かないのか?」
とつぶやくと、ローフィスは
「アドラフレンが誰か。
知りたいんなら来い。
来たくなけりゃ、タオルはその辺に置いて行け」
と素っ気無い返事。
ディングレーは背を向けるローフィスに
「屋外浴場か?」
と聞き、ローフィスは振り向き頷く。
「今の時間なら、ガラガラで空いてるからな」
ディングレーは追いすがるように尋ねる。
「俺は誘わないのか?」
ローフィスが振り向き、部屋を出ようとしたオーガスタスまでもが振り向く。
ローフィスはちょっと呆れ、思わずディングレーにつぶやく。
「…だってお前、私室に立派な浴場、持ってるだろう?」
が、即座にオーガスタスが声かける。
「…来たけりゃ、来い」
その言葉を聞いた途端、ディングレーが嬉しそうで。
ローフィスはちょっと戸口のオーガスタスを睨むと、室内に入りディングレーの手に自分のタオルを押しつけ、もう一枚タオル出して手に持ち
「行くぞ!」
と告げてディングレーの横を通り過ぎる。
ギュンターはタオルを手に持ったまま、日頃『狼』の異名取るディングレーが。
オーガスタスとローフィスの前だと、犬に成り下がる様を呆けて眺めた。
ディングレーに戸口で振り向かれ、ギュンターは短いため息と共に、ディングレーの背に続く。
ギュンターは先を歩くオーガスタスとローフィスに追いついた途端、尋ねる。
「で、アドラフレンって?」
オーガスタスとローフィスは同時に振り向き、ローフィスの背後にぴったり付いてるディングレーに視線を向ける。
ディングレーは気づくと
「結局、俺が説明するのか?!」
と叫び、オーガスタスは肩すくめ、ローフィスは
「だってお前の従兄弟だし、付いて来てるし」
と、さっさと前を向く。
ギュンターはディングレーの横に並ぶと
「従兄弟?
確かここの有名な卒業生、ディアヴォロスってのも、従兄弟じゃなかったか?」
と聞く。
ローフィスが振り向くと、今度は説明した。
「光竜身に降ろしたディアヴォロスは、今世紀最大のカリスマで、国王でも一目置く存在。
アドラフレンは宮廷警護長って言う、影で国を牛耳る実力者。
…つまり国で最高級に有名な二人が、こいつの従兄弟だ」
ギュンターはそれを聞いて、目を見開きディングレーを見る。
「…そんな凄いのか…。
さすが王族だけある」
と、オーガスタスとローフィスと居ると犬になってるディングレーに、改めて尊敬の眼差しを向けた。
が、ディングレーは陰険な眼差しを下から目線で横に並ぶギュンターに向け、口開く。
「その言い方は、止めろ!
確かにディアヴォロスは頼りになる、大好きな従兄弟だが!
アドラフレンは直情型の「左の王家」に珍しい策謀家で、俺にとっては顔を合わす度、笑顔と丁寧な言い回しで俺を馬鹿にする、嫌味な従兄弟なんだからな!」
ギュンターはその剣幕に、思わず固まった。
その後、こそっ…と聞く。
「…もしかして…子供の頃、虐められたのか?」
ディングレーは頷く。
「ナニ言ってるかさっぱり分からず、きょとん。としてると。
周囲の大人にくすくす笑われる。
…つまり丁寧語で意地悪を言われてるらしく、俺にとってヤツの言葉はまるで外国語。
意味が分からないから、言い返すことも出来ず…。
言葉の拳での、サンドバック状態だ。
いつもディアヴォロスが気づいて通訳してくれ、言葉の内容を教えてくれる。
『今のは、君を皮肉ってないから』
そう優しくディアヴォロスに言われた時は、本当にほっとした。
…昔、俺にとってディアヴォロスは、意地悪な魔女に虐められた姫を助ける、白馬の王子様だった」
途端、背を向けてるオーガスタスとローフィスの背が派手に揺れ、振り向いたローフィスは笑っていて
「お前が“意地悪な魔女に虐められた姫”か?」
と聞いた後、また前を向き、背が派手に揺れて、ディングレーに思いっきり睨み付けられた。
ギュンターは思わず、フォローする。
「俺には、分かりやすい例えだった」
横でディングレーが、思いっきり首を縦に振って頷き
「お前とは、なんか感性というか、言葉が通じる」
と相づち打つ。
今度はオーガスタスが、目を見開き振り向いてギュンターを見
「俺なら“嬉しくない”と言い返す」
と言った。
が、ギュンターは俯くと
「俺も遠回しな言い方は、心底苦手だ。
言われて意味は、一応理解出来る。
が、なんでそんな遠回しに言いたいのか。
そこからもう、理解不能だ」
と言い、振り向いたローフィスもオーガスタスもがその言葉に大きく頷いているディングレーを見、二人揃って顔を前に向け、小声で囁き合う。
「あいつら、似たもの同士か?」
オーガスタスがローフィスに問い、ローフィスは頷いて
「ディングレーと意思疎通出来、更に会話も成り立つんだから。
そうなんだろうな」
と同意に頷きながら、言葉を返した。
「舞踏会は二週間後なので、もしかしたらマレーが、自宅に帰れる日が先に来るかも」
と言い残し、部屋を出て行く。
オーガスタスがずっと沈黙し続け、ローフィスが
「どのみち近衛に進んだら、お前は否応なしに王宮舞踏会に出ることになるから、慣れとけば?」
と言うのでオーガスタスは顔を上げ
「予言か?」
と問い返す。
ローフィスは肩を竦め
「近衛に進めば、お前は『教練』を仕切ってた器。
当然、ディアヴォロスが高官に引き立てる。
ディアヴォロスはしょっ中王宮舞踏会に招待されてるから…」
オーガスタスは、がっくり首下げた。
「…ディアヴォロスの護衛として、出るしか無いと?」
ローフィスは頷き、オーガスタスは更にがっくり首下げる。
ディングレーが御大のしょげぶりを気にして、尋ねる。
「まさか舞踏会に、出たこと無いのか?」
オーガスタスは俯いたまま、首を横に振る。
「養父がマナーのレッスンの一環として、舞踏会くらいは経験しとけと、数回程度。
だがせいぜい中流の舞踏会で、有名人は数えるぐらい。
エルベス大公家の舞踏会は俺も聞いてるが。
…有名人ばっか集めた、国で一・二を争う、凄い大舞踏会だろう?」
ディングレーが頷く。
「俺達一族の者ですら。
大公家から招待状が届けば“粋人”と認められたようなもので、ステイタスが決まるから。
女達は毎度この時期、目の色変えてる。
…表面はあくまでも王族の体面保つ為、冷静に見せてるけどな」
ギュンターが顔を上げる。
「…そんな凄い舞踏会だったのか?」
オーガスタスが、俯いたまま頷く。
「半端無く凄い」
ローフィスも頷く。
「リーラスに聞いた話だが。
招待状が届くと、貴族の娘達は皆、空飛ぶ勢いで飛び上がって喜ぶそうだ」
ギュンターは
「……………………………………」
と無言。
ローフィスがため息交じりに肩すくめて、救いを解く。
「ま、気配り上手の大公家の、直々の招待で、衣装まで用意してくれると言ってるんだ。
別に気にしなくて良いだろう?」
ギュンターはディングレーに首を振って尋ねる。
「あんたは、出たこと無いのか?」
ディングレーは頷いて口開く。
「ディアヴォロスも俺も、政治的中立を保つ為、今まで招待状が届いても行けなかった。
が、アドラフレンが去年宮廷警護長に就任し、今や権力も強固になったから。
今年は招待状が届いたら、出ても構わないとお達しが出た」
「誰から?」
「アドラフレン」
「アドラフレンって、誰だ?」
オーガスタスとローフィスは
『そこから説明が要るか』
とため息交じりに顔を見合わす。
オーガスタスは立ち上がると
「風呂に行く」
と言い、ローフィスも無言で頷いて、タオルと石けん代わりの薬草の入った瓶を、箪笥の棚から取り出し、オーガスタスの分のタオルを、オーガスタスに手渡す。
「…俺を置いて行くのか?」
説明の苦手なディングレーが不安げに聞くと、オーガスタスが戸口に歩きながら
「ギュンターは俺達が連れて行くから、安心しろ」
と言い、ローフィスもギュンターにタオルを手渡すと
「ついでに説明もしておく」
と言う。
ギュンターが手に乗せられたタオルを見
「…俺が行くかどうかは、聞かないのか?」
とつぶやくと、ローフィスは
「アドラフレンが誰か。
知りたいんなら来い。
来たくなけりゃ、タオルはその辺に置いて行け」
と素っ気無い返事。
ディングレーは背を向けるローフィスに
「屋外浴場か?」
と聞き、ローフィスは振り向き頷く。
「今の時間なら、ガラガラで空いてるからな」
ディングレーは追いすがるように尋ねる。
「俺は誘わないのか?」
ローフィスが振り向き、部屋を出ようとしたオーガスタスまでもが振り向く。
ローフィスはちょっと呆れ、思わずディングレーにつぶやく。
「…だってお前、私室に立派な浴場、持ってるだろう?」
が、即座にオーガスタスが声かける。
「…来たけりゃ、来い」
その言葉を聞いた途端、ディングレーが嬉しそうで。
ローフィスはちょっと戸口のオーガスタスを睨むと、室内に入りディングレーの手に自分のタオルを押しつけ、もう一枚タオル出して手に持ち
「行くぞ!」
と告げてディングレーの横を通り過ぎる。
ギュンターはタオルを手に持ったまま、日頃『狼』の異名取るディングレーが。
オーガスタスとローフィスの前だと、犬に成り下がる様を呆けて眺めた。
ディングレーに戸口で振り向かれ、ギュンターは短いため息と共に、ディングレーの背に続く。
ギュンターは先を歩くオーガスタスとローフィスに追いついた途端、尋ねる。
「で、アドラフレンって?」
オーガスタスとローフィスは同時に振り向き、ローフィスの背後にぴったり付いてるディングレーに視線を向ける。
ディングレーは気づくと
「結局、俺が説明するのか?!」
と叫び、オーガスタスは肩すくめ、ローフィスは
「だってお前の従兄弟だし、付いて来てるし」
と、さっさと前を向く。
ギュンターはディングレーの横に並ぶと
「従兄弟?
確かここの有名な卒業生、ディアヴォロスってのも、従兄弟じゃなかったか?」
と聞く。
ローフィスが振り向くと、今度は説明した。
「光竜身に降ろしたディアヴォロスは、今世紀最大のカリスマで、国王でも一目置く存在。
アドラフレンは宮廷警護長って言う、影で国を牛耳る実力者。
…つまり国で最高級に有名な二人が、こいつの従兄弟だ」
ギュンターはそれを聞いて、目を見開きディングレーを見る。
「…そんな凄いのか…。
さすが王族だけある」
と、オーガスタスとローフィスと居ると犬になってるディングレーに、改めて尊敬の眼差しを向けた。
が、ディングレーは陰険な眼差しを下から目線で横に並ぶギュンターに向け、口開く。
「その言い方は、止めろ!
確かにディアヴォロスは頼りになる、大好きな従兄弟だが!
アドラフレンは直情型の「左の王家」に珍しい策謀家で、俺にとっては顔を合わす度、笑顔と丁寧な言い回しで俺を馬鹿にする、嫌味な従兄弟なんだからな!」
ギュンターはその剣幕に、思わず固まった。
その後、こそっ…と聞く。
「…もしかして…子供の頃、虐められたのか?」
ディングレーは頷く。
「ナニ言ってるかさっぱり分からず、きょとん。としてると。
周囲の大人にくすくす笑われる。
…つまり丁寧語で意地悪を言われてるらしく、俺にとってヤツの言葉はまるで外国語。
意味が分からないから、言い返すことも出来ず…。
言葉の拳での、サンドバック状態だ。
いつもディアヴォロスが気づいて通訳してくれ、言葉の内容を教えてくれる。
『今のは、君を皮肉ってないから』
そう優しくディアヴォロスに言われた時は、本当にほっとした。
…昔、俺にとってディアヴォロスは、意地悪な魔女に虐められた姫を助ける、白馬の王子様だった」
途端、背を向けてるオーガスタスとローフィスの背が派手に揺れ、振り向いたローフィスは笑っていて
「お前が“意地悪な魔女に虐められた姫”か?」
と聞いた後、また前を向き、背が派手に揺れて、ディングレーに思いっきり睨み付けられた。
ギュンターは思わず、フォローする。
「俺には、分かりやすい例えだった」
横でディングレーが、思いっきり首を縦に振って頷き
「お前とは、なんか感性というか、言葉が通じる」
と相づち打つ。
今度はオーガスタスが、目を見開き振り向いてギュンターを見
「俺なら“嬉しくない”と言い返す」
と言った。
が、ギュンターは俯くと
「俺も遠回しな言い方は、心底苦手だ。
言われて意味は、一応理解出来る。
が、なんでそんな遠回しに言いたいのか。
そこからもう、理解不能だ」
と言い、振り向いたローフィスもオーガスタスもがその言葉に大きく頷いているディングレーを見、二人揃って顔を前に向け、小声で囁き合う。
「あいつら、似たもの同士か?」
オーガスタスがローフィスに問い、ローフィスは頷いて
「ディングレーと意思疎通出来、更に会話も成り立つんだから。
そうなんだろうな」
と同意に頷きながら、言葉を返した。
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